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五十鈴メールマガジン〔No.985〕及ばざるは過ぎたるより勝れり
配信日時:2023/02/23 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.02.23発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.985≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         2月になって花粉が飛散していると

            報じられていますが、

        今年の花粉は相当強烈だということです。

        また、インフルエンザにかかる人も多く、

           新型コロナ対策とあわせて

        ぬかりなく対策をとっていきましょう。

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☆No.985 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_及ばざるは過ぎたるより勝れり(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_備えあれば患いなし(小萱副社長)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_安全の心得と実践(諫山社長)
┃
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【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

     ――― 及ばざるは過ぎたるより勝れり ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

私の子供たちは習字を習っています。先日、「及ばざるは過ぎたるより
勝れり」という言葉を綺麗に書いて持って帰ってきました。

論語の「過ぎたるは猶及ばざるが如し」は知っていましたが、この言葉
は聞いたことがあるようなないような気がしたので調べてみたら、今年
の大河ドラマ『どうする家康』の主人公、徳川家康の遺訓の中の一文で
した。

「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自
由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出
すべし。堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。勝つことばかりを知
りて、負くること知らざれば害その身にいたる。おのれを責めて人をせ
むるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり」というのが全文です。

「人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。
急いではいけない。不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。心
に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出せ。がまんすることが無
事に長く安らかでいられる基盤で、怒りは敵と思え。勝つことばかり知
って、負けることを知らないと自分に危機が訪れる。自分を責めて、人
を責めてはいけない。足りないほうがやり過ぎているよりも優れている。」
概ねこのような意味だと思います。

やり過ぎは足りないものと同様によくないという孔子の教えをベースと
しながら、家康なりの解釈を加えた言葉だと思われます。やりすぎるよ
りも、足りないほうがむしろ良いと家康が考えたのはなぜでしょうか?

足りていないほうが努力し、謙虚に、一所懸命に取り組み、人の意見や
考えを聞き、受け入れられる。そういうことがなくなったときのほうが
危ない、ということでしょうか。「まさか」が起こるときは、成功して
いるときや調子が良いときですからね。

また、足りないが故に他の人が持っているいい部分と自分の強みを組み
合わせることができ、その結果として化学反応が起きることで、自分自
身が想像もしていなかったような大きな成果が出たり、可能性が広がっ
たりするのだと思います。

そういう足りない状態のままでも行動をし続けることで、新しい方向性
が見いだせたり、案外簡単に答えが見つかったりすることも多々ありま
す。

幼少期を今川義元の元で暮らし、織田信長、武田信玄、豊臣秀吉といっ
た有力大名に囲まれていた家康だからこそ、謙虚に自分を見つめ、足り
ないものを冷静に分析していたのだと思います。

戦国時代以上に変化が激しく、見通しづらい現代においても、謙虚に常
に何かが足りないという考え方を持ち続け、行動を取ることは変わらず
大切なことなのかもしれません。


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【執行役員が伝えたいこと】_小萱副社長

       ――― 備えあれば患いなし ―――
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早いもので2023年も2ヵ月が終わろうとしています。

期末に向けた追い込みに加え、下期IOC成果発表会の準備で大変忙し
い時期を迎えていることと思いますが、くれぐれもコロナと花粉症には
気をつけてください。

さて、今回は防災に関するお話をしたいと思います。

内閣府のHPを読むと、日本は世界全体に対して国土面積は0.25%
ですが、マグニチュード6以上の地震回数は20.8%、活火山数は7.
0%、災害による被害額は18.3%など非常に災害を受けやすいこと
がわかります。

五十鈴では少ないと思いますが、私は阪神・淡路大震災と東日本大震災
の両方を経験しています。ガラス破損などの被害は受けたものの、幸い、
両震災とも大きな被害は受けませんでしたが、阪神・淡路大震災ではラ
イフライン遮断という二次被害を受けました。

実績を見ると、電気は両震災とも2~6日で回復していますが、水道は
阪神・淡路では37日、ガスは61日間遮断された地域もありました。

当時、危険と言われながら、熱帯魚飼育用の投げ込みヒーターでお風呂
を温めている人が多かったことを覚えています。

拙宅では、趣味のアウトドアとかねて、電気は小型冷蔵庫を稼働し続け
られるソーラーパネル付きのバッテリー、携帯トイレ、大量のガスボン
ベと水、旧式の石油ストーブなどを物理的な備えとして準備しています。

小山サービスセンターにあるような、風力・水力発電も備えた防災コン
テナを準備することも考えましたが、置き場問題で家族に怒られそうな
ので断念しました。

そこまで必要がないと思う方も、少なくとも3日間はスマホの電池を維
持できるようにしておくことをお勧めします。皆さんは、電池が切れた
場合に備えて、家族やパートナーの携帯番号を暗記していますか。

因みに、一人一日当たり水は3L、カセットボンベ1本必要と言われて
おり、これを7日間分準備するのがよいようです。(置き場に困ります
よね)

もう少し続けると、携帯トイレを備えている方は一度試してみることを
お勧めします。何種類か試しましたが、使い勝手が全く異なります。残
念ながら楽しい経験にはなりませんが、いざという時に使えないのでは
意味がありませんので、一日携帯トイレで過ごしてみてください。

他にも防寒用のアルミシートは驚くほど効果的ですので準備するとよい
と思います。ただこれも100円ショップのものは2回使用が限度で、
数を準備するか、もう少し高価なものをホームセンター等で購入すると
よいと思います。また、家中割れたガラスだらけになりますので、スリ
ッパをマットレスの下に敷いておけば安全に靴を取りにいけます。

