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五十鈴メールマガジン〔No.891〕嫌な世の中
配信日時:2021/02/11 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.02.11発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.891≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           2月に入りここのところ

       東京は寒暖差が激しい日々が続いています。

         また、花粉症が始まる時期でもあり、

       コロナ禍で換気が推奨されている昨今ですが

     花粉症の人にとっては悩ましい時期になってきました。

            皆が健康でいるために

        知恵を出し合って協力していきましょう。

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☆No.891 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_嫌な世の中
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_学ぶ働き方(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_働き方改革(新川社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 嫌な世の中 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

最近はコロナ禍が長引き、緊急事態宣言も延長され、自粛疲れとか言わ
れています。

振り返れば、当初はパチンコ屋、歌舞伎町などの夜の街が叩かれ悪者に
なりました。悪者を決めると徹底的に世間は叩く、と言うのもその前に
マスコミやSNSでインフォデミックのターゲットにされるからです。

飲食業も最初は同情され、世間では激励しようというような雰囲気でし
たが、支援金がもらえるとなるとそれに嫉妬し、今度は敵に回るといっ
たことがネット上ではコメントされています。いやはや日本は悪者探し
をするような世の中になってしまいました。

特に政府や政治家、高官や金持ち、さらに年寄りがターゲットにされる
ことが多いですね。それはそういう立場にいるからだと言えばそうなの
ですが、みんなストレスが溜まっているからワイドショーのコメンテー
ターや専門家らしき人の言うことに同調し、批判し留飲を下げる。

感情的なことばかりが先行し、論理的や科学的なことが疎んじられ、結
果、日本全体のムードや世論が嫌な感じになっているのです。

そうなってしまうと反対意見は抹殺されます。Gotoキャンペーンも
袋叩きで、絶対に中止するべきということになりました。しかし、観光
業界や飲食関係の方々からみれば、途中ではしごを外され、かえって混
乱し被害を受けることになってしまいました。

しかし最近一番嫌だったのは、オリンピック組織委員会の森会長の不用
意な発言ですね。世界が一番敏感であるジェンダー発言は、一発でアウ
トになります。

ともかく差別に関すること、「レイシスト」と言われたら世界ではおし
まいなのです。以前にここでも紹介したように、「西洋の自死」(ダグ
ラス・マレー著)という本ではそれがどのぐらい恐ろしいことか事実に
基づいて書かれています。

ですから、この機会に日本人は差別問題を真剣に考えることが必要で、
森さんの人格攻撃をしている場合ではないのです。

日本人は簡単に「ダイバーシティ」という言葉を使いますが、本当にそ
れを受け入れるのは容易ではありません。「ポリティカル・コレクトネ
ス」もそうですが、我々の「差別」という感覚とは異なるのです。

グローバリズムが進展するとどうなるか、今回のパンデミックでよくわ
かったでしょう。さらにこれからはSDGsも推進していかねばなりま
せん。その前に「ブレグジット」や「トランプ現象」がありましたが、
みんなつながっています。

要するに、世の中が良くならなければ自分たちが良くならない、でも自
分たちを捨てても世の中を良くできるか、ということにつきるのです。

同じように、本当に自粛して全く動くのをやめれば感染は収束するでし
ょう。でも、ゼロコロナにはなりません。「人の命よりも経済が大切な
のか!」とよく言われます。「人の命」が一番大切です。従って、経済
的なことで失う「人の命」も守らなくてはなりません。

今の日本は世論で動いています。悪者を探して叩いている場合ではあり
ません。感染対策をしっかりやって、経済も回していかなければ自滅し
ます。

そのやり方、政策が難しいので、目先の受ける小さな人気取りのような
モノばかりが目につきます。戦力の逐次使用は一番やってはいけないこ
となのですが、大きな政策はそれだけの反発も起こるので頭の痛いとこ
ろです。

消費税の撤廃や減税は議論にもならず、給付金も絶対やらないというの
では、嫌な世の中は続くでしょうね。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

          ――― 学ぶ働き方 ―――
============================□■□■

五十鈴グループにおいて、各部門はそれぞれの立ち位置が違い、役割も
違います。どの部門に所属していようが、事業部門における優劣はなく、
それぞれに従事している社員のみんなは、目標に向かって大いに努力す
ることを期待されています。

