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五十鈴メールマガジン〔No.486〕石の上にも三年
配信日時:2013/09/27 11:25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.10.25発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.486≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

       他者がやったことのない新しい試みなどは

     どうしても時間がかかるなど困難がつきものです。

        しかしそこは目標を定めて全員参画で

    進めていくことが何より重要なポイントになってきます。

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☆No.486 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_石の上にも三年
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_下期スタートにあたり(牛島常務)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_社名が目指す未来へ向けて(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 石の上にも三年 ―――
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鈴木貴士です。

今週の日曜日、メタルワン・サービスセンター・ホールディングス(M
OSHD)の2012年度・下期の方針説明会が行われました。MOS
HDもこの11月1日で3年目を迎えます。

今でも会社設立パーティーの時の、あのしらけた雰囲気を思い出します。
何しろ、子会社の社長を親会社の社長にしようというのですから、破天
荒な話です。

反対の人、わけの分からない人、様々な思惑の中スタートしたわけです
が、メタルワン(MO)内の組織変更があったり、他の出資会社や関係
各位の認知が得られず、経営活動は遅々として進みませんでした。

まずは国内のコイルセンター8社を傘下に置くつもりでしたが、思った
ようにいかず、それでもバーチャル的にMOSHDグループと認定して、
様々な活動を開始しました。

結果として、ワーレックス(五十鈴運輸と鈴康運送の統合会社)の誕生
や五十鈴の基幹システムATOMの横展開、そして職能部門の一元化構
想等、目に見える形で成果が出てきました。

しかし一番驚いたことは、方針説明会の雰囲気がガラッと変わったこと
です。今回で4回目になったのですが、前回まではバラバラな雰囲気で
五十鈴の人間、スズヤスの人間、他の会社の人間、MOの人間と一目瞭
然だったのですが、今回は全体的に一体感がありました。

そして、すべてが秩序正しく動いていて、300人近く集まった人間が
同じ会社の人のようにも見えましたし、親会社、子会社というような身
分的な相違は感じられず、MOSHDに対する期待が充満していました。
自分たちも参画しているということを、プログラム全体として感じるこ
とができました。

最後のショートセッションでもそれぞれのグループで真剣に話し合いが
行われ、ピリッとした雰囲気の中で充実したアウトプットが出たと思っ
ています。

私はMOの経営チームに入って話し合いましたが、松岡社長をはじめ、
MOの経営陣からのMOSHDに対する、熱い期待を肌で感じることが
できました。

「石の上にも三年」とは「冷たい石の上でも、3年経てば暖かくなる」
ということで、「どんなに苦しくても大変でも、じっと辛抱すれば必ず
報われる」ということですが、全くその通りだと思います。

説明会終了後の懇親会でも、同じ会社の人間で集まることなく、様々な
会社の様々な人たちが、和気藹々と話し合う姿を見て嬉しく思いました。

セレモニーのスピーチはもちろん、だいぶお酒が入ってからのスピーチ
もマナー良く、全員が静かにちゃんと聴いていて素晴らしいと思いまし
た。完全に負の連鎖を断ち切り、正転回したと思います。

しかし、話し合いの中でも言われていたことですが、「MOSHD設立
時と現在の活動状況を見た時、環境変化のスピードの方が速いのでは」
という懸念があるのは事実で、「もっとMO全社で推進すべきだ」とい
うような意見も出ていました。

いずれにしろ、スピードを上げて、経営課題の共通性をさらに拡大して
いなければならないと思いました。人数が多ければ多いほど一体感は難
しくなりますが、逆に一体感を持てば、物凄いエネルギーになります。

今回の説明会でも感じましたが、

1.予測を立てる
2.考えて準備する
3.確認する
4.修正する
5.反省する

これらのことが非常に重要です。これは山形新幹線で驚異的な売り上げ
を誇るカリスマ乗務員、齋藤泉さんという方のサービス5原則です。

この考え方は、「ビジョナリーカンパニー4」の「狂信的規律」「実証
的創造力」「建設的パラノイア」と一脈通じるものがあると思います。
難しいことよりも、毎日こういう習慣を身につければ充実した人生が送
れそうですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_牛島常務

       ――― 下期スタートにあたり ―――
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10月21日にMOSHDの下期方針説明会が開催され267名の参加
があり、MO・MOSHDグループの結束が図られた説明会でした。

五十鈴関東の3サービスセンター(SC)では、22・23日の2日間
に各SCにおいて社長会報告会にあたるVC会議とIVC面談を開催し
ました。その際、MOSHD方針説明会の内容を各SC社員にも説明し
ました。

五十鈴関東は4月にスタートして6ヵ月が過ぎました。当初「各SCの
良いところに合わせる」「統合効果を出す」を合言葉に3SCの業務・
管理の標準化や朝礼・会議の統一化をしてきました。

また五十鈴関東としての一体感を目的に、4月のIOCキックオフを3
SC合同で小山SCにて開催しました。結果としてまだ不十分なところ
もありますが、ソフト面での統合効果はまだほんの少しですが出てきた
ように感じます。

