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五十鈴メールマガジン〔No.896〕昭和のオヤジ
配信日時:2021/03/18 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.03.18発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.896≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

       東京では日中は陽気の良い日が続いています。

           しかしまだ朝晩は冷え込み、

        寒暖差に気をつけなければなりません。

        またこの時期花粉が激しく飛散します。

        体調管理には気をつけていきましょう。

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☆No.896 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_昭和のオヤジ
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_一人ひとりが自分の花を開花させる年度に(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_新たな景色を創り出そう(本郷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 昭和のオヤジ ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

最近は「昭和」や「昭和的なもの」を嫌悪するというか、良いイメージ
で語られることはまずないですね。そして、「オヤジ」についても同じ
ようなことが言えます。

ですから、「昭和のオヤジ」と言われれば、相当人気のない過去の人と
いうイメージで相手にされないということになります。

昭和と言っても戦前と戦後ではまったく異なるでしょうが、今言われて
いる「昭和」は、主に戦後生まれの我々のことを言うのだと思います。

戦後の昭和は、敗戦から艱難辛苦乗り越えて、高度成長で経済発展を遂
げ、その象徴が1964年の東京オリンピックでした。東京タワーや新
幹線、首都高速道路など、敗戦で国民がみんな貧困でいたころとは異な
り、どんどん人々が豊かになっていくのが実感できた時代でした。

戦前、戦中の苦労は知らないが「戦争を知らない子供たち」という歌で
も象徴するように、今で言うリベラル的な感情を持つ人間が多く、学生
運動をやっていても最後は企業のサラリーマンになり、モーレツ社員と
呼ばれるような人間になっていく人が多かったように思います。

その日常は上下関係にうるさく、職場での人間関係や付き合いで酒を飲
み、年功序列、終身雇用なので、ローンで家を買うのが当たり前のよう
な、多様性のない幸福感で正解が決まっているような時代でした。

そして「オヤジ」というのは、植木等の「スーダラ節」に象徴されるよ
うな、調子ばかり良く、上司にゴマをすって出世していくような無責任
男が多くいました。

そしてそういう輩に限って、部下には観念的で口うるさく、礼儀作法や
酒席での態度を注意し、仕事では値引きと接待しかできないような、今
では考えられないような人でも、熱意と誠意、一生懸命やっていればな
んとかなった時代でした。

その頃は経済全体が拡大していったのですから、そのトレンドに乗って
いけば良かったのですね。

そうこうしていくうちに、世の中が変わっていきます。それが平成に入
ってからのバブル景気とその崩壊ですが、その前の昭和の後半にはその
兆候があったのですが、その前兆には気が付きませんでした。

でも、私は改革の嵐で日本がシュリンクしていった平成の時代よりも、
「昭和」の方が好きですね。一億総中流社会と言われるような時代で、
格差がそれほどないわけですから安定していますし、人々の関係がぎく
しゃくしていませんでした。

なぜなら「談合」や「護送船団方式」「業界協調」「株式持ち合い」等
と、すべてその後否定された「日本式経営」が原因で、日本の文化であ
る激しい競争ではなく、「切磋琢磨」が促進されるやり方だったように
思えるのです。

普通の人が勤勉に働けば、普通の暮らしができた。そういう時代でも、
大物と呼ばれるような、太っ腹で面倒見の良い人物が出現し、凄いこと
をやってくれた。

その象徴的な人が「田中角栄」で、「オヤジ」と呼ばれていましたが、
そういう権力者も否定され、結果としてなにもできないくせに威張って
ばかりいて、多様性がなく、思い込みが激しく、説教が多い人が残って
しまいました。

そしてそういう人が、「オヤジ」ではなく、「老害」と呼ばれているの
ですね。この前もそういう人が問題になりましたが、ああいうことで、
当たり前のように世間から激しくリンチされるのはどうかと思います。

「昭和的」な古い問題も多々あるとは思いますが、今のSNS時代のほ
うが私は恐ろしいと思うのですが。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

  ――― 一人ひとりが自分の花を開花させる年度に ―――
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桜の開花宣言が各地で聞かれる陽気になりました。小山SCのある工業
団地もいつもより早めの開花が確認できました。満開にはまだまだです
が、今から楽しみです。

今年もコロナ禍で迎える新年度となりますので、IOCのキックオフや
新人の入社式や歓迎会などみんなが集まるイベントは開催を工夫しなが
らやるしかないですね。

期待を膨らませながら、新年度の組織体制や新チームのスタートの準備、
そして新たなリーダーや管理職を任される人の異動など、新年度に向け
た準備を経営イベントとともに進めているところです。

そんな中でIVCのキャリアビジョンの面談も始まりましたが、グルー
プや拠点にはさまざまな教育機会や学習機会があり、それを中心に置き
ながら自分が将来どんな存在価値を発揮していくのかを、早い時期から
キャリアビジョンを意識して自分なりの成長テーマを決めて取り組んで
きていると思います。

その活動の中で、自発的な学習意欲に目覚めて自分で自分を教育する力
が鍛えられ、地道で継続的な努力を苦にしない習慣が今の自分を創り上
げています。

ある研究で、スポーツでも音楽でも何でも、何かに習熟して一流になる
には人は一万時間の練習が必要だという説がありますが、それは大げさ
にしても、人それぞれ自分の成長の方向性に沿って、日々、業務を通じ
て特定の技能を向上させながら目標を達成させるためには、それなりの
地道で継続的な努力は欠かせないと思います。

