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五十鈴メールマガジン〔No.939〕悪をなさない
配信日時:2022/03/10 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.03.10発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.939≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          ここのところあたたかかったり

      寒い日が続いたりと日によって寒暖差があります。

        また、東京はまん延防止等重点措置が

         3月21日まで延長となりました。

          気候や感染症に注意しながら、

          今年度末までの残りの時間を

         しっかりと過ごしていきましょう。

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☆No.939 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_悪をなさない
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ありがとう!(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_現場感を大切にしよう(判治社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 悪をなさない ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

今まで社員の皆さんに対してさまざまなことを言ってきましたが、一番
多く語ったのは、企業の3要素「悪をなさない・利益を上げる・永続す
る」でしょう。

あまりに昔から言っているので、時代も変わり、解釈もそれに合わせる
ようになってきました。その一番ベースの価値観になるのが、「悪をな
さない」ということです。

悪いことをしないというのは小学生でもわかることですが、その悪いこ
ととはどういうことか。簡単なようで難しく、単純なようで複雑ですね。

とりあえず守るべき基準があり、それも明確なものと不明確なものとが
あります。基準が明確なものはその基準をしっかり守る、誤魔化さない
ということで、品質基準をはじめ会社の業務にはさまざまな守るべき基
準があり、それを全うしなければなりません。

現在うるさく言われている「コンプライアンス」は法令遵守のみならず、
ハラスメント関連や企業のガバナンスに関係しているものもあります。

しかし、こまかくコンプライアンスを管理するよりも、「悪をなさない」
といった概念的な言葉で理解してもらったほうが良いと私は考えてきま
した。

法令遵守のみを追求すると、法律にさえ触れていなければ良いとか、法
の目をかいくぐってとかという問題が出てきます。コンプライアンスを
守るためにデータを改ざんするのは本末転倒ですが、大手企業でも起き
てしまうのが実態です。

ですから、倫理的、儒教的に考えて悪いと思われる根本的なことはして
はならないということを優先すべきです。

人間的に考えてというあいまいな基準ですが、そのほうが結果的に大き
な効果があると思うのです。

しかしながら「悪をなさない」では運営上難しいので、法律に基づいた
規定や規則が作られ、それが不十分な時は講話やミーティングで注意喚
起されることになります。

所謂、人間学の範疇になっていくわけですが、そうすると四書五経をは
じめとする儒教や先人たちの逸話などを勉強することになるのですね。

「悪をなさない」とはどういうことか、これを深く考え実行するのと、
法律や決めごとを守るというのでは次元が違います。

「挨拶の励行」と書かれているから挨拶をするのではなく、挨拶は効能
があるものだと解釈され実行されれば良い成果が期待できるように、根
本的な考えを突き詰めれば理解が深まります。

事故や労災は、さまざまな意味で会社にも個人にも不利益をもたらしま
す。ですから我々にとっては「悪」なのです。そのために健康管理を含
め、作業標準や手順書が決められているのです。

ハラスメントをはじめ、職場の人間関係も円滑にいかなければ、それは
「悪」ということになります。

突発の欠勤や遅刻も、会社や他者の仕事に支障をきたすのだから「悪」
であるというように考えていけば、「悪をなさない」ということがマニ
ュアルレベルのことではないと理解することができるでしょう。

そういうことが本来大切なことだと思うのですが、世の中は「コンプラ
イアンス症候群」で、なんでもコンプライアンスに則り細かい基準や規
制を設け、それをチェックし管理するといった傾向が見られます。

とくに超過勤務等は納期の関係や取引先の事情で、あり得るような状況
をどう対処するか難しい問題も含んでいますが、根本に立ち返り「悪を
なさない」という意味合いを理解すれば、働き方改革等につながる可能
性もあるかもしれません。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

         ――― ありがとう! ―――
============================□■□■

この度、3月末をもって取締役を退任、五十鈴を退職することになりま
した。

長い間、みなさまにはたくさんのご厚情、ご支援を賜り、大変お世話に
なりました。多くの人たちと交わり、人として成長させていただいたこ
とに感謝申し上げます。

このメルマガは2001年に創刊、五十鈴創立50周年の時でした。
20年もの間発行しているので、私の寄稿は200回超となりました。

読み返すと、時々の五十鈴の情況や考えていること、行動が見えてきて、
みんなの労を惜しまず汗を流していた光景を思い起こします。

新年度からは新役員が寄稿すると思います。今までと違う観点、切り口
で発信されることでしょう。時々の五十鈴の情況、世の中の進み具合を
見定め、リアルな方向付けをすることを期待しています。

