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五十鈴メールマガジン〔No.926〕日本シリーズ
配信日時:2021/12/02 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2021.12.02発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.926≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          今週から師走に突入しましたが、

     一年の締めくくりを油断なく過ごしていきましょう。

         寒さも一気に厳しくなってきました。

     冬のとば口で、昼と朝晩の寒暖差も大きいからこそ

       体調管理には気をつけていきたいものです。

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☆No.926 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_日本シリーズ
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_2021年を振り返る(老田常務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_キャリアデペロップメント(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 日本シリーズ ―――
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鈴木貴士です。

プロ野球日本シリーズは東京ヤクルトスワローズが対戦成績を4勝2敗
とし20年ぶりの日本一に輝きました。私はヤクルトファンなので、嬉
しい限りですが、息詰まる熱戦続きでほとほと疲れました。

まず、セリーグの覇者ヤクルトスワローズ、パリーグの覇者オリックス
・バッファローズはともにレギュラーシーズンは昨年最下位のチームで、
今シーズンも接戦で優勝しました。そしてクライマックスシリーズ(C
S)をともに無敗で通過し日本シリーズを迎えました。

セリーグの優勝が決まった時から、ヤクルトの久しぶりの優勝なので、
私はCS、日本シリーズのチケットを買おうとしましたが取ることがで
きませんでした。

20年前は日本シリーズのチケットが取れて応援に行ったのですが、こ
の寒さでは球場よりテレビ観戦のほうが良かったのかもしれません。

さて第一戦、NHKがBSで全試合放送するとのことでチャンネルを合
わせると解説が宮本慎也と藤川球児で素晴らしいので、心して真剣にテ
レビに向き合いました。

先発ピッチャーが両チームとも良く投げ、投手戦になりましたが最後は
2点差でヤクルトが最終回、抑えの切り札マクガフを投入しました。こ
れはシーズン中からの勝ちパターンですから、当然勝ったと思ったので
すが、先頭打者に簡単にヒットを打たれ次席には大物のジョーンズが代
打で登場しました。

ホームランが出れば同点の場面で粘られ、最後はフルカウントから四球
で歩かせてしまいました。このへんから嫌な気がしていたのですが、次
のバッターは当然の犠牲バントだったのですが、これをマクガフが野選
にしていまい、ノーアウト満塁のピンチにしてしまいました。

オリックスは押せ押せとなり、次の宗選手が同点のセンター前ヒット、
そして吉田選手がセンターオーバーのサヨナラ二塁打であっという間に
勝負が決しました。

結果的にマクガフは一死も取れずにやられたことになります。これで嫌
な流れになったと思いましたが、第二戦は投手戦になり、高橋投手がプ
ロ初完封でヤクルトが勝利し流れを引き戻しました。

そして、第三戦、第四戦とヤクルトが接戦での試合で勝利し、あのマク
ガフもセーブポイントを挙げ信頼を取り戻したように見えました。そし
てヤクルトが王手のかかった第五戦、終盤同点の場面でまたもやマクガ
フが登板しました。

高津監督の最後はマクガフという方程式を頑なに守ったのですね。しか
し蛇ににらまれた蛙のようにマクガフは代打ジョーンズに簡単にストラ
イクを取りに行って決勝ホームランを打たれてしまいます。

これでオリックスは神戸に帰れることとなり、さらに山本由伸、宮城大
弥投手が使えるという絶対有利な展開となりました。

一方ヤクルトはマクガフが使いづらくなり、一勝のアドバンテージがあ
るとは言え苦しい展開になりました。

さてさて第六戦はまたもや息詰まるような投手戦になり、五時間にわた
る熱戦となりました。ここでも高津監督の最後はマクガフという方程式
は崩さず、シーズン中にもなかった回を跨いで三回も投げさせるという
信頼をマクガフに与えました。

結果的に最後の最後にこれまた、代打の切り札川端選手の執念のレフト
前ヒットでヤクルトが勝ち越し、マクガフも期待に応え、熱戦を制し日
本一に輝きました。

MVPはシリーズを通して好リードと勝負強いバッティングをした中村
捕手が選ばれましたが、多くのヤクルトの選手が号泣していたのを見て
それだけ価値のある日本シリーズであったと思いました。本当に良い試
合の連続でプロ野球の醍醐味を味わいました。


