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五十鈴メールマガジン〔No.940〕やる気の創造
配信日時:2022/03/17 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.03.17発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.940≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          春らしく、昼間はあたたかく

         夜になると寒さが堪える季節です。

          また、本格的に花粉が飛び交い

    花粉症の人にとっては悩みのつきない時期でもあります。

     来週の21日で東京もまん延防止等重点措置の適用が

      終了しますが、気を緩めず感染症対策は継続し、

        コロナ収束へつなげていきましょう。

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☆No.940 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_やる気の創造
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_これまでの歩んで来た道~その12〈最後に〉(藤原専務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_前向きな報道を得るために(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― やる気の創造 ―――
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鈴木貴士です。

退任が近づくにつれ、さまざまな思いが脳裏をかすめますが、私が会社
の経営で重要視していたことの一つに「やる気の創造」があげられます。

今の言葉で言えばモチベーションということになるのでしょうが、意識
づけ、動機づけということですね。行動科学で言えばそこのところが、
学問的にも面白いし、人の意識でその行動や成果が大きく変わるのでよ
く勉強しましたね。

人は何によって動機づけされるのか、決してお金だけではなくさまざま
な要因がありますが、人間関係や誇りといったものにそのキーがあると
いうことが実験的に理解できたのは非常に有効でした。

そうしてもう一つ重要なことはやる気の創出と不満の消滅とは別のこと
だということです。不満の要因をいくら解決してもやる気の創出にはつ
ながらない。

例えば、給料が安いという不満を抱いている人の給料を上げたとしても、
不満はなくなりますが、やる気が出るかと言えばそれは別問題で、やる
気は別の要因で創出されるのですね。

極端な例を言えば、給料がいくら安くて不満を持っていたとしても、仕
事が面白くやりがいがあれば、やる気は起きるということです。ですか
ら、そこのところをうまく加味して人事制度や教育研修、福利厚生を考
えなければならないということです。

人間の欲求の五段階説というマズローのモデルは有名ですが、生理的欲
求、安全安定欲求のところをいくら充実させても不満がなくなるだけで、
これを衛生維持要因と呼びます。

そして、自己実現欲求や自我地位欲求のところが促進要因と呼ばれ、や
る気の源泉になるのですね。

そのど真ん中に社会的欲求が入るのですが、マズローの弟子のハーツバ
ーグという学者がその半分から分けて、上の方を促進要因でやる気が起
きる、下の方を衛生維持要因で不満がなくなるという整理をしたことで、
人間の欲求と行動というものがよく理解できることになりました。

モチベーション理論でもう一つ役に立ったのが、期待理論です。人間の
行動というのは欲求のみならず、期待の上に成り立っているということ
なのですが、単に欲求があっても人間は行動しません。

例えば営業マンは売り上げを伸ばしたいという欲求は誰しもあるでしょ
うが、そういう行動をとっているかと言えばとっていない。なぜなら、
そこに期待という因数が入っているからで、成功に対する主観的確率を
上げることで、その行動が促進されるということです。

その因数が道具性と誘意性です。道具性は例えば見込み客リストがある
とか具体的な訪問行動がわかっているとかで、誘意性はその行為をした
ら褒められるとかご褒美がもらえるとか、リワードに関することですね。

営業マンは、具体的な行動ができるシナリオを持ち成功したら、褒めら
れ、リワードがもらえるということで目標実現行動がとれるということ
です。

でも難しく考える必要はありません。人間は感情の動物です。気分が良
ければ、生産的な行動をとります。

ですから一番簡単な動機づけは、褒めることです。反対に一番モチベー
ションが下がることは失敗したり怒られたりすることです。そこで新入
社員には簡単な課題を与え、できたら褒めてあげる。この癖をつければ
どんどん成長します。

五十鈴で挨拶を奨励しているのも一番簡単な課題だからです。元気のよ
い挨拶ができたら褒めること。そこからすべてが始まりますが、それを
続け成長すれば巨人のようになるのですね。その集大成が、社員総会で
の皆さんの見事なパフォーマンスでした。


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【執行役員が伝えたいこと】_藤原専務

―― これまでの歩んで来た道~その12〈最後に〉(藤原専務)――
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皆さま、今回は私が書く最後の五十鈴でのメールマガジンとなります。

私は公開されているメールマガジンを書いたことがなかったため、何を
書こうかと考えて、入社してからの経歴、特に失敗談や自分が仕事の壁
にぶつかったときに何を悩んだかを書き、すでに11回を数えました。

勤務場所も東京-大阪-東京-韓国-インド-北海道-五十鈴と変遷し、
皆さまにはお付き合いいただき大変感謝しております。

時には読者から「悩んだときの対処策が参考になる」との励ましの言葉
から「経歴ばっかり書いて、時事ネタがない」とか言われたこともあり
ましたが、2年間完遂させていただきました。

五十鈴で勤務した2年間は私にとって忘れられない2年間となりました。
五十鈴は私の経歴では経験したことのないような良いところが一杯あっ
て、これは「変えてはならない点」として残していかなければならない
と感じた次第です。

