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五十鈴メールマガジン〔No.913〕激動する世界と日本(コロナ版)
配信日時:2021/07/22 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.07.22発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.913≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          明日から東京オリンピックが

              開催されます。

       今回の開催に至ってはいろいろと問題がおき

         大変な状況での開催となりますが

     純粋にスポーツの祭典を楽しみ・見届けたいですね。

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☆No.913 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_激動する世界と日本(コロナ版)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_直感を信じる?(長尾執行役員)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_余分な一言(本郷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

     ――― 激動する世界と日本(コロナ版) ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

いつの世も、このフレーズはよく言われ「メガトレンド」とか「パワー
シフト」とか若いころは勉強したものですが、要するに常に時代は動い
ていて、そのスピードが加速化して多様化しています。

いまやSDGsとDXがトレンドですが、グローバリズムが進んだ中で、
それを嘲笑するように、国境をなくし人やモノの移動を自由にすること
を分断するコロナパンデミックが起き、世界のいろいろなモノの動きが
一気に見えてきて、ポストグローバリズムが現実に起きているのを肌で
感じるようになりました。

世界各国の対応はさまざまで、ベースにあるのはその国の体制や価値観
であり、自国を中心に危機対応が異なることが認識されましたね。強権
を発動できる体制の国はこういう時はやはり強いです。そしてWHOな
どの国際機関の役割というものも、こういう非常時にはあまり機能しな
いということもわかってしまいました。

そして大国は自国の力で対応するし、基本的には政策も大胆という印象
を強く感じました。ブレグジットを宣言した、英国の今回の対応を見て
も感染者が増えている中、ワクチンの普及で重傷者や死者が減ったとい
うことで、さまざまな規制を緩和させました。

あのようなことは日本では絶対にできませんね。自粛が基本ですから、
それを強化するためにどこかをターゲットにして、当面そこだけを問題
視するようなやっている感を出そうとしても、場当たり的なので批判さ
れるとすぐに言い訳や謝罪をしてその案を引っ込めることになります。

ワクチンの調達もごたごたして、国は頑張っている地方自治体の梯子を
外す結果となりました。日本がこんなことをしている間に、中国や米国
は次なる経済の発展に向けて大胆な予算を付けて動き出しています。

医療機関に対する強化やワクチン対応はもとより、アフターコロナを見
据えた大胆な予算を設定する。それこそ、どちらのリスクをとりにいく
かという発想に長けているのです。

あれだけの感染者が出れば、強烈なロックダウンをするが、大幅な粗利
補償もする。結果人々は厳しい規制に縛られるが、緩和されればそのお
金があるのですぐに消費に回し、景気回復に弾みがつくといったことで、
日本の自粛疲れのレベルと次元が異なるのですね。

物事は小出しにせず、大きな政策を大胆にやる。これが先進国です。日
本は中途半端な自粛の強要、少額不公平な補償、繰り返す緩い緊急事態
宣言でずるずると東京オリンピックまで来てしまいました。

その危機管理に対し、言っていることと異なるずさんな対応が問題視さ
れています。言葉だけの「安心安全」、これでは困るのです。まして世
界の人々の価値観は一様ではありません。規制やルールに対する考えも
違います。

自粛のような性善説でうまくいくなら世界は平和なはずです。厳重厳格
な取り締まりが必要ですが、人権問題とかさまざまな言い訳をして、オ
リンピック関係者には厳しい規制ができないことになりそうです。

それならそれで、できないというリスクを覚悟で関係者を迎えるという
選択になります。厳しくすれば関係者から人権侵害と批判されるかもし
れません。やはりこれもどちらのリスクをとるのかということになりま
す。

何はともあれ、日本はオリンピックを覚悟のない緊急事態宣言下のリス
クの中でやることになったのですから、今まで開催された各国の覚悟の
スポーツイベントとの違いを知る機会となるでしょう。


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【執行役員が伝えたいこと】_長尾執行役員

         ――― 直感を信じる? ―――
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梅雨も明けて暑い夏がやってきました。普段以上に体調管理に気をつけ、
夏バテすることなく乗り切れれば、と思う今日この頃です。と言っても
特別なことをするわけでもなく、ちょっと疲れてるかな、と思ったら、
体が欲しているもの、すなわち直感的に食べたいと思うものを食べる、
ということを実践するくらいです。

週末の家での食事の前に直感で“これが食べたい”というものを選びま
す。食事の用意をしてくれる妻にも迷惑ですし、結局自分の好きなもの
を食べているだけ、という気もしますし、何の意味があるのかわかりま
せんが、本人はこれで疲れから回復する、と信じています。なぜなら自
分の直感を信じているからです。

さて、ここで問題です。あるテレビ番組でのゲームです。3つのドアの
向こうに当たりの商品ひとつとハズレの商品ふたつが置いてあり、挑戦
者がその中のひとつのドアを選びます。

挑戦者がドアを選んだ後に、どのドアに当たりの商品があるかを知って
いる司会者がハズレのドアをひとつ開けます。この時点で残るドアはふ
たつ、ひとつは当たりでひとつはハズレとなります。

ここで司会者が挑戦者に“さて、あなたはドアを選び直すことができま
す。選択を変えますか、変えませんか?”と尋ねます。果たして選択を
変えるべきでしょうか? 変えないほうがいいでしょうか? それとも
どちらでも当たる確率は一緒でしょうか? まずは直感でお答えくださ
い。

このゲームは実際にアメリカのテレビ番組で行われていたもので、この
問題は番組の司会者の名前からモンティ・ホール問題と呼ばれ、確立論
の世界ではベイズの定理における事後確率の例題のひとつとして有名で
す。

理解不能な確率論はさておき、ほとんどの人は直感的にドアの選択を変
えても変えなくても当たる確率は変わらない、と思ったのではないでし
ょうか?

