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五十鈴メールマガジン〔No.497〕爆弾低気圧の一日
配信日時:2013/09/27 12:15
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013.01.17発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.497≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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    今年の成人の日は都内では7年ぶりの大雪に見舞われ、

        新成人にとっては大変な一日でした。

       実社会での人生は始まったばかりですが、

          これから様々な経験を通じて

       目標を目指して自己成長してほしいですね。

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☆No.497 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_爆弾低気圧の一日
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_転換の年 癸巳(みずのと み)(岩織常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_情報の活用(川合社長)
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 爆弾低気圧の一日 ―――
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鈴木貴士です。

今週の月曜日の成人の日は物凄い天気になってしまいました。成人の日
だというのに、成人式に参加した新成人たちは、本当に「爆弾低気圧」
が怨めしかったに違いありません。昔は成人の日は1月15日と決まっ
ていて、いつも天気は良かったという記憶があります。

あまりに天気予報が悪いので、私はお客さまとのゴルフを前日の午後、
早々にキャンセルしました。朝起きると雨が降っていたので、良い決断
だったなと思いました。ドルチェとの散歩もできず、再びベットの中で
うつらうつらしているとリビングルームで音がしたので、ベットから抜
け出しリビングに入ると、あら、ビックリ、ゴルフウエアーを着た娘が
「お早う!」と立っていました。

実は最近、どういう風の吹き回しか、絶対にやりたくないと言っていた
ゴルフを娘がやりたいと言い始め、この間、ゴルフ道具やウエアーをセ
ールで購入したばかりでした。私は、魔女の手下から魔女化している娘
の「結婚しない作戦」ではないかと懸念しましたが、親馬鹿チャンリン
で一緒にプレーできると喜んでおりました。

私と娘の休日が合わず、打ちっぱなしの練習場で教えることになってい
たのですが、延び延びになっていました。悪天候ですが二人とも暇で、
今日は行けるぞということになり、遅めの朝食を取って10時くらいに
魔女の車で家を出ようとすると、雨から雪に変わり、激しく降り始めま
した。

勘のよい私は「スリップすると危ないから、タクシーで行くよ」と魔女
に言って、すぐに来たタクシーに乗って、ワンメーターで行ける近所の
有名なゴルフ練習場に向かいました。いつもは混んでいる駐車場もさす
がにガラガラで、これなら空いていて初めて教えるのにちょうど良いと
思いカウンターで申し込んだ瞬間、練習場が「雪のためクローズ」にな
ってしまいました。

それまでに来ていた人は練習をしていましたが、あまりに雪が激しくな
ってきたので、そういう処置がとられたのでしょう。我々は傘をさして、
激しく雪の降る道を歩き、大通りまで戻りました。今度はタクシーもな
かなか捕まらず、私は頭にきて「こうなったら、やっている練習場を絶
対に探してやる!」と息巻いたのですが、タクシーに乗って興奮が収ま
ったのか、軟弱にも「やっぱり家に帰ろう!」ということになりました。

家に帰り、娘にゴルフの基本的なことを教えたり、パターの練習をして
いたりしていたのですが、そのうち、家の外でスリップする車が多発し、
大変なことになってきました。こうなると魔女の独壇場、室内から見物
しているだけでは飽き足らず、表にまで出て行ってしまいました。「ス
リップして、家の塀にでも激突したら困りますからね」とか言って、完
全に野次馬状態でした。

しかし、最後は暴風雪のような状態になり、電線にも雪が纏わり付き、
今にも切れそうな状態で危険を感じるような凄さでした。テレビでドラ
マを観ていても、雪や混乱する交通情報が刻々と飛び込んできて、自然
の驚異がいかに凄いものか、人間の力はいかに取るに足りないものかを
実感するとともに、改めて「生かされている自分」というものを意識し
ました。

禅僧の山田無文という人は「大いなる者に抱かれあることを今朝吹く風
の涼しさに知る」と詠みましたが・・・。我々凡人は風が吹いたぐらい
では悟れず、この日のような天候で知ることになるのですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_岩織常務

    ――― 転換の年 癸巳(みずのと み) ―――
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新年を迎え、まずは五十鈴グループと皆さんにとって、今年も円満な一
年になりますようお祈りします。

