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五十鈴メールマガジン〔No.914〕オリンピック始まる
配信日時:2021/07/29 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.07.29発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.914≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         東京オリンピックが始まりました。

         同時に新型コロナの新規感染者数も

             拡大しています。

          感染者数を抑えていくことも

            我々にとって重要なこと。

          一人ひとりが予防を行いながら、

        オリンピックを鑑賞していきましょう。

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☆No.914 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_オリンピック始まる
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_見極め、心構え(鈴木副社長)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_基準(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― オリンピック始まる ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

さまざまな問題を起こしながらも、2020東京オリンピックはスター
トしました。

緊急事態宣言下で、さらに首都圏、取り分け東京都のコロナウイルスの
陽性者が激増する中で、最後までごたごたした開会式が始まりましたが、
私が古い人間だからかもしれませんし、1964年10月10日の東京
オリンピックを知っているからかもしれませんが、何と言うか、良く言
えば多様性とコロナ禍でもあり簡素化された開会式だったと思いました。

前回は日本晴れの昼間、今回のブルーインパルスが描いた五輪の輪が、
もっとはっきりと見事に見えましたし、規律正しく秩序ある演出進行で、
最高の開会式であったと当時のIOC会長ブランデージ氏に言わしめた
ものでした。

最終聖火ランナーも坂井義則君という、原爆が投下された日に広島で生
まれた学生が聖火台に点火したのを今でも覚えています。あの時代は世
界に日本の戦後復興をアピールするといった風潮がいたるところで見ら
れ、新幹線、首都高速道路のようなインフラだけでなく、ごみを捨てる
なとか、マナーを良くしろとか、日本が世界に誇る規律とか統一性が重
要視されていました。

ですから今回の競技場やその周辺で起きる、規制の中でも人々が集まる
状態を見て、日本人も変わったな、という印象をどうしても持ってしま
いました。

開会式の演出を見てもダイバシティを意識しすぎたのではないか、いろ
いろな今様な考え方、要素を詰め込みすぎたのではないかと違和感が残
ってしまいました。

前回は昭和天皇が開会宣言をされたのですが、戦前、戦中、復興と経験
された言葉の重みをひしひしと感じたものです。今回の今上天皇のお言
葉はこの状況での開会宣言なので、ニュアンスが難しかったと思います。

しかし、競技が始まればやはり人々は熱狂し、選手の活躍に感動し、そ
れはそれで良いことだと思いますし、スポーツというのは人間にとって
非常に重要な要素を持っていると再認識しました。

そしてそれとは裏腹にこの4連休で旅行する人々も多く、高速道路の渋
滞や各行楽地の混雑は驚くほどでした。

オリンピックをやっているのだから、という安心感のようなものが蔓延
し、今まで売れていなかったオリンピック関連のグッズも売れ始め、販
売店は混雑しているようです。

しかし、東京の陽性者数は大変なことになっていて、選手村でもかなり
な人数で選手や関係者からでています。

バブルの中に抑え込むという当初の計画は初めから無理で、さらに今頃
になってワクチンを接種していなかったことが発覚したり、ガイドライ
ンの不徹底や不祥事のようなことが次々と起こっており、感染拡大が心
配です。

人々の関心はメディアをはじめ、オリンピックの競技や日本人選手の活
躍の方に流れ、ウイルスが変異株に置き換わり、大変な状況だというこ
とを報道はされても、あまり大きく人々に認識されていないように思わ
れます。

コロナのことより、オリンピックの今の時間を折角日本でやっているの
だから、その記念すべき写真をスマホで残すという風潮がありますね。
そして日本のチームや選手の活躍をテレビの時間帯が遅くなっても、頑
張って応援する。

しかし、コロナだけではなくこの猛暑と台風や異常気象の到来もオリン
ピックの威力で何とかするというのは無理な話で、さまざまな対応と対
策をしておかないと、宴の後は大変なことになりそうです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

        ――― 見極め、心構え ―――
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賛否両論のオリンピックが始まりましたが、やはりテレビの前で夢中に
なって応援する毎日です。

選手がインタビューに応える姿を見ると、気を使いながら話し、喜びを
抑えている姿は痛いものを感じます。

さて、1/四期が終わり、上々のスタートが切れています。そして、足
元の7月も引き続き好調な業績が見込めます。これは、ひとえに皆さん
の働きのお陰だと思います。

目標達成意欲が高く、自己の役割を確実に果たし、個人と全体を一体化
した仕事観の中で、周囲の状況に惑わされず、しっかりと歩みを進めて
いる証(あかし)です。

しかし、ここで冷静に考えなければならないことは、自分たちの努力、
力の発揮と外部環境要因、例えば鋼材価格、スクラップ価格の上昇等、
実力と区分して自らを見極めていく必要があります。