ふたつのドアから選択し直すことができる、というゲームのルールから
考えても、選択を変えても変えなくても当たる確率は五分五分であると
思うのが自然でしょう。 

では正解を発表します。この問題では司会者の問いかけの後にドアの選
択を変えれば当たる確率は2倍になります。確率は変わらないという直
感に自信のあった方々は納得いきませんね。解説は以下です。

何にしてもドアの選択を変える前提にします。この場合、最初に当たり
を選んでいれば必ずハズレます。逆に最初にハズレを選んでいれば必ず
当たります。では最初に当たりを選ぶ確率、最初にハズレを選ぶ確率は
それぞれどうなるでしょう?

ということでドアの選択を変える場合には三分の二の確立で当たりにな
ります。逆にドアの選択を変えない場合には、最初の選択で当たりを選
んでいた場合のみが当たりですので、当たる確率は三分の一です。

これでもご納得いただけない(おそらく多くの)方々はネットで“モン
ティ・ホール問題”を検索していただければいろいろな解説を見ること
ができます。

今回の問題は直感的判断と理論的な正解の乖離が大きい特別な例と言え
ます。忙しい毎日の中では短い時間でいろいろな判断をしなければなら
ず、直感的判断や、そんなの考えなくてもわかるよ、というような判断
をすることも少なくないでしょう。

でも時として人間の直感は当てにならず、当たる確率が2倍になるチャ
ンスを逃すような大きな間違いをすることもある、ということを知って
おくのも大切なことだと思います。妻に迷惑をかけて自分の好きなもの
ばかり食べ過ぎないためにも・・・。


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【五十鈴中央の現場から】_本郷社長

          ――― 余分な一言 ―――
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先月開催された五十鈴社員総会において、富士サービスセンターがMV
Cを受賞することができました。ビジネスリーダー、オペレーションリ
ーダーを中心に社員全員がコロナ禍においても富士の持ち味である「ホ
スピタリティー」に磨きをかけ、CS力を存分に発揮できた結果と受け
止めております。

この受賞をスタートに、今年度以降は五十鈴中央としてMVCを受賞で
きるよう、グループ基本方針「NEXTの創造」、五十鈴中央基本方針
「ソフトパワーの創造」をたくさんのコミュニティーとともに進めてい
きたいと心新たにした次第です。

さて話は変わりますが、ここ最近で起きたことを紹介したいと思います。

みなさん、ビジネスバッグはお持ちだと思います。私のバッグ(実は女
性用)は、4、5年前に軽さとデザイン性に一目ぼれし、なおかつ価格
も手ごろだったので購入しました。

この時の店員さんは、無理に買わせようとはせず、このバッグを使用す
るイメージをそれとなくささやきながら、ストーリーが組み立てられる
よう配慮された接客で、とても心地よい時間だったと記憶しております。

定期的にクリーニングはしていましたが、持ち手の部分が少しはがれて
きてしまいました。お気に入りのバッグなので、メーカー直営のお店に
行き、店員さんに修理について相談したところ、現物を見ようともせず、
「メンテナンスはホームページで取り扱っているのでそちらをご確認く
ださい」という冷たい言葉でした。

せっかく出向いたので現物を見てもらい、修理費用の概算だけでも知り
たかったので再度お願いしましたが同じ対応でした。この時点で駄目だ
なと思い、お店を後にしようとしたその時でした。「そのバッグ、女性
用ですよ」。私はそれを知ったうえで購入しているのですが、まるで購
入したバッグを否定されているみたいで、言葉がでませんでした。

何も言わずお店を出ましたが、購入時の心地よい説明をしてくれた店員
さんとは正反対に、今回の店員さんの余分な一言で、私のこのメーカー
に対するイメージが落ちてしまいました。

一事が万事、我々も日々お客さまやパートナー先のみなさまと会話を通
した価値創りを行っていますが、会社の代表としての自覚を持って、丁
寧にストーリー立てをしながらの対応を心がけていきましょう。

「もの」を見ないのは論外ですが、「もの」だけを見るのではなく、そ
の「もの」を通した「コト・ストーリー」を一緒に考えていけば、また
新たな発見やモチベーション、次へのヒントにつながっていくのではな
いでしょうか。もちろん、現地・現物・現認の三現主義も忘れてはいけ
ませんよね。

梅雨も明け、暑さが日増しに厳しくなってきています。定期的な水分補
給はもちろんのこと、しっかり睡眠時間を取り、自分の体調が少しでも
気になることがあれば、無理をしない、させないようにしていきましょ
う。特に新入社員は初めての夏になるので、その部分のケアもみんなで
実践していきましょう。


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┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.914〕は、2021年7月29日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

梅雨も明け、本格的な暑さが続く毎日ですが、体調の管理には十分に気
をつけていきましょう。
明日から東京オリンピックが開催され、本来ならば盛大に盛り上がると
ころでしたが、新型コロナの世界的な流行によって無観客開催になるな
ど控えめなムードでの開催となります。しかしながら、全力で闘う選手
たちにはテレビの前からでも熱い応援をしていきたいと思います。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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