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五十鈴メールマガジン〔No.904〕ワクチンに対する期待と懸念
配信日時:2021/05/20 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.05.20発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.904≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

        昨年は5月下旬ころに緊急事態宣言が

           東京でも解除されましたが、

         今年は変異ウイルスの猛威により

        脅威が衰えることなく推移しています。

       コロナワクチンの接種が早く一般の人にも

          行われることを祈念しますが、

        それまでの期間は行動の自粛によって

      自分の身は自分で守るを徹底していきましょう。

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☆No.904 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ワクチンに対する期待と懸念
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか(鈴木勝執行役員)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_バリューデザインチーム(本郷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― ワクチンに対する期待と懸念 ―――
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鈴木貴士です。

ワクチン接種が本格的に始まり、日本中に期待が広がっていますが、本
当にこれで集団免疫が獲得でき、元の暮らしに近いような状態になるの
か半信半疑です。

ワクチンさえ打てば安心だと思う人々も多いようですが、今回のコロナ
ワクチンも製薬会社によってもさまざまで、それが変異株に効くとか効
かないとか、副反応のこともあり情報が錯綜し混乱しています。

ともかくワクチン接種を早期から対応し、普通の生活に戻りつつある国
や、観光の制限を緩和した国の報道がされるのを見るにつけ、日本はど
うなっているのだ、と思ってしまいますね。

確かに国民へのコロナワクチン接種もG7で最後の国になってしまった
のは事実です。感染者や死亡者の数が当初、感染爆発した国々と桁違い
に少なかったことでそういう対応になったと思っていましたが、そうで
はなく、予算の問題や小さな政府や行政改革により、抜本的な対応や大
規模な検査等の対応ができなかったのですね。

ですからひたすら国民に自粛を求め、最初は社会的圧力も効いていたの
で人々は真面目に対応していましたが、所謂コロナ疲れが生じ、第2波、
第3波、第4波と感染者の数や重症・死亡者の数が増えていく結果とな
ってしまいました。

欧米の先進国は感染者の数も多かったのですが、その後の対応の規模や
スピードには感心してしまいます。実際、外国にいる知人からのメール
でもほとんどの人のワクチン接種が終わったとか、無料で大規模なワク
チン接種が簡単にできるなど、先進国と言える対応の情報が飛び込んで
きています。

日本は平等とか公平とかそういうことはすぐに話題になりますが、実際
にワクチン接種がどのようにして受けられるのかの情報が錯綜してよく
わかりませんでした。ようやく最近は知人からもう接種したとか、予約
したとかというメールが届いたりしますが、各自治体で対応がまちまち
のようです。

私は東京都民ですが、区によっても対応が異なるようです。かかりつけ
の開業医で接種すればよいと思っていたら、先生にやらないと言われて
しまいました。

しかし、ともかく私のところにも接種券が送られてきましたが、こうい
うものはなんでもそうですが、すこぶるわかりにくい。特にネットは難
しいので電話で予約しようとするでしょう。しかし、報道にもあるよう
に、まず通じないのが普通です。

またそれにかこつけて、予約代行などの詐欺が横行するということが起
きています。そういう状況で、一人暮らしの老人はどうやった手続きを
するのか心配してしまいますが、私のように周りの人に頼ってばかりい
て自活できない人間よりしっかりしているのかもしれません。

私の場合、まずはともかくLINEで目黒区とお友達にならないと始ま
らないというので、「これはどうやるのだ!」と騒いでいるとQRコー
ドでこうやるとか、教えてもらいましたが、今度は何歳以上で大規模接
種を受けるかどうかとか、何やらまたわけがわからなくなってきました。

しかしそれなりに理解はできましたが、どの会場を選ぶとか、どういう
準備や手続きが必要なのかとかすべて自分で判断できるかどうか予約が
取れるまで心配です。

日本では今、ワクチン接種予約の早期対応のことばかり言われています
が、よいことばかりではなく、その危険性や副反応の問題を考えると本
当のところどうなのか、あまり真剣に議論されていないようにも思える
のですが。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木勝執行役員

   ――― 人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか ―――
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刺激的なタイトルですが、私がコロナパニックに対して率直に感じてい
ることなので、今回はそれを書きたいと思います。

コロナは社会のさまざまな問題を浮き彫りにして分断を加速させました。
コロナに対するさまざまなルール、規範、統制が始まり、ある程度秩序
化されたのでコロナ社会が形成されたと言っていいでしょう。我々は社
会の一員として、このコロナ社会とも向き合っていかなければならなく
なりました。

生きにくい社会ですが、残念ながらこれも未来社会のひとつです。そし
て社会で生きていく以上、ある程度社会秩序に従って生きていかなけれ
ば、生き残ることはできません。これは会社も個人も同じです。

ただ、ここで言っておきたいのは、社会変化を起こすことができるのは
我々だということです。そのためには現状の当たり前を疑い、あるべき
姿を考え、必要に応じて柔軟に行動していくことです。自然と入ってく
る情報や決められたルール、基準を鵜のみにせずに自分で考える人間力
が求められます。

ルールやマニュアルは標準化するためにあります。または安全やリスク
回避のためでもあります。我々は機械的になってはいけません。決まっ
ていることだからと意味も考えずに従順に従っているだけ、というのは
ダメです。それはもはや人間力、感受性が欠如していると言ってよいで
しょう。

法律も含め、規則や規範もモノもサービスも、「不完全な」人間がつく
ったわけですから、完璧ではありません。つまり、常に進化させること
ができるわけです。社会秩序に従いながらも進化に挑戦する、モノやサ
ービスもつくりながら、使いながら、進化に挑戦する、こういった考え
と感受性が必要だと思います。

