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五十鈴メールマガジン〔No.978〕残す勇気
配信日時:2022/12/22 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2022.12.22発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.978≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          いよいよ、今年も残りわずか。

        まだまだ忙しい最中かと思われますが

       残りの時間をうまく使っていきたいものです。

        そして寒さが堪える日が続いています。

       新型コロナやインフル、風邪、交通事故等に

       十分に注意しながら過ごしていきましょう。

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☆No.978 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_残す勇気(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_2022年末(小萱副社長)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_備えあれば憂いなし(諫山社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

          ――― 残す勇気 ―――
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早いもので今年最後のメルマガとなりました。4月に社長に就任してか
ら、グループ経営チーム、社長たちとともにサステナブル基盤整備のた
めに尽力してきました。

ここまであっという間だったので、いろいろなことが起こるために対応
が後手に回ったところもあったと思います。そういう状況であったにも
関わらず、何とかやってこられたのも支えてくれる皆さまあってのこと
だと思います。この場で御礼を申し上げます。

ロシアとウクライナの戦争や強烈なインフレ、半導体不足など昨年の今
ごろと現在を比べてみると、想定していた以上に状況が見通しづらかっ
たということがよくわかります。

日銀もこのタイミングでイールドカーブコントロール(YCC)の上限
を引き上げることを決定し、為替も大きく動いています。来年以降もグ
ローバルで起こるさまざまな事象にも対応できるように、しっかりと予
応していくマネジメントが求められます。

特に固定観念やこれまでの常識を打ち破る覚悟が必要だと思います。こ
れは仕事においても、私生活においても痛感させられる一年間でした。

昔から出されたものは残さず食べる、もったいない、作った人に申し訳
ない、そのように教わりましたし、その価値観は現在も自分のなかに残
っており、出されたものは全部食べてしまいます。

その結果として、今年の体重増加は著しいものとなり、過去最高を記録
しています。当然、血液検査の数値なども軒並み悪くなってきており、
家族から健康を心配する声が出ています。

それ以外にも出かけるとついつい食べ過ぎてしまう傾向があるのですが、
おいしいものだけを食べる、場合によっては「残す勇気」も必要なのだ
と思いました。これは、来年こそは「もったいない」を打破して、「残
す勇気」を持って体重改善に努めたいと思います。

仕事においても、株主やお客さま、社員から、経営が変わったことによ
って組織的な力がちゃんと維持、拡大できるかどうかという点において、
プレッシャーを感じていました。コミットしている予算が達成できるの
かどうか心配もしました。

しかし、これまでと同じような経営はできないし、サステナブルな基盤
を整えていくうえで、必要な投資は必要だと考えることができました。

結局は、いろいろなプレッシャーやこれまでの常識がどうであろうと、
現状を見つめて、それに真摯に向き合って、何が必要なのか、どうする
べきなのか、それによってどのような影響があるのか等々を真剣に考え
て、答えを出していけばよいのだと思いました。

体重については真摯に向き合う真剣さが足りていないので、来年にご期
待ください。

今年もお世話になりました。どうぞ、よいお年をお迎えください。


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【執行役員が伝えたいこと】_小萱副社長

          ―― 2022年末 ――
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あと10日ほどで2022年も終わろうとしています。

年末に執筆する機会を貰いましたので、過去の代表メッセージを読んで
みました。

2018年の振りかえりテーマは「災」で、西日本豪雨や北海道胆振東
部地震について記載されていました。

2019年は「これほどの年があっただろうか」と始まりブレグジット、
トランプ現象、米中対立、消費税増税と続きます。

2020年は「大変な年」がタイトルで、「頭の片隅にも予想できなか
った」コロナ禍を綴られ、2021年はコロナ禍と東京オリンピック、
旭日小綬章授与を寄稿されています。

みなさんにとっての今年の重大ニュースは何だったでしょうか?

まもなくメディアでいろいろな出来事が振り返られると思いますが、2
022年も知床遊覧船KAZU1の悲しい事故や、円安加速、エリザベ
ス女王の崩御などもありましたが、何といってもロシアのウクライナ侵
攻が一番のニュースではないでしょうか。

散発的なテロや、特定地域での紛争ではなく、サイバー攻撃から始まり、
正規軍が大砲やミサイルを打ち合い、ドローンによるインフラ攻撃が現
世で長期間に亘って行われると予想していた人は少ないのではないかと
思います。

VUCA(※注)と言われて久しいですが、ジオポリティカル(地政学)
リスク、デカップリング(分断)、サプライチェーン崩壊など、ビジネ
ス環境はより予測不能になり「頭の片隅にも予想できなかった」出来事
が次々と起こっています。

五十鈴は、今年大きく経営体制を変えました。勝CEOをヘッドに「第
三の創業」のはじまりの年として、「よりオープンに、よりフラットに、
よりアジャイルに、よりインクルーシブに、」との方針のもと、VUC
Aな状況でも成長していけるように、「かわらないこと。」は大事にし
つつ、「かえていくこと。」は着実に打ち手を準備・実行してきたと自
負しています。

