バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.987〕ペッパーグラインダー
配信日時:2023/03/09 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.03.09発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.987≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

      昨日からワールド・ベースボール・クラシック

           (WBC)が始まりました。

           日本は3大会ぶりの優勝が

         期待されていることとは思いますが、

         まずは純粋に野球というスポーツを

          楽しみたいと思うところです。

================================

☆No.987 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_ペッパーグラインダー(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ストレス(長尾常務)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_不正のトライアングル(新川社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

       ――― ペッパーグラインダー ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

いよいよWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が開幕しまし
た。日本代表の侍ジャパンはプールBに入り、今日の中国戦から始まり
ます。

今日から4連戦で一次ラウンドを戦います。その後16日に準々決勝ラ
ウンドを戦い、勝利すれば決勝ラウンドに進み、アメリカに進むことに
なります。

1次ラウンドを終えた後の準々決勝もちょうど木曜日になりますので、
しばらくWBCネタで書くことになるかもしれません。

さて、月曜日の強化試合からメジャー組も試合に出場しました。ヌート
バー選手のヒットや大谷選手の2打席連続スリーラン、吉田選手にもタ
イムリーが出るなど、メジャー組は仕上がり順調そうで、今晩の初戦か
ら楽しみで仕方がないです。

初戦、初回いきなりヒットを放ったヌートバー選手が1塁ベースを回る
と両こぶしを上下にして絞るようなポーズを取りました。実は昨シーズ
ン、カージナルスでも人気を集めた「ペッパーグラインダー」というパ
フォーマンスなんだそうです。

5回には、2打席連発の大谷選手が3塁ベースで、吉田選手もフェンス
直撃の2塁打を放つと2塁ベース上でペッパーグラインダーのパフォー
マンスを披露しました。

グラインド(Grind)という意味には、文字通りコショウを「ひく」
意味もありますが、「ガリガリやる」といった意味と、「コツコツ粘り
強く」というニュアンスがあるようです。

昨シーズン、ヌートバー選手が所属するカージナルスでは、好プレーが
あると、ベンチや塁上でゴシゴシとコショウをひくパフォーマンスが流
行っていたそうです。

「どのような厳しい環境であっても『Grind』しよう」というニュ
アンスが近いと思うので、食らいつく、諦めない、がむしゃらに立ち向
かって結果を出す、そういったところからあのようなパフォーマンスが
生まれたのですね。

このパフォーマンスが広がったことで、一気に盛り上がりと一体感が生
まれたような気がします。雰囲気もよくなってきているし、今大会は、
ペッパーグラインダーパフォーマンスがたくさん見られることになるで
しょう。

粘り強くプレーすることをパフォーマンスで魅せることを通じて一体感
を醸成していくところや、「Grind」な考え方など、WBCを通じ
ても参考になる部分がたくさんあると思いました。

我々もペッパーグラインダーの精神で、パフォーマンスを高めていける
といいですね。

そして、ペッパーグラインダーパフォーマンスをしながら、みんなで侍
ジャパンを応援しましょう。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_長尾常務

          ――― ストレス ―――
============================□■□■

突然ですが春はストレスの季節です。日本の企業では年度末・決算と忙
しい人が多く、仕事によるストレスが増大します。また入学・入社など
新しい環境に飛び込む人も多く、慣れない生活の中でストレスが増大す
る人も多いでしょう。花粉症によるストレスもこの季節の風物詩です。
ということで今まさに日本中でストレスが増大しています。

ところでストレスとは何でしょうか? ストレスという言葉自体は古く
からあったようですが、一般に広まったのは、ハンス・セリエという生
理学者がストレス学説という論文の中で、医学用語としてストレスとい
う言葉を使ったことが始まりと言われています。

この論文の中ではストレスは、「人体に有害とみなされるストレッサー
(ストレスを誘発する刺激)が加えられた際に発生する特徴的な生理的
症状」とされています。

「人体に有害とみなされるストレッサーが」とあるように、基本的にス
トレスは有害なもの、というイメージが強いですが、最近では、ストレ
スにも善玉ストレスと悪玉ストレスがある、という医学関係者が多いよ
うです。

そもそもストレス反応は、ストレスに対して人体が適用しようとする防
衛反応です。初期の防衛反応自体は有害ではないのですが、これが繰り
返されることによりステージが変わり、人体に有害なストレス反応が顕
著になってくる、ということのようです。

