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五十鈴メールマガジン〔No.883〕お前払っておいてくれよ!
配信日時:2020/12/10 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.12.10発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.883≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         今年はずっと新型コロナの報道が

       続いてきましたが、冬に突入したこの時期から

   第3波の影響によって、危機感が高まる報道がされています。

        感染症対策と経済の両立を図るために

    我々は、何事も連携しながら進めていかねばなりません。

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☆No.883 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_お前払っておいてくれよ!
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_新常態のコミュニケーション(鈴木勝執行役員)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_トライ&ラーン(新川社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― お前払っておいてくれよ! ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

最近の一連の国や行政の対応を見ると、極めて嘆かわしい状況が続いて
います。例えると、先輩に誘われ、一緒に食事をしたら、「悪いけど、
お前払っておいてくれよ!」というような感じですね。

何かあったとき自分で動かず、国はともかく金や予算を使いたくないと
いうことが垣間見られます。そもそも、緊縮予算で公務員や医療関係者
の待遇も良くしていないし、医療報酬や診療報酬も減らし、保健所の数
も減らし続けてきた結果、こういうことになっているのです。

何かあっても、自助に頼り、予算を使いたくないのですね。国は地方に
丸投げしても、地方は本当に予算がない、「ない袖は振れない!」とい
うことになってしまうのです。

結果として、看護師不足で自衛隊まで出動するようなことになっていま
す。国は予備の予算がある上に、いざとなれば通貨発行権も持っていま
すね。

国債を発行し、お金を充分払えば非常事態はかわすことができますが、
所謂「国の借金」問題があるので、プライマリーバランスを重要視して
きましたが、さすがに今回は無理でその言葉は消えましたが、何時かは
増税で取り戻そうと財務省をはじめ緊縮予算派は、なるべくコロナ関係
の予算を少なくしようとします。

その代わり、携帯電話の料金値下げをするように働きかけ、GoToキ
ャンペーンで観光業や飲食店を守るという名目で、国民の人気取りをし
て、出費を少なくしようとします。

そして、世間の評判が悪くなるとすぐに趣旨替えをするので、民間企業
や国民は混乱して、利用するほうも利用されるほうも大変です。感染予
防と経済活動を両方求めていくというのは良いのですが、お金を使わな
ければ「公助」とは言わないのですよ。

コロナ禍でさまざまな問題が見えてきましたが、結局は緊縮による効率
化のやりすぎがわかってきました。無駄をなくすのは良いことだという、
家計や企業の予算と同じように考えてしまう。

国は国民が困らないように、いざという時のために無駄なところにもお
金を使わなければなりません。そもそも、自衛隊も戦争がないからなく
てよいとは思わないでしょう。しかし、国防費はタガがはめられ全く増
えておらず、隣の中国との軍事費の差はとてつもなくついてしまいまし
た。

地方は、地方に行けば行くほど不便になり、選択と集中で東京にばかり
人が集まり、結果今回のようなことが起きると、疲弊した地方は対応す
る基盤が脆弱で、東京は便利ではありますが、人の密集度は慄くばかり
です。

今回のように、人との距離感を保てと言われても無理な状態になるのは
わかりきったことでした。それでも、お金をケチり国土強靭化も震災が
あれだけあっても十分な予算をつけていませんでした。

でも、今回でわかったように、いくら財政出動をして「国の借金」を増
やしても、インフレにならず、金利も上昇しませんでした。MMTの理
論を日本が証明したようなことになりましたが、あまり、緊縮はやめ、
財政を拡大するとは言いませんね。

そのうえ、今回のように借金を増やせばいずれ財政が破綻するので、放
漫財政にならないように、過度な補償や補填は行わないような風潮があ
ります。

まじめな日本人はお金のことになると、慎重になり、「身を切る改革」
といった自虐的な改革のほうがお好きなようです。「良薬は口に苦し!」
我慢すれば最後は何とかなると思い込んでいるのです。

誰かの支出は誰かの収入です。国がお金を出し、国民が収入を得るのは
悪いことではありません。最初にお金を払うのは国でなければならない
のです。

すべて、税金で賄えるようなことにはならないのです。経済のパイを大
きくしなければデフレは脱却できないのです。政治家や公務員の給料を
減らしても意味はありません。みんなで豊かにならないとお金は回って
いかないのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木勝執行役員

      ――― 新常態のコミュニケーション ―――
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コロナ禍によって、テレビ会議をする機会が大変多くなりました。これ
までほとんどの会議や面談を対面で行ってきたので、コミュニケーショ
ン形態の変化によってやりにくくなった、うまくいかないという話をよ
く聞きますし、私自身も実感しています。

先日、あるテレビ会議で気がついたことがあります。それはあるビジネ
スデザイナーが発言をされた際に、うちの社員数名が同時に大きくうな
ずき、「あ、このあたりは日々の活動で実感持たれているんですね~」
とデザイナーが反応されたときのことです。