世の中や社会の変化の中で我々が進化を遂げていくには、その中で働く
私たちにも日々進化することが求められてきます。この進化に向けて地
道で継続的な努力に磨きをかけるのが学ぶ力だと感じています。

本を読んだり、ネット情報で勉強したりすることも役に立つことですが、
一番は日々の仕事からいかに学びを得て成長していくかということだと
思います。

また、学ぶ力は社内の機会だけで鍛えるのではなく、外の機会も活用し
て学ぶ力を高めることが大切だと思います。少し前までは人脈と言えば
自分が仕事をしている業界に限られていましたが、今はそんなことはな
いですよね。

異なる業界や異業種の方たちとのネットワークは、若い人ほど多様なネ
ットワークを持っていたり、創れたりします。テクノロジーとともに人
と人がつながることが当たり前になって、それが学ぶ力の前提になって
きているように感じます。

会社そのものが人と人を結びつけるネットワーク的な機能を有している
と組織の学ぶ力は格段に上がるのだと思います。

五十鈴関東の新年度のキャッチフレーズは「みんなが主役!」です。一
人ひとりが自分の花を開花させる年度にしていきたいです。そして、来
年の今頃はみんなの花の開花宣言で満開状態にしたいです。


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【五十鈴中央の現場から】_本郷社長

       ――― 新たな景色を創り出そう ―――
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今年度も残すところ2週間となりました。オペレーションの通信簿にあ
たる棚卸しも今ではデジタル化が進み、昔やっていたような1明細ずつ
紙に記入しレ点チェック、棚卸明細表と一つ一つ読み上げチェックする
アナログから解放されています。

棚卸しとは、「在庫の数量を調査し、資産評価をすること」です。「棚
から商品をおろして数を調査する」というのが由来で、数を調べるだけ
でなく、品質を調べ、その価値を査定するという作業も棚卸しには含ま
れます。

今期は資産圧縮の観点からも、在庫管理は今まで以上に細かく丁寧に実
施してきたのでおかしな在庫はないと思いますが、この機会に品質チェ
ックも含めてお願いします。

また、自分自身の棚卸しもあります。IVCでの価値創造プレゼンです。
今回特に意識してもらいたいのが、やれていないことを反省し次に活か
すプレゼンから、こだわって行ってきたことや目標未達だったが持ち味
を出してやってきたことを自信を持ってプレゼンしてほしいと思います。

さて、この時期は新しい年度に向けた準備もたくさんあります。特に来
期から始まる長期ビジョンのスタートに向けて、五十鈴中央でも長期プ
ロジェクトメンバーがリーダーシップを発揮し、1月より少しずつ解説
を含めて共有する時間を設けてきました。

そして直近のこの時期は、来年度の方向性を基本方針概念図に沿って共
有・浸透を図っております。五十鈴中央の基本方針は「ソフトパワーの
創造」、キャッチフレーズは「ムーブメントを起こそう!」とし、4月
からの新年度をスタートさせます。

この10年で創り上げてきたビジネスをホンモノの力として深化させな
がら、NEXT創造に向けて、「繋がりをパワーへ、コネクティビティ
ーをより外へ」柔軟に形を変え進化し続ける経営で、新たな景色を創り
出していきたいと思います。

新たな景色の中には、新入社員の存在も欠かせません。中央の新入社員
は大和SC1名、富士SC4名、大和IMSでも1名入社してきます。
また、IBSからも1名現場研修をお願いされています。

新入社員それぞれが期待と不安で一杯だと思います。お節介すぎるくら
いにみんなで「かまって」いきましょう。みんなでかまいながら、五十
鈴が大切にしている社訓や創業者精神を教え、日常から体感してもらい、
エチケット・マナーの大切さもみんながそれぞれ主役になり指導してい
ってもらいたいと思います。

そしてお互いのパワーを認め合い、また新たなパワーが生まれ、その反
復の中からムーブメントが起きていくと思います。そう、前回メルマガ
で書いた「いいね!」から始め、いつしか「いいね、すごいね、さすが
だね!」とみんなで共感できる景色を創っていきたいと思います。

3月31日(水)、東名綾瀬スマートインターチェンジが開通となりま
す。このようなインフラも新たな景色を創るうえで貴重なものです。リ
モート環境が進み、中々直接対話は難しく敬遠されがちになってきまし
たが、各々が感染対策を実行し直接対話をしていきたいものです。

綾瀬スマートインターチェンジから約15分で大和SCに着きます。メ
ルマガご愛読者の皆さま、社員一同お待ちしております。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
――――――――――――――――――――――――――――――――
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2021.03.15 五十鈴の全員参画型経営「IOC(五十鈴組織変革)活動
             ダイジェスト<2020年度下期>」公開

       http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement03.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.897〕は、2021年3月25日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

3月も半ばを過ぎましたが、今月は年度のまとめと4月からの新年度の
準備があり、忙しい時期を迎えていると思われます。コロナ禍も1年以
上続いていますが、昨年も同じような経験をしているわけですからある
程度の想定で物事を進めてこれたのではないでしょうか。
4月から新たな職場で働く人もいれば、職場に新入社員を迎えるところ
もあると思います。気分よくスタートが切れるように準備をしっかりと
していきましょう。
長引く自粛や不要な外出制限などは続いていますが、ここで気を緩めた
り、羽目を外したりしないようにしていかねばなりません。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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