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五十鈴メールマガジン〔No.923〕言っていることとやっていること
配信日時:2021/11/18 18:10
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.11.11発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.923≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          秋が深くなり、季節柄ときどき

          雨が降ることも多い時期です。

        これから乾燥する時期にもなりますので

         適度な雨は必要ではないでしょうか。

         天候の変化に伴う寒暖差に気をつけ

       しっかり体調管理をおこなっていきましょう。

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☆No.923 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_言っていることとやっていること
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_距離感(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_採用動画撮影中(本郷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

     ――― 言っていることとやっていること ―――
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鈴木貴士です。

総選挙も終わり、結果として自民党の単独過半数の獲得、立憲民主党の
敗北、日本維新の会の躍進ということになりました。政権を引き続き担
う自民党の岸田政権は新自由主義からの脱却、新資本主義を掲げて、国
民の所得を倍にすると言っています。

思えば、安倍政権は「デフレからの脱却」で、日銀の黒田さんと組んで
異次元の金融緩和をして思い切った財政出動をする、所謂「三本の矢」、
「金融政策」「財政政策」「成長戦略」を実行したことになっています
が、間違いなく実行されたのは異次元の金融緩和だけで、財政政策は最
初だけで、その後は消費税を二度も上げるという、理念とは逆のことを
してしまいましたし、「成長戦略」も規制緩和の方向に行ってしまいま
した。

結果として、「アベノミクス」は中途半端というより、「失敗」という
か「失速」したと言えるでしょう。そして今回、岸田さんの「成長と分
配」「所得倍増」という、「新自由主義からの脱却」が言われています。

しかし、アベノミクスの「三本の矢」の時と同様、またどこかで根本の
ところで政策変更になるのではないかと心配です。そもそも「新自由主
義」とはグローバリズム=小さな政府であり、その三本柱は「規制緩和」
「自由貿易」「緊縮財政」で、この政策で30年余りの間に経済が停滞
したという主張もあります。本当にこれらを変えられるのでしょうか。

「プライマリーバランス」という政府の収入と支出をバランスさせ、赤
字国債は出さないという考え方もこの辺から来ています。すべての予算
を見直したり、削減したりするのは、民主党政権の「事業仕分け」の時
もありましたね。

要するに、家計の頭で国家予算を考えてしまう。どうしてもそこのとこ
ろが我々国民が真面目に考えれば考えるほど緊縮財政から脱皮できない
のです。

高市政調会長が言うように、「自国通貨建ての国債は破綻しない」とい
う考え方に変えるには、「金属貨幣論」の考え方を「信用貨幣論」に変
えなければならないのですが、長年の「国の借金、国民ひとりあたり○
○万円」と刷り込まれていますから、多くの人は納得できないのですね。

最近脚光を浴びたMMT(現代貨幣理論)の基本的なところを簡単にし
て特集番組でも組んでやらないと、多くの人々は財政出動の利点は理解
しないでしょうし、岸田政権も緊縮財政の旗は降ろしてないのですから、
「所得倍増」と言っても、どこかでつじつまが合わなくなります。

一律給付金の政策もあまり評判が良くなく、やはり困っている人に厚く
という考え方に多くの人は賛同するでしょう。しかし、景気の事だけで
言えば、誰かの支出は誰かの収入になるわけですから、モラルハザード
の問題をおいて考えれば、選別しないですべての人に給付金を多く出せ
ば、国の借金は膨らむでしょうが景気は良くなります。

金融緩和をどれだけしても金利も物価もピクリとも動かないのですから、
デフレ脱却、経済成長は財政出動しかないわけで、その財源をどうする
か。「国債」でいいのだ、日銀が買い上げれば良く「自国通貨建ての国
債」では破綻しないという説明をつけなければ、また、「成長と分配」
「所得倍増」というのは言ってみただけということになりそうです。

お金や貨幣についての話を丁寧に説明して、成長軌道に乗せる政策を取
らないと、また言葉だけが先行し、言ってみただけになってしまわない
か心配になるのですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

          ――― 距離感 ―――
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最近のスポーツを観ていると、監督・コーチと選手との距離が近いなあ、
とつくづく感じました。

叱咤激励だけでなく、勝ったときはみんなで抱きあって喜び、負けたと
きは、肩を抱き悔しさを分かちあう、家族感、友達感いっぱいの光景を
たくさん見ました。

ひと昔前では、監督・コーチにはカリスマ性(尊敬の対象)があって、
遠い存在、近寄りがたい存在でした。

時代の変遷のなかで、価値観、考え方が変わって、違和感を持って見て
いたものが常態化していく様なのでしょう。しかし、コミュニケーショ
ンを密に取り、強固な信頼関係を築くという目的は変わりません。手段、
方法が変わり、常態が進化していくということです。

親近感のわくコミュニケーションは、面前でリアルな話をすることと思
いがちですが、育った環境によっては決してそうではなく、デジタル手
段のコミュニケーションでも、興味の持てる話をすることが価値観を共
有できる人と思われるかもしれません。

