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五十鈴メールマガジン〔No.491〕楽観主義と悲観主義
配信日時:2013/09/27 11:45
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.11.29発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.491≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
    日本の次なるリーダーを決める選挙がもう2週間後です。

        政策や政局をどう読むかも大事ですが、

      自らが日本の一員である自覚を高め行動しましょう。
    
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☆No.491 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_楽観主義と悲観主義
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_朝のビジネス街を散歩すると(岩織常務)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_社員旅行を通して(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 楽観主義と悲観主義 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

しかし、総選挙をはじめ、日本を取り巻く環境はめまぐるしく動いてい
ます。あまりの情報の多さに、見ざる、言わざる、聞かざるになってし
まいそうですし、テレビの番組でも、何にも考えないようなバラエティ
ー番組が多く、シリアスな番組よりこちらのほうが気が楽だと、思わず
見てしまうこともあります。

いつも楽観主義でいたいと私は思っていますが、社長となるとそうもい
かず、特に社長になった当時は、いつも悲観的に物を考えていました。
副社長の時までは、困難な現実に直面しながらも、理想や夢を持ち、そ
れを達成するぞという意志を強く持っていたのですが、その時は、若く
経験もなかったので、現状に対する認識も甘かったように思います。

しかし、社長になると責任が重くのしかかり、困難な厳しい現実を真摯
というより、悲観的に見すぎて、挑戦的なことより現実的なことを重視
するようになりました。

思い出してみると、年功序列の人事制度から能力実力主義への変更や教
育研修の強化、組織開発の導入などは、私が考えたことですが、意思決
定は当時の社長、現在の鈴木實会長が下したものです。本当に若くて破
天荒な私の考えを良く認めてくれたと今でも思っています。

私は、会長は現実に厳しい楽観主義者だと思っています。今年の「代表
3つのお願い」ではないですが、「DO it!」やってみて、失敗し
たら「FIX it!」直せばいい、そしてさらにうまく行かなければ、
もう一度考え抜いて「TRY it!」新しく挑戦すればいいというよ
うなことをいつも言われていました。

「為さざると遅疑するは、指揮官の戒むる所なり」という、旧陸軍の作
戦要務令の言葉を、繰り返し経営幹部に説いていました。今年も社員総
会の後のパーティーで、「お前の言っている『やってみなはれ!』とい
うのは『為さざると・・・』ということだろう」と、久しぶりに作戦要
務令が出てきてしまいました。

真のリーダーは楽観主義と悲観主義の良い面を併せ持ち、確固たる意志
を持って人々を導いていかなくてはならないと思っています。そして、
導かれる方も、主体性を持って考え行動していかなければなりません。

アメリカ合衆国の若き大統領、J・F・ケネディが格調高い就任演説で
「国民の皆さん、国が皆さんに何をしてくれるかではなく、皆さんが国
に何ができるかを考えて欲しい」と説きました。

まさにその通りで、自由主義とは一人ひとりがその責任を果すことが重
要で、何かをしてもらうことではないはずです。今、注目の橋下さんに
ついては賛否両論でまだ分からないところがありますが、「国民の切磋
琢磨」という言葉を多用します。そこのところは私は大賛成です。

一人ひとりが「切磋琢磨」しなければ、日本はこのまま衰退していくで
しょう。国が、社会が、会社が何をしてくれるかを尋ねる前に、自分は
何ができるか、社会にどのように貢献していくのか、世のため、人のた
めになるにはどうしたらいいのかを考えて、行動を起こさなければなり
ません。何でも「反対! 反対!」と叫ぶ前に悲観主義的に物事を考え、
楽観主義的に対処していかなければなりません。未来はいつも光り輝く
ものでなければなりません。

そして、いつの時代でもその時を生きる人々は自由で自立していなけれ
ばなりません。そういう観点から考え抜いて、選挙では、貴重な一票を
投じましょう。



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【執行役員が伝えたいこと】_岩織常務

      ――― 朝のビジネス街を散歩すると ―――
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一年前のメルマガで「皇居ウォーキング」と題して、その中で次のよう
なことを書いていました。覚えていますか? 

