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五十鈴メールマガジン〔No.966〕組織変革活動の進化
配信日時:2022/09/29 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.09.29発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.966≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            暑かった夏がようやく

          終わったと思っていましたが、

           日中はまだまだ暑いですね。

           今月もあと2日で終了し、

         10月とともに後半が始まります。

            今年度のゴールに向けて

          心機一転、臨んでいきましょう。

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☆No.966 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_組織変革活動の進化(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_かわらないこと?(長尾常務)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_個人情報保護(新川社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

        ――― 組織変革活動の進化 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

先週から今週にかけて、五十鈴グループの組織変革活動(IOC)の成
果発表会がありました。一週間で2つの台風をやり過ごしながら、小山
SCからスタートし、今週月曜日の建設まで一週間かけて、各拠点に訪
問しました。

五十鈴グループは30年以上かけて、JK(自主管理)→OD(組織開
発)→IOCと活動を進化させてきました。特にODからIOCの変化
という意味では、短期から中期へ、拠点の業績貢献からお客さまへの価
値貢献に進化してきました。

特にここ数年は、ビジネスパートナーとの協創拡大、SC単体の活動か
ら拠点、グループ全体への活動へ昇華し、シナジーとスピード感が上が
ってきていると感じます。

今回の発表会の内容そのものは、普段からのTeamsへの発信が格段
に増えたこともあり、まったく聞いたことがない活動というものはほと
んど見られなくなりました。Teamsの発信を通じて、グループとし
ての活動の連携度が上がったのがとても良い傾向ですね。

また、お客さまやBPと協創し、新たな価値創造ができた、ということ
よりも、お客さまや地域、あるいは社員個人がどう成長、進化してきた
か、関係性が深くなってきているのか、あるいは深めていこうとしてい
るのかということに重点がシフトしてきています。

ISXの長期シナリオに基づいて、中期戦略があり、その中期に基づい
て組織変革目標の全体観があり、それぞれのチーム活動を具体論で展開
していくバックキャストの進め方にこだわらず、変化に対して柔軟に対
処して、当初狙っていた価値とは違うところに進んでいくのもオッケー
という感じになってきています。

トライを繰り返しながら、仮説のブラッシュアップ&アップデートを続
けていき、お客さまとの密着度を高めていく、まさに協進化につながる
兆しが感じられます。

価値の連鎖も出てきており、自分たちのレイヤー、ドメインをシフトさ
せていく、あるいは重層化させていくことも増えてきています。

メソッドやセオリーというものは、思考を単純化させるためには有効で、
ゴールが明確で、活動を加速させていくには役に立つことが多いです。
これまでは、そういったことで多くの成果を出すことができました。

しかし、不確実な世の中で、一寸先は闇という状況の中で、目指してい
る方向も常に変化する環境下では、それに固執する方が活動の進捗が停
滞してしまうこともあるのです。

新常識なアジャイルを重んじながら、パラダイムチェンジを起こして、
活動を進化させていかなくてはなりません。そういう意味では、上期の
活動は良い活動が多かったと思います。ぜひ、皆さんにも他拠点の動画
も見ていただき、グループ全体の進化を感じてもらえればと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_長尾常務

         ―― かわらないこと? ――
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突然ですが今回は、最近パラパラと読み返してみたドラッカー先生の
『マネジメント』という、恐ろしく古い本のなかから個人的に共感した
フレーズを皆さんにご紹介したいと思います。

初版は1970年代に書かれたものであることを考えると、ドラッカー
が不変の本質をとらえていたのか、私の考え方が古いのか、どちらかだ
と思いますが、皆さんどう思われるでしょうか?(そもそもドラッカー
って誰、という方はネット検索してみてください。)

ドラッカーはマネジメントについて、「成果をあげる責任あるマネジメ
ントこそ全体主義に代わるものであり、われわれを全体主義から守る唯
一の手立てである」と言っています。これがマネジメントに関してドラ
ッカーの根底にある考えでは、と思います。

もちろんドラッカーの言い方からわかるように、彼は個人の利益や幸福
よりも国家や組織の利益を優先する全体主義を否定しています。すなわ
ち組織にはきちんとしたマネジメントが必須であると言っているのです。

またドラッカーは仕事上の人間関係について、次のように言っています。
「仕事の上の人間関係は、尊敬に基礎をおかなければならない。これに
対し心理的支配は、根本において人をばかにしている。マネジメント
(管理職)のみが健康で、他のものはすべて弱いとする。」

ここで言う心理的支配とは、アメとムチで人の心がコントロールできる
とする理論です。ドラッカーは、人はそもそも創造的で成長を望む存在
であると考えており、これを否定する心理的支配によるマネジメントを
嫌いました。

ドラッカーは1970年代にすでにアメとムチのマネジメントを否定し
ていたのです。彼の考えは、相互に敬意を持って成長を期待する関係こ
そ、健全な組織であるというものだったのです。

またドラッカーはマネジメントと権力について、「マネジメントはもと
もと権力を持たない。責任を持つだけである。その責任を果たすために
権限を必要とし、現実に権限を持つ。それ以上のなにものも持たない。」
と言っています。

彼の考えでは、人をマネジメントするということは、人を統制、管理す
る権力を持つことではなく、人の持つ強み・創造性を発揮させ、社会や
組織の利益につなげる高い責任を持つということです。ドラッカーはマ
ネジメントの重要さとともにマネジメントの責任の重さをこの本のなか
で度々強調しています。

さて、マネジメントに厳しく責任を求めたドラッカーですが、管理職が
部下をマネジメントできない理由として唯一認めたものがあります。何
だかわかるでしょうか?

