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五十鈴メールマガジン〔No.915〕ポパイを知っていますか?
配信日時:2021/08/05 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.08.05発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.915≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           8月になり、盛夏とともに

        オリンピックも終盤に入ってきました。

      来週は夏季休暇をとられる企業もあるでしょう。

            感染症予防のために

           人出のあるところを避けて

     また暑さ対策と健康管理にも気をつけていきましょう。

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☆No.915 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ポパイを知っていますか?
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_これまでの歩んで来た道~その9(藤原専務)
┃
┃【五十鈴東海の現場から】
┃ ■_自らのラーニングゾーンを創り出そう(岩品社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― ポパイを知っていますか? ―――
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鈴木貴士です。

いよいよ、五十鈴グループのイントラネットのPOPIE+がPOPI
E-DXに変更されました。

私も説明を受けたのですが、とても良くできていると思う反面、自分の
ITリテラシーのなさに愕然とし、もはやついていけない状態なのです
が、若い人たちの常態というのはこれくらいでないとダメだと痛感した
次第です。

これを社員全員が使いこなせるようでなければNEXTは訪れないでし
ょうし、デジタル化やデジタルリテラシーの向上にはならないでしょう。

若いBITの社員が頑張ってリニューアルしてくれた、この新しいPO
PIE-DXですが、そもそもポパイを知っていますか?

ここからは昔ばなしになりますが、若い人たちはそれこそ漫画のポパイ
を知らないのでしょう。戦後ポパイというアメリカから入ってきた人気
アニメというか、そのころの言葉で言えば漫画映画がありました。

主人公の水兵のポパイが恋人のオリーブを助けるために悪者のブルート
をやっつける秘訣としてほうれん草を食べて強くなるという単純な話で
す。もともと、米国の子供たちに野菜を食べさせようという全米ベジタ
リアン協会が菜食主義を広めるために宣伝キャラクターとして、ポパイ
が作られたのです。

初めはキャベツだったのが、使い勝手が悪かったので、ほうれん草の缶
詰になり、場面転換が容易になり、栄養素としても十分だということで、
ピンチになるとポパイが缶詰を握りしめて開け、直接口の中にほうれん
草を放り込んでいました。どうやらそのために、野菜の缶詰が盛んにな
ったと言われています。今では、栄養ドリンクのような発想ですね。

一方、日本の企業はいわゆるサラリーマンと言われるビジネスマンが多
く誕生した時代で、会社の仕事を円滑にしようといろいろな試みが取ら
れるようになり、社内コミュニケーションの基礎として、報告・連絡・
相談を報連相(ほうれんそう)という言葉で、どこの会社でもよく使わ
れました。

そういうことから、ポパイのほうれん草とひっかけて、報告・連絡・相
談を活発にしようということで、五十鈴の初のイントラネットの名称に
したのです。

しかし、それは二次的な話で、元々のスペルが異なります。漫画のポパ
イはPopeyeで、五十鈴のPOPIEはProgressive 
OPen information system for inte
r-Isuzu Enterpriseの略だそうですが、今知ってい
る人はほとんどいないか、忘れてしまっていると思います。

漫画のポパイからきていることも、知っている人はやはりあまりいない
でしょう。何はともあれ、昔からの流れで最初は革新的だったのが、P
OPIE+で多少リニューアルしましたが、デジタル化は遅れた感があ
ります。

ですからこれから社員のみなさんの多様な情報のインプットで、使い勝
手の良い価値あるツールになるのではないかと期待しています。

このような世界がコロナ禍というものを通して加速化され、他のSDG
sやCO2の削減等、取り組まなければならないものも同様に、すべて
の道はローマに通ずと言われるようにそちらの方向に動き出し、やらな
ければならない課題が多く発生しています。

権威や権力はそこには存在せず、やる能力のある者しか存在できない状
況になると思われます。過去の経緯や経験も生かせず、というより意味
のないことになるのでしょう。そういうことで、昔ばなしよりこのPO
PIE-DXを育てていくことのほうが重要なことでしたね。頑張りま
しょう!


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【執行役員が伝えたいこと】_藤原専務

     ――― これまでの歩んで来た道~その9 ―――
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第8回のメールマガジンでは、韓国に駐在した際、面白いという文化を
紹介しましたが、第7回を少しおさらいしたいと思います。韓国に赴任、
ギクシャクしていた会社内を立て直したことを記しました。その後を記
したいと思います。

韓国赴任が5年目に突入しました。通常先進国の赴任は3~5年なので
最終年と思って仕事に、文化体験に打ち込みました。愚妻も最終年度と
感じていたようで「日本に帰ったら栗拾いをやりたい」と言っておりま
した。

その年の11月頃にメタルワンの社長に会いに行った際、当該社長から
驚くような一言がありました。

「藤原君、もう韓国も5年になるが、君、次はどこでもよいだろう」と
の発言です。なぜ驚いたかというと、通常日本に帰任する人や先進国に
赴任する人に「次はどこでもよいだろう」とは言いません。

きっと過酷な所に違いないと思っていましたが、案の定、次の行き先は
“インド”でした。愚妻からは「インドじゃ栗拾いもできないじゃない」
とか散々文句を言われ、転勤を断る、という選択肢もありましたが、僕
も過去散々部下をひどい地域に派遣したことがあったので、転勤はすべ
て受け入れる、というのがポリシーで、インドに赴任しました。

