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五十鈴メールマガジン〔No.493〕脱原発で本当にいいのか?
配信日時:2013/09/27 12:10
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.12.13発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.493≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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        衆院選の活動も、終盤戦になりました。

         多数の政党や立候補者がいる中で、
 
    どの情報、主義主張が正しいか、判断は難しいですが、

   清き一票という「意思表示」はしっかり行っていきましょう。
         
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☆No.493 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_脱原発で本当にいいのか?
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_残したい! 創業者の理念を後世に(山田常務)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_「縁」って不思議!?(山室社長)
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― 脱原発で本当にいいのか? ―――
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鈴木貴士です。

今度の総選挙の焦点のひとつに脱原発がありますが、本当に脱原発がで
きるのでしょうか? さすがに、あれだけのことが起きれば、どんどん
原発に変えていきましょうという話にはなりませんが、即、止めたり、
すべてを廃炉にすることなど、できるわけがありません。

もう一度原点に返って考えてみれば、東日本大震災のマグニチュード9
の大地震でも、日本製の原発は一基も損傷しませんでした。福島原発は
大昔のGE製で、電源喪失して大災害になりましたが、死者は出ていま
せん。

放射能を浴びて病院に担ぎこまれた人も、事故処理に高濃度の汚染水に
浸かってしまった人ぐらいで数人です。ですから、因果関係としてはた
いした人的被害は出ていないということです。

しかし、政府の方針、施策で強制避難させたことや風評被害で大混乱に
なり、被災地域は大変な打撃を受けました。

だからといって、すべての原発を止めたのは筋違いだと思うのです。自
動車事故で死者は年間5000人、日本の自殺者は3万人もいます。こ
れをどうとらえるのか。

まさか、危険だからといって、自動車やオートバイを無くすわけにいか
ないでしょうし、原発をやめれば、確実に不景気になり、自殺者はさら
に増えていくでしょう。

私の学生時代に「平和、平和」といって暴力を振るったり、大学を占拠
したりしていた、学生運動家達の姿を思い出しました。当時、ノンポリ
の私は「なんか、言っていることと、やっていることが合ってないな」
と思ったものです。

今回も原発反対と言っても、電気は絶対に必要ですから代替の発電所が
必要で、それは現在のところ、火力発電しかありません。となると、火
力発電のエネルギー源は石油や天然ガスということになり、日本はそれ
を輸入しなければなりません。

今回、原発を止めてから化石燃料の輸入が急速に増え、その額は3兆円
とも言われています。当然、電力各社は値上げをしてくるでしょうが、
個人、それより法人は負担できるものではありません。それでなくても
世界の3倍という電気料金がさらに上がり続けるのです。シェールガス
革命で将来は安くなっていくとしても、この2、3年で簡単に安く輸入
できるはずもありません。

原発を怖がって、拙速にすべての原発をとめたところで、廃炉にするに
は気の遠くなる程の時間と技術がかかります。廃止を決定したら、多く
の原子力の技術者は海外に行ってしまうでしょう。結果、未稼働の原発
は放置され、手付かずになってしまうということも、あり得るでしょう。

原発をこれ以上増やさないとしても、今ある原発は即刻再稼動させ、経
済に対する負担を最小限にすべきです。その間、安いエネルギー資源の
輸入や、あまり大きい期待は持てませんが、再生可能エネルギーの研究
開発を推進させ、所謂、ベストミックスを創り上げなくてはなりません。

それより怖しいのは、中国で原発事故が起きたら、黄砂が偏西風に乗っ
て日本に大量に飛んでくるように、放射能が飛んできます。日本の原子
物理学は世界一で、原発技術も世界最高レベルにあります。さらに研究
開発を促進させ、日本のみならず、世界の原発の安全や、使用済み燃料
の廃棄に対する問題を解決させるほうが、現実的です。

本当に子供達のことを思うなら、原発を止めるのではなく、豊かな生活
を送れるように、日本の経済力を落としてはならないのです。何でも反
対して、結果が逆になることは歴史のパラドックスが証明しています。

放射能に対する過剰な反応よりも、現実を直視することが肝要なのです。
今度の選挙でその結果が出ます。皆さん、投票所には必ず行きましょう。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

     ――― 残したい! 創業者の理念を後世に ―――
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今週末の衆議院選挙に向け、報道では、乱立する各党党首の他党の批判
が目立つ討論が取り上げられたりしています。報道の仕方にも問題を感
じますが、「この党首の主張、本気なの?」と不安を感じたりもします。

しかし我々は必ず投票に行き、自分の意思表示をしっかり行いましょう。
(私は期日前投票を済ませました。期日前投票はお勧めですよ。)

