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五十鈴メールマガジン〔No.964〕スタイルを変える
配信日時:2022/09/15 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.09.15発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.964≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         先週の中秋の名月は観賞しましたか。

           天候が危ぶまれましたが、

        東京では快晴に恵まれて美しい月でした。

           朝晩は秋めいてきましたが、

          まだ蒸し暑さものこります。

     季節の変わり目は体調管理に気をつけていきましょう。

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☆No.964 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_スタイルを変える(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_夏休み(小萱副社長)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_ボタンの掛け違い(諫山社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

        ――― スタイルを変える ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

新しいApple Watchを予約しました。受け取りは16日にな
るので、このメルマガが発刊された翌日になりますね。新しいものを買
うときはいつもワクワクします。

私はApple Watch3から使っているので、今回の買い替えは
実に5年ぶりになります。電池寿命も短くなり、傷だらけになってしま
っていたので、アップデート内容に関わらず、今年は買い替えることを
決めていました。

新しい機能として、体温を計測できるようになったみたいなので、検温
の手間が省けるようになるのかどうか、使いながら検証していきたいと
思っています。

自分は、デジタルガジェットが好きなほうだと思います。自分の生活が
便利になったり、仕事の生産性が上がったりするので、時間を有効活用
するツールとして、意識的に取り入れようと思っています。

働くスタイル、情報収集スタイル、生活スタイルも、この10年くらい
で自分自身が随分進化しているということに気づかされます。一番衝撃
が大きかったのは韓国に赴任してすぐのことです。

赴任した2010年、日本ではスマホを使っている人はソフトバンクユ
ーザーの本当のガジェット好きくらいで、ガラケー+おサイフケータイ
が主流だったと思います。iDやEdyを使って決済することが先進的
だと思って私も使っていました。

韓国ではサムスンのギャラクシーが発売され、iPhoneも含め、多
くの人たちがすでにスマホを使っていました。LINEができる前から
カカオトークでやり取りしたり、画面をスワイプしたりして使っている
姿は衝撃的で、使い方がわからないという理由でやらないと時代から取
り残されると強く思ったのを覚えています。

その後、iPadの登場によって、新聞や書籍といったものはすべてタ
ブレットのなかに入りました。Apple Pencilによってノー
トもタブレットに入りました。やり方がわからないからと毛嫌いせずに、
自分で調べ、使ってきたことで徐々に使い慣れてきて本当によかったと
思っています。

最近、五十鈴の社員もApple Watchをしている人が多く見ら
れるようになりました。メモをタブレットで取る人も出てきました。ク
ラウド上でファイルを管理する人も増えてきており、情報アクセスを中
心に、働くスタイルがアップデートされつつあることを実感します。

情報収集も、書籍や新聞雑誌、ブログやホームページだけでなく、Yo
uTubeやnote、Twitter、TikTokとツールが増え
てきています。TikTokは、若者が音楽に合わせて踊っているだけ
かと思っていたのですが違うのですね。こういうことも、使ってみない
とわからないなと思います。

さまざまなことに興味関心を持ちながらそれを取り入れることで働くス
タイルをアップデートし、パフォーマンススタイルの変革につなげてい
きたいと思っています。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_小萱副社長

           ―― 夏休み ――
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今年の夏休みは、九州北部から中国地方西部を旅行しました。往路は、
昨年7月に就航した横須賀と新門司を21時間で結ぶフェリーに乗船し
ました。

フェリーというと汚い、揺れるというイメージをお持ちの方も多いと思
いますが、新造船なのでとても綺麗で、プライベート空間も確保され、
大浴場には露天風呂までついています。

ずっと太平洋の外洋を航行しますが、スタビライザーが効いていて揺れ
ません。忙しい日常から離れる貴重な体験ができますので、ぜひ長距離
フェリーに乗船してみてください。

ちなみに自身の最長記録はおがさわら丸の25時間です。古い船だった
こともあり、最後は時間をつぶすのに苦労しましたが、おがさわら丸も
船が新しくなり所要24時間になりました!

