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五十鈴メールマガジン〔No.488〕のぼうの城
配信日時:2013/09/27 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.11.08発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.488≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           暦上では、立冬を過ぎ、

     朝晩の冷え込みが気になりだした今日この頃です。
    
            こういう時期こそ、

       何か熱くなれるエンターテインメントに

       没頭する瞬間も大切にしたいものですね。

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☆No.488 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_のぼうの城
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_皆が大いなる和(黒田執行役員)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_スマイルライフへの貢献(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― のぼうの城 ―――
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鈴木貴士です。

最近の私はアクティブで、日曜日も一人でジムや映画に行ったりしてい
ます。今週の日曜日は土曜日の文化の日が結婚記念日だったので、娘も
揃う日曜日の夜にお祝いをしようということになっていたので、午前中
はジムに行き汗を流してから、今話題の「のぼうの城」という映画を観
に行きました。

重い映画は暗くなるので、軽いタッチのものをと思い決めたのですが、
スペクタクル・エンターテインメントの超大作でした。この前、悪ふざ
けとしか思えない、超愚作の邦画を観て頭にきていたのですが、この映
画は千円で観ては申し訳ないような素晴らしい映画でした。

内容は豊臣秀吉の命を受けた石田三成率いる2万の大軍に、僅か500
人の軍勢で立ち向かった武蔵国忍城の城代・成田長親の活躍を描いたも
のですが、人間ドラマに定評のある犬童一心監督と特撮作品で知られる
樋口真嗣監督が共同で演出を務めています。

配役は「のぼう様」と呼ばれる不思議な武将の役を野村萬斎が、恐ろし
く屈強な武将を佐藤浩市、成宮寛貴、山口智充らが熱演していますが、
大掛かりな合戦や水攻めのシーンなど、さすが15億円の制作費をかけ
たものだという見所がそれこそ満載でした。

あらすじは、天下統一を目指す豊臣秀吉が関東の雄・北条征伐に大軍を
投じるその中で、最後まで落ちなかった城があったのですが、その城に
は領民から「でくのぼう」を略した「のぼう様」と呼ばれ、誰にも及ば
ぬ人気で人心を掌握する城代がいたのです。

彼は将に求められる智・仁・勇を持ち合わせていないような人物ながら、
無謀にも大軍と戦おうとするのですが、その秘策は人々に対する思い入
れだけなのです。

戦いが始まり、脇を固める武将や動機づけられている農民達の活躍で緒
戦は勝利するものの、石田三成が念願の大仕掛けな水攻めを決行し、忍
城の人々は敗戦を覚悟します。

しかし、この「のぼう様」には最後の秘策がありました。それは城を囲
む湖に船を出して敵兵の前で田楽踊りを披露するという考えられないも
のでした。

敵も味方も呆れるぐらい散々喜ばせている最中に敵将の大谷吉継が「こ
こで彼を殺せば弔い合戦となり厄介なこととなる」と反対する中で三成
は狙撃を命じます。長親は一命を取り留めますが、周りの人々は死んだ
と思い、みんなの怒りが爆発し、味方だけでなく石田軍に堤防作りに雇
われていた農民が反目して堤を破壊し水攻めは失敗します。

最後は小田原城が落城したため、忍城も開城することになるのですが、
もちこたえた支城はここだけでした。

ともかく弱肉強食の戦国時代に本当の強さとは人々の心にあるというこ
と、人に好かれるということはどういうことかを考えさせる物語でした。

非常に誇り高い人物は表向きはぼうようとして愚鈍に見えても、彼の民
に対する愛情により、百姓や足軽などの身分の低い者からは非常に慕わ
れ、「のぼう様のためなら命をかけることさえ厭わない」と思わせてし
まうのではないでしょうか。

そして、そのやさしさから、戦を通じて長親自身のリーダーの器が開花
し、自己犠牲の中から人心を掌握して全員が最後まで戦い抜く気力を創
造させるものです。

さらに、敵の人々まで引き付ける田楽踊りはまさに命がけながら、千両
役者そのものでした。後日、石田三成が絶対有利な関ヶ原の戦までもっ
ていきながら、最後まで、人心を掌握できずに味方から裏切り者が続出
して敗れたのは、この忍城の戦いで何も学んでいなかったからではない
かと思わせます。

理知や合理や大義より人心の力が勝るということですね。そして、改め
て自分として、「社員のために」ということを思い、自分が「のぼう様」
になったような気分になり、結婚記念日のお祝いで、魔女とその手下の
娘に映画の話を熱っぽく語ってしまいました。そうそう、忘れてはなり
ません、「家族のために」ということも大切なことですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田執行役員