話は変わりますが、女性であれば誰もが知っている「ファンケル」とい
う無添加化粧品メーカーがあります。その会社の創業者、池森賢二氏の
書籍を最近読んだのですが、そこから共感し、また感銘したことを伝え
たいと思います。

彼の著書によると、「化粧品による肌トラブルに悩まされるなら『防腐
剤や防カビ剤、酸化防止剤』などを一切入れない無添加化粧品を作れば
良いじゃないか・・・」そう言って昭和55年に、会社を起こしたのだ
そうです。

社名も、毎日使うものであるが故に、不安に思いながら使っていただく
わけにはいかないという思いから、「不安蹴る」不安を蹴る「ファンケ
ル」になったとか。

「『不安』を『安心』に、『不満』を『満足』に、『不便』を『便利』
にと、世の中に広がる“不”をなくしていくという『“不”の解消』が
私どもの目指している理念です」と綴られ、さらに「成長し続けている
のは、常に『お客さまの目線で考える』という指針があるから」とも語
っていらっしゃいました。そして2002年には、「もっと何かできる
はず」という新しい経営理念を掲げたのだそうです。

「お客さま目線」を自らの強みとして実践することは非常に難しいと思
いますが、実際に成長に結び付けてきたその言葉には納得感があり感銘
を受けました。

正に、創業者の理念のもと進化し成長する五十鈴グループも同様、カテ
ゴリーは違っても、「『もの作り』という原点の発想」は同じであると
大変共感致しました。 

人はともすれば、当たり前だと思ってしまって、自分たちの大事にして
いる事、その根底にある「思い」を忘れてしまいがちですが、原点を忘
れないために、次のこの一説をご紹介いたしますので、自問自答してみ
ましょう。

<つもりちがい十ヵ条>
高いつもりで低いのが教養
低いつもりで高いのが気位
深いつもりで浅いのが知識
浅いつもりで深いのが欲望
厚いつもりで薄いのが人情
薄いつもりで厚いのが面皮
強いつもりで弱いのが根性
弱いつもりで強いのが自我
多いつもりで少いのが分別
少いつもりで多いのが無駄


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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

       ――― 「縁」って不思議!? ―――
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皆さんは、「縁」というものを考えたことがありますか。

この十数年の間に、公私それぞれで色々な「縁」に出会いました。知り
合った人たちとは現在でも、仕事上での関わりだったり、私事で一緒に
ゴルフをしたり、旅行や名所めぐりや季節ごとの散策をしたり、その後
には一杯飲んでさらに親交を深めるとか。

今でも、お付き合いを続けておりますが、その中から、いくつかの「縁」
をご紹介します。

一つ目は、十数年前に鉄鋼EC研究会という高炉・商社・CC間の横断
的なSCM開発プロジェクトの営業メンバーとして、2年ほど出向した
ときの「縁」です。

この「縁」では、9割の方がIT関連の方という自分には未知の領域の
専門家が多く、考え方・仕事の進め方等の違いや色々な技術・ツールを
学ぶことができ、お付き合いが現在も続いております。故に今もこれか
らもこの人脈は、公私に渡るネットワークとして、私の宝物です。

二つ目は、今年私の従妹の息子の結婚式に出席したときの驚きの「縁」
です。

このとき、高校の同級生に式場の待合室で会いました。「久しぶり、今
日はどうしたの??」と聴いたところ、本人から「徳子(従妹)の親族
だよ」という返事が返ってきたのです。(実際、遠い親戚で従妹の旦那
の従兄だったのです。)

高校を卒業しあとは、たまに街で会うと、挨拶を交わす程度でしたが、
実は親戚だったのです。先日は、二人で有楽町の日本料理屋で一杯やり
ました。もちろん親戚+同級生として・・・・・こんな形でもひょんな
ことから「縁」が生まれるのですね。

これからも、いろいろな「縁」に出会うことがあると思いますが、人は
一人では生きていけません。だからこそ、このような楽しい関係は、歳
を重ねるほど、ますます大切したいものですね。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.494〕は、2012年12月20日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆
そもそも、火力発電用の燃料供給の覚束なさへのリスク回避のために、
原発へと変遷してきたのが実情だという話も聞きます。現状、原発反対
の声は小さくないですが、当時は別のリスクを想定していたのですね。
結果として原発は私たちを混乱させましたが、それをきっかけに国や企
業が再生エネルギーの可能性に以前より注目しているというのも事実だ
と思います。ただ反対するのではなく、代表の言うような「ベストミッ
クス」に向けての過渡期として、現在を捉えたいと思いました。
                     (編集室/野々村 悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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