「実は、若干メタボの気配が出てきたこともあり、暑さが和らいだ10
月から昼休みにこのオフィスから見える皇居周辺を歩いています。時間
にして約30分ですが、歩いているとさまざまな光景を見ることができ
て、飽きずに苦痛も感じることなくメタボ対策が出来ています。ちょっ
とした発見もあります」と。

今年も10月からウォーキングを再開しましたが、今度は「“朝7時台”
の大手町から丸の内」が舞台で所要時間は約25分。その日の気分次第
で色々なコースを歩いていますが、この1年の間のこの街の変化を知る
こともでき、また、ビジネス街の中でも色々な形で自然を肌で感じるこ
ともでき、さまざまな発見もあります。ある朝の散歩の様子を紹介しま
しょう。

大手町で地下鉄を降りて地上に出ると「太陽の光が燦燦(さんさん)と」
と思いきや、残念ながら摩天楼に遮られて朝日は見ることができず、ひ
んやりと冷たい風が肌にしみてきます。

足早に歩く通勤途上のビジネスマンの姿を横目で見ながら「大手門」の
前から南に向かって皇居のお堀端を歩き始めると、沢山のランナーとす
れ違います。老若男女、実にさまざまな人が走っています。すれ違うラ
ンナーの顔も少しずつ覚え、心の中で「今日も元気ですね」と呟いてい
つの間にか朝の仲間だと思えてきます。お互い毎朝早起きをして欠かさ
ず同じ時間に同じ活動をしている証拠ですね。

しばらくして、左手のパレスホテルの前のお堀の先にある和田倉噴水公
園にさしかかると、ビルの間から太陽が見えてようやく日の光の暖かさ
を感じることができます。更に歩くとまた日が陰ってしまいますが、行
幸通りの両側に並んでいる丁度黄色く色づいた銀杏並木の向こうに、復
原されて話題の東京駅の姿を真正面に見ることができます。

東京駅を横綱とすれば、まるで土俵入りの太刀持ちと露払いのようにそ
の両側に丸ビルと新丸ビルがしっかりと構えていて美しいシンメトリー
を醸し出しています。復活した歴史在る建築物と新しい丸の内の象徴の
ような高層ビルとが上手く調和しています。

そして、皇居外苑に入り芝生の上を歩き、「チュンチュン」というすず
めの鳴き声を聞きながら松の木の間を抜けて、二重橋を右に見ながら馬
場先門交差点方面に向かうと高層ビルが途切れ、間から再び暖かな日を
浴びて冷えた体が少し温まりほっとします。

馬場先門交差点を渡り、三菱商事、新日鐵住金が入っているパークビル
から丸ビルの方に向かって丸の内仲通りを歩いていくと、いくつかの店
の中でコックさんが朝の仕込みを始めようとしているのが見えます。丸
の内を訪れる人の食事の準備がもう始まっています。

更に歩いていると焼きあがったばかりのフランスパンが10本くらい入
った茶色い大きな紙袋を抱えて歩いている人が足早に追い越していった
と思ったら、朝の異業種交流会をやっているレストランの中に入ってい
きました。

中では丸の内のビジネスパーソン達が朝食をとりながら何やら話をして
いましたが、早くも彼らの一日は始動しています。いずれも昔の丸の内
では見られなかった光景ですね。

「禅」は、生活のあらゆることを修業だと考え、日常的なこと、行動が
すべて修行。寝て起きて、食事をして、仕事をして・・・といったこと
の一つひとつが大切だと言います。

メタボ対策で再開した私の朝の散歩も、毎朝同じ時間に早起きして、朝
食をとり、電車に乗り、大手町から丸の内までを歩いて周回し、これを
繰り返しています。朝はこれからどんどん寒くなっていきますが、「修
行」だと思って頑張って続けていこうと思っています。

メタボ対策でやっていますが、頑張って続けていれば勿論その効果が表
れると思いますし、それだけではなく、きっとまた何か新しい発見があ
るかもしれませんし、今まで意識していなかった季節の変化や街の鼓動
をもっと感じることもでき、色々な出来事に遭遇できるかもしれません。
体にも良く心も和らぐ“Routine”です。

オフィスに着いてふと足元を見たら、茶色く色づいた葉が落ちていまし
た。散歩している間に靴の裏に付いたものでしょう。秋もだいぶ深まり
冬ももうすぐそこまで来ています。

今年もあとひと月余りです。皆さんも、身近で何か、心にも体にも良い
こと、こつこつと「継続すること」を見つけて挑戦して下さい。きっと
報われると思います。来年もまたみんなで頑張りましょう!


