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五十鈴メールマガジン〔No.944〕代表からの引継ぎ
配信日時:2022/04/14 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.04.14発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.944≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

             東京は先週から

        春らしいあたたかな日が続きましたが

       今週は週後半から雨模様になるということで

        寒暖差には気をつけなければなりません。

           この時期、新年度の体制を

         整えるのに忙しい時期でもあります。

         体調管理を怠らずにいきましょう。

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☆No.944 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_代表からの引継ぎ
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_33年目の春(宮川常務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_温故知新、そして・・・(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】

        ――― 代表からの引継ぎ ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

気持ちよい生活をつくろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、
滅多なことに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ人を
憎まぬこと、未来を神に任せること。「処世の掟」。

このゲーテの言葉が書かれたメモが代表室に残されていました。それと、
代表が社長に就任してしばらく経ったときに作成した「これだけは言っ
ておきたい」というタイトルの紙が置いてありました。代表から私への
引継ぎは、これがすべてです。

「処世の掟」は短くシンプルな文章ですが、過去、現在、未来に対して
どのように処していけばよいのかを示唆してくれています。過去に対し
ては、「済んだことをくよくよせぬこと」。現在は「いつも現在を楽し
むこと」。未来は「未来を神に任せること」ということですね。

また、感情面では以下の2点です。「滅多なことに腹を立てぬこと」と
「とりわけ人を憎まぬこと」。どちらも対人関係を考えるうえで、とて
も大切な教えだと思います。

私は自分がコントロールできることと、できないことを分けて考えるよ
うにしています。自分がコントロールできることだけに集中し、考えて
実行していきます。

他方、自分がコントロールできないことは、いろいろと考えたり悩んだ
りしてもコントロールできないので、考えても仕方がないと割り切るよ
うにしています。

特に他人はコントロールできないものです。相手の行動や考え方をコン
トロールしようとすると、悩みが深く、重くなります。

また、過去や未来も同様です。過去は変えられないし、未来を予測する
ことは大切ですが、どうなるかなどわからないことなのです。

コロナ禍やウクライナ戦争、世界的な物価上昇など、世の中を見渡すと
不確実で不安なことがたくさんあります。ですが、自分でなくすことは
できませんし、どうしようもないことなのです。

どのような状況下にあっても、そのなかで自分ができることは何なのか、
やるべきことは何なのかをはっきりさせ、それを行動に起こしていくこ
とが重要です。

他人に対しては、指導の仕方やコミュニケーションの取り方を工夫して、
自分が相手にできることを徹底的にやっていくしかありません。

うまく育成できずに悩むこともありますが、相手の心の在り方もあるの
で自分だけに責任があるわけではありません。

自分がコントロールできることを徹底的に行ったら、あとは「期待せず、
信じて、任せる」しかありません。他人への期待が悩みの種になるので
す。他の人が仕事をしない、手を抜いている等、行動が目に余ったとし
ても、自分がなすべきことに集中していれば、気にならなくなります。

代表からの「これだけは言っておきたい」にも「人を管理しようと思う
のは間違いで、管理できるのは自分だけである」と書いてありました。

なかなか難しいことですが、考えれば誰にでもできるし、心が軽くなり
ます。私も代表からいただいた「処世の掟」を実践し、気持ちよい生活
を送れるように精進したいと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_宮川常務

           ―― 33年目の春 ――
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4月1日付で常務執行役員を拝命しました宮川恵介です。

五十鈴本社への初出勤は3月22日でしたので、皆さんの仲間入りをし
てからまだ3週間程しか経っていない新入社員となります。新入社員と
いっても4月1日の入社式にお会いした目をキラキラと輝かせた皆さん
とは若干(?)容姿は異なり、55年の風雪を耐えてきた肌には少し
(?)ばかり疲れが見え、目のキラキラ感の喪失のみならず、その機能
にも衰え(老眼)が進んでいます。

しかし、「やる気は漲っています」。

五十鈴創立70周年の節目であり、第三の創業のタイミングに五十鈴グ
ループの皆さんとの「ご縁」をいただいたことに感謝をし、新しくCE
Oに就任された勝さんのもと五十鈴グループとして「かわらないこと」
を大切にしながら、しっかりと「かえていくこと」を進めていきたいと
思っています。皆さんどうか宜しくお願いします。

決意表明に続いて簡単に自己紹介をさせていただきます。

1990年に三菱商事(株)に入社し、経理・財務畑を歩んできました。
海外駐在は南米のチリという国に6年赴任していたことがあり、五十鈴
に来るまではステンレス鋼の薄板コイルセンターである(株)サステッ
クという会社に7年勤めていました。

サステックでは管理部門の責任者という立場でしたが、4拠点ある工場
にはよく顔を出していましたし、グループ会社である(株)サステック
東北やテック物流(株)の各拠点にも機会を見つけては伺っていました。

管理部門はややもすると現場感が不足がちになることが多いのですが、
現場が好きですし、現場の力が会社の力とさえ思っています。工場内を
歩いて社員の皆さんの元気な顔を見て、安全の声がけをするのはとても
楽しい時間でした。

まだ、4拠点しか伺えていませんが、できるだけ早く全拠点を回って皆
さんと会うのが楽しみでなりません。

今回の五十鈴への異動に伴い東京での単身赴任生活が始まりました。サ
ステックは大阪本社勤務でしたので家族と一緒に大阪で暮らしていまし
たが、4年ぶりの単身生活です。

