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五十鈴メールマガジン〔No.903〕皆さまのお陰です
配信日時:2021/05/13 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.05.13発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.903≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           3度目の緊急事態宣言が

        4都府県で5月末まで延長となりました。

         行楽シーズンの最中ではありますが

       くれぐれも3密にならないようにしましょう。

        そして不要不急の外出も控えていくよう

       一人ひとりの自粛行動が求められています。

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☆No.903 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_皆さまのお陰です
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_脳はアップグレードできる(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_SDGsを進めるために(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 皆さまのお陰です ―――
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鈴木貴士です。

4月29日に新聞発表されましたが、この度、春の叙勲にて旭日小綬章
の栄に浴しました。

全国コイルセンター工業組合の理事長を、昨年まで20年間務めたこと
が評価されたものと思いますが、これもひとえに皆さまのお陰と感謝し
ています。これからはこの栄誉に恥じることのないよういっそう精進す
る所存ですので、今後ともよろしくお願いします。

しかしこのコロナ禍で伝達式も天皇陛下への拝謁も中止になってしまい
ました。これも致し方のないことですが、こちらの対応も初めてのこと
なので戸惑ってしまいました。

内定してから日程が定まらないなか、ある時期から叙勲ビジネスの会社
からの案内が大量に届き、そういうものを見るととても仰々しく対応し
なければならないのでどうしたものかと悩みましたが、自分の考えで粛
々とやるしかないと思いあまり準備はしませんでした。

10年前、藍綬褒章を頂いた時もそうだったのでそれでよいと思ってい
たのですが、褒章と勲章は異なるとか、格が違うとか言われ困ってしま
いましたが、発表後は連休中でもありどうしようもないので、家にいる
と祝電や電話が相次ぎました。一番祝意が多かったのがメールでしたね。

メールやLINEは一番手頃というか、こちらも気軽にお礼の返事がで
きるのですが、祝電はそうはいきません。

そして小池東京都知事や政治家からの祝電が多く驚きました。こういう
時にすぐにその対応のことばかり考えてしまうのですが、最もやらなく
てはならないことは受章の意味合いを考え、自分の人生を振り返り、お
世話になった方々や家族をはじめ周りの人に感謝するということであろ
うと思いました。

一番深く考えたことは、この国に生まれたことです。この日本という国
に生まれ、天皇陛下から受章するという意味合いをかみ締めました。し
かしある程度長く生きているとお世話になった方も多すぎて、収拾がつ
きません。

それから業界や会社関係はよいのですが、親せきや友人知人への報告は
どうするのかとか、本当に悩んでしまいます。

現在は叙勲に対する価値観も異なるのですが、一番喜んでくれたのは、
95歳の九州の大魔女(家内の母親)で、それはそれで良かったと思い
ました。

これから恩返しの日々を迎えますが、先輩方にはもちろんそのように接
し、若い人たちにはどうしたら皆さまの役に立てるか真剣に考えなけれ
ばならないと思いました。

「植福」という言葉もあるように、自分がいなくなっても役に立てるよ
うなことを一つでもよいから残すことができないか、将来のために「幸
せの種」を蒔くことができないか、そう考えるとなかなか良い知恵が浮
かびません。

関東大震災後の東京復興に尽力した、後藤新平氏は次のように言ってい
ます。「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そしてむく
いを求めぬよう」。その通りだと思いますが、もはや人のお世話をする
より、人のお世話にならないようにするぐらいしかできないのは情けな
い話ですね。

なにはともあれ、身に余る栄誉とはそのとおりで痛み入るばかりですが、
工業組合の理事長を20年間、五十鈴の社長を30年間、長い間やって
きたのは事実で、本当に周りの皆さま方のお陰です。

パンデミックで世界が大混乱しているときに、また緊急事態宣言が延長
されるというようなタイミングでこのようなことになるのも何かの因縁
でしょうか。間違いなく記憶には残ります。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

      ――― 脳はアップグレードできる ―――
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今年のゴールデンウィークも昨年同様に必要以外には外出しない連休で
したが、普段観ることのない昼間のニュース番組では人出の多さが連日
報道され、感染者は減りそうもないなと感じていたところに、4都府県
の緊急事態宣言の延長が決まり、終わりの見えない状況にうんざりする
気分になります。

ステイホームから一年経っても、医療現場の危機的状況は改善されてい
るようには思えず、変異株の市中感染も拡大してきており、むしろ今感
染すると本当に命の危険にさらされてしまうのではと思えるほど、状況
は悪くなっているように感じます。

感染を避けるために、行動を制限して、こまめに消毒手洗いうがいをす
ることくらいしか自分たちにできることがない現状がもどかしいですが、
自分のことは自分で守るしかないということだと思います。とにかく用
心深い生活を継続していこうと思います。

話は変わりますが、連休中に読んだ記事に、脳はアップグレードできる、
という嬉しい内容がありました。もちろんそれなりに努力はしないとい
けないのですが、脳がアップグレードできるならやらないと損ですよね。