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【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

        ――― 2021年を振り返る ―――
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「ブラックフライデー」セール、先週半ばから今月初めにかけて、各ス
ーパーや百貨店で、アマゾン等のオンライン販売を含め、(昨年までは
行われていなかった)私の地元の商店街まで、今回は例年以上に大々的
に行われた印象があります。

元々、米国で始まったもので(米国では11月第4木曜日の祝日〈感謝
祭〉から4日間連休となり、感謝祭の翌日の金曜日を指し、一年で最も
売り上げを見込める日とのこと)、当初は大勢の買い物客が殺到し、そ
の交通渋滞対応等で、警察官にとっては休みを取れず大変な日を指した
そうですが、最近では赤字店舗でも年に一番売り上げが伸び、黒字にな
る日という解釈になっているようです。

8月下旬以降、日本国内におけるコロナの感染者数は減少傾向となり、
10月からは全ての都道府県における緊急事態宣言等が解除され、徐々
に消費需要が回復しているのを睨み、コロナ禍で控えていた買い物を再
開する、いわゆる「リベンジ消費」を前広に喚起し、取り込もうという
思惑から、米国由来の「ブラックフライデー」セールが日本でも拡大さ
れたとは思いますが、セールといえば年末年始、初売りセールのイメー
ジが強い日本でどこまで消費を喚起できるのか、個人消費の牽引が景気
回復の鍵ともなるので、注目されます。

さて、早いもので、師走に突入しました。今年も昨年同様コロナの影響
を大きく受けた年でした。日本にとって歴史的なビッグイベントであっ
た東京五輪・パラリンピックは無観客となり、当初見込んでいた経済効
果は大きく失われ、五十鈴グループを取り巻く環境も、東南アジアにお
けるコロナ感染拡大から部品工場が稼働停止や減産を余儀なくされ部品
調達難となり、自動車メーカーが大幅な減産を実施せざるを得なくなる
等、先行きが読み難い年であったと思います。

コロナの感染状況も日本では現在、改善傾向となっていますが、海外で
は行動制限の緩和に伴い感染者数がリバウンドする国も見られ、さらに
は新変異型のコロナウイルスの拡大懸念が出てくる等、予断を許さない
状況が続いています。

一方で、感染状況の改善傾向が続けば、景気の急回復が見込まれますが、
海外では人手不足が景気回復の足かせとなっている例もあり、今後の企
業の業績拡大、成長に向けては人材確保も重要となってきます。

人手不足は企業成長を妨げるのみならず、既存社員の残業過多問題等労
務管理に関する問題も出てきますので、景気動向を勘案した人材確保は、
その後の人材育成含め、企業価値を高める重要なポイントと充分認識の
うえ、各拠点では対応願います。

2021年の干支は辛丑(かのとうし)でした。辛の「草木が枯れてい
る様子」、丑の「新しい芽が出ている状態への移り変わり」の語源から
「転換期」の年と言われていましたが、経営環境が変化し、アフターコ
ロナの時代に向け、組織、企業のさらなる成長に向けた転換期となった
年と言えるように、目標の明確化、その実現化に向けた実践を徹底して
ください。

今年も残すところ1ヵ月足らずとなり、足元の各種課題への対応や20
22年~2024年度の事業計画の策定、今年のメタルワン監査の対象
となった拠点にとっては指摘改善事項への対応等で多忙な日々が続くと
思いますが、「昨年はあっという間であったが、目標をやり遂げ、自身
の成長につながった1年であった」と年始を迎えることができるように、
これまでやり残したことの整理、来年への準備も怠らないようにお願い
します。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

      ――― キャリアデペロップメント ―――
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この一週間で一気に初冬を感じる毎日です。朝晩の冷え込みが厳しくな
るなか、健康管理には十分気をつけていきましょう。