昨年2012年は、2010年から続く債務危機が欧州景気を下押しし
たことにより、中国や新興国の輸出が低迷し、好調だった経済が減速す
るといったグローバル経済の負の連鎖を引き起こしました。また、米国
では財政の崖を巡る混乱があり、日本では超円高と長引くデフレ、中国
との関係悪化、政治の混迷といった具合に、極めてバランスの悪い年で
した。

ただ、そのような中でも年の後半には主要国の新しい指導者が誕生し、
特に日本では師走の慌ただしさのなか、自由民主党へ政権が交代(奪還
?)、そして安倍首相の発言で円安・株高が進み、遅まきながら「昇り
竜」が現れた2012年でしたが、果たして蛇年の2013年はどんな
年になるのでしょう? 年の始めですので干支(えと)について少し勉
強して今年を占ってみましょうか。

「干支」は、「十干(じっかん)」というものと「十二支(じゅうにし)」
を組み合わせたものだそうですが、私もあらためて調べてみましたので、
しばしお付き合い下さい。

十干の「干」は木の幹が語源で、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、
丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、
癸(き)の漢字で表し、この十干を古代中国の「五行思想」の木(き)、
火(ひ)、土(つち)、金(か)、水(みず)にあてはめ、それに「陰
陽思想」から「陽」を表す兄(え)と「陰」を表す弟(と)を順に組み
合わせたもので、今年は、“癸(水の弟=みずのと)”。

「癸」はこの十干の最後の十番目、季節で言えば晩冬。「癸」という文
字は、冬枯れの時、原野の草木はみな枯れて、水の流れる小川やせせら
ぎが見渡せる、その形を象った文字だそうで、「万事が真理に則る、あ
らゆるものに筋道を立てて計画する、全てを正義に基づいて考える、処
理する」という意味を持つそうです。

一方の十二支の「支」は幹の枝を表し、古代中国では天空の方角を12
に分け、それぞれの方角の記号として動物の名をつけたという説がある
そうですが、これが皆さんよくご存知の十二支です。

今年は“巳(み)”。「巳」は、十二支の六番目、季節では春、動物で
は蛇とされ、「巳」という字は、冬が終わって春になり冬眠していた蛇
が眠りから覚めて、地表に這い出す形を表し、「今まで潜伏していたも
のが頭をもたげ、外に出て活動をはじめる姿」を象ったのが「巳」であ
り、「従来からの誤った因習的生活に終わりを告げる」のがこの時だと
いうことです。また、中国では「再生」を象徴する生物と言われている
そうです。

この「十干」と「十二支」で60通りの組み合わせがあり、これを「六
十干支」または「十干十二支」、あるいは単に「干支」(えと)と言う
のだそうです(例えば、十干の「甲」と十二支の「子」を組み合わせて
「甲子(きのえね)」)。一巡には60年かかりますがこれが「還暦」
です。

解説が長くなってしまいましたが、今年の干支は「癸巳(みずのと み)」。
甲子(きのえね)から始まって30年という六十干支の中間点にあたり、
大転換の始めの年となるとも言われています。

120年前の1893年(明治26年)の癸巳には、伊藤博文内閣が戦
時大本営条例を公布し、翌年には朝鮮出兵・日清戦争突入と日本の軍国
主義が拡大しました。60年前の癸巳の1953年(昭和28年)はど
うだったかと言うと、前年(1952年)にサンフランシスコ平和条約
が発効しアメリカの占領が終わると、1953年に奄美諸島が日本に返
還され、またNHKが日本で初のテレビジョン本放送を開始しました。

あらためて「干支」から歴史を振り返ってみると、「癸巳(みずのと 
み)」の年は、日本の軍国主義へのスタートである一方で、平和と戦後
の民主主義・資本主義へと向かう起点となった、もの凄く大きな転換点
と言える年です。

運勢でいうと、今年はこれまでの「陰気」が去って、新しく「陽気」が
スタートする年だと言われています。

4月に歌舞伎座のこけら落とし、ディズニーランド開業30周年、10
月には20年に一度新宮に御神体を移す伊勢神宮の「式年遷宮」があり、
12月は天皇陛下80歳の誕生日です。また、昨年はロンドンオリンピ
ックでの日本選手の活躍に日本中が沸きました。今年は「WBCの3連
覇」「サッカーワールドカップ出場決定」が日本の元気に繋がることを
期待しています。

