バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.888〕欲しがりません、勝つまでは!
配信日時:2021/01/21 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.01.21発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.888≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         緊急事態宣言が発令されているなか

         第1波のころのようには人の流れが

        制限されていないという報道もあります。

            私たち一人ひとりが

        まずは不要不急の外出を控えるという

       行動の抑制によって、この危機的な状況を

          乗り越えていかねばなりません。

================================

☆No.888 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_欲しがりません、勝つまでは!
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_意志を持って社会や業界に貢献していく(黒田常務)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_いいね!の精神を育む(本郷社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

     ――― 欲しがりません、勝つまでは! ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

この言葉自体、もはや知っている人のほうが少ないのではないでしょう
か。戦時中、日本人に浸透した言葉ですね。「月月火水木金金」なんて
いう軍国歌謡もそうですが、人々を鼓舞するものが多かったのは当たり
前のことでした。

よくネットで、これらを踏まえて戦時中の日本と今のコロナ禍の政府の
対応を揶揄するコメントが寄せられていますが、そんなことを感心して
みても意味はありませんが、本当にそうだなと思うときもあります。

昨年4月、突然の全国一律の緊急事態宣言が政府から発令され、人々は
真面目に従い、その結果他国より感染をうまく抑えられたように思いま
したが、その後第2波を経て今回の第3波では感染爆発が起き、世論に
押されるような形で首都圏の知事が動き、その他の地方自治体でも宣言
の拡大を求める声が多くなりましたが、国は後手を踏みながら慎重に対
応するという状況になっています。

就任後初めてとなった菅総理の施政方針演説は、その発言の仕方等、印
象ばかりが批判されますが、重要なのは中味で、やはり国民の「自助」
が期待されているような内容でした。

もちろん、我々国民一人ひとりが感染防止に真剣に取り組まなければな
らないのは当たり前のことですが、地方自治体やコミュニティ、産業界
の「共助」も重要です。

しかし、なんと言っても最後は「公助」に頼るしかない。従って、こう
いうことをやる、実行するという具体的な政策、内容を言ってもらわな
いと、「自ら先頭に立つ」とか、精神論を言われても人々は納得しませ
ん。

特に、感染のターゲットにされた観光や飲食店、若者は反感を持ってし
まうと思いますが、それを逆なでするように言うことを聞かない店や人
を罰金まで取って制御しようとするのはいかがなものかと思いますし、
外国の自由主義の国ならば暴動が起こるレベルではないかと心配してし
まいます。

では、日本人は本当に我慢強いのでしょうか。価値観が多様化している
現代において、一回目の宣言下での人々は未知との遭遇の恐怖で一致し
ていましたし、有名人の感染による死亡が報道され、アナウンスメント
効果が自動的に働き、自粛が強く働きました。

その後、事の是非はともかく、コロナについて学習してしまい、今回の
宣言下では対応がバラついていますね。

若者、若者と言うけれど、年寄りでもマナーが悪い人は同じようにいま
すし、陽性者の数を見ても、最近ではそれほど若者に偏ってはいません。

しかし、元気で動き回る若者が媒体となり、家庭内感染で他の世代に感
染させるといった流れで、若者がいつも悪者になるということに反発す
るというよりは、関心がなく、ネットの情報で我が道を行くというスタ
イルが多いのではないでしょうか。

マスコミも政治家の不祥事や多人数での会食などを面白おかしく報道し
ますから、「国民には自粛を求めても、自分たちは好き勝手にやってい
る」というイメージを作り上げてしまい、それが正当性を帯びたものに
なっているのですね。

「欲しがりません、勝つまでは!」と思っている人は、この言葉を知っ
ている人ぐらいの割合しかいないのではないでしょうか。

報道も含めて、国民を同じ方向を向かせるには、説得力のある政策とわ
かりやすい自粛要請を徹底しないと、自助対応は長く続きません。簡単
に収束しない現実を踏まえて、挙国一致で感染防止に努めるしかないの
です。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

   ――― 意志を持って社会や業界に貢献していく ―――
============================□■□■

遅ればせながらではありますが、あけましておめでとうございます。今
年もよろしくお願いいたします。

新しい年となってはやくも3週間が経ちました。年明け早々からコロナ
の感染拡大や大雪などで、なにか今年も波乱の一年となるのではと思わ
されるスタートとなっています。

