バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.941〕五十鈴タイム
配信日時:2022/03/24 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.03.24発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.941≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

        東京では今週始めの20日に桜が開花し、

           週末にも満開の予定です。

         例年、この時期の風雨が気になり、

      花見の時期が長く保たれることを祈るところです。

       この2年花見での3密を避けてきましたが

    今年も引き続き、しっかりとコロナ感染対策をしながら

         満開の桜花を愛でたいものですね。

================================

☆No.941 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_五十鈴タイム
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_最後に(山田常務)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_人と社会と未来を繋ぐ(本郷社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 五十鈴タイム ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

私の経営理念の根幹をなすものに、好ましい組織文化の構築があります。
そしてそれを支える組織風土の基が規範となります。

組織にはさまざまな規範があり、そしてそれは明示的なものと黙示的な
ものとに分けられます。説明はつかないが、ここではこうしたほうが良
いとかこうしないほうが良いというのは黙示的な規範になりますね。明
示的なものははっきりとわかり説明がつきます。

五十鈴の規範はやはり創業者の鈴木實会長の影響が残っています。明示
的なものでその代表的なものが「五十鈴タイム」です。ともかく予定の
時刻より早く前倒しに事を進める。

集合時間に対して30分以上は早く行っているのが普通でした。これは
交通渋滞や事故等があってもこれだけ余裕があれば大丈夫ということで、
そういうことになったらしいのですが、月例会議等でみんなが集まると
時間前でもスタートしてどんどん進めてしまう傾向がありました。

いきすぎて、一人ぐらい来ていなくても大部分が集まっているのだから
始めようということになってしまったり、外部のお客さまを無視して時
間前に始めてしまったり、やりすぎることも多々ありましたが、「時間
厳守」ということはとても良い規範だと思いました。

しかし、やりすぎてどんどん予定時刻が前倒しになり、かえって非効率
になることもありました。

それから早く集まれば良いという規範を効率の良い集合の仕方や会議の
進め方に持っていったのですが、「五十鈴タイム」は今も顕在でIOC
の成果発表会等の拠点視察も必ず時間前に始まります。

考え方は良いのですが、これもSNSやネットの普及で、事故や渋滞の
交通情報を取得できるのですから、その辺も駆使して効率の良い「五十
鈴タイム」にしてもらいたいと思います。

一方、黙示的な「五十鈴タイム」としては、残業があげられます。とも
かく働き者が評価される風潮があって、忙しさもあり、どうしても残業
になってしまい、それが当たり前だという規範があります。

これはコンプライアンスで指摘されているように変えていかなくてはな
りません。働き方改革でも考えていかなくてはなりませんが、ともかく
超過勤務をなくさなければなりません。この黙示的「五十鈴タイム」は
悪しき習慣と思い、規範変革に挑戦してもらいたいと思います。

しかし、人間の頭の中はそんなに割り切って考えられないので、仕事の
ことを引っ張って帰宅するぐらいなら、会社に残って処理したいという
思いもあるでしょう。

それでも時代が大きく変わっているのですから、ともかく職場から離れ
る。ワークライフバランスを取れるように工夫しなければなりません。
直截的な処理の仕事のようなものはRPAやネットを駆使して臨み、人
間は創造的な仕事を取り込む。

そのためには自分の日常行動から国際情勢から社会情勢にいたるまで情
報を取得し、時代に即した仕事のやり方に変えていかなくてはなりませ
ん。

しかし、明示的な規範としての「五十鈴タイム」はなくしてはなりませ
ん。不慮の事故や災害は起きるものです。何があっても慌てないように
時間的余裕を常に持つということは必要なことです。

時間を厳守して、人様を待たせない。そういうゆとりがこれも会長がず
っと言い続けた「エチケット・マナー」に結びつくのですね。

気持ちの良い挨拶、相手に対する尊敬の念も「五十鈴タイム」に表れて
いると思うのです。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

            ―― 最後に ――
============================□■□■

この度、3月末をもって五十鈴を退職することになりました。

昭和53年に入社以来、44年間この年に至るまで、こんな私が皆に活
かされ働くことができたのも、鈴木代表、鈴木副社長をはじめ、歴代の
多くの先輩方からの教え、同期・同僚からのあたたかい協力、後輩から
の頼もしい支援があったからと、皆さまに深く感謝いたします。

また、多くのお取引先、メーカー・商社をはじめとする公私にわたる多
くの方々との出会いにも恵まれ、数多くの貴重な経験をさせていただき、
多くの学びがかけがえのない私の財産となりました。

五十鈴の人生で経験させていただいた数々の出来事は、楽しかったこと
も辛かったことも、嬉しかったことも、悲しかったことも、今にして思
えばすべてが良き思い出として、恵まれた人生であったと振り返れます。 
一言で表現するならばとても「運」に恵まれた五十鈴での日々でした。