それは性格の不一致です。人間と人間の関係である以上、これだけはど
うにもならない、と言っています。(ドラッカーは同時にそれ以外のい
かなる理由もマネジメントがうまくできない理由として認めていません。)
裏返せば個人の人格・性格を認めあうことが組織の大前提である、とい
うことかと思います。

いかがだったでしょうか? 1970年代のドラッカー先生のマネジメ
ント論は時代遅れだと感じたでしょうか? それとも皆さんにも共感し
てもらえたでしょうか?

五十鈴グループでは「かわらないこと。かえていくこと。」を掲げてあ
らたな全員参画経営を目指しています。かえていくこと、に注目が集ま
るかもしれませんが、かわらないことは何かについてもきちんと考えて
いきたいと思っています。


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【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長

         ――― 個人情報保護 ―――
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2022年4月に、改正個人情報保護法が施行されました。

そもそも、この個人情報保護法は、情報化の急速な進展や国際的な法制
定の動向、そして、事業者による個人情報の利用が活発化していること
を受けて、2005年4月に施行された比較的新しい法律です。

個人情報保護法の目的は、個人の権利・利益の保護と、ビジネスや社会
生活での個人データ利活用のバランスを図ることで、主に、個人情報を
取り扱う民間事業者が守るべき、1.取得・利用、2.安全管理、3.
提供、4.開示請求等への対応という、4つのルールについて定められ
ています。

この法律では、個人情報の保護に関する国際的動向、情報通信技術の進
展、それに伴う個人情報を活用した新たな産業の創出及び発展の状況等
を勘案し、3年ごとに実態に見合った形で法律を見直すことが定められ
ており、今回の法改正はこれに従っての改正で、個人の権利の拡充、事
業者が守るべき責務の追加、罰金の引き上げなどが盛り込まれています。

法令やルールも技術革新、時代の流れ、意識の変化などといった社会情
勢の変化に対応して進化しているということです。

この個人情報に関してですが、IMSではBPOサービス事業の展開を
通して、多くの個人情報を取り扱うことから、個人情報を保護すること
は重大な社会的責務であるとともに、社会の信頼を得て企業活動を推進
するために不可欠であると認識しています。

この考え方に基づいて、個人情報に関する法規制等の遵守はもちろんの
こと、個人情報保護マネジメントシステムを構築し、今年度、Pマーク
の取得に取り組んでいます。

このPマークとは、日本産業規格「JIS Q 15001 個人情報
保護マネジメントシステム-要求事項」に基づいて、個人情報を適切に
取り扱っている企業や団体を、第三者機関である「一般財団法人日本情
報経済社会推進協会(JIPDEC)」及びその指定機関が審査し、そ
の証としてプライバシーマークと称するロゴの使用を認定する制度です。

日本は、安心・安全を重視する傾向が強いとされていて、プライバシー
やデータ保護に関する規制やルールについても高い関心が示されていて、
プライバシーマークの付与事業者数も1万7千社を超え、年々右肩上が
りで増加しています。

IMSでは、このPマークを取得することによって、個人情報の適切な
取り扱い企業としての証明になるということもありますが、それ以上に、
社員一人ひとりの意識が高まることを期待しています。

「信頼経営創造企業」をIMSの目指す企業像として掲げていますので、
仕組みをつくる、あるいは変えていくことで意識改革を推進し、変化に
適応する力を高めていきたいと考えています。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
――――――――――――――――――――――――――――――――
今週、新たに五十鈴グループホームページに下記内容を掲載しました。
ぜひご確認ください。 

◆2022.9.26 「五十鈴グループ ビジョナリーレポート2022」発行
                             
    https://www.isz.co.jp/sustainability/pdf/2022/index.html

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┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.967〕は、2022年10月6日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆


隣国ロシアのウクライナへの侵攻による戦争が長引いている影響で、周
囲を見回せば、エネルギー資源、生活必需品を含めたモノの値段が軒並
み上がっています。
また異常気象による自然災害も世界各地で発生して、我が国での度重な
る台風の脅威もその一環だといわれています。
暗いニュースで気分も重くなりがちですが、明るいニュースにも目を向
けて、希望をもって生きていきたいものですね。

来週から10月になり、衣替えのシーズンです。まだ晴れた日の日中は
夏の陽気で半袖でも大丈夫ですが、朝晩は長袖があるといい季節です。
衣替えとあわせて、今年度の後半戦に突入します。ここは気分も一新し
て残りの半年間、最終ゴールに向けて邁進していきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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