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五十鈴メールマガジン〔No.963〕秘密基地
配信日時:2022/09/08 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.09.08発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.963≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          沖縄から九州・四国にかけての

       台風11号の影響で、東京でもぐずついた

          蒸し暑い日々が続いています。

         今後の台風の動向に注意しながら

           台風シーズンへの備えを

          しっかりとしていきましょう。

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☆No.963 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_秘密基地(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_伴走オアシス(岩品執行役員)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_「3H」+「4M」(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

          ――― 秘密基地 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

今回は、前回のメルマガで書いた「秘密基地的な場所」がなぜ必要だと
思っているのかについて、少し書きたいと思います。

五十鈴グループは社員総会のように、みんなが集まって同じことを体感
することを通じて組織としての一体感や上位概念の理解、風土の醸成等、
団結力というか組織力的な部分で他の組織にはないカルチャーを構築し
てきたと思っています。

また、古くは商道塾、社員旅行、運動会と研修的な学びの機会だけでな
く、レクリエーション的なところも含めて、みんなが集まる機会を通じ
て相互理解や知識レベルを高めることをやってきました。

コンプライアンスやコスト削減等により、土日の研修や運動会はなくな
り、横のつながりが少しずつ薄くなってきていた部分があったと思いま
す。

これがコロナによってさらに加速しました。懇親目的の飲み会はなくな
りました。大人数の集まりは今もできないままです。

リモートワークやTeams会議など、テクノロジーによってカバーで
きる部分は多く、そのほうが効率的でいい面もたくさんあったので、五
十鈴グループでも社員総会を含め、リアルに集まる機会は激減しました。

加えて、スマートフォンの普及も影響がありました。一緒の空間にいて
も、家族や恋人との時間を楽しむときでさえ、目線はスマホに向かって
いる。一緒にいても、別々の画面の向こうに意識が行ってしまっている
状況が多くなりました。

要するに、家族や恋人、友だちといった近しい人間関係でさえ、同じ世
界を生きていない。会社の仲間との関係も希薄になってしまった。ベテ
ランが休憩中の会話の少なさに寂しさを感じる部分でもあるわけです。

相手から出てくるオーラとか、目線、姿勢、表情、反応、呼吸、そうい
ったことが会話や議論をしながら感じられるのは、リアルでないとまだ
まだわからないと思います。

「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますが、苦楽を共にしながら、
そういう関係性、仲間を創っていくプロセスをどこかで創っていかない
と、損得、コンプラ、同調圧力に振り回されて、それを基準でしか考え
ない人たちばかりになるのではないかという危機意識があります。

そのために、社員も外部の人も自由に集まって、ワイガヤで議論ができ
る広い場所、未来社会をみんなで真剣に考えられる場所を創りたいと思
いました。

終わったらみんなでBBQしながら懇親し、焚火を囲みながら将来の夢
を語り合う。そういったプロセスを通じて、新たなコミュニティや事業
アイデアがバンバン出てくるイメージをしていますがどう思いますか?


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【執行役員が伝えたいこと】_岩品執行役員

          ―― 伴走オアシス ――
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未だコロナ感染・半導体不足をはじめとし、我々を取り巻く環境は厳し
い状況となっています。

そんな環境のなかでも、コンプラをベースとした経営体質の強化、業績
に対する当事者意識、危機感からくる将来像のアップデートと取り組み
の加速など、得たものもたくさんあったと思います。

どうしても、業績が思うように上がらないとネガティブなことばかり考
えてしまいますが、よくなったこと・進化していることも振り返って、
自分たちの自信につなげてほしいと思います。

さて、最近の話題の一つとして、シアトル・マリナーズのイチローさん
の球団殿堂入りがありました。

そのセレモニーでイチローさんが話した17分のスピーチは、ユーモア
のなかにも共感と感動を生み出す内容のもので、その生き方はビジョナ
リーカンパニーの定義にある「気分よく働けて、業績がよく、自己成長
できる会社」を体現しているようにも感じました。

ではなぜ、共感・感動を生んだのか考えてみると、有言実行に向けての
努力の積み重ねもそうですが、お世話になった人への敬意と感謝の言葉
が多かったことだと思います。

17分のスピーチのなかで「ありがとう」が9回、「感謝・光栄」など
敬意を示す言葉が12回も使われていました。それにより、イチローさ
んの人柄が伝わったと同時に、聞いている人たちがイチローさんと共に
過ごした時間や、自分の姿とラップさせながら、自分も努力すれば夢が
叶うとの思いをさせてくれたんだと思います。

先日岐阜に行った際、前日まで休んでいたベテラン社員が、後輩となる
リーダーに「昨日までありがとう! 今日からまた頑張るから頼むね!」
と、周囲に人がいるところで伝えていました。

流石だな!と思いながら、その時のリーダーとベテラン社員の笑顔と会
話から、自分も頑張るぞ!との思いにもなりました。誰もがわかっては
いるけどなかなか言葉にできない、その一言が人との関係性や次へのモ
チベーション、組織の一体感を生み出すのだと思います。

