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五十鈴メールマガジン〔No.981〕ポストコロナ時代のメガトレンド
配信日時:2023/01/26 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.01.26発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.981≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          10年ぶりの大寒波が押し寄せ、

       今週は全国的に強烈な寒さに襲われています。

       このような状況では、とにかく防寒対策をし、

      大雪などの状況には車を控え、不要不急な外出も

      控えるなどして、リスクを避けることが大事です。

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☆No.981 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_ポストコロナ時代のメガトレンド(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_シン・LVN(黒田常務)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_新機能サービス摸索中(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

     ――― ポストコロナ時代のメガトレンド ―――
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新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「2類相当」から
今春をめどに季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更する方向で検
討に入ったようです。

中国もゼロコロナ政策を諦めたので、今は感染が増えているようですが
いずれ収束するでしょうし、いよいよ世界的にポストコロナ時代が幕を
開けようとしていると言える状況になったと思います。

2020年代はコロナから始まったので、予想できない激動の時代だと
思いますが、今見えている景色からどのような大きな潮流、メガトレン
ドがあるのかということを考えたいと思います。

まず、昨年からのロシアとウクライナの戦争から始まった民主主義対権
威主義の分断は、深刻化しているように思います。中国、北朝鮮、そし
てロシア。日本は、こうした国々に囲まれている、民主主義の最前線に
いることを忘れてはいけません。

実は、世界的に見ると民主主義は少数派で、179ヵ国のうち34ヵ国、
全人口の13%しかいません。しかも、過去10年で民主主義陣営が減
少する一方、完全権威主義国は20から30ヵ国に増加していて、選択
的権威主義60ヵ国も含めると世界人口の7割を占めるようです。

従って、グローバルで見るときには、西側諸国の常識が世界の常識とは
限らない、という認識は持っておいたほうがいいかもしれません。しか
し、ここで言いたいのは、ブロック化による排除や囲い込みが進むとコ
スト上昇につながり、インフレが進むということです。

また、中国が人口減少に突入したように、労働人口の増加というものが
世界的にも急速に鈍化してきています。日本は人口減少が進行してきて
おり、労働人口減少に拍車がかかっています。

つまり、労働供給が制限され、ビジネスに制約が出てくるということで
す。人手不足の深刻化により、こちらも賃金上昇、インフレ要因があり
ます。

特に、リアルな現場を持つメーカーの方が深刻になりそうです。アメリ
カではIT企業や金融機関がリストラをしていますが、サービス業やメ
ーカーでは人手不足が起こっているようなので現実に起こりつつある現
象だと思います。

あと大きいのは環境対応です。こちらはカーボンニュートラルが中心に
なりますが、こちらも対応によるコスト増加の影響でインフレ要因とな
ります。また、石炭、石油関係の投資抑制影響による資源・エネルギー
価格の上昇、こちらも昨年すでに発現しているインフレ要因です。

こうしたトレンドが全体的に進むとインフレはなかなか沈静化しない可
能性があります。これをデジタルや新たなテクノロジーを駆使して乗り
越えていかなければなりません。大きな話ばかりなので、思考停止して
しまいがちですが、自然災害同様、未来に対する備えをしないと永続し
てはいけないのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

         ――― シン・LVN ―――
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早いもので1月も下旬となりました。まだお正月気分が残ってるわけで
はありませんが、新年最初のメルマガ投稿となりますので遅ればせなが
らとはなりますが、新年おめでとうございます。本年も引き続き、よろ
しくお願いいたします。

昨年はLG部門としては全体的には不本意な年でありました。予定外、
想定外に翻弄され、挽回策もままならず、今年度の目標に対しても現状
は大きくマイナスとさせてしまい、徹底すべきことへの徹底度が足りな
い部分もあり、課題として残っていることもあります。

でも、悪いことばかりではなく成果としてはまだまだであるものの「L
OGのネクストバリュー」への動きも出始めています。

AIRの本格稼働によるさまざまな情報のデジタル化、そしてタブレッ
トによるコミュニケーションツールとしての活用、デジタルセーフティ
マップなどの安全管理ツール等々と、ドライバーのこれからの新しい働
き方につながるような活動へと進んできています。

また、社会問題化している2024年問題などに代表される物流業界の
課題に対してのソリューションやコンサルの依頼、安全・軽量化につな
がる物流商材開発など、「運ぶ」以外の仕事も徐々に増え始めています。

部門戦略会議で決定された、LG部門戦略テーマは「グループ総合力と
ビジネスパートナー(BP)との協進化を通してサステナブルに適合し
たLOGのネクストバリューを創造していく」です。