一方、時代にすでに合わなくなったところも散見されるようなこともあ
りました。過去は機能していても、今の“働き方改革”の時代では古す
ぎると感じ、これは「変えなければならない点」として、次代の経営者
や社員が積極的に変えていってほしいと思った次第です。

変えることは大変です。人は変わらない方が居心地の良いものですが、
時代や世の中はとても速いスピードで変わっていきますので、企業がサ
ステイナブルさを保つためには変わっていかないと生き残れません。

幸運なことに私は社外役員として五十鈴に残りますので、「変えてはな
らない点」を残しつつ「変えなければならない点」を変えることをサポ
ートしていきます。

五十鈴に来ていろいろな人にインタビューを行い、印象に残った言葉が
ありますので最後にご紹介したいと思います。

その内容は「優秀な人材を埋もれさせるのが三菱商事、普通の人財を優
秀な人に変えるのが五十鈴」です。これは両社の企業文化を端的に表し
て大変面白いと思いました。

それでは皆さま、またお会いしましょう。有難う御座いました。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

      ――― 前向きな報道を得るために ―――
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建設の神生 幹です。

3月に入り、日に日に暖かくなってきましたが、花粉症の方にはキツイ
時期だと思います。私も花粉症になってしまい、薬を服用することにな
りました。

花粉症は急にくしゃみが出るのが非常に困ります。人前でも困りますが、
車の運転中のくしゃみは頭が上下に動き、視界がなくなり、ひどいとき
は上半身が前に持っていかれます。通常走行の時速40~50kmでは
くしゃみの一瞬でも5、6m分視界が切れているので、皆さんも車の運
転には気をつけてください。

東日本大震災と、東京電力福島第一原子力発電所の事故の発生から11
年です。年月の経過とともに、教訓をどう語り継ぐかが課題になるなか、
各地で犠牲者を追悼し、記憶を伝える行事が行われました。

警察庁などによりますと、これまでに確認された死者と行方不明者は1
万8423人となっています。「関連死」を含めた死者と行方不明者は
2万2207人にのぼります。

自治体のなかには、発生から10年が過ぎたことや、新型コロナの影響
を理由に、これまで続けていた追悼式を行わず、献花台を設ける形式に
変えたところも多くあります。

その一方、被災地も含めた国内では地震と津波の脅威が切迫しています。
あらためて11年前に何があったのかを知るとともに、記憶と教訓を伝
え続けることが重要となっています。

現在、社会の関心としては、コロナ感染症についてとロシアによるウク
ライナ侵攻、それと合わせた経済問題となっていると思います。

多くの情報があり、偽情報も入り混じっています。他方、新聞・雑誌・
週刊誌・テレビなどのマスメディアは、しばしば興味本位と営利目的に
流され、市民に対する行き過ぎた取材・報道や誤報により、その名誉・
プライバシーなどの人権を侵害し深刻な被害をもたらしてきました。

その結果、行政機関や国会などからマスメディアに対し介入や干渉の理
由とされるなど、報道の自由が脅かされるという事態を招いています。

また、「報道の自由」を盾にメディアが情報を自由に選べると勘違いし
ているところもあり、一般視聴者や読者に対して、必要以上に不安を煽
ることで注目を集め、売り上げを上げることを目的にしていると思う部
分も大いに感じます。

報道局という、各メディアの報道を担当する重要な部署が責任をもって
情報を送り出しているということを送る側も受け取る側も真剣に捉えて
いかなければならないことです。

11年前の報道で「日本は終わった」とか、「福島には住めない!」の
類似した悲観したものがありましたが、今は少しずつですが復興してい
ます。これもメディアが悲観的でなく前向きな報道を行っていれば、も
っと早く復興が進んでいたと思います。

今はいろんな心配事があり、どうしても悲観的な方向に気持ちがなりや
すいですが、多くの情報から自分で分析し、前向きな方向に気持ちを持
っていくことが良い解決方法を導き出すと思います。

これを一人でなく、皆で行えばさらに良い解決方法、良い結果につなが
ると思います。

建設の目指す企業像は「最適な環境を実現する協進企業」です。

皆さまとともに何事もポジティブに全員参画で進めていきたいと思いま
す。来期もよろしくお願いいたします。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.941〕は、2022年3月24日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

本格的な春になり、花粉の飛び散るこの季節になると、知らぬ間に体調
に異変を感じずにはいられません。私の場合、今年はやたらと目がしょ
ぼつくので、どうしたものかと思っていたところ、花粉症の症状だと気
づき、毎日点鼻薬をさしています。
また日中と夜の寒暖差や晴れた日が急に雨模様に変わりやすくなる時期
です。
新年度に向けての準備等で忙しい時期でもありますが、健康にも十分に
留意していきたいものです。
東京もまん延防止等重点措置の適用がようやく解除されるとはいえ、コ
ロナの感染者数は多いのが現状です。対策を継続していくことで、収束
する日がくるよう望むところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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