が、判断していただくのは、従業員の皆さんであり、お客さまです。た
くさんの“いいね”をいただけることを望みつつ、来年も地道に実績を
重ねていきたいと思います。

ウクライナの話に戻りますが、最高気温がゼロ度以下、最低気温はマイ
ナス10度と私が駐在していたカナダ南部と正に同じ気候です。氷点下
でも凍らないまま雨が降り、何かに着床した瞬間に硬い氷になる、フリ
ージングレインという非常に厄介な雨氷が降ると、電線に大量の氷が着
氷し、重さに耐えきれず断線し、停電することが何度かありました。

私たちの住んでいた家の暖房はすべて電気でしたので、すぐに復旧しな
ければ、命取りになりかねず、私が出張中に停電が1時間以上続いた場
合は、家族は自家発電を備えているホテルを予約して移動するように緊
急対応マニュアルを作っていました。

厳冬の夜の停電は、死を意識する恐怖でしかなく、これを毎日課されて
いるウクライナの人々には憐憫の情がこみ上げてきます。

世界が結集して狂気を止め、ウクライナの人々が普通の生活に戻ったこ
とが、来年の重大ニュースになることを祈ります。

みなさま、良いお年をお迎えください。


※)VUCAとは、変動性が高く、不確実で複雑、さらに曖昧さを含
  んだ社会情勢を示し、社会あるいはビジネスにおいて、不確実性
  が高く将来の予測が困難な状況であることを示す。


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【五十鈴中央の現場から】_諫山社長

        ――― 備えあれば憂いなし ―――
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大変な盛り上がりを見せたサッカーワールドカップもアルゼンチンの優
勝で幕がおりました。

今回の日本代表の大善戦のなかで、監督や選手のインタビューを通して
特に印象に残ったのは、マスコミや世論の無責任な予想はさておき、本
人たちにはベスト8以上を見据えた明確なプランがあったことと、途中
経過でどんな状況にあろうと、選手はプランと自分自身を信じて最後ま
で戦い抜いた、ということでした。

ドイツやスペインという強豪国を破り、決勝トーナメントに進むことを
想定した戦略的なプランと、そのための準備と、本番での個々の力の発
揮の3拍子が見事に噛み合ったからこそ、深い感動とサッカー新時代の
到来への期待を多くの人々に与えたと思います。

年末も押し迫り、今年も残すところ数日となってまいりましたが、期初
に掲げたプランに対しての進捗はいかがでしょうか?

五十鈴中央の今期の基本方針は「リアルパワーの真価追求」です。「リ
アルパワー」という言葉に「組織の源泉となる現場力」「思いを形にす
る実現力」「最後までやりきる力」「外部から認められるブランド力」
などの思いを込め、それを目に見えるサービス、ビジネス、機能にし、
真の価値として磨き上げるためにOCプランやIOC活動やプロジェク
ト活動に落とし込みながら、全員参画で取り組んできました。

職場、組織内、お客さま、業界、地域社会に潜むさまざまな課題に対し
て、机上で思考したり議論したりするだけでなく、一緒に課題を解決し
てくれるパートナーとともに、実際に課題がある現場に深く入り込んで
いく活動が増えてきており、大事にしてきた現場力に磨きがかかってい
る手応えを感じます。

そのなかで、異能異質の仲間とつながり、巻き込む力や課題の本質を掴
む力が組織や個に着実についてきており、年度末に向けてのアウトプッ
トに期待が持てます。まだ道半ばの活動も多いですが、ラストスパート
をかけていきましょう。

一方で、先月は来期のグループ方針が発表され、今月は来期予算作成や
部門戦略策定に着手するなど、来期に向けての準備も始動しています。

ちょうど10年前、今の各サービスセンター(以後SCと表記)が1拠
点だった体制から、3SCを1つの拠点とする新たな体制に変わり「五
十鈴中央」が誕生しました。

その際、「各SCの独創性と拠点としての結集力のシナジーで楽しく未
来を創り出すビジョナリーカンパニー」というミッションステートメン
トに改め、拠点としての中期戦略、年度方針を定めて、新体制がスター
トしたことを思い出します。

年末年始にかけて、部門としてのシナジーを発揮できる部門戦略を練り
上げ、拠点方針に落とし込み、来期に向けた戦略性あるプランをしっか
り確立させたいと思っています。

そしてプラン実現のための戦術や課題を明確にし、そのために必要な備
えを確実にやることで、来期に備える4/四期にしていきましょう。備
えあれば憂いなし、あとは自分や仲間を信じてやり抜く、リアルパワー
を発揮することですね。

最終日までの残りの数日、しっかりと3/四期を締め、気持ちよく長期
休暇を迎え、年明けには心身ともにリフレッシュし、フル充電の状態で
顔を合わせましょう。みなさま良いお年をお過ごしください!!


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.979〕は、2023年1月12日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

毎年のことながら、この時期は忙しくされている人が多いと思います。
そういう状況のなかで、帰宅する時間帯には街中でクリスマスのイルミ
ネーションが輝き、道行く人々を和ませてくれる時期ですね。
あと一週間で年末年始休暇に入る企業が多いと思いますが、くれぐれも
体調管理や事故等には気をつけて、よい休暇となることを祈念します。

今年も五十鈴メルマガをご愛読いただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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