人は新しいことを学んだり経験したりすると、脳に新たな神経回路が生
まれ、それが生じるたびに脳の構造やサイズが変化するとのことで、こ
れは脳の神経可塑性と呼ばれる能力で、周囲の環境や自分の要求に合わ
せて常に変化し、作り替えられているそうです。

この能力を活かすうえで大事なのが、マインドセット、モチベーション、
メソッドの3点セットだそうです。

マインドセットは自分の可能性を信じる力、人の資質は努力次第で伸ば
せる、という心のあり方で、努力と経験を重ねれば誰でも伸びていける
という信念に基づくもの。これは心の持ちよう、考え方ですが、意外と
自分で自分の可能性にリミットを設けている人は多いように感じます。

モチベーションは行動を起こす力、意欲や目的、エネルギーにより、自
分で制御しながら誰でも確実に生み出せるもので、これも上がったり下
がったり、湧いたり湧かなかったりするものではないということです。

メソッドは脳の学習効果を高めるために、効果的な手段に基づいて実践
することとあり、何かを成し遂げるための方法や手段のことです。

この3つのことで脳は作り替えることができ、本来持っている能力と可
能性を引き出してくれるとあります。

この3つのことは普段の仕事の中でも意識していることだとは思います
が、IVCや重点課題の目標設定や実践においても、脳をアップグレー
ドするという意識を加えて取り組んでみると楽しく取り組めるのではな
いかと思います。

こんな時だからこそ、何事も楽しく取り組める工夫が必要だと思います。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

       ――― SDGsを進めるために ―――
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建設の神生(カノウ)です。

緊急事態宣言は5月末まで期間延長になりました。規模やイベントによ
り地域別、イベント別に今までと違ってはいますが、自粛生活は続ける
ようですね。新型コロナ関係の話ばかりなので少し視点を変えていきた
いと思います。

SDGsは17の目標がありますが、政府発表の2030年CO2削減
目標の13年度比46%削減に注目が集まっています。

二酸化炭素排出の削減目標の達成に協力しやすい分野が住宅です。家庭
に由来する二酸化炭素排出量は国内の14.6%を占めます。環境配慮
の意識は個人にまで届いていて、新築住宅では太陽光発電など再生可能
エネルギーの活用が進んでいます。

19年度家庭部門のCO2排出は1億5900万トン。13年度と比べ
ると2割の削減で、産業分野(35%占有)や運輸分野(18.5%占
有)より削減率が大きいそうです。

今後も小泉環境大臣が住宅やビルに太陽光発電パネル設置の義務化を提
言し、関係省庁で協議も始まっているので新築については進むと思われ
ます。ちなみに既存住宅の太陽光発電パネルの設置は減少しています。

新築住宅の場合は総工事費に太陽光発電費用を合算しているため100
万~150万円の設置費は少なく感じているのでしょう。また、新築住
宅は太陽光設置の標準的な購入者の意識があるように見えます。

既存住宅の場合は、太陽光設備費と仮設足場や電気・配管等の工事費が
かかりますので、新築住宅より割高感はでてしまいます。また、売電金
額は2009年では48円/kWhで、2021年は19円/kWhで
すので、元を取ろうと考えると少し無理があります。

ただし、今後電気料金が上がるとの話もあります。現在の電気料金の倍
以上になるとの話も聞きましたので、新築住宅を建てる際には検討した
ほうがいいと思います。

既存の住宅に新たに設置する場合は、屋根の方向、傾斜角度等により発
電効率が悪くなる場合があるので注意してください。

建築業関係にいると「得か、損か」の話が多いのでどうしても上記のよ
うな内容になってしまいますが、SDGsを進めるためには金額的な
「損、得」ではなく、将来的な展望を視野に入れないと進みません。

コロナ後の世界はどう変化しているのか。またどう変化したほうが良い
のか。この両方の見方をする必要があります。社会はどう変化するのか
を想像し、自分も含めて会社や工場、事務所等はどう変化したほうが良
いかを考え、進んでいかないとなりません。

進化するとは、周囲の条件や自身の内部の発達によって変化し、種や属
の段階を超えて新しい生物になることです。建設としても進化を求めら
れ、また進化したいという思いがあります。

先が見えにくい現在の社会は、一企業の知恵や経験だけではなかなか乗
り切れません。我が社は変化ではなく、進化を目指しますので、今後も
皆さまとの協創、協進を通した刺激を活力としたいと思います。なにと
ぞ、よろしくお願いいたします。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.904〕は、2021年5月20日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

SDGsには私たち一人ひとりの行動も求められ、特にごみの出し方も
さることながら、そもそもごみになるようなものを得ないようにするこ
とが大事だとあらためて思います。
例えば、ものを購入する際も必要以上の包装や梱包を断ることなど、細
かいことかもしれませんが我々一人ひとりの行動を積み重ねて、環境に
よい影響を与えていくようにしなければなりません。
夏に向かうこれからの時期、異常気象によってこの夏もまた豪雨災害な
どのリスクが想定されます。一人の行動はほんのわずかなことかもしれ
ませんが、次の世代のためにも日々の具体的な行動が大切だと思うとこ
ろです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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