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五十鈴メールマガジン〔No.897〕残る桜
配信日時:2021/03/25 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.03.25発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.897≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          桜が満開の時期となりました。

       先週末の悪天候で桜が散ってしまうのでは

        と思った人も多いのではないでしょうか。

        東京では週明けに満開となりましたが、

        3密を避けて鑑賞することが大事ですね。

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☆No.897 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_残る桜
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_人間社会への挑戦状(鈴木勝執行役員)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_新年度に向けて(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

           ――― 残る桜 ―――
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鈴木貴士です。

「散る桜 残る桜も 散る桜」というのは、あの良寛和尚の辞世の句と
言われていますが、実に見事に人間の生というものを表していますね。
たとえ生き長らえたとしても、いつかは死ぬわけですから、その命に変
わりはないということなのでしょう。

この前の日曜日、東京は春の嵐でした。せっかく咲き始めた桜もこれで
はすべて散ってしまうと思うほどの天候で、強風が吹き荒れ恐ろしいほ
どでした。

三寒四温という言葉がありますが、それを過ぎると、良い天候が続いた
と思うと突然悪天候になる。しかしその嵐にも耐え、残る桜が今見事に
咲いています。自然とはすごいものですね。

そして地震もありました。「地震、雷、火事、親父」と言われていまし
たが、「オヤジ」以外は今でも恐ろしいのは変わりありません。

日本は自然災害大国です。そのことを忘れてはなりませんが、首都圏一
極集中になり、地方に助けを求められない状況です。災害の時は共助の
精神でなければならないのに、これでは首都圏で大災害が起きたとき、
地方からの援助は期待できません。

令和になり、コロナ禍をはじめさまざまなことが起きていますが、やは
り首都圏は過密状態なので、問題が多いですね。

しかし、総じて人間社会は長寿になりました。そのことは良い傾向だと
誰しも思ったでしょうし、平均寿命を争うような国ごとの比較がされて
きましたが、日本の場合、老人の孤独死が増えたり、さまざまな高齢者
に対する恩恵がなくなったり、必ずしも「長生きが幸福」というような
感じではないように思います。

家族で両親をはじめ、高齢者の面倒を見るという風潮も少なくなってき
たように思います。誰もが容易に介護施設に入れれば良いのですが、そ
の差もさまざまであり、入るにしてもいろいろ制約があるとのことで、
子供をはじめ、家族は頭を悩ませています。

昔、日本は大家族で暮らしていたのですが、戦後、「核家族」と呼ばれ
るように家族が別々に暮らすようになりました。良いとか悪いとかの問
題ではなく、そういう社会になったのです。

そこには経済や人々の価値観が大いに影響しており、戦後という時代背
景がそういう新しい文化を形成したのだと思います。

そして今、世界を揺るがすパンデミックで日本はどういう方向に行くか
というところです。

デジタル化が進み、何でもかんでもネットができないと参加や申請がで
きない状況ですね。これは以前から映画や報道で示されていたことです
が、自分がそういう立場になるとは思ってもみませんでした。

このメルマガもパソコンで打っていますが、昔は「ワープロ」というも
のがありましたね。「こんなものを使うと、字が書けなくなるぞ!」と
本当に注意されるような時代でもありました。確かに失ったものも多々
あります。

しかし、すべては「残る桜」の人々が新しいものを作っていくというこ
とになるのでしょう。

今世界ではさまざまな場面で分断が起きていますが、SDGsやCO2
の削減というような、世界的な目標観は統一されつつあります。しかし、
それを達成する道のりは長く険しいものです。そして、そこでまた争い
ごとが起きてしまう懸念があります。

平和、自由、平等。人間はそういうものが大切だということを理解して
いても、その通りにならないということを経験しています。しかし、何
があっても人類は命を繋いできました。来年も桜が咲くように、人類も
必ず生き続けると思うのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木勝執行役員

        ――― 人間社会への挑戦状 ―――
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2020年度もまもなく終わろうとしています。すなわち、私も入社し
て一年がたとうとしているのです。

この一年間は五十鈴グループの理解を深めるとともに、業界に係ること
や現場のこと、現状の課題を捉えるとともに未来を見据え、多くのこと
を考え、学び、中間管理職から経営者への脱皮を目指し、まだまだな部
分は多くあるものの、大きく成長できた一年だったと思います。

2020年度を振り返るにあたり、新型コロナウイルスの流行は外すこ
とのできないトピックですが、我々の取り巻く事業環境、働き方、目指
すべき方向が大きく変化したということではないと思っています。目指
すべき方向に大きく加速した、という捉え方をした方がよいでしょう。

ソーシャルグッドやSDGs、ダイバーシティ&インクルージョンとい
う言葉が使われるようになって随分と年数が経ちました。「ファクトフ
ルネス」を読めばわかりますが、世界は確実によくなっています。しか
しながら多くの社会課題は未だ解決していないし時間がかかっています。

環境問題についても毎年のように豪雨や台風が日本列島を襲い、災害対
策は待ったなし、食料資源の問題なども無視できないタイミングに入っ
てきています。CO2問題は、日本ではエネルギー政策と密接に関わっ
ており、火力発電に頼っている現状、原発の問題もあります。

