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五十鈴メールマガジン〔No.922〕選挙の論点
配信日時:2021/11/04 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.11.04発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.922≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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          今年もはやくも11月になり、

          秋がいっそう深まってきました。

      休日は行楽や読書や映画鑑賞やスポーツなどで

         リフレッシュしていきたいものです。

      しかし依然コロナ禍、まだまだ安心はできません。

     対策を徹底して有意義な時間を過ごしていきましょう。

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☆No.922 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_選挙の論点
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_休み方改革(長尾執行役員)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_時代にあった経営をしていくために(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 選挙の論点 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

皆さん、選挙には行きましたか? 私はもちろん楽しみにして行きまし
た。自民党が単独過半数を獲得するかどうか、興味津々だったのですが、
何と今回の衆議院選挙の投票率は55%で、戦後三番目に低いとのこと。

どこが政権を取るとかいう前に、この投票率ではまっとうな選挙とは言
えないではないですか。日本では情けないことにハロウィンの方が若者
は興味があり盛り上がっていても、選挙には興味はないのでしょうか。

そして年配者が好きな、競馬の天皇賞や女子ゴルフもその日はありまし
たが、やはりこの間の日曜日は選挙で盛り上がってほしかったですね。

世の中はコロナ禍も収束しているような感じで、規制も緩められてきま
したが、諸外国ではまだまだ感染が収まっていないのですから油断は禁
物です。

しかしコロナ禍の対応のみならず、景気や経済をはじめさまざまなテー
マで選挙は盛り上がるかと思いましたし、野党の選挙協力により政権交
代で自公を追い詰めると思いましたが、各政党とも成長と分配を言い出
して論点がぼやけてしまいましたね。

これだけ投票率が低いのは有権者の興味関心がそれほど切羽詰まったも
のではないからなのでしょう。

そういうことであらためて街並みを見てみるとスーパーやコンビニが多
いのは当たり前ですが、その他はどうかといえば、各種の医院と調剤薬
局がものすごく多いのです。

一昔前はサラ金、消費者金融が至る所にありましたが、今ではほとんど
見かけなくなりました。

今では動物病院も含めて圧倒的に病院、クリニック、お医者さんが多い
のです。高齢化して需要が伸びているのとペットブームで獣医さんも多
いのですね。

景気はあまり良くありませんが平和で健康志向、そこそこの生活が日常
では送れています。ですから、さまざまな商品や外食は低価格でしっか
りしているものに人気が集まります。

私のことでいえば本当に医者三昧というくらい、お医者さんの世話にな
っています。まずベースの内科で高血圧や血液検査の結果、必要な薬を
出してもらいます。それから整形外科で腰痛、脊柱管狭窄症の診察やリ
ハビリの治療を受けています。

そして、そこで出された痛み止めの薬で薬疹が出たので皮膚科でその治
療をする。はたまた耳鼻咽喉科医院では、花粉症のアレルギーと難聴の
チェックというように、同じ地域にあるそれぞれのお医者さんを回るこ
とになります。

特に痛みのあるものは整形外科とは別にペインクリニックや東洋医学の
鍼灸に頼る場合もありますね。この場合、健康保険が適用されるものと
されないものがあるのでこのへんを選挙の論点とするのも面白いという
より、それなら自分の利益に直結するから興味が持てるかもしれません
ね。

消費税廃止となると財源問題などが絡むのでどうしてもシュリンクして
しまいますが、マッサージや整体が保険適用になるという軽いノリなら
自分のこととして考えるのかもしれません。

逆に過激な論点、例えば徴兵制を取るか取らないか、これなら賛成か反
対かで興味を持つでしょう。あとは年齢による人頭税なんかも絶対に興
味を持ちますよね。しかしこういうものは議論にもならないでしょうか
ら、やはり消費税あたりが現実的ですが、もうすっかり財務省に洗脳さ
れて、「国の借金問題」があると国民が思い込んでいるので、これも論
点にはならないでしょう。


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【執行役員が伝えたいこと】_長尾執行役員

          ――― 休み方改革 ―――
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2019年4月から「働き方改革関連法案」が順次施行され、「働き方
改革」という言葉もすっかり世の中に定着した感があります。政府主導
という面もありますが、各企業もいろいろな施策を考え、実行している
状況だと思います。

御存知の方も多いと思いますが、日本の「働き方改革」の第一歩は「休
み方改革」だと言われています。そもそも「休み方改革」は2017年
に政府が提案した施策です。

ちなみに2017年に厚生労働省が調査した結果では、日本の有給取得
率は51.1%だそうです。この数字、低いと感じますか? 高いと感
じますか? 

別の調査機関が2018年に世界19ヵ国で行った調査では、日本の有
給取得率・日数とも19ヵ国中最下位だったそうです。またこの調査で
は「有給休暇の取得に罪悪感があるか?」という質問をしており、日本
人の58%が「ある」と回答し、これは19ヵ国中トップだったとのこ
と。働くことを美徳とし、仕事熱心な日本人ならではの結果だと思いま
す。

タイとメキシコに駐在し、その他数ヵ国の人々とも仕事をした経験から
申し上げても日本人ほど仕事に対する責任感が強く勤勉な国民は世界中
探しても見あたりません。(少なくとも私の知る限りでは。)

タイでもメキシコでも、日本人の仕事に対する常識はここでは非常識で
ある、と思わなければ現地の人たちと一緒に働くのは難しいと感じまし
た。

私も日本人なので日本人の国民性を否定するつもりはありませんが、仕
事に対する日本人の考え方は世界の中でも特別だと思っています。かつ
て世界のいろいろな国からエコノミックアニマルと呼ばれたのは、日本
経済の急成長や急激な世界進出に対してだけではなく、この(世界の人
からみれば)異常な勤勉さに対しての蔑称だったのでしょう。