最近のニュースで多くの人々が元気をもらったのが、大谷翔平選手のM
VP受賞ですね。大谷選手のあげた成果は、単なる結果成果だけでなく
球界やこれからの選手、そして学ばれ愛される人間性など、私たち日本
人に誇りを実感させてくれる素晴らしいものでした。

大谷選手は幼い頃に野球と出会い、自身の進む道に向かって一直線にそ
の才能を自らが開花させて今日に至っています。

ビジネスの世界を見てみると、類まれな才能を授からなかった我々のよ
うな凡人のなかからも優れた経営手腕で成果をあげている人がたくさん
います。

現実の世界では、高い志をもって一直線に成功の道を歩むのではなく、
たくさんの挑戦と失敗の繰り返しを通して目標そのものを進化させなが
ら前進している人が多いように思います。

私自身、仕事柄もあり「キャリア」については、長く継続的に学び続け
ているテーマの一つです。キャリア開発というと、まずは「目標を明確
にし」「そのためのプロセスを計画し」「その計画の実践度を高める」
という目標を達成するという一般的なアプローチが思い浮かぶと思いま
す。

けれども、今の社会情勢を考えた時に、本当にそれで願っているキャリ
アビジョンの実現はなるのかというとたくさんの疑問が残ります。技術
進化のスピードが激しく、多様な価値観に応えながら競争社会のなかで
自分らしい強みを開発するということは容易ではありません。

キャリアに関する考え方や理論もいろいろありますが、そのなかでかな
り以前からクルンボルツ教授が唱えている「計画的偶発理論」というも
のがあります。先が見えない、予期せぬ変化が起こり続けるこうした時
代だからこそこのような考え方も必要だよなと私が感じるものです。

簡単に説明すると、クルンボルツ教授の調査結果によると、ビジネスパ
ースンとして成功した人の8割は、大谷選手のように明確な目標に向か
って実現したのではなく、本人の予想しない偶然の出来事によるものが
きっかけとなって生き方に影響を与えているというものです。

自分のことを照らし合わせて、そもそも今の仕事との出会いは、たまた
ま五十鈴の変革期に在席しておりその推進の当事者になれたという出来
事が私自身の仕事観や会社観というものを形成する大きな変化のターニ
ングポイントとなったのは事実です。

それがある意味人生の大半のエネルギーを注ぐものになるとは夢にも思
いませんでした。学ぶことを日々活かせる、誰かの役に立っているとい
う実感、やればやるほど自分自身の足りないことがわかる毎日、そんな
日々を積み重ねてきたように思います。

ある出来事や新たな出会いを活かすことでなりたい自分の姿が次第に見
えてくる過程でもあったと感じます。立派な目標ありきではなく、欲求
=Willそのものの高まりが目標を形成していったということでしょ
う。

クルンボルツ教授は目標を固定することよりも、偶然の出来事をチャン
スに変えることができる自分をどのようにセットしているかということ
の大切さを示唆してくれているように私は受け止めています。

待っているだけでは、偶然との遭遇もありません。コロナ禍により、行
動範囲や行動量そのものは物理的に制限された状態に慣れてしまってい
るからこそ、自ら行動することを意識しないといけないなと思います。

五十鈴グループの新たな長期ビジョンのもと、新たなステージで私たち
が予期せぬ偶然を起こし、引き寄せることが各所でたくさん展開される
風土にしたいですね。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.927〕は、2021年12月9日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年も早くも師走に入り、街のいたるところで華やかなイルミネーショ
ンの夜を迎えるシーズンとなりました。気分はもはやクリスマスで、寒
い気候のなかでも暖かな雰囲気にあふれる日々がしばらくは味わえると
期待しているところです。
最近の新型コロナの国内での新規感染者数が減ってきていることでイベ
ントや飲食の人数制限が緩和され、さてこれから経済が盛り上がるかと
思っていましたが、新たな変異株(オミクロン株)の感染者が世界各国
で確認され、日本も外国人の新規入国禁止などの水際対策を取り始めて
います。この冬も、気をゆるめずにコロナの感染対策をとっていかねば
ならない厳しい状況は続きます。国内外の情勢をよく見極めながら、対
策にはけっして手を抜かず、華やかな気分も盛り上げていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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