下期は統合効果から統合成果に向け「スピード感を意識した行動」「統
合成果を出す」を合言葉に活動していきます。

10月20日に下期IOCキックオフを開催しました。今まではロード
マップの作成・承認はキックオフ当日には終わらず1週間後に完成、承
認となっていましたが、承認のために3SCに行くのも効率が悪いので、
今回は当日全チーム承認することを目標に開催しました。

結果、2チームを残し予定時間内で承認することができました。今まで
IOCのキックオフ当日にロードマップ完成・承認まで出来たことがな
かったので、今回は「やれば出来る」という自信になったと思います。

各チームのメンバーの参画度合いも高く、内容的にも良いものが出来た
と思います。あとはロードマップ通りに各チームの活動ができるかどう
かです。

このように今回はIOCキックオフの当日に全チーム承認を目標にした
「スピード感を意識した行動」の一つの試みでしたが、これからも「ス
ピード感を意識した行動」を合言葉にいろいろなことにチャレンジして
いきたいと思います。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

      ――― 社名が目指す未来へ向けて ―――
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今頃、各社ともIOCのキックオフを開催し新収益源を目指して下期の
変革に取り組んでいることと思います。

ワーレックスも先々週から本社のIOC、マネジャーによる各営業所の
拠点と連動したIOC、旧鈴康運送の3月小集団活動開始に向けた勉強
会の3グループに分かれて六郷本社で開催しました。

また翌週には五十鈴中央と合同し、お互いの考えのすり合せをさせて頂
きました。特にロジスティクスの分野では共通のテーマとなることが多
々あるし、営業・生産と協創し物流におけるスループットを良くするこ
とで、コストだけに留まらず在庫や不要な設備の抑制を行い、ROAを
上げ成果を荷主に還元せねばなりません。

そのためには現場に精通することと思い切った発想の転換が必要です。
今までのやり方や拠点との係り方も大きく変えていかないと期待した成
果が得られません。

iPS細胞研究で有名な山中教授が言っているように、研究では1割の
成功確率を出すのも大変なようです。そこまで努力してやっと日の目を
見るのであり、また場合によっては山中教授のように外科手術が得手で
なければ基礎研究に進むといった思い切った切り替えも必要でしょう。

パリーグの首位打者の話も驚くことの一つです。なんと四国リーグ出身
の選手がプロになり、タイトルを獲得するとは一昔前は到底考えられな
かったことです。探す目があればいたるところに才能ある人財がいるの
ですね。

ロジスティクス部門のミッション・ステートメントでは、<世界の物流
ノウハウを必要とするマーケットに於いて、輸送ネットワーク化、物流
ソリューションによるロジスティクスサービスを創出し、夢クリエータ
ーとして業界・社会の成長・発展に貢献することを使命とする>と掲げ
ています。

長期ビジョンの10年後には、LOGIにおいて国内の薄板業界を網羅
しいずれ海外で展開するとうたっておりますので、益々人財の発掘と社
員の成長に期待せねばなりません。

ところで先日の日経新聞に「双日、インド物流に参入」という記事が載
っており、チェンナイ郊外にインド初の日系工業団地をつくり自動車関
連メーカーを中心とした事業を拡大するという内容でした。

インドでは既存の物流会社が提供するサービスの品質が、部品の破損や
遅配などが多く良くないということです。そこで高品質の物流サービス
を提供し、日系企業の事業展開を後押しするという狙いがあるそうです。

具体的には生産設備の輸送・移設、原材料の調達、物流支援、倉庫管理、
関税対応業務、またインド海外からの輸入、アジア域内の部品相互供給
づくりも支援するそうです。さらに将来的には、チェンナイとインド北
部のデリーを結ぶ長距離輸送なども提供していくと記載されていました。

まさにワーレックス(社名は“WORLD EXPRESS”をイメー
ジ)が現地業者とアライアンスを組み協創しようとしていることで、す
でに倉庫を含め一部モデル化ができておりますが、実際に早くお手伝い
ができるようにノウハウ・ソリューション・3PLに磨きをかけ、お客
さまが期待する機能・価値まで進化せねばならないと感じます。

我々が思っている以上にお客さまの要求と海外展開の実現は早いかも知
れません。アクセルを踏むときにブレーキを踏んだり、必要なときに人
・物・金をケチる愚は避けたいものです。

現在、MOSHDグループ各社から色々なアプローチがきています。悩
んでいる暇はありません。多少は拙速でも、展開して参ります。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
――――――――――――――――――――――――――――――――
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2012.10.19 五十鈴の全員参画型経営「IOC(五十鈴組織変革)活動
           ダイジェスト」更新 
           →http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement03.html



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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.487〕は、2012年11月1日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

デフレ不況が続き、企業を取り巻く経営環境が不鮮明になっている中、
これまでの形式やスタイルにこだわらずに新しいやり方や方法を取り入
れ、これからの経営に生かそうという企業が多くなっています。
従来ならば取り入れられなかった方法を敢えて取り入れ、挑戦すること
は最初は抵抗があるでしょう。しかし成果が実感できることで、取り組
んでいる人たちの期待や希望に変わってくるものです。
その結果はマーケット(お客さま)の期待に適っているかどうかがポイ
ントになるのは間違いないと思います。
                      (編集室/本間靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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