となると「働き方改革」やその第一歩である「休み方改革」を実現する
には、企業のさまざまな努力も必要ですが、日本人の考え方や価値観が
変わることが必要かもしれません。

勤勉で仕事熱心なことは決して悪い事ではありませんが、その仕事に対
する熱心さや真面目さをどのように職場で発揮するのか、働くことを美
徳とする日本人の価値観をどのように体現するのか、ということを考え
直すタイミングなのかもしれません。

また休みの日の過ごし方に熱心であり、余暇を楽しむことを美徳とする
ような価値観を積極的に受け入れていくことも必要でしょう。ワークラ
イフバランス、クオリティオブライフなど言葉は飛び交いますが、私た
ちは本当にその意味を理解し、日本人らしい「休み方改革」を実現でき
るのでしょうか? みなさんも是非みなさんなりの「休み方改革」につ
いて考えてみては、と思います。

初めてのメルマガでの自己紹介で趣味と呼べるものがない、と書いたく
らいですから私も休みの日の過ごし方が上手なわけもなく、自分なりの
「休み方改革」をどう実現していくのか模索中です。

日本人らしく仕事熱心でありながら、休み方を含めた仕事以外の生活も
充実させるような施策と具体的目標を設定し、目標達成へのロードマッ
プを作成してフォローアップしていきたいと思っています。これで休み
の日も忙しくなりそうですね。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

    ――― 時代にあった経営をしていくために ―――
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建設の神生です。

衆議院選挙の結果に驚きをもった人も、当然と思っている人もいるでし
ょう。私としては立憲民主党と共産党などの野党は213の小選挙区で
候補者を一本化し一騎打ちの構図を作り、与党に対抗したことに驚きま
した。

結果としては、小選挙区では期待の成果や善戦をしましたが、全体とし
ては議席数を落としてしまいました。

政党としての理念がどのように考えても違う党が手を組んでも、その時
は勝利を掴んだとしてもその後の混乱は起こることは見えていると、有
権者も考えたのではないでしょうか。

また、与野党ともに世代交代を求める世論の「逆風」を受けたとも言え
ます。結果は出ましたので、今後の政策等への影響を注意してみたいと
思います。

話は変わりますが、魔法瓶のタイガーというメーカーをご存じでしょう
か。元ソニーの浅見彰子氏の参画をきっかけとして、マーケティングの
力と、ユーザー目線での商品開発のノウハウを展開し、大きく変化を始
めているそうです。

長い間、良い製品を作りつつも消費者にうまく伝えられずに、市場の変
化にもさらされていたタイガー。その結果、これまで中高年が中心だっ
たユーザー層に、20代が増え始めているそうです。

単に良いものを作るだけでなく、何を売るか、どういう製品を作ってい
るかというメッセージを明確にしたことで、売り上げは大きく改善しま
した。

土鍋に5年保証をつけたり、内ぶたを食器洗い乾燥機で洗えるように改
良していったり。これらはまさに使う人の視点で行った改善ではないで
しょうか。 

なかでも、土鍋に5年保証を付けるという企画は、当初は社内からの反
対もあったそうです。しかし、過去の土鍋が割れたというクレーム件数
を確認し、いけると判断したそうです。


「それまでは、割れたら買い直してくださいというスタンスでした。私
(浅見)が主婦の立場なら、割れるかもしれない土鍋の炊飯器は買いま
せん」

ですが実際には、そんなに簡単には割れないものだったそうです。だっ
たらキッチンに立って毎日内釜を洗っている立場から、5年保証するメ
リットの方が大きいと考えて押し通し進めたそうです。

令和の時代にあったマーケティング戦略やものづくりの指針を定め、ま
た、リスクなどについて統計等のバックデータを取るなど、未来へと大
きく舵を切ったといってもいいのではないでしょうか。

また、タイガーの開発した住宅用真空断熱パネルは、厚さわずか13m
m。グラスウールでの断熱の20cmに相当する性能がでる画期的なも
のを思案中とのことです。現在、実証実験が終わった段階で、次世代の
住宅建材として建築業界での展開を検討しているそうです。

建設としても、今までの営業や施工管理についても変わらぬ考え方では
なく、その時代にあったマーケティングやお客さまの定義をしっかりと
見定め、ものづくりの指針を定めたいと思います。また、データ等数値
的な管理も進めていきます。

あわせて、建設のホームページを変更するようにしています。見ていた
だきたい人にあわせたもので作成中です。閲覧数や利用時間等も管理で
きるようにする予定です。これからの時代にあわせたものを作りたいの
で、建設の若手が中心になって進めていますので、興味のある人はご協
力をお願いします。

今後も全員参画でさまざまなことを挑戦していきますので、よろしくお
願いいたします。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.923〕は、2021年11月11日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

秋が深まってきました。行楽やスポーツなどを楽しむ時節です。
最近はすきまの時間を利用しながら読書をこころがけています。夏の暑
い時季にはあまり気がすすみませんでしたが、これだけ暑くもなく、寒
くもない最適な気候のときだからこそ、いま自分ができる・したいこと
をすべきではないでしょうか。私の場合は、それが読書でした。けっし
て最近凝ったわけではなく昔はよくやっていたことです。
この秋、あらためて時間を有効につかうためによくよく考えてみた結果
が読書でした。ムリをせず、充実した日々を過ごしていきたいと思いま
す。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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