今年も制限や障害が数多くあるとは思いますが、どのような環境や状況
であろうともやるべきことをしっかりとやって充実感ある年にしたいと
思っております。

話は変わりますが、昨年の12月に2020年代の総合物流施策大綱に
関する提言が出されました。それは、

〇物流DXや物流標準化によるサプライチェーン全体の徹底した最適化

〇時間外労働の上限規制の適用を見据えた労働時間不足対策の加速と物
 流構造改革の推進

〇強靭性と持続可能性を確保した物流ネットワークの構築

LG部門としても物流DXや労働時間、そして持続可能性とこの提言内
容をしっかりと意識した活動をしていきたいと思っています。

そして、このコロナの影響などでロジの業界にもさまざまな変化が起こ
っているようです。

以前、このメルマガにも書いた流通のオムニチャネル化もそのひとつだ
と思います。また自粛による巣籠もり消費などで宅配便の需要もさらな
る急拡大をしているということもあるようです。

宅配業界はヤマト、佐川、日本郵便の上位3社で95%近くのシェアを
占める寡占状態で、3~4年前には宅配クライシスと呼ばれ、再配達や
ドライバーの人手不足、過重労働などの問題がクローズアップされ、あ
のアマゾンからの撤退や荷受量の総量規制、そして料金の値上げなどを
強行していました。

そのような宅配業界がこの急拡大に対しては、なぜか以前のような宅配
クライシスを起こしたとは聞きません。

国交省の発表する宅配取扱個数は20年度は50億個弱と予測されてい
ます。その他にその統計データには反映されない軽トラなどで配送する
中小事業者が10億個近くを運んでいるとのことです。

コロナで膨れあがった宅配需要を補っているようで、中小事業者は世の
中の変化を捉え、ビジネスチャンスを掴み、寡占状態の宅配業界にしっ
かりと食い込んできているということだと思います。

世の中の変化を捉え、ビジネスを拡大していくことは企業として当然や
らなければいけないことであり取り組んでいきますが、業界全体の発展
や持続可能性なども踏まえ、社会や業界に貢献できることにも意志を持
って取り組んでいくことも大切だと思っています。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴中央の現場から】_本郷社長

       ――― いいね!の精神を育む ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

五十鈴中央の本郷です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年の始まりにあたって、大和・青梅は地元神社の宮司さんに来ていた
だき、富士は浅間大社にて一年の安全と健康、商売繁盛、交通安全祈願
を行いました。

今年はコロナ禍でもあり、社員全員というわけにもいかず、3密回避、
ソーシャルディスタンスを守るということで、少人数での祈願としまし
た。

人数の大小に関わらず、新たな気持ちで身が引き締まる思いは変わりま
せんでした。社員の皆さんも安全に健康で一年を過ごせるように、何事
も基本を大切にお願いいたします。

直近の基本といえば、新型コロナウイルスへの対策・対応で、「感染し
ない・させない」行動を、毎日声を掛け合い、確認しながら徹底してい
きたいと思います。

ビジネスの側面からは、我が社を取り巻く鉄鋼環境への予応、変化に対
するオペレーションもしっかり管理していかねばなりません。

直近では、自動車業界の半導体不足による生産見直しが発生しておりま
す。また、鋼材市況価格や契約量の変化もマーケットに与えるインパク
トは大きいです。このような時だからこそ、安全・品質管理の徹底とお
客さまとの会話を大切にしていきたいと思います。

中央は、これまでと異なるフィールドに挑戦している社員が増えてきて
います。挑戦に対する周りの反応も「いいね!」の精神でポジティブに
変化しています。

この動きをこれからの社会的価値につなげていけるようにストーリー性
ある構想力やデザイン力として、さまざまな異業種・異文化の方々と組
織的に高める仕組みが必要と考えています。

また、それぞれ個人の専門領域をどのように拡大していくか、可能性を
どのように拡大させていくかもポイントの一つです。

今年は丑年です。もともと十二支は植物が循環する様子を表しているそ
うです。丑は十二支の2番目で、子年に蒔いた種が芽を出して成長する
時期とされています。

丑年には、先を急がず目前のことを着実に進めることが将来の成功につ
ながっていくと言われています。

中央としても、一つひとつの体験や体感から得た学びのプロセスをスト
ーリー性あるものにしながら、中央の強みである独創性と結集力のシナ
ジーで「いいね!」の精神を育みながら、社内だけでなく、社外の人た
ちからフォロワーになってもらえるようにしていきたいと思います。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.889〕は、2021年1月28日に配信い
 たします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

躍進する若手選手を制し、卓球の石川選手が5年ぶりに優勝するという
ニュースを聞いた際に、新型コロナ禍だからこそできる練習を前向きに
行いつづけたことが要因の一つだと言っていたのが印象的でした。
この1月8日から一ヵ月間つづく緊急事態宣言の最中ですが、外出抑制
などの制約があるため、本来の行動がとれずにジレンマやストレスを感
じてしまうこともあるかもしれません。しかし、ここは考え方を変えて、
この制約状況のなかでできることを前向きにやっていくことが大切では
ないかとあらためて感じるところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.888≡

======================= ISZ Mail Magazine