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五十鈴メールマガジン〔No.439〕パラドックス‐逆説
配信日時:2013/08/30 15:05
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2011.11.3発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.439≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
 ◆                            ◆

          11月3日は文化の日です。

       自分自身の歴史を振り返るという過ごし方も、

         されてみてはいかがでしょうか。


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☆No.439 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_パラドックス‐逆説
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_日本の四季‐二十四節気七十二侯(壁屋専務)
┃
┃【浜松五十鈴の現場から】
┃ ■_整理することで判断力を養う(岩崎社長)
┃
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【代表メッセージ】

        ――― パラドックス‐逆説 ―――
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鈴木貴士です。

最近歳のせいか、自分のことなどについて振り返ってみることが多いの
ですが、実に人生は不思議な縁でできていると思わざるを得ません。

私は未熟児で生まれ虚弱な幼年時代を過ごしましたが、青山学院初等部
に入学しラグビー部に入りました。足は速かったのでバックスだったの
ですが、初めての合宿でホームシックになり、家に帰りたくてどうした
ら帰れるだろうと必死に考えました。合宿に参加したメンバーの内の1
人が偶然盲腸になり帰ることになったので、自分も盲腸になるように必
死に祈ったところ、本当に発病しました。知り合いの婦人科の病院に外
科の先生を呼んでもらい手術をしたのですが、腹を開けると腸結核でし
た。

知り合いですから、そこの先生の家に何日も居候のようにお世話になっ
たのですが、食生活も異なり、退院する時は別人格のようになり、1年
経つと肥満児になっていました。そして、ラグビー部ではフォワードの
最前列に回されました。健康で、性格も明るくなり、自信満々でクラス
委員にも選ばれ、あげくの果てに担任の先生と衝突し、中等部に行くこ
とが決まっていたのに、区立の松涛中学に越境入学しました。

私立から来たということで、羨望の目で見られていたのは半年で、母親
の脳腫瘍の手術や環境変化により、今で言う引きこもりのような状態に
なり、高校受験も経て20歳くらいまでそれが続きました。すっかり自
信を失い何もない青春時代を過ごしましたが、ギターの作詞作曲で40
0曲くらい作ったのが唯一の思い出です。

大学に入ると学園は荒れていましたが、当然ノンポリ学生でした。ある
日原因不明の熱を出し、1週間ぐらい寝込みました。久し振りに大学に
行くと、「ヨーロッパ研修旅行」という張り紙があり、ふらふらとそれ
に参加することになり、そこで現在の家内と知り合いました。ご存知の
ように彼女は魔女ですから、私の心の病を魔法のように治し、そこから
私は昔のように自信を取り戻し、8ミリ映画のクラブを作ったり大学の
映画を撮ったりして、楽しい大学時代を過ごしました。

縁あって三菱商事に入れていただいてからは、高学歴の人々の中で母の
教えの「人に好かれる」を実行し、夢のような社会人生活を満喫してい
ると、ある日会長が「お前は毎日遊んでいるから、お礼奉公してから五
十鈴に入れ!」ということで、五十鈴に30歳で入社し、40歳で社長
になりました。

だめだと良くなり、良くなって調子に乗るとだめになる。まさに逆説
(パラドックス)の人生です。死んで生まれてきたので、その分親が心
配してくれましたが、その愛情に甘えて、精神的に弱い人間になりまし
た。しかしそのお陰で魔女に巡り合ったり、運よく三菱に入れていただ
いたり、その時の先輩や仲間が今も、いろいろなところで私を支えてく
れています。

自分は優秀でも何でもなく、弱い人間だからこそうまくいったので、優
秀な人を羨むことも全然ありません。そして、いつも社員の皆さんに言
うように、私や、それ以上の人間に全員なれると心から思っていますか
ら、皆さんに期待できるのです。そして自分の人生を振り返り、ありが
たく、ありがたく毎日思っていますが、苦しみ、悲しみから喜びが生ま
れ、成功、傲慢から失敗が生まれるということを、痛いほど感じていま
す。

人生は思い通りにいかないから、いいのです。日本の歴史を振り返って
も同じことが本当に言えますね。


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【執行役員が伝えたいこと】_壁屋専務

    ――― 日本の四季‐二十四節気七十二侯 ―――
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先日京浜東北線に乗りましたら、電車内の広告を見て風情ある言葉に出
会いました。いろいろな天変地異が多い今年ですが、このような季節感
ある言葉を見てホッとした安らぎを感じました。