日本の政治と経済、世界の政治と経済、エネルギー問題はじめ世の中で
は多くの課題が山積していますが、新たな60年のスタートとなる今年
の「癸巳」は、この数年、あるいは十数年の停滞を吹き飛ばすような、
私たちの未来にも期待が持てるようになる何かが起こりそうな気がして
います。

時代の流れを読み、過去の歴史に学び、癸巳の「癸」と「巳」の字の意
味をしっかりと思い浮かべ、しっかりと計画を立て、挑戦して、皆で明
るく楽しく、いい年にしましょう!

「竜頭蛇尾」にならないように・・・・。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

         ――― 情報の活用 ―――
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ITCでは今年の年始早々から仕事はフル稼働状況で、幸先の良いスタ
ートが切れています。年始初日から新年の挨拶もそこそこにお客さまと
仕事の詳細の話をしたり、営業日2日目から出張でお客さまを訪問して
仕事の話を詰めているのも久しぶりのように感じています。

先日(1月14日)も栃木県のお客さまを訪問し、仕事の打ち合わせに
行きました。帰りはニュースでもやっていたように、散々な目にあった
一人になってしまいました。

栃木まで車で行くつもりでいたので、朝自宅を出る際には妻に「今日は
雪が降るかもしれないから気をつけてね」と注意されての出社でした。

10時に東京本社を3名で出発し、首都高から一路栃木を目指し、途中
は霙混じりの雨になったり、雪模様になったりを繰り返しながら進み、
東北自動車道の途中で中央分離帯あたりが白くなっていくのが見え、帰
りは大丈夫だろうかと思いながら車を走らせていました。

途中で昼食を取り、12時20分頃に目的地に到着した時には、ほとん
ど霙混じりの雨という状況だったため、打ち合わせを早めにして帰宅し
ようと相談し、お客さまには申し訳なかったのですが、時間前に訪問さ
せて頂き、すぐに本題に突入しました。

14時過ぎには概ね打ち合わせを終了したところ、表は一面真っ白の状
態に変わっていました。これはまずいとすぐに帰路につきましたが、時
すでに遅く、東北自動車道は館林-川口間で通行止めとなっており、佐
野藤岡インターから館林までは順調に行ったものの、館林から一般道に
下りた瞬間から大渋滞です。

脇道を検索しながら車を進めるのですが、思うように前に進みません。
14時20分頃には訪問先を出発したのですが、最終のうちの社員が車
で自宅に辿り着いたのは夜中の2時過ぎという結果となりました。ちな
みに私は都内の板橋本町で下車し、地下鉄を利用して帰宅したので22
時過ぎには自宅に戻れました。

東京や神奈川では午前中から雪がひどくなったという情報があったにも
関わらず、自分たちの見える範囲での判断を行い、色々な情報を取れる
ツール(スマホなど)があるにも関わらずに情報を入手しなかったり、
活用しなかった結果であろうと思えました。

情報を入手したお客さまからも電話があり、一度戻って新幹線で帰って
はどうかとアドバイスを頂いたのですが、一般道を走行しても4時間~
5時間あれば到着するだろうと通常ペースでのイメージを持ってしまっ
たのも問題でした。

今こうなっているという情報は入手出来ても、将来こうなるという確実
な情報はありません。今の情報を状況に合わせて活用し、最悪の事態を
回避する手を打つことの重要性を改めて感じた一日でした。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.498〕は、2013年1月24日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週の成人の日は大雪で大変な一日となりましたが、そんな中でも成人
式は各地で行われ、皆無事に新成人として社会に踏み出したのではない
かと思います。これからの日本を取り巻くグローバルな社会で、自分の
目標を早く立てて、その実現のために自己研鑽を積んでいってほしいも
のだと思いました。そのためには自ら様々な経験・体験に挑んで、実学
から学んでいくことも大事ですね。実社会に出れば、楽しいことばかり
でなく、厳しい状況も経験しなければなりません。それらを乗り越えて、
次世代へと繋ぐ社会人としてしっかり成長してほしいと願うものです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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