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五十鈴メールマガジン〔No.911〕自然災害の悲劇
配信日時:2021/07/08 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.07.08発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.911≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            今年も7月の初旬に

      豪雨による大規模災害が起こってしまいました。

        この度の熱海市で起きた土石流災害で

    お亡くなりになった方々に心からお見舞い申し上げます。

      また、行方不明の方々の早期発見を祈念します。

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☆No.911 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_自然災害の悲劇
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ものの見方と内面のアップデート(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_NEXTへの階段(判治社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 自然災害の悲劇 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

オリンピックの開催やワクチン接種の問題でいろいろな混乱が生じてい
る最中、今度は豪雨による土砂崩れの大災害が熱海市で起きました。

テレビの画面では、ツイッターや視聴者からの投稿により、生々しい状
況が何度も映し出され本当に恐ろしくなりましたが、これを支援する行
政もあまりの凄さにどうしようもないといった状況が続きました。

情報も一部の地域の情報が多く、全体観を掴めるようなことにはならず、
引き続く悪天候や二次災害の発生により、混乱は収まるまで相当な時間
がかかると予想されます。

政府はもちろん、人命最優先で事に当たるよう、各地域に指示を出して
いますが、本当に自然災害大国の日本は毎年予想もしないようなとか、
観測史上初めてだとかさまざまな非常事態を言われますが、自分や自分
の身内が被害を受けていないと報道を唖然として観ているだけでどうす
ることもできず、被災地や被災者は大変だろうと危惧するばかりです。

やはり私は、五十鈴グループの各拠点や社員や家族の被害状況が心配で、
そういう連絡が入るのではないかと気が気ではありませんでしたが、そ
ういうことはありませんでした。

しかし、被害があったとしてもその瞬間は状況を確認するだけで現場頼
みの対応になってしまい、ある程度落ち着いてからの救援支援になりま
す。

BCP対応と言ってもあれだけのことが起きると、それこそ「安全を確
保し生き延びる」、地区の行政の指示に従うということになってしまう
でしょう。

今回直接的な大被害はありませんでしたが、今後、お客さまの状況や各
地区の交通インフラなどの影響がでるのは間違いなく、まだら模様の生
産増加のなかで、またしてもさまざまなものが調達できず、生産に支障
がでるのではないかと心配しています。

それでなくても半導体をはじめ、副資材や材料不足の影響が散見され、
現場では日々悪天候やこれからの暑さ対策の必要にも迫られています。

IT関連はもとより、デジタル社会やSDGsや環境問題への対応が叫
ばれ、世の中が劇的に変化するなかで、そういう対応とは別に日本が避
けては通れない自然災害に対する基本的な備えをどうするかということ
は、世界で叫ばれているものとは異なり国として真剣に考えないと毎年
訪れる自然災害に対し「自助」に期待するのはコロナ禍の「自粛」と同
じようにむなしい気がするのです。

起こってからの人々やコミュニティの結束、行政や警察、消防、自衛隊
の献身的な努力は頭が下がりますが、国としてのグランドデザインや自
然災害に対する「公助」のありかたを予算制約から切り離して考えてい
かないと悲劇は繰り返し「自助」「共助」「公助」という、起きてしま
ってから「生き延びる」ための手段方法では情けないと思うのです。

まずは世界で一番少ないと言われるような公務員の人数を増やし、行政
を充実させ、国の基本となるインフラ整備をはじめとする長期的な施策
を明示すれば、民間もそれに対しての積極投資を行い、経済の循環も変
わってくるのではないかと思うのです。

思えば、財政規律を重んじ、基礎的財政収支を気にするがあまり、長期
的展望による積極投資が抑圧され、場当たり的対応になり、さらに選択
と集中という効率化で首都圏が肥大化して、地方が疲弊しさまざまな問
題が起きていることを振り返る必要があると思うのですが、「マクロ経
済対策」の転換は起きそうもありませんね。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

    ――― ものの見方と内面のアップデート ―――
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熱海市で発生した土石流の映像は何度観ても恐ろしいと感じます。ここ
数年は毎年のように自然災害による甚大な被害が続いていますが、本当
に心が痛みます。

2015年の関東・東北豪雨による鬼怒川の決壊のことを思い出しまし
たが、その時の堤防整備などのハード対策もこの夏でやっと完了する見
通しですが、これだけ各地で豪雨が続くと次はどこで水害が起こるのか
心配でなりません。

自分が暮らしている場所や地域のハザード状況を再確認して、とにかく
安全を確保する行動を日頃から決めておく必要があると感じます。職場
においても通勤途中や輸送経路におけるハザード状況は確認しておいた
ほうがいざという時の状況判断に役立つと思います。