その広告によると、それを見た時点での季節は二十四節気七十二候で言
うところの「媛鮮在戸」に当たるのだそうです。「キリギリスとにあり」
と読み、「キリギリスが家の戸の前で鳴く季節である」と出ていました。
中国での歴史が始まって以来、農業を営むにあたって季節を知るために
特別な暦を作ったのが、二十四節気だそうです。

日本の四季は以前からの四季とは多少違ってきていますよね。四季の区
分とはどのように言われているか。いつから春かというと立春、あるい
は春分が一般的であり、太陽の黄道上の位置にて決めたものらしいです。
だから春分と秋分は昼と夜の長さが等しくなり、夏至は昼の長さが1番
長く、冬至は昼の長さが1番短くなる日です。立春は冬至と春分の真ん
中の日として決めたものです。

日本の春は3・4・5月であり、夏は6・7・8月、秋は9・10・1
1月で冬は12・1・2月です。これは慣習的な区分であり、これを農
業を営むために季節を知る特別な暦が二十四節気で、春は6区分され、
立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨と分かれ、夏も立夏・小満・芒種
夏至と続いていきます。

二十四節気が更に細かく一節気3つに分かれ侯(初侯・次侯・末候)と
なります。この区分の中身がまた的を射た季節感があります。例えば1
1月は立冬が節気で初侯は「山茶始開」(つばきはじめてひらくと読み
ます)です。山茶とは山茶花(さざんか)のことで、今の時期は山茶花
が咲く季節なんですね。昔の人は季節を肌で感じ、毎年同じ時期に農業
を営むために自然現象を後世に伝えているんです。

我が社にも年中行事がありますね。この月には何をしなくてはいけない
か。五十鈴の二十四節気七十二侯があったら、風情ある安らぎをおぼえ
る行事予定となりますかね?

クールビズが終わり、今度はウォームビズと言い、季節の言葉も時代と
共に変わっていくのでしょうか。昔の言葉に表れる季節感を大切にして
いこうと思うこの頃です。


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【浜松五十鈴の現場から】_岩崎社長

     ――― 整理することで判断力を養う ―――
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11月に入り最近はだいぶ朝晩が冷えてきましたが、紅葉も始まり秋の
過ごしやすい季節になってきました。どこの拠点もIOC活動キックオ
フ・IVC面談がそろそろ終わって、下期目標成果に拘った本格的活動
が始まっていると思います。
 
この次期は3ヵ年中期戦略の最後の半年として、中期戦略の振り返りか
ら最終成果への締め、次期中期戦略の方向性づくりの準備と例年と違っ
た時期となっていると思います。更には私達自身の思考も、将来の夢実
現に向け今までのやり方に拘らず、広い視野で新しい考え方と思想を持
ち、グローバルに変わっていかなくてはいけない時期だとも思います。

今の時代、毎日何が起きるかわからない厳しい外部環境の下、私たちは
スピーディーに的確に日々の仕事をテキパキこなし、モノや情報、そし
て思考を「整理する」ということが大切かつ必要不可欠な行動だと思い
ます。

「整理」とは、自分にとって必要かどうか考え、判断することです。ど
んな場面でも求められる判断力を養えるわけです。判断することの重要
性、効果性は、判断によって不要な部分をそぎ落とし、そこからクリエ
イティブな発想を生むことだと思います。

他者から言われるから整理をするといった理由で実行に移しても、意味
はありません。自身が常に意識しながら何回も繰り返すことでようやく
できるようになり、自然に判断する力が身に付くのです。

また、目的を理解し常に整理していけば、日々少しずつでも判断力が養
われ、変化の激しい今の世の中の動きに、慌てず、柔軟に、良い、的確
な判断がスピーディーにできるようになるのだと考えます。

そうすると今まで判断に費やした多くの時間を、将来に向けた創造的な
発想を生み出す時間にあてられるのではないでしょうか。日々、私たち
は考え、判断し、行動することが数多くあります。ひとつずつでも良い
から自身の孝動を変えていくことで、長期ビジョンに少しでも早く近づ
きましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.440〕は、11月10日に配信いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

五十鈴では「人財」が非常に重要視されますが、五十鈴に入ってから自
分自身のことについて考える時間が非常に増えたと私自身思っています。
私は社会人になってまだ2年半ですが、自分にできないことがまだまだ
たくさんあることに気づかされたのが、大きな学びかもしれません。そ
していろいろなことを乗り越えた先に成功できるから、喜びも一段と大
きなものになるのだと思います。
成功の反対は失敗ではなく「挑戦しないこと」だ、という言葉を聞いた
ことがあります。五十鈴グループでも拠点でも個人でも、それぞれに課
題はあると思いますが、挑戦することをやめずに、精一杯乗り越えて行
きましょう!
                     (編集室/高橋 英克)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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