高額な電気料金の問題も、データがどんどん蓄積されることでより電力
が消費され、さらには自動車の電動化が電力問題に拍車をかけることに
なります。

経済成長なし、人口減、高齢化、鬱や自殺の増加、格差拡大、出産と育
児、介護の問題等々、耳を塞ぎたくなるような暗いトピックが多い日本
の現状ですが、世の中を少しでもよくしようと社会や環境のためによい
ことを考える人や機会は確実に増えたし、そういう挑戦をしていく企業
も増えてきています。

コロナパンデミックで世の中が一変したのではありません。コロナは人
間社会に潜む、大自然との共存をしていくために必要なこと、永続して
いくために必要な対策がなされていないリスク等、さまざまな本質を浮
き彫りにしたに過ぎません。疫病や天災は、忘れられていた、もしくは
目を背けてきただけ。これは地球からの人間社会への挑戦状なのです。

従って、世の中が直面するあらゆる問題は、決して誰一人他人事ではな
いということです。企業としても社会の一員として、悪をなさず、利益
をあげ、永続し、社会に貢献していくということは、これまで五十鈴で
もずっと言われ続けてきたことですが、これからは地球に対しても悪を
なさないことが必須になります。そうでなければ、永続することはでき
ません。

地球にも社会にも、悪いインパクトを減らし、よいインパクトを与え続
ける企業にしていく。そしてそこで働く皆さんと、関わってくれる人た
ちがワクワクしながら、幸せに取り組んでいる。

これからの時代を生き抜き、「生きがい、やりがい、働きがいを楽しく
創るビジョナリーカンパニー」を目指して、来年度はさまざまな問題や
リスクに対処していく準備を進めていきたいと思います。私はこの地球
からの挑戦状を、無論、仲間とともに受けて立つ覚悟です。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

         ――― 新年度に向けて ―――
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関東の桜もほぼ満開となり、景色もよく気温も上がってきて、外出した
くなる季節でもあります。緊急事態宣言も解除はされましたが、新型コ
ロナの感染は予断を許さない状況であるため、従来同様の感染予防対応
は徹底して継続していきましょう。

そんなコロナ禍の中で2020年度も一年が終わろうとしていますが、
2021年度は新常識の中で、また新しい気持ちで取り組みをしていく
必要があると思っています。ITCでも新年度のキックオフを先週の土
曜日に実施しました。

新たな方針として「Willマーケットの拡大」を掲げ、今まで開発し
てきたサービスや商品を起点として、鉄鋼流通業以外のお客さまへの販
売を拡大させていく一年にしていきたいと思っています。

ITCで開発しているサービスや商品は、基本的には五十鈴グループ内
でうまくいっているプロセスやコンテントが基盤になっています。そう
いう意味で五十鈴グループの現場がリアルショールームになっていて、
五十鈴の現場を見てもらい納得してもらえるということになっています。

しかしお客さまからは、五十鈴さんだから(五十鈴の価値観の浸透度合
い、社員の取り組み姿勢・モチベーション等があるから)できるけどウ
チではそうはいかないよ、と言われることがよくあります。

そういうお客さまの心配事を、きちんとフォローしていけるコンサルテ
ィング力をITCが持っていることをお客さまに認識してもらう必要が
あり、今年度は重点課題の一つとして「現場変革力の深化」に取り組ん
でいきます。我々のサービス、商品を通してしっかりとお客さまに成果
・結果を出してもらえる安心感を与えられるようにしていきたいと思っ
ています。

また、Willマーケットを拡大させていくためのもう一つの課題とし
て、「G-サービスの拡大」を掲げています。これは今までも取り組ん
できている「General」(どのような業界でも)、「Globa
l」(世界中どこでも)、「Group」(グループで効果的な)とい
うそれぞれのキーワードにつながるサービスや商品へ進化させていくも
のです。

グループではVC事業からSX事業への転換やSDGsへの取り組みな
ど、NEXTの創造に向けた新たな取り組みもスタートしています。

先に述べたように、五十鈴の現場がITCのリアルショールームになっ
ていることもあり、SCやワーレックスの現場と密着した成果創出や新
サービス・商品の開発を推進していきたいと思っていますので、グルー
プの皆さん、よろしくお願いいたします。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.898〕は、2021年4月1日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

3月に入って暖かな気候の日が続いたかと思えば、ここに来て朝昼の寒
暖差がはげしくなり日々の体調管理が大事ですね。
首都圏でも緊急事態宣言がようやく解除されたとはいえ、解除後の新型
コロナの感染者が増えている地方自治体もあり、まだまだ予断を許さな
い状況です。
そんななか東京オリンピック・パラリンピックは海外からの観客を断念
しました。世界的には変異株の感染者が増え、欧州ではロックダウンが
行われている国も多い状況です。選手第一で開催されることを切に願う
ところです。
この春も昨年同様に3密回避のあたらしい生活様式で過ごしていかねば
なりません。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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