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五十鈴メールマガジン〔No.898〕新時代の扉
配信日時:2021/04/01 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.04.01発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.898≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          今日から新年度が始まりました。

     昨年度と同様、新型コロナの感染対策が継続中ですが

        ワクチン接種等によって収束することを

             祈るばかりです。

        それまでは継続して3密を回避すべく、

       あたらしい生活様式を継続していきましょう。

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☆No.898 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_新時代の扉
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_移り、変わり(鈴木副社長)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_NEXT~Will(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 新時代の扉 ―――
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鈴木貴士です。

コロナ禍により世の中があっという間に激変していき、「新常態」なる
ものになっているのは身近に感じられることです。後になって、あの時
がこうなることの始まりだったのだということがありますが、このコロ
ナ騒動もたんなるパンデミックというより、世界を大きく変えるきっか
けになる大きな出来事だと思われます。

そのような中で、「桶狭間」という市川團十郎白猿襲名特別企画のドラ
マがあったのですが、それを観て、あまりに私が知っていた「桶狭間の
戦い」とは異なるので驚いてしまいました。

織田信長が百万石の大大名の今川義元の大軍を見事に奇襲攻撃で破り、
そこから天下統一に向けて動き出すきっかけになった戦ですが、戦国時
代の名将は武田信玄、毛利元就ら多々いましたが、室町末期、京都に行
って号令しなければならないという発想を持っていたのは義元で、それ
を察知していたのがその通り道にあった、尾張の信長ということになり
ます。

必ず義元は京都に向かう、その時にどうするか。信長は馬を乗りまわし、
野武士や地元の人々から情報を取り、近隣の地形を熟知し、桶狭間とい
う戦場を見つけたのです。

二万人という義元の大軍に対し、信長は二千人。およそ十倍の大軍にど
うしたら勝てるのか、日夜考え抜き、大軍でも団子状になって進むので
はなく、紐状になって進んでくるので横から攻めるしかない。そしてそ
の地形に最も良いのが「桶狭間」だったのです。

そうすれば十対一が逆になるということで、そのタイミングを野武士た
ちから得て、横から真正面に一気に攻め立てたのですね。その時、後ろ
から豪雨が降って運も味方したのは事実です。

そして、家来の服部小平太が一番槍をつけ、毛利新介が首を落としまし
た。大将の首を取られた今川軍はたちまち乱れ、信長は早々に軍を引き
上げました。

その後、論功行賞が行われましたが、その評価尺度がそれまでの時代と
大きく変わったものでした。

当時の常識から言えば、名のある武将の首を取ったものが一番評価され
たのですが、この時の毛利新介や服部小平太は1位2位にはならず、情
報をタイミングよく持ってきた野武士のような人物が上位に並んでいま
した。

要するに戦略実行に情報で貢献した者が、戦国時代に初めて評価された
のです。このように、その能力が勇猛果敢な武士より、戦略計画や鉄砲
などの近代兵器、そして何より、戦略遂行に必要な実行能力というもの
が実際に必要なものは何かということになったのでした。

その後、信長は次々と新しい基準で天下統一に向け進めていくのですが、
今でいうダイバシティで秀吉や明智光秀等を登用したり、楽市楽座のよ
うな経済システムで中世から近世日本を押し開いていくのです。

そういう話はここまでにして、ドラマ「桶狭間」では、初めから戦場が
桶狭間であることがわかっていたり、服部小平太や毛利新介が鉄砲隊だ
ったり、驚いたことに信長が義元に鉄砲を放ち、最後は義元を切り倒し、
手柄を二人にくれてやるという、まあなんというか、その他のことも驚
くばかりの脚本と演出で結局長時間、最後まで観てしまったのですが、
初めて観た人はこれが史実だと思うでしょうね。

しかし私が知っていることも、脚色や演出があったかもしれないので何
とも言えませんが、事実を散りばめた新解釈はいつの世もあることです
が、それがその時代が求めているということなのでしょうか。昔の講談
が懐かしい気が私はするのですが。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

         ――― 移り、変わり ―――
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4月1日、会社によって入社式の方法、式次第はいろいろとあると思い
ますが、緊張感をもって粛々と進められるのは、どの会社も変わらない
と思います。

そして、新入社員が入ってくるということは、互いに変化点です。新入
社員のみなさんは世界観が変わり、受け入れる私たちも同様に、新しい
価値観とスタイルが入ってきて、今までの世界観が改められます。社員
のみなさんにとって、変化が始まる4月1日、意義深い一日です。 