ここで冒頭のタイトルに戻ります。コロナは人の死というものを捻じ曲
げ、恐怖とゼロリスクの扇動によって経済を止め、人々のこれまでの生
活を破壊し、コロナ社会という鉄の檻に閉じ込めました。死は、ゼロリ
スクにはならないのです。人はいつか、100%必ず死にます。高齢者
に限った話ではありません。

誰しも高齢になれば足腰も衰えるので、転倒リスクを考えれば歩かない
ことが一番の予防策になります。介護施設に入ると行動は制限され、急
速に筋力と体力が低下し、寝たきりになります。高齢者の多くの願いは、
家で好きなものを食べ、自分らしく生活したいという単純なものです。

それなのにゼロリスク信仰のせいで、いとも簡単に高齢者の生活を奪っ
てしまうのです。多くの高齢者たちは本人が望むか否かに関わらずリス
クを恐れ、鉄の檻の中にいます。

この傾向は、コロナパニックによりいっそう深刻化したと思っています。
家族でさえ面会できなくなり、寂しく過ごしている人たちがたくさんい
るのです。高齢者以外も、自由や人権などこれまで数百年で獲得してき
た社会的な権利を、一時的とはいえ、むしり取られる体験をしているの
です。

人の死はコロナに限らず、いつも身近にあるものです。自動車の製造を
やめれば交通事故による死者はいなくなります。でも、我々人類はその
選択をしなかった。意識するかしないかに関わらず、我々はリスクと共
存して生きている。

閉塞感のある社会に対して、さまざまなことをそういった前提で考え、
感じ、行動しないと、未来社会は明るく楽しいものにならないと思うの
です。


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【五十鈴中央の現場から】_本郷社長

       ――― バリューデザインチーム ―――
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今年度も早いもので1.5ヵ月経過しました。昨年の今頃は、1回目の
緊急事態宣言が解除されたところで、5月の月頭朝礼にて

1.感染対策の徹底、
2.丁寧な仕事を心がける、
3.コロナ後の準備をする、

の話をしました。1年経過してコロナ環境は変異株の影響から3回目の
緊急事態宣言が延長発令中であり、ワクチン接種が待たれるなか、それ
以外はあまり変化が見られません。

ただしビジネス環境は大きく変化してきております。我々のコア事業で
あるサービスセンター業は、お客さまの回復傾向と比例して業種間のバ
ラツキはあるものの、概ね戻ってきておりますが、昨年からの半導体不
足による生産減少が自動車を中心に影響が出始めております。

一方、非自動車関連は巣ごもり需要や働き方改革への促進から想定以上
の需要となっております。あらゆるリスクを想定しながら、新たな価値
観の浸透とともに社訓の実践とCS行動をしっかりとっていきたいと思
います。

今回は昨年度から新たに発足したバリューデザインチームを紹介したい
と思います。このチームは中央横断組織であり、中央エリアにおけるマ
ーケット、お客さま、そして地域の未来社会をデザインするチームであ
り、グループ全体のバリュー案件をマーケティングする機能も担おうと、
日々学習しながらプロデュース力を発揮できるよう、特に各自治体への
アプローチを進めております。

自治体へのアプローチと言っても、我々が接点を持っているお客さまと
同様の営業活動ではうまくいかないと仮説立て、まずは自治体とのコネ
クションや対応方法をコンサルティングしている企業さまと接点を持た
せていただき、自治体の常識やコンタクト方法、予算組み等を学習しな
がら、連休前後で二つの自治体(小山市・富士市)とミーティングする
ことができました。

当日は我々の会社紹介から、SDGsを起点に提案したい対策を4つに
分類し、自治体が興味を惹いてもらえるような内容を心がけプレゼンを
させていただきました。

特に関東が開発した防災ステーションと中央のファブレス機能や文化財
のデータ保管機能に大変興味を持っていただき、ミーティングに参加し
た社員からは、一緒に創り上げる姿勢がとても大切だと感じた一方、実
績がないと納得感・説得に時間がかかるとの振り返りから、行政の方た
ちの効率とサステナブルなエコシステムを、各種パートナー企業さまと
考え、次のステップに進みたいと抱負を語っていました。

五十鈴中央の基本方針は「ソフトパワーの創造」、キャッチフレーズは
「ムーブメントを起こそう!」です。

コアビジネスとともにこの10年で創り上げてきたビジネスをホンモノ
の力として深化させながら、NEXT創造に向けて、「繋がりをパワー
へ、コネクティビティーをより外へ」柔軟に形を変え、進化し続ける経
営を全員がそれぞれの役割・責任のなかで、主人公・主役として成長で
きるように推進していきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.905〕は、2021年5月27日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

ワクチン接種が国民の多くに行われてマスクなしでの外出が許されてい
る諸外国でのニュースが報じられる一方で、インドにおける危機的状況
や対策が進んでいた台湾での感染者増なども報じられており、世界全体
が絶対的に安心な状況になるにはまだ時間がかかると思われます。
1回目の緊急事態宣言が発出されていた1年前の状況とは異なり、3回
目の今回の状況は電車の乗車率は高めであり、繁華街の人出も多めです。
東京でもこれからじめじめした梅雨の季節に入ろうという時期ですが、
3密の状況は避け、手洗い・うがい・換気を心がけて各自が継続して対
策をとっていかねばならないのは変わりありません。気を抜かずに日々
を工夫して過ごしていきましょう。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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