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五十鈴メールマガジン〔No.935〕運・不運
配信日時:2022/02/10 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.02.10発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.935≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

        北京では冬季オリンピックが開催され、

      4年に一度の熱い闘いが繰り広げられています。

    連日のニュースでも日本人選手の活躍が報じられています。

    テレビで観ている私たちも、国を代表して闘う選手たちに

         熱いエールを送っていきましょう。

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☆No.935 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_運・不運
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_安全・コンプライアンスの徹底(黒田常務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_リスクマネジメント(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 運・不運 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

北京冬季オリンピックが始まりました。毎日熱戦が繰り広げられ、日本
選手の応援に力が入っていると思います。

ここで、活躍したり、残念ながら期待に応えられなかった選手のことは
書きませんが、勝負の結果は運が大きく左右するのは仕方がないと思う
のですが、この「運」というのがなんとかならないのかと思ってしまい
ますね。

大リーグで昨年大活躍した大谷選手の目標達成シートはマンダラチャー
トとかいろいろな呼び方で注目を集めていますが、一つの目標として彼
は「運」を取り上げて、それを達成すべく、あいさつ、ゴミ拾い、部屋
掃除、道具を大切に扱う、審判さんへの態度、プラス思考、応援される
人間になる、本を読むという八つの課題をあげましたが、これは凄いで
すね。

自分に置き換えて、「運」を良くするために、どうすればいいかを考え
て浮かぶのは、「運のよい人と接する」くらいしか思い当たりません。

しかし、大谷選手が掲げたものをよく読んでみると、なんと中国古典の
「小学」に通じるものがあるのを発見しました。そこにはこう書かれて
います。

「古の小学、人を教ふるに、灑掃(さいそう)・応対・進退の節、親を
愛し、長を敬し師を隆び友に親しむの道を以てす。(後略)」

通釈「古(夏・殷・周三代)の小学では、人に子弟としての生活に必要
な掃除、人との応対、行動の作法、肉親を愛し、長上を敬い、師をたっ
とび、友人に親しむ道を教えた。」

これは修身の基本で、これから、家をととのえ、国を治め、天下を平ら
かにする根本をつくるわけで、少年の時に学習させたのですね。

大谷選手が「小学」を知っていたとは思いませんが、自分で考えたもの
が、中国古典に通じるとはこれだけでも大したものです。

環境整備と人との接し方というのはなにやら5Sをはじめ、我々がいつ
も気にしていることですね。

運がよくなるからというわけではなく、習慣として、あいさつや整理整
頓、清掃清潔を躾として身につけるということが、どのくらい重要なこ
とか、それが大リーグで活躍する大谷選手のパフォーマンスの礎になっ
ているというのは興味深いことだと思うと同時に、これなら我々凡人に
もできるのではないかと思ってしまいます。

そして、基本は難しいことではなく、し続けること継続するということ
ですね。あとはプラス思考、ポジティブ・シンキングが重要です。

これも簡単なようですが、悪い流れになるとどんどんそれが加速してい
き、マイナス思考になってしまう。そして、愚痴を言ったりこぼしたり、
言霊となってますます悪い方向に行く。

わかっているのですけれども我々凡人は墓穴を掘ってしまいます。そし
て「運が悪かった! ついていない!」と嘆き悲しみ落ち込んでしまい
ます。

しかし、考えてみれば、この現実の世界の中でこうして生を受けて生き
ているということ自体、運がものすごく良いことであり、生かされてい
るという現実はそれだけで神に感謝しなければならないのでしょう。

オリンピックは参加することに意義があり、われわれも生きていくこと
に意義がある。その上さらに運を良くしたいというのは図々しいのかも
しれません。

運が良かったとか、悪かったとか語る前に、どう生きていくのか、「今
日一日、怒らず、恐れず、悲しまず、正直、親切、愉快に生きよ」これ
は中村天風の名言です。このような心境になるのは難しいですが、少し
でも近づいた生き方がしたいと思っています。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

     ――― 安全・コンプライアンスの徹底 ―――
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北京冬季オリンピックが先週末から開幕しました。昨年の東京オリンピ
ック同様に今回もコロナ禍での開催となり、東京と同じくバブル方式の
なか、選手や関係者と市民を隔離した運営が進められていますが、東京
が穴だらけだったこともありますが、その徹底度はだいぶ違うようです。

徹底することは必要でありますが、人権もコストもあまり優先順位の高
くない中国だからこその話かもしれません。これではあのバッハ会長で
も北京見物は難しいのかもしれません。

近年のオリンピックは商業主義にはしりすぎることや、コロナ禍での強
行開催などIOC(国際オリンピック委員会)などが批判の的となって
いますが、選手たちが4年に1度にしっかり標準を合わせ、力一杯戦っ
ている姿は感動に値するものだと思います。

この土日もテレビのチャンネルをあっちこっちに変えながら、さまざま
な競技を観ていましたが、新たな競技も増え、選手の個性や自由度も高
くなってきているように感じられます。何はともあれ、日本選手には普
段の力を発揮できるよう、頑張ってもらいたいものです。

五十鈴でも来週からIOC(五十鈴組織変革活動)成果発表会がスター
トします。今経営方針最終の発表会であり、次期経営方針につながる大
事な発表会であります。こちらもみなさんの頑張りが期待されています。
ちなみにワーレックスの成果発表会も3月にWEBで開催する予定とな
っております。