最後に、今すぐできる備えとして、自治体が提供しているハザードマッ
プをチェックすることをお勧めします。ハザードマップは自治体によっ
て洪水、高潮、地震、土砂災害などさまざまな種類のものが準備されて
います。

例えば、六郷近辺は高潮、多摩川氾濫、液状化などのハザードが出てき
ます。勤務地から帰宅する方向のハザードマップをチェックすることも
大事だと思います。

最後にお勧めアプリをご紹介します。最も有名なのは、「特務機関NE
RV防災アプリ」です。無料版でもかなりの情報をプッシュ通知で提供
しています。

他にもおなじみの「NHKニュース・防災アプリ」、電波が通じなくて
も避難所が探せる「みんなの防災アプリ」などがあります。どれかダウ
ンロードしておくだけでも対策になると思いますので、是非お試しくだ
さい。


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【五十鈴中央の現場から】_諫山社長

        ――― 安全の心得と実践 ―――
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すでに体感してる方も多いと思いますが、今年は私を含め花粉症の方に
とってはとても辛いシーズンとなりそうです。

地域差はあるようですが、関東地方では早い(例年よりも早く飛散)・
多い(この10年間でもっとも飛散量が多い)・重い(スギだけでなく
ヒノキも多いので症状も重い)と三拍子揃っているとのことで、特に重
症の方は、医師の診断を受け、自分に合う薬を処方してもらい、症状の
緩和に努めましょう。

コロナ感染状況も落ち着きを取り戻し、3月中旬よりマスクの取り扱い
についても基準が緩和されるとのことですが、まだ当分マスクを外すこ
とはできそうにありません。

先日、数あるメタルワングループの安全標語の応募作品の中から、富士
サービスセンターの大村拓巳君の作品が優秀賞の一つに選定されました。

喜ばしいことなのでご紹介しますと、『自分なら 驕る気持ちが 事故
のもと』という作品です。

どんな職場でも、安全監査での指摘や他社事例の共有を受けて対策を講
じていると思いますが、どんなに情報共有しても、ハード対策をしても、
人の判断や行動が伴う仕事や場面において「自分だけは大丈夫」という
驕りの気持ちが少しでもあれば、事故は起きてしまいます。

これは現場の安全管理だけでの話ではなく、企業の経営、個々の安全、
健康においても同じことが言えるので、今一度自分自身の戒めのきっか
けにしたいですね。

もう一つ安全に関わる話といえば、青梅サービスセンターが東京都の労
働局長表彰の奨励賞への候補企業としてエントリーされることになりま
した。

青梅サービスセンターは8年前にも連続無災害日数2000日を超えて
いる企業として、青梅市の労働基準局から評価を受け、地域の中小企業
向けの安全事例のプレゼン機会と表彰された経緯があります。

今回は4000日を超えている企業として、東京都からエントリーを打
診されることなり、安全な職場としての認知も拡大していることを実感
します。

青梅サービスセンターは社員が20人に満たない少人数で、販売量や加
工量も少ないために設備の自動化も進めていない拠点でアナログ作業も
多く、五十鈴グループでも異色の存在と言えます。

では、人数が少ないから、仕事量が少ないから無災害日数が継続してい
るのでしょうか? その要因もゼロではありませんが、13年以上にわ
たり無災害を継続してきた理由は、他の要素が大きいと思っています。

五十鈴中央で日々唱和している安全の心得の中に、「上下間ない安全文
化/気づいたことは自由に発信する」「相手をおもいやるコミュニケー
ション/気にかけ・問いかけ・声をかける」というものがあります。

青梅の社員はコミュニケーションの頻度と質に拘りながら、特にこの2
つの心得を日々実践しているということにつきると思います。

毎日の朝礼で「今日も一日無事故で行くぞ!!」というシュプレヒコー
ルで全員の気を合わせ、一日がスタートします。安全パトロールや委員
会等の安全に関わる公式の機会や場というよりも、それ以外の雑談の中
における安全に関わる日々のコミュニケーションが多いと感じます。

これが安全意識や安全行動を高める種となり、安全パトロール等におけ
るチェックや確認する視点のバリエーションが増える相乗効果が生まれ、
マンネリ化させない工夫につながっていると思っています。

とは言っても、安全の取り組みにゴールはないのでこれからも進化し続
ける努力と工夫は必要です。

また、大事なことは無災害を継続している日数だけではなく、それ以前
に会社を支えてきた人や今支えている人の存在、過去の歴史の中での失
敗やそこからの学びがあったからこそ、今があるということを再認識し、
青梅の歴史や携わってきたすべての人に感謝の念を持ち、今後の経営に
参画していくことを忘れてはいけません。

再来週からはいよいよIOC成果発表会という大きなイベントが控えて
おり、足元はそこに向けての準備に余念がないと思います。

中期経営計画の初年度として、今期の集大成と来期以降の方向性に向け
て、しっかり組織や個の成長を確認し合う場にしていきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.986〕は、2023年3月2日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

先日、会社の帰りに急に目のあたりがしょぼしょぼしだし、涙目で目が
明かなくなり、鼻水もでるなど、体力の消耗を感じ、突然のことで何が
おきたのかすぐにはわからないような状況に陥りました。
よくよく自分が花粉症であることを思い出し、花粉が飛散していると報
じられているにもかかわらず、何も対策をとっていなかったことを恥じ
ました。病気をなめてはいけない、とつくづく感じたところです。
それにしても今年の花粉症は重くて、辛い症状になると身をもって感じ
たのと、コロナやインフルなどにもかからないよう、あらためてマスク
・うがいの大切さを身に染みて感じている毎日です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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