バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.942〕大切なもの
配信日時:2022/03/31 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.03.31発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.942≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            桜が満開の季節になり、

      街中で見かけると思わず鑑賞してしまいますね。

     一方で、日ごとに寒暖差が激しいのもこの時期です。

          健康管理には十分に気をつけて

      2022年度を万全の体制で迎えていきましょう。

================================

☆No.942 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_大切なもの
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_22年度に向けて(老田常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_先輩社員として(川合社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 大切なもの ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

いよいよ最後のメルマガになりました。新社長方針でメルマガは引き続
き発行されるとのことですので、ご愛読ください。私もたまには登場さ
せてもらいますのでよろしくお願いします。

さて、難しいことより創業者の鈴木實会長がいつも言っていたこと、そ
れは社員を幸せにするということでした。60周年の社員総会でもそれ
を語っていますね。

多様化している価値観であってもすべてに対応したい、お金のほしい者
にはお金を、暇がほしい人間には時間を、ともかくすべての社員を幸福
にしたいというのが創業者の考えでした。

すなわち、会社が幸せを提供するということでした。それはそれで素晴
らしいと思いますが、与える、してもらうという関係ではなく、一緒に
掴んでいくという考え方で、私は幸せを自分の力でつかんでほしいと思
いました。

ですから、社員の成長が一番大切であると教育研修に力を入れました。
会社は社員が成長できる場を提供する。そして切磋琢磨できるように、
昇格試験や価値創造プレゼンテーションといった仕組みも強化しました
が、今から思えばちょっと厳しすぎたかもしれません。

IOC活動の成果発表会や拠点社員総会、五十鈴グループの社員総会も
活性化させ、皆さんの素晴らしいパフォーマンスでその成長ぶりを見せ
てくれたと思っています。

この2年はコロナ禍で社員総会も一堂に会することができず非常に残念
でしたが、皆さんの成長スピードは衰えたとは思っていません。SDG
sやDX、カーボンニュートラルの取り組みはSXという名のもとにど
んどん進んでいっていると思っています。

企業は人なりと誰しもが思うことですが、実際そのような行動を取って
いる会社は多くはありません。一番大切なのが社員であるならばどうす
れば良いのか。

溺愛するのも良くないし厳しすぎるのも考えものです。そして、前述し
たように多様化された価値観という制約の中でどう実現するのか。

それはすべての社員と正面から向き合い、モノの見方・考え方を聞き、
応えることです。ひとりの人間として認め、育てていく。そして互いに
影響しあい成長を促進することができれば、会社は自然と生産性の高い
活性化された組織になっていくのです。

「悪をなさない」「利益を上げる」を前提として、「永続する」ために
はその組織の構成員の成長が不可欠です。社員の日常行動が会社のみな
らず世の中に対する貢献となって、組織の存在意義というものが出てく
るのです。

会社は会社、プライベートはプライベートで公私混同は良くありません。
もちろんそうでしょう。しかし、創業者が言っていたようにそれが影響
しあうということも間違いありません。

公私ともに充実してこそ、人生は成立するのです。ヒルティの幸福論は
「生きる喜びは仕事とともにある」というものでした。そういった意味
からもこのメルマガでは私の日常についても書かせてもらいました。

今は亡き愛犬グレートデーンのドルチェの話や未だ健在で今後ますます
お世話になるであろう魔女の話もわかっていただけると思います。

これからの五十鈴は新社長をはじめとする社員の皆さんにすべてを任せ
ました。ビジョナリーカンパニーの実現に向けて一番大切なものは皆さ
ん一人ひとりであることを忘れずにいてください。長い間、ご愛読あり
がとうございました。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

         ―― 22年度に向けて ――
============================□■□■

先週末は東京などで桜が満開となり、お花見に行かれた方も多いのでは
ないでしょうか。私の住む地域でも3年ぶりに「桜祭り」が開催され、
屋台やキッチンカーが出店され、久し振りに多くの人で賑わっていまし
た。

人気の屋台では行列ができていて、コロナ禍でお祭り等のイベントは自
粛・延期となるケースが多かったので、非常に懐かしい光景でした。

以前にメルマガで紹介しましたが、桜の開花日と日本の景気には関連が
あるとのことで、東京の桜の開花日が3月21日以前と早い年は景気後
退局面になっていないことを検証しているエコノミストがいます。

桜の開花が早いと春物衣料が早めに買われ、外食や買い物などの消費意
欲が高まる傾向があるようです。今年の東京の開花日は3月20日でし
たので、景気の拡大を期待したいところです。

ウィズコロナの段階に入り、感染対策を維持しつつも、個人消費を活性
化させるためには、やはり「お祭り」のようなイベントが必要なのでは
と実感しました。

21年度も本日31日で終わります。目標の達成度はどうだったでしょ
うか。目標未達の場合は目標設定における前提条件に問題があったのか、
設定後の環境変化などによるものなのか、目標未達の原因についてはし
っかりと振り返り、分析し、問題点を明確にし、次年度の目標達成に生
かせるようにしてください。