特に注意することは、価格に見合った競争力が担保され、お客さまから
それを認められているのか、また他のどこにもない価値や希少性が強み
として確立されているのか、以前と比較して五十鈴のブランドイメージ
の変化がどの程度認識されているのか。

こういった定性面の分析を行いながら、定量面に紐が付けられることを
評価していくことです。各拠点ごとにマーケットの違いを含め、先々を
見据えた自己分析と企業価値向上へのステップを上がっていってほしい
です。

私たちはフォローの風に押されているのは間違いありません。されど、
お客さまの状況にも真摯に向き合うことを忘れてはいけません。

風下に立った経験のある私たちなら、その辛さは十分に理解できると思
います。単にこちらの要求をぶつけることだけはやめましょう。

お客さまの状況を当事者意識を持って聴き、悩み、共に解決していく行
動をとることが「パートナー」です。こういう考えと行動は相手に伝わ
ります。社訓にある「お得意さんに誠意をつくそう」は、この時にあり、
私たちの心意気が試されます。

個人の判断で、いいかげんな発言、行動を取らずに、何でもみんなで話
し合い良き策を練って、共に身を入れて解決していきましょう。「今」
が「将来」につながります。面倒でも手を抜かずに取り組んでいきまし
ょう。

2021年度からの新しい「価値観と行動規範」を見てください。社訓
と同様に、私たちの心と行動の「よりどころ」です。風任せにならず、
「本質と本気」で挑戦することが望まれます。次なる未来を、自らの手
で必ずや実現していこう。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

           ――― 基準 ―――
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先週はオリンピックの開会式も開催され、各種競技もスタートし、一気
にオリンピックムードになりました。

柔道の阿部兄妹の同日金メダル獲得やサッカー、バドミントン、卓球、
ソフトボール、バレーなどの試合もチャンネルをあちこち変えながら観
ています。ビックリしたのは体操の内村選手は一瞬の落下でオリンピッ
クが終了してしまい、こんなこともあるのかと思いました。

コロナ禍の中でのオリンピックなので、いろいろな対策、対応を実施し
ているようで、関係者の皆さんも大変なご苦労をされているだろうと思
われます。選手村を使わずに出ていく国も出てくるなど、突発的なこと
にも対応していかないといけない状況のようです。

コロナ対応という意味では、日本の対応に対して「厳しすぎる」という
国や「甘すぎる」という国など、各国の受け止め方はまちまちです。中
国のように徹底した対応を取る国からすると日本は全く抜けだらけ、と
いうように映るようです。

この「厳しい」「甘い」と判断する基準がどこにあるかが問題なのだと
思います。それぞれの国の方々は、やはり自国で取られている対応方法
を基準として認識するため、自国の方が厳しければ「甘く」映り、自国
の方が緩ければ「厳しく」映るということだと思います。

いくらオリンピック関係者でこれが「基準」ということを明示しても、
各国がそれぞれ基準をすでに持ってしまっている以上、あくまでも基準
は自国になってしまいます。

我々もお客さまにソリューションを提供して生業を立てていますが、す
べての基準はすべてお客さまにあります。結果としての良し悪しの基準、
改善プロセスの基準、投資効果の基準・・・等、お客さまの基準を上回
る結果を出すことが我々の仕事になっています。

お客さまと言っても、そのお客さまの経営者の方、工場管理者の方、工
場で操業を担当されている方など、それぞれに満足していただける基準
が変わってくることが常です。

我々は経営者の方だけに満足してもらうということではなく、関わって
いただけるすべての方々に満足していていただけるようなソリューショ
ンを常に心がけています。

そのため、それぞれの「基準」なるものをしっかりと把握することが重
要になってきます。言葉で言っている話だけではなく、その時に喜怒哀
楽の表現の有無などにも気を配り、本当にしたいことは何かを確認して
いきます。

お客さまの期待や基準を上回る結果・成果を常時出せる会社となるよう、
社員一丸となってお客さまの「基準」を明確にして今後も取り組んでい
きます。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.915〕は、2021年8月5日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

オリンピックで連日各マスコミのニュースは盛り上がっていますが、新
型コロナの新規感染者数の拡大が見過ごされがちなのには不安が募りま
す。
オリンピック後の本格的な経済、文化、スポーツなどの盛り上がりを追
求していくためにも、私たち一人ひとりが、今こそオリンピックの良さ
を享受しながらも感染症の対策をしっかりと行い続けていかねばならな
いと思うところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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