わが家では、全員一致で小笠原が旅行先ナンバー1ですので、往復48
時間の船旅も含めて楽しめますので、ぜひ訪問してみてください。

さて、今回の旅行で最も勉強になった萩市訪問の話をご紹介したいと思
います。

萩市は関ヶ原の戦い以降の長州藩、毛利氏の本拠地で、関ヶ原の戦いに
際し、徳川家康と裏握りしたにもかかわらず、約束を守って貰えず、毛
利輝元は隠居、112万石から30万石への減封で広島から移動させら
れた場所です。

実際に現地を訪れると平地は少なく、三方が山に囲まれ、非常に小振り
な町であることがわかります。それまでの本拠地であった広島とは比較
になりませんし、江戸幕府に築城伺いを行い、分限にあらずと却下され
た防府や山口とも町の規模がまったく異なります。

観光も、幕末に活躍した藩士のこぢんまりとした生家や、商人の旧家な
どが中心で、例えば重要文化財に指定されている美術品は2点しかあり
ません。

かの松下村塾も、当初からあった八畳と、増築した十畳半の続きの木造
平屋で非常に小さな建物でした。

もちろん、幕末に活躍した藩士は下級武士出身で、松下村塾は平民も通
える私塾ですので、こぢんまりとしているのは当たり前なのですが、こ
こから高杉晋作、木戸孝允、久坂玄瑞、伊藤博文(山口県光市出身)な
どの逸材を輩出したのは驚きでした。

さらに驚いたのは、松下村塾は吉田松陰が開いたのではなく、叔父が開
いた塾であり、実は吉田松陰が主宰したのは、たった1年超だけであっ
たことでした。

ちなみに、吉田松陰は自身が松下村塾で学び、9歳で藩校である明倫館
の兵学師範、11歳で藩主に御前講義をするなど非凡な才能の持ち主で
ありながら、脱藩したり、ペリーの黒船に乗船し米国に渡航しようとし
たり、果ては老中暗殺計画まで練るような、幕府のみならず長州藩から
しても持て余し気味の人物だったのかもしれません。

1年超しか主宰できなかったのは、米国渡航に失敗し国許幽閉を申し渡
された期間に松下村塾を引き継ぐのですが、主催した直後に安政の大獄
で死罪となったためです。(没年29歳)

実際の活動内容や、美化された人物像に好き嫌いがあると思いますが、
時間割なし、校則なし、名簿もなし、世界史を積極的に習得させ、授業
は塾生同士の討論が中心。自発的に参加させる授業形態はまるで海外の
有名大学のようです。皆、一緒に寝泊まりしていたようですので、有名
大学校の寄宿舎みたいな感じだったのかもしれません。

毛利家では、毎年新年に「今年は倒幕の機はいかに」と家老が藩主に伺
いをたて、藩主が「時期尚早」と答えていたという都市伝説があるよう
に、270年超しの恨みが倒幕の底流に流れていることは間違いありま
せんが、三方を山に囲まれた山陰の小さな町で、限られた人財を最大限
に活かして倒幕を成功させ、伊藤博文を含めて4人の宰相を輩出したの
は、この人財教育が基礎にあったことは間違いなく、あらためて人財教
育の重要性を感じました。

関東からは最短でも6時間ほどかかりますが、幕末歴史好きの方はぜひ。
そうでない方は車で30分ほどの秋芳洞とセットにして訪問してみてく
ださい。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴中央の現場から】_諫山社長

        ――― ボタンの掛け違い ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

皆さんご存知のとおり、9月1日は防災の日でした。そもそも防災の日
とは関東大震災を「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国
民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対
処する心構えを準備する」と定義されており、まさに本格的な台風シー
ズンに突入しているなか、今一度防災意識を高め、会社でも家庭でも事
前の備えができているかチェックしておきましょう。