五十鈴は70周年の節目にあたり、第3世代に移行します。2月26日
に、拠点幹部及び管理職の価値プレゼンを聴きました。

コロナ禍の中でも、業態変革によるしっかりとした収益基盤づくりが進
んでいるのを確認しました。若い力も育っていて、エネルギー源となる
ことは、間違いありません。

今後、つらい情況の時、立場の苦しい時があるでしょう。難しい顔、険
しい顔になる時があると思います。どんな時でも、笑顔を絶やさず、み
んなの力で乗り越えていってください。

この寄稿が最後となります。みなさま、どうもありがとうございました。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

       ――― 現場感を大切にしよう ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

世の中は、コロナ禍により引き続き「まん延防止等重点措置」延長を余
儀なくされた地域も多く、経済活動また日常生活への影響に大幅な改善
は感じられません。

そこに拍車をかけるように、ロシアのウクライナへの侵攻による経済的
な打撃や、我が国への影響・危機等、世界的に重苦しい状況が続いてい
ます。

そんななかでも皆さんは、今期の振り返りをしながら、やり残しがない
ように来期に向け、目標設定に着手されているかと思います。

自ら目標を立てて邁進できることの喜び、素晴らしさを、こんな状況だ
からこそ大切にしチャレンジしていきましょう。

私事ですが、今年の5月に入社41年目を迎えます。40年にわたり諸
先輩から多くのご指導、叱咤激励をいただきました。また後輩の皆さん
からも多くの刺激を受け学ばせてもらっています。

思うに、いただいたりもらったりしたことの記憶が圧倒的に多く、ご恩
返しにいっそう力を注がねばと考えるようになりました。

ご恩返しは、未来に向け、今の自分が現在の経営環境のなかで何で貢献
することができるのかをしっかり考え、今までとはひと味違う行動を実
践していくことだと思っています。

さてIBSですが、2021年度は目指す企業像を「ビジネスアクセラ
レーション企業」として組織変革を加速させてきました。

既存事業の柱である業務受託ビジネスの在り方等、自社の存在価値につ
いて問い、社員全員で共有を図りながら今後の柱とすべく3つの事業に
ついて取り組んできました。

上記に述べた経済環境の厳しいなかで、うまくいったこと、うまくいか
なかったこと等、数多くのことを体験してきましたが、特に感じたこと
として、苦しいなかの一面子(突破口)を組織としてどう見つけ出して
いけるかが大事だと思いましたし、そのためにはそこに携わる多くの人
が自分の意見をちゃんと伝えられるかが肝だと思いました。

今期より取り組んでいるアクセラレーションについて全員で考え話し合
うミーティングでは、よく聴くと成程と感心する切口の内容が多く、現
場感があり頼もしい限りです。

これは自分自身の反省ですが、現場感に疎くなっているのについつい結
論付けをしてしまうことがあるので、注意しています。もしそんな場面
になったら「良く聴いてくれ」と言ってください。


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┏ ■ Voice to Voice!
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┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.940〕は、2022年3月17日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

世界的な情勢は、長引く新型コロナウイルスの感染収束に方向性を見出
している先進国も多くなってきたと思っていたところ、ロシアによる隣
国ウクライナへの軍事侵攻が行われ、目的を達成するまで引かないとい
う指導者の声明も聞かれます。多くの命が失われているという人道的問
題や資源大国ロシアへの経済制裁がもたらす自国経済への打撃など懸念
すべき事案が多い年になることは間違いないでしょう。
そんななかで3月も今日で3分の1が過ぎ去り、じわじわと年度末に向
かっていることに焦りを感じだしたところです。
今年度の締めと来年度へ準備体制を整えることで、来年度の始まりから
スタートダッシュを切れるようにしていきたい、そのために今まさに取
り組んでいる最中です。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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