        ――― 皆が大いなる和 ―――
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11月に入り朝夕はだいぶ冷え込むようになってきました。今年の4月
より大和に単身赴任をしており、一人で寒々とした部屋に帰るのは寂し
いものですが、先週はプロ野球の日本シリーズがあり、そんなことを感
じることも無くテレビに熱中してしまいました。そして自分にとっては
子供の頃から大ファンであるジャイアンツが、3年ぶり22度目の日本
一に輝きとてもうれしい結果となりました。

今回のクライマックスシリーズや日本シリーズでのジャイアンツは、日
替わり8番打者の打点が最も多くレギュラーシーズンであまり出番の無
かった選手の活躍が勝利の原動力になったように思います。

短期決戦でエンジンのかかりが遅い中心選手をいつ出番が来ても活躍で
きるように常に準備していた脇役の選手がフォローした結果だと思いま
す。選手層が厚いと言ってしまえばそうかもしれませんが、私は今年の
ジャイアンツは原監督のもとチームの和ができていたことがチーム力を
上げ、最終的にこのような結果に繋がったのだと思います。

話は変わりますが現在大和市に住んでいますが、何故旧日本の呼び名に
あたる「やまと」と呼ばれる場所が奈良でなく神奈川にあるのか、ふと
疑問に思いちょっと調べてみました。大和市のホームページなどネット
で検索した結果、次のような内容でした。

昔の町村制の施行の時、いくつかの村が集まって、「皆が大いなる和」
で協力していこうという意味から「大和村」としたのが始まりとのこと
です。ちなみに東京都の東大和市も同じような意味合いで、頭に東京の
東を付けたそうです。

それでは何故「大和」を「やまと」と読むのか、これはいろいろな説が
ありその中の一つだと思いますが、古代日本列島ではまだ国の概念が無
く各地に「環(わ)」と呼ばれる小国家がありました。「環」は今で言
う「和」の精神で成り立っており、それらのいくつもの「環」を統合し
た盟主が「やまと」と呼ばれる「環」であったことから、この環の集合
体、大きな環(=和)が「やまと」と呼ばれる国となったようです。

このような「大和」のいきさつや17条憲法で聖徳太子が「和を以って
貴しと為す」といっていることからも日本人は古くから和を大切にする
民族であり、私たちの強みでもあります。自分の出番にしっかりと役割
を果たし、みんなでチーム力(組織力)を高めていくことが大事だと改
めて感じました。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

       ――― スマイルライフへの貢献 ―――
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朝晩の冷え込みが日を増すごとに厳しくなってきました。周りでも体調
を崩す人が増えてきていますので、インフルエンザの予防接種を早めに
行うなどして、毎日を健康で楽しく過ごせるように留意していきましょ
う。

この10月からITCではお客さまの安全監査の依頼を受け、国内外の
サービスセンターの安全監査に飛び回っています。強行スケジュールも
多い中、体調を崩す社員がいないか心配してみていますが、皆元気に頑
張ってくれています。

工場関連のコンサルティングを行っている我々にとっては、世間で「安
全」に対する関心が年々高まり続けていることは、より安全な企業が増
えるという意味において良いことであると思っています。

そういう状況の中で安全監査を行っているわけですが、鉄を扱うサービ
スセンターの労災事故や交通事故がなかなかゼロにならないというのも
事実としてあります。各社では色々な取り組みを実施しているのですが、
被災当事者のちょっとした手抜きや気の緩みが結果となって表れてしま
っているのかと思われます。

人の集中力が持続する時間は諸説も個人差もありますが、だいたい1時
間程度ではないでしょうか。仕事の内容や難易度によって集中力の高め
方も変えることはありますが、集中すべきところで手抜きや気の緩みを
起こさないように自律していく必要があります。

チームで仕事を進めていく中で、自分の集中力を高めるために声を出し
たり、周りへの思いやりを行動(明確な合図、大きな声・返事、注意・
確認)に出すことがチーム全体の集中力を喚起させることに繋がります。

我々も安全監査を実施していく中で、不安全な状態や不安全な行動を撲
滅していく施策をお客さまとともに協創していくことを心掛けて行って
います。わが社の使命として、「世界のスマイルライフに貢献する」を
掲げていますので、「安全」という側面での成果創出に向けて、より効
果的な安全監査への取り組みをしていきたいと思っています。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2012.11.7 太田サービスセンターに、富士重工業さまが来社
          →http://www.isz.co.jp/news/2012/1107_000145.html

2012.11.7「ソリューションサービス展開事例」更新
          →http://www.isz.co.jp/news/2012/

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.489〕は、2012年11月15日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年も早くも11月に入りました。残すところあと2ヵ月を切りました
が、焦らずじっくりと残りの日々を過ごしていきたいと思うところです。
晩秋の時期は短いですが、本格的な寒さを迎えるまでの時間をもう少し
だけ、じっくりと過ごしたいですね。夏の間中、どうしても取り組めな
かったことはありませんか。ここで取り組みに着手して、徐々に感覚や
身体をなじませていければよいですね。

                      (編集室/本間靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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