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五十鈴メールマガジン〔No.986〕目的地へ行くための通り道
配信日時:2023/03/02 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.03.02発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.986≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          2022年度も最後の月となり、

          振り返りと来年度への準備と

          忙しい時期ではないでしょうか。

            五十鈴グループでは

        来週からIOC成果発表会が行われます。

       来期につながる発表となることを期待します。

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☆No.986 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_目的地へ行くための通り道(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_何でもみんなで話し合おう(宮川常務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_あなただけの成長時計(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

      ――― 目的地へ行くための通り道 ―――
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いよいよ来週からIOC成果発表会が始まります。今年度は「企業ドメ
インの拡大」を基本方針として、さまざまな活動を行ってきました。

中期的にはサステナブル基盤の構築を主眼に置いている中で言うと、前
向きな話だけでなく、これまで蓄積してしまった膿を出すこともいろい
ろとありました。

コンプライアンスやリスク管理ということになるのですが、今までやっ
てきたことの「当たり前」や「常識」で動いてしまうことだったり、
「もしかしたらこういうことがあるかもしれない」という予応や危機管
理といった観点でのチェックが足りなかったり、そもそも長年にわたっ
てそのままだったことが見つかったりしました。

こういったさまざまな問題点は、経営体制が変わったからこそ新しい視
点も加わったことで出てきたのであって、今回いろいろなことが明るみ
になったという点では、私は健全な企業経営に向けた進化のひとつだと
思っています。

株主監査についても、積極的にオープンにして、指摘いただいたことは
真摯に受け止めて修正していけばよいと言ってきているのもこのためで
す。それでも見つけられないこともあるのです。できるだけリスクをな
くす、リスクをミニマイズする体制やチェック体制を事前に構築してい
くことが重要なのです。

今後もいろいろと問題が出てくることもあると思いますが、真摯に受け
止めて修正をしていくことで、サステナブル基盤をしっかりと構築して
いきたいと思います。

前向きな話としては、各拠点の発表会で披露されることだと思いますが、
デジタルや環境といった側面から株主やお客さま、地域との密着度をあ
げて取り組んできたことがたくさんあります。

協進化ってこういうことだよね、と感じられる活動や成果が現れ始めて
います。こういった活動の連鎖や外部とのつながりを通じて、小さな成
果をたくさん創出していけるようになるでしょう。

一つひとつの活動がバラバラに見えるかもしれませんが、グループ全体
としてつながっています。「生きがい、やりがい、働きがいを楽しく創
るビジョナリーカンパニー」というミッションステートメントや、企業
理念です。

我々がどこに向かっているのか、何を成し遂げたいのかということをみ
んなで共有し、それにみんなが共感していることが重要で、そこにワク
ワク感があるのです。

お金はそれを実現するために必要な資源であって、お金そのものにワク
ワクするわけじゃない。でも、お金がないと、何も成し遂げられない。
お金はそういう存在です。

「企業ドメインの拡大」は、我々の目的地へ行くための通り道です。こ
の瞬間、回り道に見えても、すべては目的地へつながっているのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_宮川常務

      ――― 何でもみんなで話し合おう ―――
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みなさん、こんにちは。本メルマガ(3月2日発行)寄稿で7回目とな
ります。五十鈴本社への初出社は昨年の3月22日でしたので、みなさ
んの仲間入りをして丸一年が経とうとしています。

大人になるとあっという間に一年が過ぎるのはトキメキがなくなったか
ら、とNHKの「チコちゃんに叱られる!」でやっていましたが、私の
場合この一年決してあっという間ではなかったと感じています。

五十鈴での仕事がトキメキをくれていたのかもしれません。7回目投稿
のメルマガも最後までお付き合いください。

今回は職場での言葉遣いについて書いてみたいと思います。会社に来て
一言も言葉を発することなく過ごすことはありませんよね。自分から相
手に向かって発する言葉もあれば、他の人から自分に発せられる言葉も
ありますが、みなさんは次のようなケースにあてはまることはあります
か?(※注)

1.他人から何かを相談されたとき、自分なりの答えはあるけれど、今
  回は本人の成長を考え、「先ずは自分で考えて!」と言ったことが
  ある。

2.一度教えたことをまた聞かれたとき、「前にも言ったよね」と指導
  したことがある。

3.部下・後輩に対して注意するとき、「こんなことは言いたくないん
  だけど」と敢えて言うようにしている。

4.できなかったことに対して原因を究明し、理由を明確にするために
  「なんでできなかったの?」と聞くようにしている。

どちらかというと、上司や先輩からの言葉になるのでしょうが、私自身
も言ったことがある言葉ばかりでした。これらの言葉ですが、実は最近
よく耳にする「心理的安全性」を下げるものと言われています。

今更ながらですが・・・。

「『心理的安全性』とは、自分自身や他人と率直に向き合い、失敗を恐
れずにチャレンジできる環境のことです。このような環境を作ることで、
私たちの生産性やクリエイティビティが向上し、共に働く喜びを感じる
ことができます。私たちは、みなさんがこのような環境で働けるよう、
以下の取り組みを進めています。

〇オープンなコミュニケーションの推進・失敗に対する罰則や責任転嫁
 の排除
〇個人の意見やアイデアを尊重し、フィードバックを積極的に行う文化
 の醸成
〇トレーニングやサポートの充実によるスキルアップのサポート
〇柔軟な労働時間やリモートワークの導入 

私たちは、この取り組みを通じて、みなさんが自分自身を開花させ、充
実感を得ながら働ける環境を作っていきたいと思っています。みなさん
も、どんなことでも遠慮なく話し合い、一緒に取り組んでいきましょう」