スチールサービス事業(SS)はソリューション(SL)、ロジスティ
クス(LG)、ライフサービス(LS)、そしてバリューセンター(V
C)に対する基礎事業です。

SS以外の事業は、SS事業を極めた延長線上のものもあれば、それを
起点に大きくジャンプしたビジネスに結びつくものもあります。

大きくジャンプしたビジネス、まさにVCはその典型と言えます。VC
として、次なる10年のSX(ソサイエティX)事業を創造する上で、
今の4つの事業体を基盤としながら、広くビジネスパートナーを求め、
次世代にマッチした、または先んじたビジネスの探究にシフトしなけれ
ばなりません。

それには、「学ぶ働き方」を身につける必要があります。どこで学ぶの
か、誰から学ぶのか、どのように学ぶのか、学びがなかったとしても、
内省による学びの進化へと。「学び」が「学び」を呼ぶ、「学び」の連
鎖を起こせるような「学ぶ働き方」です。

指示・命令で働くという行為をするのではなく、目標に向かって学び働
くことが多いほど、働くパフォーマンスが進化していくと思います。

SX事業をひらめきに頼ってはいけません。地道な努力の積み重ねと周
りとの関係性における賜物によって、初めて糸口を見ることになります。

外部の力を「成長」に取り込む、つまり、「アライアンス」がカギとな
り、五十鈴グループの成長・進化につながる、次の事業(SX事業)創
造へと発展します。

「学習する組織」と「学ぶ働き方」の両輪があることが、次世代のイノ
ベーション基盤となります。時間はかかりますが、難しいことではあり
ません。

要は、「できるできない」ではなく「やるかやらないか」の話です。次
年度の新しい姿を具体化しながら、この基盤づくりに挑戦していこう。


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【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長

          ――― 働き方改革 ―――
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法整備などの施策によって国が推進する働き方改革。それが目指すもの
は、働く人々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選
択」できるようにするための改革とされています。

日本が直面する「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「働く人々の
ニーズの多様化」などの課題に対応するためには、投資やイノベーショ
ンによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発
揮できる環境をつくることが重要です。

これを実現していくために、2019年4月には、職場環境改善や多様
な働き方の推進を目的とする働き方改革関連法が施行されました。

その中では、さまざまな業界で発生している長時間労働の問題を解決す
るため、「時間外労働の上限規制」というものも法律で定められていま
す。

長時間労働は、健康の確保を困難にするとともに、仕事と家庭生活の両
立を困難にし、少子化の原因、女性のキャリア形成を阻む原因、男性の
家庭参加を阻む原因となっているので、長時間労働を是正することによ
って、ワーク・ライフ・バランスが改善し、女性や高齢者も仕事に就き
やすくなり、労働参加率の向上に結びつくというものです。

労働基準法では、労働時間は原則として1日8時間・1週40時間以内
で、毎週少なくとも1回の休日を与えることとされています。

これを超えて時間外労働や法定休日労働をさせる場合には、労働基準法
第36条に基づく労使協定(サブロク協定)を締結することで、時間外
労働(休日労働は含まず)の上限は、月45時間(五十鈴では42時間)
・年360時間が原則となります。

ただし、臨時的な特別の事情があって労使が合意する場合には、

1.時間外労働(休日労働含まない)は、年720時間以内

2.時間外労働(休日労働を含む)は、月100時間未満

3.時間外労働(休日労働を含む)は、2~6ヵ月平均80時間以内

4.原則である月45時間(五十鈴では42時間)を超えることができ
  るのは、年6ヵ月まで

となっています。

このような「上限規制」を遵守することは勿論のことで、会社側が労働
時間の把握をすることにとどまらず、一人ひとりがこの「上限規制」の
内容を理解し、自身の労働時間を把握しながら、仕事の生産性や成果、
価値づくりへの貢献度など、自身の働き方に目を向けていくことが、今
は必要になっています。

本来の働き方改革は、働きがいや自己実現、自分の仕事は充実感を得ら
れるから楽しいと思えるように変えていくことです。法令に基づいた働
く環境をつくっていくとともに、皆の思いやアイデアをカタチにしてい
きながら、全員での働き方改革を進めていきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.892〕は、2021年2月18日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

2月に入って年度のゴールも間近になりましたが、例年とは違って緊急
事態宣言下にあります。早くコロナ以前の日常に戻ってほしいところで
すが、たとえ緊急事態宣言が解除されたとしても、3密回避やマスク・
手洗い・うがい等の新しい生活様式を継続していくことが必要になるで
しょう。まずは緊急事態宣言が解除されるように、我々一人ひとりがこ
の規制下のもとで対策を継続し、やれることをしっかりとやることが大
事ではないでしょうか。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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