いま、ビジョナリー委員会を中心に「伴走オアシス」なるものを作成し
グループ展開しようと進めています。「オ:おつかれさま! ア:あり
がとう! シ:じょうずだね! ス:すごいね!」

この言葉がエチケット・マナーのオアシスと共に、社内外で飛び交うこ
とに期待しています。そして「働きやすい職場環境づくり」にもつなが
るはずです。

全員参画経営は五十鈴の強みであり、その源泉は、機能や仕組みに加え
組織のよい規範・文化があってこそだと思います。

今しばらく厳しい環境が続くはずです。そのなかで課題をしっかり遂行
しながらも、伴走に向かう一言を大切にする行動規範をみんなでつくり、
どんな環境下でも未来に向かう全員参画経営へと進化させていきたいと
思います。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

       ――― 「3H」+「4M」 ―――
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みなさん、未然防止の「3H」(初めて、変更、久しぶり)というのを
知っていますか。

品質管理や安全管理のなかでよく使われる言葉です。そして、よく耳に
する「4M」(人/Man、材料/Material、設備/Mach
ine、方法/Method)。

この「3H」と「4M」を組み合わせた観点での管理対応をすることで、
安全性の向上や品質の向上が図れると言われています。

「人」の観点での3Hでは、学校を卒業して入社してくる新入社員、他
の職場から新しく入ってくる中途社員等の「初めて」の人への対応管理。

加工作業から物流作業への配置転換等の「変更」となる人への対応管理。

産休明けや病気療養等から戻ったときの「久しぶり」の人への対応管理
が安全や品質に関するミスや失敗を未然に防ぐために重要になります。

「材料」の観点での3Hでは、新しい規格の鋼板など、いままで経験の
ない材料での加工等の「初めて」の管理対応。

冷延鋼板から表面処理鋼板への規格変更や寸法変更、製造メーカー(ミ
ル)が変わるとき等の「変更」の管理対応。

季節商品としてある時期しか加工しない材料を扱うときの「久しぶり」
の管理対応。

「設備」の観点での3Hでは、新しい設備を稼働させるときや新しいジ
グ開発等で機能UPさせたときなどの「初めて」の管理対応。

設備やシステムの仕様変更を行ったり、設備を修繕したりした後の稼働
のときなどの「変更」の管理対応。

ずっと動かしていなかった設備やクレーンを使用するときの「久しぶり」
の管理対応。

「作業方法」の観点での3Hでは、初めて使用する検査機器を使用する
ときや、RPAでの自動処理の1回目を行う等の「初めて」の管理対応。

いままでと違う場所で検査を実施したり、紙での加工指示からタブレッ
トでの加工指示に変えたりしたときの「変更」の管理対応。

半年ぶりのロール交換や刃物交換を行うとき等の「久しぶり」の管理対
応。

簡単に「管理対応」という文言で表記していますが、それぞれの観点で
実施することや確認することがいろいろと変わります。

五十鈴では久しぶりの対応としてリスクアセスメントを実施することや、
非定常作業の明確化で対応策を検討したり、注意を促していたりします。

初めての新入社員や中途採用者に対する教育項目や日々のOJTも計画
的に実施し、教育ツールとしての作業標準書や安全心得、安全基準も整
備され、品質管理に関しても品質マニュアルをはじめとする標準が揃っ
ています。

安全に良い品質のモノを作り込む環境は整備されていると思っています
が、まだ不足な点(明文化されていないところ)もあるかも知れません。

この「3H」+「4M」の観点で、この場合はどこまで何をすればいい
んだ?と疑問に思うような点に気がついた方は、ITCまで一報くださ
い。

また、ITCのMS(Management System Supp
ort)チームが毎月拠点フォローをしていますので、ぜひ声をかけて
確認してください。

働きやすく、より良い製品づくりができる環境改善を推進していくのが
ITCの役割であると思っています。

設備関連もPS(Production Support)チームで修
理、改善を進めていますので、こんな改造ができないか等、何でも相談
してください。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.964〕は、2022年9月15日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

空を見上げれば陽は照っていないのに、異様に蒸し暑い日がつづき、天
気予報では曇り・晴れでも、一時大雨に見舞われることがある今日この
頃ですが、この時期どこに行くにも傘はしのばせておいたほうが良いで
すね。先週、傘を持ち歩かず、ずぶぬれになってしまいました。それで
も風邪を引かなかったのでよかったと前向きに捉えています。
早いもので今月で上半期も終了します。今年度描いていた目標に対して
どこまで進捗しているのか等を確認しながら、下半期のロードマップも
あらためて見直していかねばなりません。
経営環境は、さまざまな資源不足、あらゆるものの値上がり等で悪条件
が揃っていますが、そんな状況下でも発想力を活かして、プラス思考で
臨んでいくことが大切ではないでしょうか。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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