インド赴任初日に日本食専門スーパーに案内してもらいましたが、もう
初日で立ちくらみがしそうになりました。

日本食専門スーパーは崩れ落ちそうな小さなビルの1階で、日本食は缶
詰かインスタント食品が細々と置いてあるだけでした。しかも、道路上
に牛の巨大な排泄物が転がっていて、まさに米国人が発言する汚い言葉、
ブルシット(Bullshit)です。

しかし、会社に行ってみると従業員の目がキラキラと輝いていて、俺た
ちは成長するんだ、暮らしはもっと良くなるのだ、という発展途上国特
有のやる気が満ち溢れていました。これはやり方によっては仕事は面白
いかもしれない、と思い始めました。

そこで僕がまずやったことは、従業員全員にインタビューをしたことで
す。インド人は喋り出すと止まらないので、質問はただ一つ「この会社
を伸ばすにはどうすれば良いか」ということでした。

そうすれば、皆からいろいろと意見が出てきますが、最も多かったのが
「過去、我が社は先進国からの鉄鋼輸入で飯を食っていたが、さまざま
な規制で先細りは明らかだ。今後はインド鉄鋼ミルから買って、インド
国内顧客に売るしかない」ということでした。

果たして、遠いインドで日本と同じように国内取引にメタルワンが入れ
るのか、という疑問もありましたが、今度は従業員が顧客やインドミル
にインタビューを慣行し「どうやったら国内取引が開始できるか」とい
うことを解き明かしてくれました。

内容は企業秘密なので詳しくは書けませんが、何とか光のようなものが
見え始めました。

また、従来から行っていた輸入取引や輸出取引もどんどん伸びていきま
す。顧客の要求数量は毎月伸びていき、放っておいても会社の業績は伸
びていく、という先進国とは違う面白さも体感しました。

一方、もちろん苦労もあります。インドの顧客はとにかく金払いが悪く、
支払い遅延は当たり前。

ある時には、洪水により鉄鋼製品がダメージを被ったため、保険求償を
しましたが、保険会社が支払ってこないという理由で倉庫会社との保険
求償契約があったのに払ってきません。

この時は“郷に入れば郷に従え”とばかり、我が社から倉庫会社への代
金支払いも止め、結局2年くらいかけてようやく払ってきたという気苦
労もありました。


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【五十鈴東海の現場から】_岩品社長

    ――― 自らのラーニングゾーンを創り出そう ―――
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五十鈴東海の岩品です。

心配していたオリンピックも、いつもとは違った形でみんなが応援する
よい大会となっています。

日本の代表として出場している選手も、実力全開で自分が納得するプレ
ーをしてほしいと思います。なかでも私はサッカーが好きで楽しみに観
ていますが、予選リーグでの快進撃は予想を上回るものとなりました。

また、金メダルを取った卓球の水谷・伊藤ペアは私の地元である静岡県
磐田市出身で、地元では大盛り上がりです。

そんな周囲に感動を与えてくれる一流選手たちは、成長に向けてどんな
心境の置き方と努力をしているのか調べてみました。

すると、自分を成長させるための環境には、「コンフォートゾーン(快
適領域)」「ラーニングゾーン(学習領域)」「パニックゾーン(混乱
領域)」の3つのゾーンがあるようです。

コンフォートゾーンは、慣れ親しんだ環境のため居心地がよく、ストレ
スや不安も少なくてすむのですが、この領域に居続けると人は成長しな
くなってしまうそうです。

いわば「ぬるま湯につかっている」状態で、そこからなかなか抜け出す
ことができなくなる。そして、第三者がその環境や意識を改革しようと
すると、なぜわざわざ変える必要があるのかと拒んで、自分のイメージ
や経験にないものは認めようとせず、従来の行動パターンに固執して成
長が止まってしまう。

一方、ラーニングゾーンにいる人は未知の課題に接することが多いため、
努力もしなければならないし、ストレスも感じるようになります。しか
し、この適度なストレスこそが人の成長を促してくれる。理想を求める
ことで、現実とのギャップに苦しむこともありますが、それを自ら克服
することでより成長できるそうです。

ただし、次のパニックゾーンにまで入ってしまうと、ストレスが大きく
なりすぎて心身を傷つけ、成長どころではなくなってしまうようです。

すなわち、一流選手はラーニングゾーンを創り出す環境があり、その環
境を楽しむのが上手なんだと思います。

仕事でも同じです。では、いま自分はどこのゾーンにいるのか、またど
のゾーンでマネジメントをしているのか、今一度振り返る必要があるの
かもしれません。

五十鈴のDNAは、挑戦心と自ら創り出した変化を楽しみながら努力を
重ね成長していくところにあると思います。

そして、その先に未来の一流のカタチが見え、それを実現するプロセス
の中から小さな喜びや感謝を見つけることで、自身の「生きがい・やり
がい・働きがい」につながるのだと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.916〕は、2021年8月19日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

真夏を迎えても感染症拡大の気配は収まらず、緊急事態宣言が今週から
東京・沖縄に首都圏3県と大阪を加えた6都府県に拡大されました。ま
た、まん延防止等重点措置が5道府県に適用されています。
ワクチン接種を済ませていても、世の中に抗体ができるまでは安心でき
ず、予防が欠かせません。感染力の高いデルタ株に置き換わっている感
染症に対して、細心の注意を払い、引き続き自粛をして過ごしていかね
ばなりません。
そうはいっても夏の真っ盛り。感染症対策をとりつつ、自分なりのプラ
ンをたてて有意義な時間を過ごしていきたいものです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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