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五十鈴メールマガジン〔No.905〕新常態のコミュニケーション
配信日時:2021/05/27 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.05.27発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.905≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         昨晩の26日は約3年ぶりとなった

        皆既月食ですが、東京では雲があつく

            観られませんでした。

     それでも部分食を観た人は多いのではないでしょうか。

        東京は緊急事態宣言下ではありますが

          密にならずとも楽しめることを

           探していきたいものですね。

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☆No.905 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_新常態のコミュニケーション
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_自己紹介(長尾執行役員)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_お得意さんに誠意をつくそう(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― 新常態のコミュニケーション ―――
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鈴木貴士です。

もはや会議や打ち合わせはもちろん、営業のような対面の仕事までが、
Webが当たり前のような状態になってしまいましたね。それはそれで
合理的なところもあって、ネット社会の進展を感じられるようなところ
が多々あるとは思います。

形骸化されたセレモニーのような手続き会議はこの方が便利でしょうが、
コンセンサスを形成する、膝を交えて語り合うような会議、そして一番
重要なのはコミュニケーションを目的とするような会合、すなわち、飲
み会のようなものにはWebでは無理なところがあります。

リモート飲み会もやってみましたが、面倒くさいばかりで面白くもなん
ともない。それはそうでしょう、今までは会議が終わった後、居酒屋あ
たりで「さっきの会議で部長はあー言っていたけどさー」なんていう愚
痴やガス抜きはできないし、リモートでやったとしてもそれこそ密にな
っていないと臨場感というか、そういう雰囲気でないと意味がないので
すからね。

まあそういうものが昭和の感覚で古いと言ってしまえばそうなのですが、
今苦境にあえいでいる、一杯飲み屋や居酒屋があれだけあるということ
はそれだけの需要があったということでしょう。どうして飲み屋はあん
なに密になっているのか、それは結局身体を寄せ合うことが人間は基本
的に好きなのですね。

それはさておき、飲み会ばかりではなく、会社における組織の構成員の
意思の疎通、コミュニケーションは絶対に必要なことです。

意味深な連絡は、メールや電話、Web会議だけではなかなか難しいで
すね。コミュニケーションは人との気持ちを分有、シェアすることです
からプロセス的に五感すべてを駆使しなければなりません。

ですから徹底的にコミュニケーションをとろうとすれば、共有する時間
を長くするのが一番よく、それが学生時代の合宿だったり、会社に入っ
てからの寮だったりしたわけです。

これも昭和的な考え方で、愛社精神を育成するにはまず、独身寮で先輩
たちと一緒に暮らし、それこそ毎日飲み会やマージャンは当たり前、そ
して怖い寮長がいて会社の歴史やエピソードなどを語ってくれて、社員
教育の一環にもなっていたのです。

その後、時代の変遷で寮や社宅もまったく変わり、個人の自由を重視す
るようになっていきました。そして今度は衝撃的なパンデミックによる
新常態の形成で一挙に状況は動いています。

そのなかでどう工夫してコミュニケーションをとるのか、画面越しでも
ある程度、反応を大きくするとかはできるでしょうが、誰が誰の発言で
反応しているとか、その雰囲気はどうなのかといったところまではわか
りませんね。

ですからワクチン接種や感染対策が成功し、以前の社会生活に戻ること
を期待するのですが、アフターコロナでは人とのコミュニケーション、
特に会社生活や仕事の場では新常態で受け入れられたものはそのままで、
新しい形でのコミュニケーションの在り方が、ダイバーシティや働き方
改革も影響しあいながら形成されるのではないかと思っています。

利便性と人間味という二つのファクターをとらえながら、時代は変化し
続けるのでしょうが、いつの時代でもコミュニケーションのとり方でさ
まざまなことがうまくいったりいかなかったりすることはわかっている
ことですが、この新常態からそういうツールや媒体のみならず、人々の
気持ちの大切さを理解できるものはできないものでしょうか。


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【執行役員が伝えたいこと】_長尾執行役員

          ――― 自己紹介 ―――
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4月から執行役員に就任いたしました長尾と申します。もう少しで2ヵ
月が経とうとしておりますが、コロナ禍の状況でもあり、まだまだご挨
拶できていない方々が多くいらっしゃるので、今回はこの場を借りて自
己紹介させていただければと思います。

まずは略歴紹介をさせていただきます。出身は東京で、会社に入って転
勤になるまでは東京で生活していました。三菱商事に入社し、特殊鋼棒
線部という部署に配属され、建設機械向けの特殊鋼棒鋼を扱うのが最初
の仕事でした。

入社3年目に岡山支店水島分室に異動となり、最初はステンレス・特殊
鋼の担当でしたが、途中から自動車鋼板の担当となり、当時の菱和スチ
ールと一緒に仕事をしました。

6年ほどの水島勤務の後はタイのMSATというブランキングの工場を
持つ会社(当時はブランキングのみでした)へ異動となりました。MS
ATでは五十鈴から応援に来ていただいた方々とも一緒に仕事をしまし
た。

タイ駐在中にメタルワン(MO)が発足し、3年半のMSAT勤務の後
にMOの薄板部に帰任することとなりました。薄板部では主に建材薄板
の担当としてメタルワン・スチールサービス(MSS)と一緒に仕事を
し、5年経つとMSSへ出向となりました。

