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五十鈴メールマガジン〔No.894〕令和3年・新年度に向けて
配信日時:2021/03/04 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.03.04発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.894≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         今週は寒暖差の激しい日が続きます。

       また晴れた日には花粉症によるアレルギーに

         悩まされる方も多いと思われます。

      そこに昨年から続く新型コロナの影響もあって

         平穏な日々が送れない状況下ですが、

     早めの対策・準備を怠りなく過ごしていきましょう。

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☆No.894 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_令和3年・新年度に向けて
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_来期に向けて(老田常務)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_真価パートナーの創造(判治社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― 令和3年・新年度に向けて ―――
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鈴木貴士です。

コロナ禍で世界中が混乱し、政治的にもさまざまなことがあった今年度
も終わろうとしています。

五十鈴グループとすればもちろん大変な状況でしたが、結果的には健闘
したと思っています。決算も赤字にはならず、資産売却もあってある程
度の数値が出ると思っています。

社員の皆さんにも苦労をかけましたが、ビジネススケジュールは遅延す
ることもなく社員総会やIOC成果発表会も感染対策をしながら予定通
り行われ、いつもの熱気あるライブにはなりませんでしたが、ハイブリ
ットでのイベントのやり方も工夫され、良かったと思っています。

これからも感染対策はやらなければなりませんが、どのようにして新日
常を作りこむか、試行錯誤が続くと思います。こういう時はともかくポ
ジティブ思考で、偶然でも思ったより良くできたり、うまくいったこと
をきっかけに新しいことに取り組むことが必要です。

特に若い人たちのアイデアをどれだけ活かせるかというのがポイントだ
と思っています。

五十鈴では人間として、社会人としてのエチケット・マナーを大切にし、
創業以来そういう教育を徹底してきました。

そしてこのような状況下でもそれは必要だと思っていますが、テレワー
クや在宅、人との接触を極力減らさなければならないという昨今、それ
が維持できるか工夫が必要です。

コミュニケーションやチームワークでも同じことが言えます。直截的な
仕事や作業レベル以外のこと、雰囲気や人々の反応を感じ取ることで生
まれるものがあることを忘れてはいけません。

世界中、総体的にコロナ禍で出てきている問題は「分断」と「格差」で
す。そして人々はストレスがたまり、イライラして誰かを攻撃したくな
ります。

さらにそれをSNS等で拡散し、非生産的な軋轢が起きるのです。特に
既得権益に対する不満はいつの世でもありますが、これが顕著になり政
治家、公務員、大企業、それを象徴するように批判の対象が老人の権力
者に向けられます。

「長幼の序」という言葉はもはや死語になってしまいました。こういう
状況下で五十鈴グループは社訓の「何でもみんなで話し合おう」の精神
を実践に移し、今まで以上にフラットな組織で「下から上へのコミュニ
ケーション」を徹底したいと思っています。

現状に対する不平不満ややりにくさを課題や問題解決のネタにして、解
決していくようにしましょう。少しぐらいの失敗や問題があっても、や
ってみる、やらせてみるということが大切だと思っています。

もちろんそれがコンプライアンスや重大災害に結びついては困りますが、
そうでなければどんどん変えて欲しいと私は思っています。

IT技術の進展で、日常生活も含め、世の中は日に日に変化しています。
スマホ一つで何でもできる世の中になりました。私のような人間にいち
いち説明している暇はありません。どんどんやってあとから教えてくれ
れば良いのです。

あとはどうにもならないと思っていることを確認してみることです。案
外状況が変わり、制度や相手によって合理的に解決されるチャンスでも
あります。

IOC活動の発表を見ていても、お客さまの困りごとに対する問題解決
がお互いのメリットになることもあるのがわかります。

そして、こういう時は基本の徹底も必要です。5Sや安全、品質等の管
理の徹底も期末処理に向けてお願いします。もちろん心や気持ちの棚卸
も必要ですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

         ――― 来期に向けて ―――
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新型コロナウイルスの新規感染者数の減少傾向などを受け、先月28日
には岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の6府県で緊急事態宣言が解
除されることとなりましたが、解除後の感染者数の再拡大に対する懸念
も消えず、まだまだ自粛モードを続けていかなければならない状況です。

コロナウイルス感染拡大以前の水準に経済活動が戻るためには、コロナ
対応ワクチンの普及がポイントとなります(ワクチンの副作用はないの
か、変異型ウイルスへの効果はあるのかといった問題は残りますが・・
・)。

日本でも、先月17日より医療従事者向けの接種が始まり、4月以降に
65歳以上の高齢者向けの接種が開始される予定ですが、世界のワクチ
ン接種状況(3月2日現在の国別人口100人当たりの累計接種回数、
日本経済新聞HPより)を見てみますと、イスラエル(89回)、UA
E(61回)、英国(31回)、米国(22回)、バーレーン(18回)
が上位に入っており、日本(1回未満)の対応の遅れが目立ちます。

