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五十鈴メールマガジン〔No.895〕コロナ禍の徒然なるままに
配信日時:2021/03/11 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.03.11発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.895≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

             東日本大震災から

          ちょうど10年を迎えました。

         我々はその後も続く大規模災害から

       どれだけ多くの教訓を得てきたのでしょうか。

       次の世代に伝えていくことで、風化を防ぎ、

       今後の災害に活かしていくことが重要です。

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☆No.895 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_コロナ禍の徒然なるままに
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_フィジカルインターネット(黒田常務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_暮らしやすい社会を創る(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― コロナ禍の徒然なるままに ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

またしてもコロナに関することを書きだしましたが、面白くもなんとも
ないし、何を書こうかと思案に暮れていましたが、久しぶりに自分の身
近に起きていることしかないと徒然なるままに書くことにしました。

まず、私の日常はコロナ禍により一変しました(なんだやっぱりコロナ
の話じゃないかと思うでしょうが、対策等の話ではありません)。毎日
の会食、土日のゴルフ、習慣化していたジムでの筋トレや水泳、腰の鍼
治療、趣味の小唄や三味線、ピアノのレッスン、すべてやめてしまいま
した。

仕事も実務はしていないので、人と面談したり、拠点視察や会議での講
話もなくなったり、挨拶程度になってしまいました。

要するに人と接触するものが極端に減ったのですね。公式的なものも含
めて会議はほとんどリモートになり、最小限のことしかできなくなりま
した。要約するとコロナにより私の日常は破壊され、まったく以前と異
なる状況になったのです。

魔女(家内のことですがこの表現も久しぶりです)も私が家にいる時間
が多く、食事もするのですから当然とまどい、生活のリズムもお互い乱
れてしまいました。

以前のメルマガでは巨大なグレートデーンの愛犬ドルチェの話と魔女の
話が多く、それが好評でした。そういう私の日常の中から、人生や仕事
に対する気付きを感じ取ってもらうのがこのメルマガの狙いでした。で
すから直截的な仕事の話やお説教じみたものはなかったと思っています。

それから時間が経ちドルチェも亡くなり、たまに登場する心配していた
娘も嫁に行き、子供が生まれすくすくと成長しています。このコロナ騒
動の一年間、そういうことに影響されず、本当に孫は知恵がつき大きく
なりました。

そして驚いたことに、銀行員だった息子が五十鈴に入社することになり
ました。それまでグローバリストとしてこのメルマガにも登場していた
彼は、東日本大震災の時は韓国にいて、当時携帯がつながらなくなり、
バラバラになった我が家を携帯電話で中継し、活躍したのを覚えていま
す。その時、家族は一人ぐらい海外にいたほうが良いと思ったものです。

あれから十年、縁あって五十鈴に入社することになったのですが、おと
としの暮れまではまったくそういうことは考えてもみませんでしたが、
運命の糸に操られるようにバタバタとことが動き、このコロナ騒動が始
まる4月に入社することになったのです。

それにしても人生とは何が起きるかわかりません。そして、人の心はそ
の時その時の状況で変化します。

彼はもう、今は鈴木執行役員としてこのメルマガにもデビューし、いろ
いろと発信していますが、それまで五十鈴のことはこのメルマガや自分
の仕事のためにと言って出席していた社員総会で知っていたくらいでし
ょう。

しかし、鈴木實会長や私を通して何かしら感じていたことは多々あると
思います。ですから、五十鈴に対する思い、使命感や責任感は強いもの
があるように感じます。

今は現場、工場でさまざまなことを勉強していると思いますが、第三の
創業に向け、新しい目から見た五十鈴がどう見えるのか教えてほしいと
思っています。

このメルマガも発刊してから随分と時が経ちました。こういう発信媒体
も時代に合った形にしなければならないと思っています。

激動する現代、変えてはならないもの、変えなくてはならないもの、変
えられないもの、すべてのことに対して真剣に考えなくてはならない時
が来たようです。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

      ――― フィジカルインターネット ―――
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3月も中旬となり、だいぶ春らしくなってきたように感じられますが、
緊急事態宣言も再延長され、まだまだ先行きは不透明な日々が続いてい
くように思われます。

そのような中でも、私たちはしっかりと今期の締めや来期に向けての準
備を行っていかなければなりません。今期は例年とはだいぶ異なる一年
であったと思いますが、さまざまなことがあり、勉強になったことも数
多かったのではないかと思います。それが今後に活かされることを期待
しています。

話は変わりますが、「フィジカルインターネット」って聞いたことはあ
りますか。物流における新しい概念と言われ、欧米ではこの研究がいち
早く進められており、2050年にゼロエミッションを達成するという
社会的目標を実現する手段のひとつと位置付けられており、日本でも今
後予測されている物流クライシスの救世主になるのではと言われている
ようです。