本来、同じ釜の飯を食うことが仲間である証しでしたが、今では「同じ
釜の飯を食う」ことを、どのように進化させるかが重要で、現代(時代)
にマッチした世界観と距離感を作ることが大切です。

組織のモチベーションを上げる、士気を高めることは、共有された目標
をみんなの力(チームワーク)で成し遂げるんだ、と意思統一を図り、
結束力と意志の強さを確認できたときに上がります。その時点では、組
織には適切な距離感ができ上がっています。

士気が低下してしまった組織、個人の評価を気にする組織では、組織目
標の未達は明らかです。私たちも、いろいろな環境変化のなかで、その
ような場面に陥る可能性があります。だから、コミュニケーションによ
り、その土壌をいつも耕し、親近感のある、チームワークできる距離感
を維持することが必要です。

そして、これは内部組織をイメージし易いですが、外部に対しても同じ
ことが言えます。発信源となることは大切ですが、高感度に受信できる
センスはもっと重要です。世の中からの発信は、多様のなかでたくさん
あります。個人の感度だけでなく、組織としての感度の高さが求められ
る時なのです。

これからは、世の常識と価値観を見据えながら、距離感の把握とその見
極めを怠ることなく、ビジョンの実現へと組織を進めていくことです。


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【五十鈴中央の現場から】_本郷社長

        ――― 採用動画撮影中 ―――
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五十鈴グループのポータルサイトが刷新されました。そこにYamme
r機能が追加され、さまざまな社員が投稿しております。そのなかに中
央から投稿されたものがありました。

⇒五十鈴中央では木材循環の活動でつながったビジネスパートナーさま
と協力して大和、青梅、富士の学生向け会社紹介動画を作成中です!
なぜ、循環ビジネスパートナーさまと動画?と思う方もいるかもしれま
せんが理由は長くなるから省略します。(笑)一番はパッションと勢い
です。

この文面で「おや?」と思うことは、文章通りの
1.なぜ、循環ビジネスパートナーさまと動画?
2.なぜ、このタイミングで学生向け会社紹介動画?
というところでしょうか。

1.は実は私もどのようにビジネスパートナーさまを口説いたのかは聞
いておりませんが、青梅社員のパッションと勢いに惹かれたのでしょう
か。あらためてビジネスパートナーさま、ありがとうございます。

さて2.のところですが、ここ最近の採用状況は年々厳しさが増してき
ており、学生の工場見学が「0」の年もあります。今年も会社案内パン
フレットや社内報、ビジョナリーレポートをたくさんの学校に配布しま
した。

しかし、いくら経っても学校からのアナウンスがありません。コロナ禍
のなかということもあり、なかなか学校に直接訪問することができず、
モヤモヤしていました。

モヤモヤの限界が弊社の夏季休暇前にきたので、再度学校訪問のアポイ
ントを取ってもらい、採用担当の先生へ学生紹介のお願いとともに、最
近の学生は何を媒体に企業選択をするのかを聞くことができました。

「最近の学生は最初から企業パンフレットはほとんど見ないですよ」、
との回答でした。「ではどのように」と聞くと、「動画ですよ動画」。
先生から「2、3分の会社紹介動画を作って、パンフレットの目立つと
ころにQRコードを貼ってみては」とアドバイスを頂きました。

なるほど、文章や紙面よりも動画のほうが学生は馴染んでいるんですね。
早速この情報を展開し、そこからは1.につながります。

大和・青梅・富士それぞれの独自性を出しながら、学生さんに興味関心
を惹いてもらえ、五十鈴で働いてみたいなとなるような採用動画が完成
することを期待したいと思います。

採用活動においてはこの採用動画だけで学生さんが集まるとは考えてお
りませんが、まず会社を知ってもらう、会社見学に行きたくなるように
仕掛けるにはとても大切なツールだと思います。

この厳しい採用状況のなかでも一人でも多くの学生さんが、五十鈴を知
って、見て、感じていただければありがたいことだと思います。

この動画、まだ作成途中ですが、社員が楽しく、活き活きと働いている
姿が映し出されております。みんな良い表情をしていて素敵でした。

せっかく縁あって五十鈴に入社した社員を辞めさせないことも忘れては
いけませんね。


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┏ ■ Voice to Voice!
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┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.924〕は、2021年11月18日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

最近はどこにいてもQRコードを見ることがやたらに多くなっています。
ついこの間まではサイトを見るように促すことで、そこから広告や説明
をするホームページに呼び寄せることが多かったと思います。しかし今
はスマホをQRコードにかざしてすぐに観てもらうことが多くなり、よ
り便利な時代になりました。その動画をつくることが私の周辺でも多く
なってきており、かつてのビデオ制作のように企画・計画・台本・配役
・撮影等関わる人たちの情熱をひしひしと感じます。つくっている人と
同じような気持ちで観る側も動画から伝わってくる意図をくみとり、真
剣に観ることが必要だと感じる今日この頃です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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