話は変わりますが、前回のメルマガで脳はアップグレードできるという
ことを書いたのですが、今回は自分のものの見方と内面をアップデート
する話をしたいと思います。

今期からあらたに管理職になった人やリーダーを任された人、役割責任
が変化した人の多くは、この1/四期にこれまでとは違う立ち位置で目
標を設定したと思います。

何を考え、何を語るか、周囲にどう働きかけるか、自分自身のリーダー
シップのあり方を模索しているはずです。自分らしさを損なうことなく
チームや同僚に良い影響を与える存在感を発揮するときに、自分自身の
ものの見方・内面と向き合うことから始めてアップデートしていくこと
が良いとされています。

課題に追われるあまり、課題解決ばかりに意識が行くことはあまり良い
とは言えません。そして、このものの見方と内面をアップデートする際
に重要になるのが、リフレクションと対話になります。

リフレクションは自分の内面を振り返る行為で、プロセス的には、なぜ
そう考えるのか⇒その考えはどんな経験や知識に基づくものなのか⇒そ
の経験や知識にはどのような感情が紐づいているのか、ということを俯
瞰して、自らの価値観を明らかにすることによって、あらゆる経験から
学びを得て、未来の意思決定と行動に活かしていく行為になります。

そして、その学びを支える土台となるのが、対話になります。日頃の自
分自身の認識というのはある側面の限られた経験や知識からものごとを
判断しています。

視野を広げてより深くものごとを考えられるようになるためには、ある
側面の限られたものの見方ではなく、多様な視点を取り入れて、意見や
考えの背景にある判断基準やものの見方に目を向けて、対話を通じて学
びを得て、自分自身のものの見方や内面に磨きをかけていくことが成長
につながるのだと思います。

どのような考えや意見にも、その背景には必ず知識や経験、感情や価値
観があり、それを感じ取ることで自分の枠を広げることができるのでは
ないかと思います。

2/四期以降のアップグレードに向けて、なりたい最高の自分の姿とい
うものをイメージしながら、ものの見方と内面のアップデートをしてみ
てください。


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

        ――― NEXTへの階段 ―――
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今回の熱海の豪雨災害で大勢の方々が被災され、多くの尊い人命が失わ
れました。ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、あらためて身の回りの変化を観ますと、単身で住んでいる東京で
は東京オリンピック開催の影響もあるのでしょうか、新型コロナワクチ
ン接種が随分と進んでいるように感じます。

愛知の自宅にはワクチン接種の予約券が未だ届いておらず、心配になり
市の担当部署に確認したところ、7月5日から順次発送されるとのこと
で一安心しました。

こういう情報が入りますと、世の中が思ったよりも早く良い方向に向か
うのではないかと期待が先行してしまいますが、昨今はニューノーマル
が進展・加速しておりますので、コロナ以前に当たり前に期待していた
ようなことは期待してはいけないですし、変えないといけないと思いま
す。ましてや、リスクに対する予応には万全を期さねばと思っています。

さて、IBSでは今期の基本方針を「真価パートナーの創造」、キャッ
チフレーズを「Take Positions」とし、目指す企業像の
「ビジネスアクセラレーション企業」に向け、活動を展開しています。

1/四期の振り返りを踏まえ、2/四期に力を入れて取り組んでいくこ
とを紹介しますと、一つ目に日常での情報共有・活動の加速化がありま
す。

環境変化に向き合い、今までとは違う価値提供について何が必要なのか
を考え検討・共有した活動を推進していますが、情報連携については日
常でその都度しっかり行われることが重要だと思いますし、もっと素早
く次のアクションにつなげていきたいです。

弊社ではコロナ禍でのTeams活用によるWebミーティング・会議
は頻繁に行われて、だいぶ慣れてきているようですが、チャネル運用等
による日常でのやりとりについて、意識して取り組みの数を増やしてい
くことで組織としても行動変容につなげていけると感じています。

特に外部のビジネスパートナー(BP)さまには身近な存在に思ってい
ただくことで関係創り・強化を図っていきたいです。

二つ目は収益へのこだわりの意識を強く持たせるというものです。IB
Sは2003年に発足し、長らく業務受託会社としての生業でやってき
ました。

これまでに培ってきた資産(組織力・社員の成長・BPとの協創等)を
糧に、すぐに収益にはならなくとも未来のためになる、より高い価値提
供による貢献、言い換えれば収益性が高く、未来に対して必要な存在に
なることを目指し、ビジネスアクセラレーション企業への転換を図って
いきます。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.912〕は、2021年7月15日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

最近は新型コロナや東京オリンピック・パラリンピックへの関心が高ま
っていましたが、例年梅雨のこの時期に発生する異常気象に対して、い
かに警戒を持って臨んでいくのか、我々一人ひとりに突きつけられた命
題であり、決して他人ごとではないと思うところです。
梅雨時期の豪雨が原因で引き起こされた、今回の静岡県熱海市の土石流
災害で被害に遭われた多くの方々に対し、心からお見舞い申し上げると
ともに、未だ行方が判明しない方々が早期に発見されることをお祈り申
し上げます。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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