この文章少し違和感ありますよね。それもそのはず、これChatGP
Tとの共作なんです。

「心理的安全性をベースとして、社員の幸福度を高めるために会社経営
者が社員に呼び掛けるとしたら、どのような文章が適当ですか?」との
問いかけに対して作成してきた文章を少しだけ変えたものですが、この
内容って五十鈴グループがずっと大切にし、取り組んでいる事柄ですよ
ね。

「心理的安全性」の基本となるのは「話しやすさ」であり、これも「何
でもみんなで話し合おう」の精神です。

ChatGPT、なかなかやります。

※注)上記1~4の文例は、原田将嗣氏の『心理的安全性をつくる言葉
55』からの引用させていただきました。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

       ――― あなただけの成長時計 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

三寒四温の今日この頃、春の気配を感じながら、新たな期を迎えるため
のイベントが次々とあるこの時期、慌ただしさに翻弄されることなく、
しっかり自らをセットして臨んでいきたいものです。

IOC成果発表会の準備もさることながら、自身の価値プレゼンの準備
を行っている人も多いかと思います。2001年に、拠点開発がIOC
へと活動の質を大きく変えてから20余年が経ちました。

その後、2007年に人事管理システムがIVC(価値創造活動)へと
変わりましたが、今回はその背景やねらいというものを今一度振り返り
たいと思います。

それまでの人事管理システムは、簡単に要約すると社内で定めた職位に
見合った役割に合わせた能力と行動を評価するというものでした。その
考え方を否定することはありませんが、その物差しだけでははかりきれ
ない一人ひとりの価値や能力をもっと可視化してきちんと認めることが
できないか。今風に言えば、ダイバーシティ的な考え方に適応できるよ
うな物差しが必要なのではないか、という課題がIOC活動が活発にな
るにつれて顕在化してきたのです。

IOCは社会やお客さまの戦略の変化にしっかり適応すべく自らを変え
ていこうという活動です。そのためには、過去にとらわれることなく新
たな機能やサービスを生み出していくことがテーマとなり、それは拠点
の定めた目標に参画するというこれまでの活動とは大きく異なるもので
した。

仮説を立てて、こんなことができたらお客さまにも社内外にも喜んでも
らえるのではないか、ということを試行錯誤しながらの取り組みなので、
年次や経験に関係なく、新たな知識や技能・ノウハウの獲得といった挑
戦行動ということが重視されていきます。

それらは、前例のない行動や能力なので、これまでの評価基準に照らし
合わせきれなくなっていたのです。また、2008年にはリーマン・シ
ョックが起こり、日本経済、モノづくり業界にも大きな打撃を与え、こ
れまでのビジネスの慣習から脱却し、より自律性ある経営が求められる
時でもありました。

IOC活動を支えるのは、もちろん五十鈴の人財です。一人ひとりの価
値が向上し、開発されることなくして、ウチらしい変革活動はないし、
継続性も生まれません。

ですから、画一的な会社が定めた人財像に自分を合わせるという思考か
ら、一人ひとりが自分の欲求に耳を傾け、自身が納得し、頑張ろうと思
える姿を描き、そこに向けた活動を相互に理解し合って支援し合える活
動へ切り替えたのです。

それがIVC活動が生まれた背景です。ですから、あなたの隣で仕事を
している人が、近い将来どのような力を身につけて、どのような人財に
なりたいのか、互いに知っていることがとても大切なことなのです。

つい、評価する~されるということが優先して考えられてしまいますが、
五十鈴では評価よりまず成長ありきなのです。そして、それが自分本位
の成長ではなく、誰かのため、何かのために貢献している人、発揮して
いる人をきちんと認めて報いるというのが評価で大切にしている考え方
なのです。

以前、私が拠点に赴きIVC活動を支援することを行っていました。い
ろいろなキャリアビジョンに触れましたが、その中でとても印象深い人
がいます。

マネジメントの学習は苦手だけれど、とにかく設備や機械いじりが好き。
会社の設備のメンテや修繕をできるようになりたいと言っていたその人
は、メンテナンス会社の人に教わる、通信教育で電気回路や動力の知識
を身につけるといったことを長年にわたり実践していました。

そして、資格を取得し、経験を積み、突発故障に対処できるようになり
ました。たくさんの人に感謝され、また後輩から教えを請われる存在へ
と変わりました。

五十鈴で働くことの幸せや充実感を私に語ってくれたことが今でも忘れ
られません。好きこそものの上手なれ、好きを自身の強みに定め、実践
力になるまで磨きをかける、自分の成長時計の針を止めることなく刻み
続けることの大切さを示してくれました。

あなたの時計の針は止まることなく動いていますか? そして、動いた
分をしっかりプレゼンしてください。あなたを支援し、見守ってくれて
いる上司も皆自身の成長時計と向き合って今日があります。各所で、互
いの存在を認め合い、高め合う良い時間をみなで創りあげてほしいと思
います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.987〕は、2023年3月9日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

3月に入り、本年度最終月ということで、五十鈴グループでは来週から
IOCやIVCのまとめと発表会が行われ、その準備で忙しい時期です。
この一年間を通じて実践した行動からの学びやこれまでに培ったキャリ
アを整理して、来年度以降に飛躍していくことを祈念します。
ところで、WBCもまもなく開催され、昨年のサッカーW杯以来の日本
中からの熱い視線が注がれると思います。
スポーツもビジネスも共通していることは、しっかりと戦略を練って、
そこに持てる力をぶつけた結果がでることであり、どのような結果にせ
よ、そこからどう振り返り、次に活かしていくかがやはり大事ではない
でしょうか。前回大会の結果と学びが今大会にどうつながっているのか
に期待するところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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