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_岩崎社長

        ――― 社員旅行を通して ―――
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朝晩めっきり寒さが感じられる今日この頃。あと数日で11月も終わり、
今年も残り一ヶ月となりました。足元の経済環境は景気減速の影響で非
常に弱く、販売面では厳しい状況が続いております。また、衆議院選挙
もあり慌ただしさは例年より倍に感じられ、今年の師走の一ヶ月は更に
短いのではないかと思います。

そんな中、弊社五十鈴ビジネスサポートも創立から早十年が経ち、記念
行事を兼ねて2週間前に熱海に社員旅行に行ってきました。初代社長で
あった壁屋副会長、IBS安城オフィスがお世話になった大黒専務にも
参加して頂きました。また今回は、東京オフィスと安城オフィスが合同
で開催した初めての社員旅行でもありました。

天候はあまり良くありませんでしたが、熱海駅に集合して船で初島に渡
り、雨の中バーベキューをいただきました。宴会ではIBSの創立から
の変遷を、写真を織り交ぜたパワーポイントで振り返り、年度ごとで話
題に上った社員がその時期にあった事件・トピックスをコメントしなが
ら振り返りを行いました。簡単に十年とひとくちには言いますが、その
時代とともに色々なことがあり歴史を感じました。その後、2次会・3
次会へと進み、翌日はみかん狩りをして帰ってきました。

旅行を通して社員自身の手づくりの催し物や活き活きとしたパフォーマ
ンスでパワーをもらい大変盛り上がりました。なお、今回私は初参加で
したが普段にない社員の素顔が見られ、一体感と気の高まりにも触れ、
安心と期待感をも感じました。

設立時は、商社業務の受託を出来るだけ取込み、両社の協業体制を築く
ことに重点を置いて活動をしていました。しかし十年が経ち、前中長期
からは商社業務受託を更に進化させ、流通のプロセスを減らした太く短
い流通に変革させた「鋼板流通バリューチェーン」を目指す方向に改め
ました。

今年度からは更に、ソリューション(SL)会社としての新たな可能性
に踏み出して新しい価値の創造を志向しています。目指す企業像である
「創発ビジネスソリューション企業」へと成長するため、また新たな中
長期戦略への転換の足掛りとして、今回の旅行はSL会社としての自覚
や自信、今後への決意をより一層高める機会となりました。

最近では、SL案件も少しずつではありますが具現化の芽が芽生えてき
ており、我がIBSも本来のSL会社へ少しずつではありますが、変わ
ってきていると思います。コア・コンピタンスに更に磨きをかけ、お客
さまのためになるビジネスの開発を進めていきます。

先の見えないこんな時勢だからこそ、今は足元をしっかり固め、将来の
夢実現に向けた前向きな考動に重点を置いて、目指した成果・実績が達
成できるよう引続き励んで参りたいと思っております。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2012.11.22 「東京理科大が開発中である次世代型パワーアシスト機器マ
      ッスルスーツ(R)」の物流現場における実証実験に五十鈴
      倉庫が参画しました」
           →http://www.isz.co.jp/news/2012/1122_000147.html

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┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.492〕は、2012年12月6日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

代表の「未来はいつも光り輝くものでなくてはならない」という言葉に
は心を打たれました。今回の選挙は、多数の政党による離合集散など、
これまでにない複雑さがありしっかり注目しなくてはならないと感じま
す。しかし、自分ごととして捉えて蓋を開けると、ともすれば悲観的思
考に陥ります。今回の編集を通じ、「私たちの自立が未来につながる日
本のあり方をデザインし実行してくれる。その上で『私たちならできる』
と旗を振ってくれる。そのようなリーダーを今度こそ選びたい」と改め
て思いました。
                     (編集室/野々村悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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