グループや各拠点の次年度の基本方針、戦略課題については、十分に理
解し、次年度に向けた定量・定性目標達成に向け、前広に準備・実践し
ていることと思います。

ただ、経営環境の変化に対しては、より敏感になってください。ビジネ
スパートナーとの情報収集、連携を密にし、外部環境などの変化をいち
早く察知して、当初の目標設定における前提条件が変わった場合は目標
の見直しを図ることも重要です。

当初の目標に固執し、結果として未達となることは避け、状況によって
タイムリーに目標を再設定する柔軟性も求められます。

また、22年度からはグループ全役職員が各個人のコンプライアンス目
標を設定し、“コンプライアンスの徹底”に取り組んでいきます。

ここ十数年、企業のコンプライアンス違反を防ぐための取り組み、制度
は非常に強化されています。日本版SOX法やコーポレートガバナンス
コードの導入など、内部統制やコーポレートガバナンスのルールは充実
しており、企業の“ガバナンス”の必要性は増しています。

このような状況下、コンプライアンスに関する企業の不祥事がクローズ
アップされています。社会の企業のコンプライアンス遵守に対する眼は
厳しくなっており、場合によっては社会からの信用を失い、企業として
大きな損失を被る可能性があります。

改めて各人の業務でコンプライアンス違反につながる可能性のある仕組
みとなっていないかどうか確認願います。ただ形式的にこなしているだ
けのルールの運用に留まっているものなど、業務の仕組みに対する“慣
れ”にもコンプライアンスリスクが潜んでいます。また、問題が発生し
た場合は迅速にコンプライアンス担当に報告願います。

4月からは後任にバトンをつなぐこととなり、私のメルマガは最後とな
ります。この4年半、本当にありがとうございました。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

         ――― 先輩社員として ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

2022年度の新入社員の集合研修も26日からスタートしており、各
社の新入社員受入準備も万端に整っていることと思いますが、もう一度
準備状況を点検し、新人が安心して職場に早く慣れるようにしていきま
しょう。

新しく入る社員は教えてもらったことをそのまま実行します。また周り
の社員の様子を見ながら、その真似をして順応していきます。言ってみ
れば、我々先輩社員の鏡が新入社員であると思ったほうが良いでしょう。

新入社員が入ってくると毎日大きな声で挨拶をしてくれますが、周りの
社員の皆さんはどうでしょうか。新入社員ほど大きな声でとは言いませ
んが、はっきりと大きめの声で挨拶できているでしょうか。

五十鈴はエチケット・マナーを大切にしていますが、その実践行動がし
っかりとできているか、新人の手本となる行動ができているか、このタ
イミングで振り返ってみてください。

私も先輩からゴルフ場や会社のトイレの洗面台周りが水で濡れていたら、
自分がやったものでなくてもふき取ってきれいにしておくものだと教わ
り以来実践をしています。

こんなことでも見ている人はいて、この行動で信頼を得られたりした経
験も多くあります。エチケット・マナーの実践はプラスはあってもマイ
ナスはありません。新人にも良い見本をたくさん見せていきましょう。

特に工場では安全管理や品質管理をしていくうえで守るべき事柄が明確
に決められています。新人研修で安全ルールやQMS(品質管理システ
ム)の基本的なことは教育していきますが、すぐにすべてを覚えられる
ものではなく、その作業の目的や有効性を理解しながら覚えていき、次
第に手順を確認しなくてもできるようになっていきます。

逆に、手順やルールを守っていない先輩社員を見ると、あの人はルール
を守っていないのだから大して重要なルールではないとか、自分が大丈
夫だと思ったら好きな手順でやってもいいんだ、というような勘違いを
させることになります。

先輩社員は工場内での決めごとをしっかり守り、またそれらの意味目的
を的確に新入社員に教えられるように、自分自身の振り返りと意味目的
に関する自問自答をしてみてください。

第三の創業のスタートの年に入る新入社員です。先輩社員皆であたたか
く、厳しく育成していきましょう。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.943〕は、2022年4月7日に配信いた
 します。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

2021年度も私たちを取り巻く環境は、新型コロナやウクライナへの
ロシアの侵攻などにみられるようにさまざまなことがあり、それらの影
響もあってなにかと厳しい状況であったと思います。
2022年度が明日から始まります。状況は依然厳しいことが多く、容
易に解決することはむずかしいかもしれません。
それでも春という、1年でもっとも華やかなこの季節だからこそ、明る
い話題でいきたいものです。新入社員を迎えられる職場やあらたに配属
される社員を迎える職場なども多いでしょう。職場環境に慣れるまで新
人らの努力はもちろん、周囲のフォローも必要です。組織一体となって
前向きに目標を見据えて、良いスタートを切っていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.942≡

======================= ISZ Mail Magazine