LG部門では今言われている2024年問題や、カーボンニュートラル
をしっかり捉えて、現状のLOG(ロジスティックス)の価値ではなく、
次の時代に向けたサステナブルに適合した新たな価値「ネクストバリュ
ー」を創り上げていきたいと考えています。

そのためにも今までに培ったさまざまなノウハウ、リソースを駆使した
総合力を外部やビジネスパートナーとともに進化させ、LOGのパフォ
ーマンスや常識を新化させていかなければいけないと考えています。

しかし、いくら2024年問題やカーボンニュートラルと言っても、L
OG業界で基本となるのは安全運転やコンプライアンスです。今まで以
上に徹底度を高めていきたと考えています。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

        ――― リスクマネジメント ―――
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暦の上では、立春も過ぎ、本年度の締めくくり、そして新年度の準備と
多忙な時期に入っています。コロナの収束は未だ見えることなく、オミ
クロンの猛威は身近なところで起こっており、懸念する日々が続いてい
ます。

コロナへの対応の仕方も、国によってさまざまです。約2年間の戦によ
る学習から感染者の数に怯え防御策の強化を図ることよりも、感染状況
の質を確認しながら経済との両立を考慮した策を講じる国も増えてきま
した。

ワクチン接種やマスクの義務化など、防御しながら、できる限り社会活
動を止めないという姿勢が見受けられます。リスクマネジメントの考え
方と行動の違いを感じます。

開幕した冬季オリンピックもバブル方式で感染リスクをコントロールし
ながら運営されています。

五十鈴グループは、先月70周年を迎えましたが、その歴史は単に変化
する環境への適応活動だけでなく、「雇われ人根性」ではなく「企業家
精神」を全社員が発揮していこうという強い意志を持った全員参画経営
の歩みでもありました。

その時々に合わせてたくさんの研修や挑戦的な実践機会を通して、私た
ちには常に学べる条件が整備された中で仕事をしてきました。学びは実
践のためにあるということが多くの人に共有されていると思います。

その中で、経営における考え方の一つとして「とるリスク」と「とらな
いリスク」という話がありますね。

時と場合によっては、何でもかんでも挑戦すればよいというのではなく、
何もしない、静観すると明確に決断することも重要であるし、慎重にな
りすぎてリスクをとらずに絶好の機会を逸することもあります。

どちらを選択してもリスクは存在するということですね。先駆者的な成
功を求める企業は、ここぞという時にリスクがあることを十分理解した
上で挑戦的な取り組みを行っています。

最近思うことは、企業によって何をリスクとするのかということが根本
的に異なっているように感じます。ここが異なると協創パートナーとし
てやっていくのは結構困難であると思います。

以前はテーマによって、そのリスクをとるかとらないかといったように
白黒で決めるようなアプローチでしたが、今は大きく変化する社会を見
据えた上で取らざるを得ないリスクは何かを明らかにして、足腰がしっ
かりしている段階でリスクを最小限にコントロールしながら備えと挑戦
の活動を両立するという動きが主流になっていると感じています。

リスクに対する感度が、経営課題設定時にどれだけポジティブな取り組
みに変換できているか。現実に世の中の期待に応えられているアイリス
オーヤマのように事業領域の拡大をユニークな開発ポリシーとプロセス
をもって上手に成功させている例もあれば、巨大なグループ企業である
NTTもインフラに頼ったビジネスモデルから脱却し、個人の生活に密
着したサービス企業への転換を図るために大きな組織改編を行うことを
明らかにしました。

内部の活動は、成功してからでないとなかなか知ることができませんが、
身近なお客さまや協創先の方々から私たちはもっともっと学びながら、
これからの時代に合ったポリシーとプロセスを確立していかねばなりま
せん。

自らの人生を振り返った時、「たら・れば」がたくさんある人とそうで
ない人がいるように、行動する・しないに関わらず、自分が何をどう選
択したのかということが転機を迎えた時に大事な姿勢だと私は思います。

しっかり立ち止まって、自分で決めたことなら頑張れるはずだし、後悔
はないでしょう。

私自身も「たら・れば」を少しでも口にすることのない生き方をしよう
と思って今日がありますが、その時は一生懸命考えたつもりでも今だっ
たらもっとこうしたのに、という「のに」はあります。それも人生です
ね。

新しい期を迎えるにあたり、コロナへの対応・近未来社会への参画に対
して、何をすること、しないことが真のリスクになるのか、しっかり考
え自らの意志で納得する行動がとれるように来期以降の在り方を皆と話
し合っていきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.936〕は、2022年2月17日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

オミクロン株が猛威をふるっているなか、感染拡大を防止するため、3
密を避け自宅で過ごす状態が続いています。隣国北京では冬季オリンピ
ックが開催され、スポーツ観戦が好きな人にとってはテレビの前から離
れられない時期となっています。
一方で、感染者数増大により、経済への影響や医療ひっ迫を懸念し、コ
ロナ濃厚接触者待機期間・入院期間短縮などが連日報道されていますが、
その内容をしっかりと把握して適切に対応していかねばなりません。ま
だピークアウトの時期が見通せず、オミクロン亜種BA.2の流行が懸
念されている状況でもあり、感染症対策には気を許してはならないと痛
感するところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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