2年間のMSS勤務の後でMOの自動車鋼材事業部に戻り、すぐにメキ
シコのNicometal Mexicanaというコイルセンターへ
赴任となりました。

3年半のメキシコ生活を経て、再び水島へ異動となり、MO菱和の社長
を4年間務めさせていただきました。その後MSSへ異動となり、わず
か一年で今年の春の異動となった、というところまでが略歴となります。

こうして書いていてもいろいろなことを思い出し、藤原専務の経歴紹介
が永遠に続くのも納得がいきましたが、今回は簡単な紹介のみといたし
ます。

略歴以外の自己紹介、というと趣味を披露するのが定番かもしれません
が、恥ずかしながら披露するほどの趣味がありません。と言っても仕事
が趣味、ということでもありません。

以前、友人と“趣味は何ですか?”って聞かれたらどう答える?という
話題になり(友人もこれといった趣味がありませんでした)、二人で悩
み、“プライベートで一番お金をかけていることって何だろう。それが
趣味じゃない?”、と考えたら、二人とも一番お金がかかっているのは
飲食と帰りのタクシー代という結論となり、これからは“趣味はタクシ
ーに乗ることです”と言おうという結論に至ったこともあります。

ライフワークバランスなどといわれる時代に情けない話ではありますが、
これからぼちぼちとプライベートな楽しみを開拓していきたいと思って
おります。

文字数が足りないので家族構成を紹介いたします。私には妻と二人の子
供がおります。上の娘は大学生で自由気ままに暮らしております。下の
息子は中学生で軟式野球部にはいり、先日練習試合で初めてヒットを打
ちました。

妻は教育熱心で気が向けば息子が泣くまで指導します。何にしても私に
とっては素晴らしい家族で、趣味のない私にとって家族の幸せこそが唯
一の自分の幸せと信じています。

このような私ですが、これから五十鈴のために微力ながらも精進いたし
たく、皆さま何卒よろしくお願い申し上げます。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

     ――― お得意さんに誠意をつくそう ―――
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先週は五十鈴グループSS部門のISO9001サーベイランス審査が
行われました。最終結果は1ヵ月後になりますが、審査員の方からは是
正処置を行う必要のある指摘事項もなく、審査を終了することができま
した。

私はSS部門のQMS(Quality Management Sy
stem)の統括品質管理責任者という役を担っておりますので、今回
はこの立場からメルマガを書こうと思います。

五十鈴グループでは1990年代後半からこのISO9001規格の認
証取得を各拠点単位で進め、SS部門として統一した品質マニュアルの
もとで認証取得をしたのが2003年で、今年度で18年目(18年間
品質マネジメントシステムを運用している)となります。

今年度の審査は、オブザベーション所見といわれる「改善の機会」とし
てのアドバイスが14件、Good所見といわれる「良い点」として挙
げられたのが19件ありました。先に述べたように是正処置を必要とす
る「軽微な指摘」は0件でした。

これもSS部門の皆さんの毎日の品質管理活動や日常業務がきちんとで
きている結果であると思います。改善の機会としてアドバイスされた点
についてはISO事務局の方で検討し、全社で改善をすべきもの、SC
個別で対応すべきものをそれぞれ展開していきます。

我々のQMSの目的は簡単で、「お客さまの欲しいものを欲しい時に、
欲しい量をお届けする」ために、こういう確認をしましょう、こういう
検査をしましょう、こういう記録を取りましょう、という業務の基本を
記述(品質マニュアル、各種規定、各種手順、記録用紙等)しているだ
けです。

SS部門では毎日お客さまから注文を受け付け、1日に何十件、何百件
という受注処理業務を行ったり、何十枚という加工指図書(板取)を作
成したり、何十Coilという母材を加工していますが、その作業の都
度QC工程表や作業手順書を見ながら作業をする人はいないと思います。

基本業務をQC工程表や作業手順書で教育してもらいながら、毎日のO
JTの中で基本業務が自然と身についているからです。食事をするとき
に箸の上げ下ろしを手順書を見て行う人がいないのと同じ理屈です。

しかし、我々の業務は箸の上げ下ろしに比べるともう少し複雑で、それ
ぞれの作業にはすべて目的があります。品質を担保するという観点での
目的を達成する作業ができているかが重要になってきます。

各作業にはQC工程表という品質を担保するための手順書が規定されて
います。皆さんの作業場の近くに掲示されていたり、ファイルに保管さ
れていると思います。その中に何のために何を実施するのかが書かれて
いますので、定期的に自分の作業が目的通りの作業としてできているか
を、QC工程表と照らし合わせて確認してみてください。

グループのクレーム件数も年々減少してはおりましたが、ゼロにはなっ
ていません。2020年度はコロナの影響があり、お客さまから苦情が
来ても訪問させてもらえず、とりあえず引き取って苦情製品を確認し、
よくよく話してみるとそのままご使用いただけたというような事例が少
なからず発生していたようです。

今年度もまだまだコロナの影響が残っていますが、「お客さまの欲しい
もの」通りの製品になっているかをそれぞれの場所できちんと確認し、
お得意さんに誠意をつくしていきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.906〕は、2021年6月3日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

初夏に入り、庭の梅の木の枝葉が伸びてきたため、先週末に剪定作業を
行いました。人間の髪の毛もそうですが、適度な長さにしなければ、隣
の家に迷惑をかけたり、近くを歩くたびにからだに触れ、梅雨時のこれ
からは特に雨の日には垂れ下がってくることもしばしばのため、思い切
って刈り込みました。
東京はまだ梅雨入りしていませんが、蒸してくるこれからの季節を想定
してできるだけの対策を打っていきたいものですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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