よくスポーツの世界で大事な試合の際に周りからの期待などのプレッシ
ャーを楽しむ、というようなコメントを聞くことがあります。大事な試
合のプレッシャーはストレッサーであり、ストレス状態を楽しむことに
より、実力を発揮することができる(さらには実力以上のものを出すこ
とができる)、ということがあるようです。

このようなストレスが善玉ストレスと言われています。同じように大事
な試合に臨むにあたり、緊張し過ぎてお腹が痛くなってしまう、という
ことが起きれば、これは悪玉ストレス、ということになります。

同じストレッサーから善玉ストレスも悪玉ストレスも生まれる可能性が
ある、ということのようですね。

一部の医学関係者は外部からの刺激のみをストレッサーとする場合に悪
玉ストレスが発生し、外部からの刺激を内部(自分自身)からの刺激に
変えることができる場合に善玉ストレスが発生する、と分析しています。

外部から頑張れ、期待している、という刺激を受けて、それを自分自身
の中で、よし皆の期待に応えよう、と自分自身に刺激を与えることに変
えれば善玉ストレスにすることができる、というようなことのようです。

どのようなストレスでも善玉ストレスに変えることができるのか、とい
う疑問は残りますが、ストレス対処法のひとつとして、有害な外部環境
や刺激も前向きに受け止めて善玉ストレスに変えることができる(場合
もある)、と思うことは有益かもしれません。

社会の一員として生きていくにあたり、何のストレス要因もない、とい
うことはありえないでしょう。いかにストレスとうまく付き合い、善玉
ストレス比率を上げていくか、ということが大事なのかもしれません。

「ストレスが、地球をだめにする」という歌もありましたが、地球をだ
めにしないためにも前向きに生きていきたいですね。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長

       ――― 不正のトライアングル ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

コンプライアンスとは、法令を遵守することも含めて、企業の社会的信
頼を維持向上させるために必要となる事柄を実践することです。

コンプライアンスを法令遵守と狭く捉えるのではなく、社会からの期待
・信頼を踏まえつつ、企業の経営理念や企業倫理を定着させ、実践させ
る諸活動として、多くの企業が力を入れて取り組んでいます。

IMSでは、コンプライアンス意識の向上・定着を図るための研修など
をサービスとして行っていますが、その中で紹介しているものに「不正
のトライアングル」という考え方があります。

ご存じの方も多いと思いますが、改めて確認してみたいと思います。

不正のトライアングルとは、アメリカの犯罪学者であるドナルド・R・
クレッシーが唱えた理論で、不正を行なうための「動機」が存在し、不
正を行なう「機会」があり、そして不正を行なうことが「正当化」でき
ると、人は不正行為をしてしまうとされています。

一つ目の「動機」とは、本人が不正を働くための理由のこと。「金銭的
な問題を抱えている」「会社から強いノルマを受けている」「業務上の
ミスを隠したい」などが、これにあたります。

二つ目の「機会」とは、内部統制や監視が機能していない、内部統制や
監視を無視できる立場にあることで、不正の実行が可能な状況にあるこ
とを指します。不正が見つからず実行できる環境のことといえます。

三つ目の「正当化」とは、倫理感の欠如や、行動が適切であると正当化
する姿勢など、不正への抵抗が低い心理状態であることを指します。不
正を実行しても言い訳が許される、自分の不正行為を自分自身が納得し
ている、不正を行う際に「良心の呵責」を感じないなどのことです。

こういった不正発生のメカニズムを理解した上で、各職場において実情
に合わせた取り組みを進めていくことが、サステナブル基盤にもつなが
っていきます。

風通しの良い組織づくりや、セキュリティ対策、定期的な研修等による
意識の向上など、不正のトライアングルの要素が生まれてしまわないよ
うな対策を継続的に行っていくことを含め、働きやすい職場環境づくり
を全社員で行っていきたいと思っています。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.988〕は、2023年3月16日に配信い
 たします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

直近では暗いニュースが多い中で、テレビでのWBCの情報には釘付け
になっています。昨年のサッカーW杯のほうが世界的には多くの人に関
心を持たれているのかと思いますが、個人的には子どものころから野球
に非常に興味があります。
国を代表する最強のメンバー同士による試合がこれから連日行われます。
日の丸を背負った侍ジャパンのメンバーはメジャー組をはじめ、一流ど
ころが勢ぞろいしています。対戦相手も韓国などの競合はやはりメジャ
ーの一流どころをはじめに強力なメンバーで構成され、闘う前から熱戦
が繰り広げられると期待しています。
試合を楽しみながら、対戦相手国の熱心なサポーターに負けないように、
侍ジャパンを応援していきたいと思うところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.987

======================= ISZ Mail Magazine