ワクチン供給元の製薬会社を有する英国、米国が上位に入るのは理解で
きますが、他の3ヵ国のワクチンの接種率が高い理由はどうしてなのか。
調べてみると、この3ヵ国に共通しているのが“デジタルインフラの充
実”です。

イスラエルでは国民全ての医療データがデジタル化されており、どの病
院からでも患者のデータを把握できて、接種の優先順位の決定、接種手
続きが容易であること、UAEでは個人毎の身分証明番号にPCR検査
状況やワクチン接種の記録をデジタル管理していること、バーレーンで
も政府が提供するモバイルアプリによるワクチン接種の管理、ワクチン
接種が完了し、コロナへの免疫を持つことを証明するデジタル版ワクチ
ンパスポートの発行などがワクチンの普及スピードを速める大きな要因
となりました。

政府による個人情報のデジタル化管理に伴うリスク面などを指摘する声
もありますが、ワクチンの普及速度(=デジタル化の推進)がその国の
経済活動の正常化に大きな影響を与える状況を鑑みると、デジタル化、
それに向けた実行力というのは国や企業の成長に影響を与える重要な要
因となっていくと思います。

デジタル化に伴う制度改定など、解決すべき課題はあるものの、企業と
して、生産性の向上や付加価値の創造につなげ、ビジネスチャンスの拡
大に結びつけるためには、既成概念にとらわれない柔軟な発想、デジタ
ル化への実現力が不可欠です。

2020年度もあと1ヵ月足らずとなりました。残っている課題への対
応や来期以降の定量・定性面での目標の具現化に向けた準備を怠らず、
業務に取り組んでください。

先行き不透明な状況下、ビジネスパートナーと連携を密にし、情報収集
を行い、業況の変化へのアンテナを張り巡らせ、目標の修正が必要にな
った場合や、在庫管理、与信管理等で何らかのリスクを見つけた場合は
タイムリーにマネジメントに報告してください。コンプライアンス遵守
を徹底し、迅速に報連相対応をお願いします。


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

       ――― 真価パートナーの創造 ―――
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先日、五十鈴グループでは経営会議&IOC成果発表会が実施されまし
た。鈴木代表をはじめ、本社役員からいただいたフィードバックをしっ
かりと受け止め、今後の飛躍を目指し、来期に向けしっかりとしたスタ
ートが切れるように活動を加速させていきます。

振り返ると2020年度は新型コロナ禍の影響による経済活動の落ち込
み、ステークホルダーさまにおける事業再編の加速、また足元では半導
体需要が多岐にわたり増加したことによる自動車業界への影響等、すぐ
にでも手を打たねばならない問題への対応と、これからのIBSの収益
基盤と活動領域の見直しを模索した一年でした。

在宅勤務化もそのひとつで、既存事業の継続について、いかに五十鈴の
理念をベースに生産性と品質と協創活動を維持向上させることができる
か、社員全員が日常の中で考え実践してきたことは、これからの成長に
とって大変意義があることだと思います。

うまくいかなかったこと、ストレスに感じたことも多々あったと思いま
す。今も元気に緊張感を持ってやれているのは、五十鈴の理念、価値観
が組織全体に染みついているからで、守っていくもの、次世代につなげ
ていくものだと心底思いました。

ある本に、これからは「価値観共有の時代」で、チームメイトよりソウ
ルメイト、他人と比較する意味がどんどん小さくなり自分自身を物差し
にした幸福や健康に、より意識が高まっていく社会の到来、と記載され
ていました。

会社組織に置き換えれば、会社に対する好感度、その中での自己成長度、
自己実現度を全員で追求していくこと、それを支える揺るぎない理念、
価値観の浸透にもっともっと磨きをかけていかねばと思います。

さて、IBSは2021年度の基本方針に「真価パートナーの創造」を
掲げました。

どんな形、どんな風に世の中に必要な存在になっていくのか、足元だけ
でなく将来にわたる世の中の変化について洞察を怠らず、価値提供でき
る可能性について模索し、外部ニーズへの対応のみならず、未来を見据
えた戦略共有について価値観をベースに取り組む組織変革を推進し、信
用から信頼される会社になっていきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.895〕は、2021年3月11日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

2011年3月11日の東日本大震災から来週の11日で丸10年を迎
えることになります。10年という年月が経過した今でも当時の記憶は
鮮明に脳裏に焼きついており、決して忘れてはならず、教訓を今後に生
かしていくことが大事であることは言うまでもありません。発生した午
後2時46分には鎮魂の祈りを捧げたいと思う次第です。
現在は世界中で新型コロナウイルス感染症がまん延し、多くの人が感染
するなど大変な状況下にいますが、国をあげての対策に国民がひとつに
なって取り組み、一日も早く終息することを願うところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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