今回でメルマガの寄稿は最後となりますが、メルマガの原稿を書くため
に、日々の変化からの学びを注意深く考えたり、多くの経営者や専門家
の方々のスピーチや対話を参考にさせていただいたり、あまり読む機会
のなかったビジネス書を一生懸命に読み引用させてもらったりと、学ぶ
良い機会にもなり、自分自身の考えの整理にもなりました。

そのなかで「運」についても幾度となく学ぶ機会がありました。印象に
残っている例として、「運」には3つの運があり、「生まれながらの運」
「人が運んでくれる運」「努力した人にやってくる運」というものです。

私自身、運に恵まれるために心がけたこととして、「どんな時も明るく
振る舞う」「明るい言葉を使う」「運が悪い時は、良くなることを信じ
て待つ」でした。

コロナ禍が続き、また世の中・状況が大きく変わるなか、五十鈴を取り
巻く環境も今までの常識がなかなか通用しない厳しい状況が続くかもし
れません。

しかし五十鈴には鈴木会長から引き継いだ「素晴らしい強運」があるこ
とを信じて、いかなる難しい局面でも明るく乗り切ってもらいたいと思
います。

五十鈴グループは第3世代に移行され、鈴木新社長を中心にさらなる飛
躍を成し遂げてくれると思います。

五十鈴の良きDNAを未来に向け進化させ、70周年の先にある100
年企業を目指してもらいたいと思います。

みなさま、長い間本当にありがとうございました。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴中央の現場から】_本郷社長

       ――― 人と社会と未来を繋ぐ ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

五十鈴中央に赴任して5年が経過しました。時代の変化とともにコンセ
プトや方向性、やるべきことを日々進化させながら、今まで培ってきた
五十鈴中央のDNA(CS)を中心線に置きながら社員とともに、お客
さまのために、ビジネスパートナーさまのお力も借りながら駆け抜けて
きました。

途中、新型コロナウイルスによる停滞もありましたが、逆に働き方改革
に向けたデジタル環境を考え整える良い機会にもなりました。

セントラルオペレーションをキーワードにサービスセンター(SC)で
必須機能である、受注・デリバリの入口機能をデジタルインフラを活用
し青梅サービスセンターから大和サービスセンターへ集約移管を進め、
ほぼ完了しました。

またもう一方では上工程との協創活動もIBSの協力のもと、これから
の鋼板流通DXをみすえ活性化してきております。これからの時代、人
と社会と未来を繋ぐうえでデジタル化は欠かせません。

前回のメルマガでも書かせてもらいましたが、五十鈴中央はホンモノを
キーワードにSC事業であるコイルセンタービジネスとバリューセンタ
ー(VC)事業であるファブレスビジネスのホンモノ化を追求しながら
基礎体力をつけてきました。

来年度はそのホンモノがお客さまやマーケットの「力」として発揮でき
ることを期待しています。この約10年で現場力を発揮するフィールド
も拡大してきました。

SC・VCそれぞれに現場があり、求められるものやコト、そしてそこ
に携わる人やコミュニティも違います。違いがあるからこそ、多様な関
係性が存在しています。

しかしそのベースにあるのは「人」です。うまくいっている時、うまく
いかない時、どちらの状態でも「未来の事」と「些細な事」の両面を緻
密な心がけを持って事に当たってもらいたいと思います。

そして自分の持ち味を仕事に活かす努力をしてもらいたいと思います。
自分の役割が決まりきった形であれば「お決まり通り」であり、持ち味
を活かして取り組むと理想や思いが付加されて、その仕事に「心」がこ
もります。「心」がこもると「真心」になり、思いもよらない成果が生
まれると信じていきましょう。

4月からは新体制による第三の創業がスタートします。今現在は環境的
にも大変厳しく、難しい状況にあると思いますが、しっかりと前を向い
て、人と社会と未来の調和を図り、未来ハピネス創造企業として一つず
つ真心を持って繋いでいってもらいたいと思っています。

最後に五十鈴中央のミッションステートメントが刷新されたので紹介し
ます。

「人と社会と未来を繋ぎ、笑顔と感動をみんなでつくるビジョナリーカ
ンパニー

社会デザイン領域において、多彩なケイパビリティを結集し、みんなの
ワクワクを増幅させるリアル創生プロデューサーとして、ソーシャルグ
ッドの創出を使命とする。」

さあ、次の10年が輝かしいものになるよう、意志ある行動と情熱をも
って走っていきましょう。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.942〕は、2022年3月31日に配信い
 たします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

春になったと思いきや、極寒に舞い戻り季節外れの降雪もあり、電力不
足による大規模停電が懸念されています。過去には4月になってからの
降雪もありました。冬服を仕舞うのも少し様子をみたほうが良さそうで
すね。

3月も残り1週間となり、今年度もあと僅かで終了します。
来年度を迎える準備は万端整っていますでしょうか。
残りの1週間という貴重な時間を使って、まだやり残していることや、
不十分なところは慌てず、効率的にしっかりと対応していきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.941≡

======================= ISZ Mail Magazine