週末を利用して生活圏内(スーパー、クリーニング屋、病院、飲み屋な
ど)の様子を一通りチェックは完了しました。近所散策中は満開の桜を
見ながら「よーし頑張るぞ!」と33年目の会社生活をスタートさせま
した。

執行役員からの重要なメッセージが見当たらない!と思われている方、
今回がメルマガ初投稿ということでどうかご容赦ください。次回登場は
6月9日の予定です。ご期待ください。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

       ――― 温故知新、そして・・・ ―――
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新しい期となり経営体制も新たとなり、たくさんの「新」が生まれてい
ます。今年は、「新」の創造が断続的なものとなりそうですね。

私自身、これまで五十鈴の40周年・50周年・60周年と社史の編纂
事業に始まりCIや社内イベントの企画運営など、多くに関わってきま
した。

特に経験も知識もないなかでの40周年記念事業に際しては、掛かった
時間も膨大でしたが、学んだことも本当に山ほどあり、今のアイコミの
独自性を生むベースとなっていると言ってもよいほどです。

当時、書物や研修等で学んでいた経営や戦略というものが、五十鈴の現
実の世界でどのような実践がなされたのか、その当事者であった当時の
鈴木實社長や創業期を支えた役員・幹部の方々からたくさんのお話を伺
い、文章を起こしました。

三菱商事や日本製鉄にはすでに立派な社史が刊行されていたため、歴史
的背景や業界の動向について理解を深めるには大きな援けとなりました。

私にとって五十鈴の歴史を知るということは、ビジネスの世界を知るこ
とであり、経営者の意志や思いが事業として開花していくプロセスをリ
アルに理解する価値ある体験でした。

そして今、70周年という40周年と同様の社長交代という大きな転換
期の渦中にあります。

新たな経営方針も明示されましたが、そのなかでこれからも人財を財産
の核として全員参画経営を進化させるということも示されました。多く
の人々が経営参画機会を通して、新しい「新」を考え取り組むことがあ
るからこそ、今が何によって支えられ形成させているのか、物事の背景
や本質に触れてもらい考えていただく機会の一助に私も貢献したいと思
います。

今回のお題は、「社員総会」です。ご存知の方もたくさんいるかと思い
ますが、社員総会の前身は「五十鈴グループ演芸大会」でした。

詳細を述べると長くなるので興味のある方は40周年史を読んでくださ
い。演芸大会は当時のカラオケブームも手伝って五十鈴のど自慢大会か
ら始まり、それが拠点別の演芸対抗の場へと変わり、仕事を離れて社員
が思いっきり楽しむイベントとして年々加熱していました。

私は本社の準備係の一員として関わっていましたが、遊びも仕事もとに
かく一生懸命で熱く個性的な社員がたくさんいる五十鈴って面白い会社
だなあと毎回感じていました。

当時、まだ社長ではなかった鈴木代表が、社員が喜ぶことを行いたいと
いうのが鈴木實社長の元々の考えなのだから、一過性のお祭りイベント
ではないイベントに切り換えようという提言から生まれたのが「社員総
会」でした。

社員総会のコンセプトは、「何でもみんなで話し合おう」「雇われ人根
性になるな」といった社訓や創業者精神をベースにした五十鈴らしさを
追求したイベントにしようと準備委員会が立ち上がりました。

私もそのなかの一員でしたが、当時は言わんとしていることがよく理解
できていない状態で毎回の会議に参加していたことを覚えています。

「社員総会」というネーミングも、当時世の中ではそのような社内イベ
ントを行っている会社はほとんどありませんでした。総会といったら
「株主総会」をイメージしますが、まさに社員が正しく五十鈴の現状を
理解し、それぞれがもっとどうあるべきなのか、社員一人ひとりが成長
する機会になるように、という思いから社員総会と命名されスタートし
ました。

中身は、経営課題を推進し、会社を支えるのは社員なのだから、会社と
個人を分離することなく、自分事化できる場として年々工夫しながら進
化させていきました。

1985年(昭和60年)が第1回ですから、30年以上続いているイ
ベントです。イベントとして表面だけをなぞっていくと大抵はマンネリ
の渦に巻き込まれ、熱量は下がり形骸化して消失するというパターンに
なるのが常ですが、五十鈴の社員総会は成長し続ける拠点や個人の先を
いくために何が必要なのかを考え続けてきたという歴史があります。

だから世の中が変化し、それに伴い組織も人も成長しているならば実施
内容も進化させなければならないのです。

近年の拠点社員総会の内容を見ると、拠点の実態に合った企画と実施力
がそれぞれ存在し、現場力の進化を実感しています。これも独自性ある
大きな財産です。

今年もグループ社員総会は行われませんが、拠点社員総会は開催されま
す。五十鈴の全員参画経営の原点を確認し、新経営陣との協働体制を確
認する機会となります。

主役は役員も含めた私たち全員です。社会や株主から期待されている私
たちの存在価値をしっかり共有しながら、マネジメントイベント力に磨
きをかける機会にしていきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.945〕は、2022年4月21日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

新入社員などを職場に迎えて、清々しく明るい雰囲気になってきたので
はないでしょうか。気候も春を通り越し初夏のようで、あたたかな日差
しが日中は汗ばむほどの状況になりました。それでもこの時期は、天気
が崩れ、寒暖差が激しいのが特徴です。
また、花粉の飛散がピークの時期でもあり、花粉症の人にとってはその
対策にも気を配らなければならない時期です。
コロナ禍で新規感染者数も高止まりの状況が続くなかでもあり、体調管
理には十分注意していきましょう。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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