コミュニケーションの重要性はあらゆる分野で強調されていることだし、
誰もが重要だと思っています。ですが、私も含めて多くの人がコミュニ
ケーションについて誤解していることがあります。それはコミュニケー
ションは言語で伝えているというものです。ある意味正しいのですが、
全てではありません。

重要なことは、コミュニケーションの表現は実は非言語だということで
す。ここでいう非言語というのは、声のトーンやリズムはもちろん、う
なずき、表情、身振り手振り、目線などです。そして、みんな無意識の
うちに非言語表現に着目しており、コミュニケーションに強い影響を与
えているということです。

私たち、特に日本人は相手に共感するときも、逆に不信感を持つときも、
相当踏み込まないと言語的に表現することはありません。これらを表現
する主体は非言語表現になります。人と会ったり、拠点に行ったりした
ときに感じる、「なんか雰囲気が暗かった」「元気がない」「うまくい
ってないような気がする」「自信がついてきたな」というようなことを
感じられるのは、非言語表現を感じ取っているからです。

以前のメルマガで「心理的安全性」のことを書きましたが、その時に書
いた日立のハピネス端末では、ハピネス度が高いとき、人間は体が自然
と振動していて、それを加速度センサーで計測することができるという
ことを思い出しました。

つまり、相手の話を理解して共感しているときは、同調させて体を動か
し、逆に、不信感や同意できないような話のときは、意識的もしくは無
意識的に体を同調させず、動かさず、不調和を表現するのです。ハピネ
ス度が高い組織では、自然と体が動き、同調しているのです。

このことから組織のハピネス度を高めるには、体を意識的に同調させ、
大きくリアクションをとり、動かせばよいということがわかります。そ
の同調の連鎖によって組織のハピネス度はあがり、活性化していくので
す。それを実現させるには、当然、「心理的安全性」が重要であること
は言うまでもありません。

逆にハピネス度を下げ、周囲のメンタルヘルスを脅かす行為は、「相手
との会話に体を動かさない」ということになります。悪気はなくても、
意識的ではなくても、ついついとってしまう行動や表現だと思います。

会社でも家でも一緒です。テレビ会議などのオンラインならなおさらで
す。自らを振り返ってみてください。これを意識するだけで、ハピネス
度は上がり、組織は活性化されます。次のテレビ会議では、ぜひ大きな
リアクションで、話している相手と動きを同調させてみてください。き
っと効果が実感できるはずです。


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【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長

        ――― トライ&ラーン ―――
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IMSでは、2019年度から健康経営優良法人として認定されてから、
継続的に取り組みを行ってきています。

この「健康経営」は、社員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に
実践することで、活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、
結果的に業績向上につながると期待されているものです。

IMSで、この健康経営の認定を受けたのは、上述したような一般的な
成果を得ることは勿論ですが、そういう体制・状況をつくろうと、社員
全員が取り組んだり、工夫の引き出しをたくさん持つなど、自分たちで
考える・行動するということを実践していこうと考えたからです。

そもそも、IMSでは、法令改正や社会環境の変化などによって、会社
の施策やルールを変えていく必要が生じたときには、杓子定規に導入す
るのではなく、自分たちに合ったやり方を考えたり、効果性が高まるよ
うな独自ルールを設定するなど、実効性を何よりも重視しています。

健康経営の認定から継続的な取り組みにおいても、工夫や新たな試みが、
若いメンバーを中心にたくさん出るようになってきています。言ってみ
れば「自走」のための仕掛けでしたが、これに限らず日々のトライ&ラ
ーンが根付いてきているように感じています。

今年の新型コロナウイルス感染症の流行では、個人の行動様式や会社で
の働き方も変わらざるをえませんでしたが、ヘルスリテラシーが向上し
ていたことでの自発的な健康管理であったり、Webを活用したチーム
ミーティングや面談などで従来以上にコミュニケーションが活発化して
いたりと、良い変化もたくさん出てきています。

トライ&ラーンは、試行→分析→修正→再試行というサイクルで行われ
ます。試行してダメだったで終わらせず、そこからわかること・学ぶこ
とをみつけ、仮説を持って試行するということを繰り返すことです。

新しいことに取り組むときに、答えがわからないから可能性を感じる感
覚で、言ってみれば、答えが見つからないことが楽しいと感じる思考法
が、このコロナの影響下で改めて大事だということを感じています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.884〕は、2020年12月17日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年は本当に大変な年でしたが、この状況は来年も続くことがわかって
いるので、来年もさらに継続して感染症への対策をとらねばなりません。
また、同時に経済も回していくなかで、とにかく健康管理を徹底して、
お互いに協力し合いながら仕事をすすめていかねばならないと強く思う
ところです。
あと2週間ほどでクリスマスを迎えようとしている時期ですが、今年は
例年通りとはいかない状況です。そんななかでも、夜に通りを歩けばイ
ルミネーションが輝きはじめていて、こんな厳しい状況下でも癒される
瞬間を大事にしていきたいと願う毎日です。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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