いわゆるインターネットにおいて、情報がさまざまな通信設備や回線を
共用してネットワーク上の最適なルートで届くように、物流でもトラッ
クやパレット、倉庫などといった物理的(フィジカル)要素をさまざま
な利用者が共用することで物流ネットワーク上の最適なルートで届けら
れ、効率化が図れるとのことです。

また、さまざまな荷物の単位をインターネットでいうパケットに相当す
る標準化された輸送ユニット単位に統一して、トラックや倉庫の空き状
況にリアルタイムに対応することなども考えられているようです。

このようなことを進めていくには、とりわけ業種を超えた共同配送や輸
送の標準化、デジタル化などが不可欠となってくるように思われます。
私たちもこの流れをしっかり捉えていかなければならないと思っていま
す。

来期、ワーレックスと五十鈴倉庫は基本方針を「コネクティビティの創
造」、キャッチフレーズを「セレクトONE」として新化LOG事業を
より意識して今までの概念や常識に捉われない、さまざまな業界や分野
とのコネクション、コネクティビティをつくりあげていきたいと考えて
おり、そのためにもベストONE、オンリーONEとして選ばれる存在
にならなくてはいけないと思っております。

また、来期はワーレックス新基幹システムである「AIR(エアー)」
がスタートします。デジタル化の推進に向けて、そしてLG部門のネク
ストのためにもしっかりと稼働させていきたいと思っており、ワーレッ
クス社員はもとより、関連するすべての人の協力が必要となりますので
よろしくお願いします。



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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

       ――― 暮らしやすい社会を創る ―――
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建設の神生 幹です。

東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の新型コロナウイルスの緊急事態
宣言が延長となりました。解除後の感染者数の再拡大に対する懸念も消
えず、まだまだ自粛モードを続けていかなければならない状況です。

来月から65歳以上の高齢者からワクチン接種が始められるようです。
このメルマガをお読みの皆さんがワクチン接種を1回目でさえ、202
1年度中に完了すれば良いと思わないといけない状況です。

本格的に落ち着くのは、2023年になってからではないかと言われて
います。長い戦いになることを受け止め、対応や対策を心がけていくし
かないでしょう。

話は変わりますが、今新しい素材が発明され、暮らしに変化を与えよう
としています。その一つが微生物を利用した人工的なクモの糸が注目さ
れているそうです。

「クモの糸」を一言で表すなら、世界で最もタフな繊維です。軽さはF
1などに利用されるカーボンファイバーの4割軽く、強度は鋼鉄の4倍、
伸縮性はナイロンを上回り、耐熱性は300度を超えます。

例えば直径1cmのクモの巣を張れば、飛んでいるジャンボジェットを
捕獲できるぐらいの強度だそうです。あらゆる産業に応用可能な素材で
あり、革新性を挙げればキリがありません。

また、「液体ガラス」も注目されます。液体ガラスは、土木や建築の現
場で、耐候性や劣化防止という角度からイノベーションを起こすのでは
ないかと期待されています。

例としては、木材に塗る(浸み込ませる)と腐食しない、汚れが付かな
い、燃えない、シロアリ防止等があります。ガラスですから、何となく
理解できるかと思います。

天然資源である石油系繊維ではない「人工クモの糸」、また「液体ガラ
ス」により木材の耐久性が大きく向上し、燃えない家を作れる可能性が
あります。

東日本大震災の発生から10年が経ちました。地震と津波に加え、原子
力発電所の事故まで起きてしまい、日本は再生に向けて動き出しました。
しかし経済成長が鈍化し、人工が減少した中での復興でした。

震災後も変わらない価値観「壊れた物はより良い物に直す」「どうせ直
すなら、より良いインフラを整備しよう!」とし、東京市長後藤新平の
「首都改造計画」を実行して、地元民が持て余す物ができました。

しかし、避難した地元民が全員帰っていません。大都市に移住した人た
ちにとって10年は長く、新しい生活基盤を作ってしまいました。また、
政府の東京一極集中の是正は進まず、首都機能移転や道州制などの議論
も進みませんでした。

今、日本に必要な社会は人口減や働き方の変化に応じ、またSDGsを
取り込んだ暮らしやすい社会を創る価値観の共有ではないでしょうか。

建設としては、持続可能な社会を実現する会社になろうとしています。
環境・働き方の変化や化学の進化の情報を取り込み、新しいチャレンジ
を進めていきたいと思います。今後も、皆さんの協創・協進をよろしく
お願いいたします。


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┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.896〕は、2021年3月18日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

冒頭でも触れましたが、この10年間は大規模な災害が実に多く続いて
きたと思います。その代表例が10年前の3.11であり、地震の揺れ
だけでなく、津波の脅威と原発事故には恐れ慄きました。
その後も、震災・豪雨・台風、そして今回の新型コロナウイルスによる
パンデミックと続き、これからもいつなん時どのような災害に襲われる
かわかりません。
今回のコロナ禍でも言われていますが、私たち一人ひとりが正しい情報
と対処方法を身につけ、けっしてデマや風評、偏見等に踊らされないよ
うにしていくことが重要だと思うところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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