さて、コロナ禍で人の移動が制限されています。その中で、移動しなく
ても目的を達せられる手段、テクノロジーが多々開発されています。

しかし人の移動は、新たなアイディア、テクノロジー、文化が移動する
ということです。そこには何らかの影響が出てくるのは、自明の理です。

経済がそうです。移動が無ければ、経済の規模感は失われ、社会の衰退
や片寄りが起こり、移動のリスクより、移動しないリスクの方が大きく
なります。

ゲルマン民族の大移動ではないですが、新しい土地、世界へ行く勇気が
あってこそ、一つの時代を終わらせ次の時代へと進歩するのでしょう。
人間が古きを捨て、新しきを求めるのは、本能なのではないでしょうか。

昭和、平成の初期に生まれた価値観やシステム。その時代を生きた人た
ちにとっては、安心感と信頼度の高いものであり、捨てられずに大切に
とっておきたいものです。しかし、それぞれの時代においてイノベーシ
ョンは起こり、我々は変化していきます。

次の時代も、その環境に則したイノベーションは必ず起きます。新しい
価値観の創造と新たなシステムを試行しながら、現実に立ち向かってい
く私たちなら、必ずやその未来に移り、変わりながら立っていることで
しょう。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

       ――― NEXT~Will ―――
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桜満開の季節となりました。入社式までこの美しい姿を保ってほしいと
願いながら、花を愛でています。激動の2020年度を経て新年度とな
り、新たな仲間を迎え入れ、新しい毎日の始まりです。

四季の中でも寒さから暖かさへ向かうこの時期は、年が明けるのと同様
に爽やかな心持ちになりますね。新たなビジョンのもと新年度に向けて
良いスタートを切りましょう。

近年、協創活動が仕事スタイルとして常態化し、個別案件の補完協創か
ら新たな価値づくりの協創、そしてアライアンス体制へと進展し、考え
方も行動も大きく変化したように感じます。

各社の取り組みも一過性のイベント的な活動ではなく、未来社会を見据
え、自らを変えていきながら粘り強く活動できる力が備わってきたと感
じています。

自らを変えていくということは、決してたやすいことではありませんが、
変えていこうという源泉は、やらされ感ではなく「Will」であると
私は思います。

中学生時代に、willの使い方は「未来形」と学びました。今ではな
く、未来に向けた意思表示にwillを使うと教わりました。将来に向
けて、こんな自分になりたい、こんな会社にしたい、こんな風にお客さ
まや世の中に喜ばれたいと、できることからなりたいものになるために、
この10年私たちはWillを源泉にその勢いと輪を拡大させながら走
ってきました。そして今があります。

先日、経営戦略や組織開発について私が長く学んできた著名な方のイン
タビュー記事を読みました。その一節に持続的な企業価値を創造する決
定因子は「人材」であることが強調されて述べられていました。

経営環境が大きく変化している時だからこそ原点に立ち返り、経営戦略
と人材戦略を同期化させていくことの重要性が説かれていました。企業
価値を生み出すものは、有形資産から無形資産へ移行しており、無形資
産の最大因子が人材であると述べられていました。

代表的な無形資産は人材ですが、もう一つ重要なのが企業文化です。見
えない資産を豊かにし磨きをかける上で、「我々の会社は何のために存
在するのか」、そして「私は何のために働くのか」という問いに応え続
ける経営の在り方の重要性が語られていました。

五十鈴グループでは、創業から一貫して「人」に焦点をあてた経営をし
ています。ですから、人材も「人財」として会社の宝であると代表も常
に仰ってきました。育てる力・育つ風土は皆で創り上げるものです。新
しい宝たちと共に切磋琢磨しながら「NEXT」の創造に挑んでいきま
しょう。

今日から各職場に掲げられている掲示物も新しくなっています。未来協
進概念図・価値観・ポスターをしっかり胸に刻んで価値ある一年にして
いきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.899〕は、2021年4月8日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

4月を迎え、強風や雨にも耐えた桜は通りをいく人々の心を和ませてい
ます。職場では新入社員を迎えたり、新たな職場になった人もいるでし
ょう。気分も新たにスタートを切っていきたいところですね。
昨年度は大変な一年でしたが、本年度も引き続き継続していかねばなら
ないことも多く、油断のできない年であることは間違いないと思います。
そんななかでも夢や希望をもって、ゴールへ向けて邁進していきたいと
思う今日この頃です。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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