そして、それに合わせてLG部門の方向性であった「LVN(ロジステ
ィクス・バリュー・ネットワーク)構想」も新たに「シン・LVN」と
して構想図を作り直しました。

SDGsや労働問題といったような社会や業界のトレンドをしっかりと
捉え、収益力向上や付加価値に結びつけられる機能を発揮していきたい
と考えており、そのためには安全・コンプラが基盤となります。

ちなみに、業界での安全・コンプラではトラックドライバーの労災は全
産業平均の10.3倍もあり、拘束時間についても特に長距離ドライバ
ーはいまだに過労死ラインを超えることもあり、拘束時間はあまり守ら
れていないのが実情のようですが・・・。

話を元に戻します。その安全・コンプラ基盤の上にさまざまな機能やノ
ウハウが重層的に重なり合っていき、コンサル提供することにより社会
的・経済的価値につながると考えました。

この「シン・LVN」は見た目や文言を新しくするだけでなく、体質か
ら変え、ホンモノの「シン」にできるよう、来期に向けこの残りの4/
四期でしっかり準備をしていこうと思っています。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

       ――― 新機能サービス摸索中 ―――
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新年が明け、新たなことに取り組み始めた人は多いことでしょう。反対
に挑戦したいと思いながら、なかなか一歩を踏み出せずにいる人もいる
かもしれません。

今年度も残すところ2ヵ月あまりとなってきました。最後の追い込み、
さらには次年度の計画策定に熱が入っていることと思いますが、体調に
は細心の注意を払ってこの時期を乗り切ってください。

世界経済も多くのリスクや脅威に見舞われ、懸念材料も増し、この先ど
うなるのか心配事が広がり、非常に不安であります。このような環境下
で九州地区の自動車生産は通常の水準に戻りそうで戻らない、弱含み状
態の厳しい状況が続いています。

弊社もジレンマの絶えない今日この頃ですが、常に正常な状態で経営を
継続させていく責任を担っていますので、しっかりと取り組んでいかな
くてはなりません。

五十鈴グループは中期2年目に向かい、先日のグループ社長会でも各部
門戦略の概要進捗が共有化されました。

NS九州スチールサービスは、未来を自己実現する創発企業を目指して、
そのために進化・成長し続ける組織としての活動を継続していますが、
足元、現機能だけでは厳しい状況に差しかかっています。今の体制・や
り方では限界を感じ、大きな成長は難しいです。

現状を変革するためにも、将来に向けての新しい機能づくりにスピード
感をもって着手する必要があり、模索中です。

会社の未来・将来像をイメージし、主体性を発揮して、新最適パフォー
マンスを追求するために合理化・効率化・精鋭化をさらに強化していく
ことが直近のやることであり、備えを怠らず、やるべきことを将来に向
けて実践していくことが大切であると考えています。

それには新しい価値(機能サービス)へつながるような課題を着実に実
践することであり、力を常に高める努力が重要だと考えます。

そこからよりリアルでチャレンジしたくなるようなテーマを掲げ、共に
成長し続けられ、らしさを強みにした価値づくりを原動力に、弊社も遅
ればせながら、コイルセンター(CC)⇒サービスセンター(SC)⇒
バリューセンター(VC)へ着実に進化していかなければならないと思
っています。

また社員の思いが一番重要であり、人との関わりを含めた人財育成にも
さらに力を注ぎ、高い組織力と団結力の発揮、さらに一丸となる企業風
土の醸成をも図っていきたいです。

また個々では、自己完結力を高めることも大切であり、自分の仕事は自
身で完結でき、責任を持って任された雑務も含めたすべての業務を完遂
する癖が身につくように導いてやることも本人のためになるのではない
でしょうか。

自らの考え方や組織風土の変革を進めようとする熱い思いを持ち、何を
どうやってではなく、「なぜこれらのことを行うか」を一番大事と捉え、
何事にも興味を感じ楽しんで続けていくことが大切だと思います。

健康と安全を第一に、良い年になるよう期待感を持って明るく考動する
ことが大事です。

何はともあれ、今年は兎年。次のステージへ大きく跳躍したいものです。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.982〕は、2023年2月2日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週、日本列島を覆いつくした大寒波により、これまでの寒さ対策では
通用しない防寒対策が必要になり、ただでさえ電力などエネルギーコス
トが高まっている状況で、ますます暖房を必要とする状況に拍車がかか
っています。このまま光熱費が高くなって、生活を圧迫しないよう、祈
るばかりです。
1月もあと何日かで終わり、今年度も残り2ヵ月となります。寒さ対策、
感染症対策も気を抜かず、さらに年度末の重要な時間を無駄にしないよ
う、日々の目標と進捗をしっかりと管理しながら、ゴールへ向けて一歩
一歩着実に進んでいきましょう。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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