ところで私ごとで大変恐縮ですが、現在私は家族5人でいわゆる借家に
住んでおります。その住まいから徒歩15分圏内に、自分の持ち家があ
ります。しかしそこは他人に貸しており、近くに持ち家がありながら住
んでいないという状況にあります。

もちろん家族も含め、そこに住みたいという思いは一致しているのです
が、そうなっていないのにはいくつかの理由があります。

そもそものきっかけは、自分の転勤を機に家族帯同で引っ越すことにな
り、持ち家を他人に貸すことを決断した訳ですが、それまで私は借家を
する、いわゆる借りる側の立場での経験値は豊富なほうで、学生時代か
らカウントするとその当時で7回を数えるほどでした。

しかし貸す側は初めての経験で、この初の試みの大事な初期動作で、い
くつかのボタンの掛け違いを発生させてしまいました。

本来であれば所謂「賃貸借契約」について、貸す側の目線で勉強し多少
の知識を持ったうえで動かなければならなかったのですが、まずその点
が欠如していました。

また、それを補うべくその道のプロである不動産屋を仲介業者として選
定する訳ですが、予備知識が不足したままでは不動産業者と認識のズレ
が発生し、うまく意思疎通が図れていなかったことが要因で、結果とし
て、貸す期間を限定せず、借り手優先の条件設定で、とある企業の社宅
として社宅管理会社(賃貸管理のプロ中のプロ)との契約書にサインを
してしまい、今に至ります。

これはレアケース(しかも自分のミスが起因)でそれほど多くの方が経
験することではないかもしれませんが、つい目先のことだけに着眼し後
々に禍根を残すような初動におけるボタンの掛け違いは、事の大小はあ
るにせよ日常のなかにおいても、それなりの頻度でリアルに起きている
ような気がします。

五十鈴中央の現場でも、新規事業、新ビジネス、新しい働き方など、新
しいことにチャレンジする機会も増えてきております。その際、一定の
予備知識を備えることはもちろんですが、その道の専門家の意見を聞き
ながら事に当たることの重要性を日々目の当たりにし、実感していると
ころです。自戒の念も込めて、あらためて丁寧な仕事、コミュニケーシ
ョンを心がけていきたいと思います。

ちなみに我が家の件に戻りますが、当然、一度掛け違えたボタンを修正
するのは容易なことではなく、現在もなお、家族の悲願である持ち家に
帰る日を迎えるため、2年以上におよぶ自宅帰還大作戦を遂行し続けて
おりますが、ようやくわずかな光明が見えてきております。

来週から、上期の経営の成果を確認する経営会議とIOC成果発表会が
スタートします。自分たちの立てた目標に対しできていること、できて
いないことの振り返りを丁寧に行いつつ、なぜできたのか、なぜできな
かったのかをしっかり深掘りしたうえで、下期の活動につながる有意義
な時間にしていきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.965〕は、2022年9月22日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

秋めいてきましたが、まだ冷房の効いた電車のなかで扇子であおいでい
る人を見かけます。
ようやく暑い夏から解放されるという期待感があるから見過ごされがち
ですが、秋バテという症状もあるほどで、日中から夜にかけての温度の
変化などの寒暖差の繰り返しが自律神経系の乱れにつながりさまざまな
症状にあらわれます。
季節の変わり目ですから、体調管理には気をつけたいものです。
そして秋といえば、秋祭りや小春日和の日には旅行やスポーツなど屋外
での活動が活発になる時期でもあり、秋刀魚・柿などが美味しい旬の時
期でもあり、月見、映画、読書、スポーツ観賞には最適な季節です。
一方で、台風の発生など天候が荒れる時期でもあります。
健康管理に留意し、悪天候にはしっかりと対策をとりながら、これから
の季節を楽しんでいきたいものですね。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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