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五十鈴メールマガジン〔No.991〕新入社員からの手紙
配信日時:2023/04/06 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.04.06発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.991≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          2023年度が始まりました。

         今週は企業各社で入社式が行われ、

          心に響くトップメッセージに

         迎えられたのではないでしょうか。

          さわやかな活気に溢れた職場で

         新入社員を含め全員一丸となって

        良いスタートをきってほしいと思います。

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☆No.991 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_新入社員からの手紙(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_人は教えることによって、最もよく学ぶ(岩品執行役員)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_仕事の面白さ(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

        ――― 新入社員からの手紙 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

新年度が始まりました。今年度は、24名の新入社員を新たな仲間とし
て迎えることになりました。新入社員は毎年入社してきてくれますが、
いつもフレッシュな気持ちにさせてくれます。

エチケット・マナーや元気・笑顔・素直、明るく元気な挨拶等、当たり
前のようでなかなかできないことを毎日真剣に実践してくれることが組
織の活力につながっていきます。

そういう意味では、新入社員も初日から組織への貢献領域がありますの
で、組織の雰囲気や規範に慣れていきながら貢献していってもらいたい
と思います。

五十鈴のベースとなるところを新入社員研修でしっかりと学んでくれて
います。縁あって五十鈴グループに入社してくれたわけですから、育成
をインストラクター任せにせず、みんなで大切に育てていくようにしま
しょう。

毎年、新入社員研修は行われていますが、最後に「グループCEOへの
手紙」というタイトルで新入社員全員が私宛に手紙を書いてくれます。

いつから始めたのかわかりませんが、「代表への手紙」として長く行わ
れており、新年度の初日はそれを読むのが仕事となります。

入社式では代表者だけが読むのですが、私は入社式の前に全員の手紙を
熟読してから入社式に挑みます。字が上手下手ではなく、学生から社会
人へのマインドセット、研修で学んだことを踏まえて、不安を乗り越え
て期待や希望が溢れており、自信を感じさせるどれも素晴らしい手紙で
す。

とにかく心を込めて、一所懸命書いていることが文面から伝わってきま
す。そして、そこには一人ひとりの個性があり、どのような気持ちで研
修に臨んだのか、どのようなことを学んだのか、どのように自己実現し
ていきたいのかが彼らなりの言葉で表現されています。

こういった真摯な気持ちと、たくさんのことに挑戦したい、成長したい
という溢れる気持ちを大切にして、いつまでもそういう気持ちを持ち続
けてほしいと思うのと、なりたい自分を実現できるように会社としても
サポートしていきたいと強く思います。

可能性は無限にあり、のびしろも無限にある新入社員とともに、今年度
も五十鈴グループは新しいことに挑戦し、進化し続ける組織へと成長し
ていきたいと、身が引き締まる思いとワクワクな気持ちでいっぱいにな
りました。

取り巻く環境は、引き続き不透明で不安定な状況が続きますが、自分た
ちを信じて、今年度も五十鈴らしい成長を、ステークホルダーの皆さま
に魅せていきたいと思います。

五十鈴は五十鈴らしく、よりグループ一丸となって皆さまのご期待以上
の成果を出していきたいと思いますので、今年度も五十鈴グループを、
またメールマガジンをよろしくお願いいたします。


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【執行役員が伝えたいこと】_岩品執行役員

   ――― 人は教えることによって、最もよく学ぶ ―――
============================□■□■

いよいよ、2023年度がスタートしました。みなさんは、どんな希望
・目標・期待をイメージして新年度を迎えているでしょうか。その初心
が、取り組みの結果と成長の差となって表れてくるので、しっかりとイ
メージを持ってスタートしましょう。

そして今年度も、五十鈴の財産となる24名の新入社員が入社しました。
新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。そして、初心を忘れ
ずに新人らしく、元気・笑顔・素直で頑張ってください。

また、先輩の皆さんも沢山の元気をもらいながら、共に育んでほしいと
思います。

さて、先日あるリーダーシップの本の中に、新人とベテランに対する指
導の違いについて書かれていました。これも以前、社内研修で教えても
らった記憶がありますが、再認識することができたので紹介しておきま
す。

まず、新人には「ティーチング」で「不安」をなくす、です。新人に仕
事についてのやり方を指導する場合、知識のない新人に対して、いきな
り「あなたはどうしたい?」と聞くのは酷な話で、自主性や意見を引き
出す前に、具体的に仕事そのものを丁寧に教えてあげる必要があります。
それがティーチングです。

その流れは3つで、ステップ1は「5W1H」で、細かく伝える(これ
くらいはわかるだろう、とは思わないこと)。

ステップ2は、そのうえで、不明な点、不安な点がないか確認する(言
いっぱなしにしない)。

ステップ3は、最後に「復唱」してもらう(勘違いがないか確認してお
く)、ということです。

また、注意事項として、「細かく言うのは“いまだけ”」と伝えること
だそうです。これは意外に重要で、この先もずっと細かく指導すると、
考える機会を奪ってしまうそうです。

なので、これらステップの指導はある程度の期限を決めて行うことが基
本のようです。

次に中堅以上には「コーチング」で考える機会を与える、です。これは、
本人が最善の答えを見出せるように、質問によって気づきを促す指導で
す。その指導法の一つに「GROWモデル」といったものがあるそうで
す。

G=Goal(目的を明確にする)

R=Reality(現状を把握する)、Resource(何があれ
  ば、解決するのかを考える)

O=Options(対策の選択肢を出す)

W=Will(本人の意志を尊重する)」です。

また、こちらも注意すべきことがあるようです。「例えば…」と誘導す
ると、部下はそちらに流されてしまい、部下の自己決定力が損なわれて、
本気のWillに導けなくなるそうです。

少し我慢するシーンが多くなりますが、考える機会を与えることは「部
下への報酬」だと考えることが重要だということです。

「人は教えることによって、最もよく学ぶ」と、これも何度も教えても
らいました。

人を育てるのは、時間も根気も必要ですが、特にこの新入社員が入社し
たタイミングは、自分たちの関わり次第で新人が育ち、自分自身のモノ
の考え方も整理される大切な機会となっています。

五十鈴は人材ではなく「人財」としています。今後も、みんなの成長意
欲を大切に、多くの「共育」と「貢献」機会をつくり出しながら、やり
がい・働きがいの持てる会社へと「シン化」させていきたいと思います。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

         ――― 仕事の面白さ ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

4月3日の月曜日は五十鈴グループの入社式があり、元気の良い新入社
員を見て非常に嬉しくなりました。新入社員が入社するのは毎年の恒例
行事ですが、入社した新入社員はそれぞれに違いがあり、各自の個性が
輝くように成長していってくれることを期待しています。

私は働くことがそれほど嫌いではなく、中学生の頃は朝の新聞配達、高
校3年間はレストランの厨房、夏休みの長期休みの時は新幹線の夜間保
線のアルバイトをやっていました。アルバイトばかりで余り勉強をして
いなかったのは問題でしたが。

レストランの厨房といっても最初は皿洗い(皿、丼、コップ、フォーク
等さまざまな食器)で、これも要領を得るのが結構大変でしたが、やは
り慣れてくると要領を覚え、洗うスピードのアップや汚れ取りのクオリ
ティーの向上、コップを割る(ミス)数の減少という自分自身で成長の
変化を確認できるようになり、皿洗いにも面白みを見つけて働いていま
した。

また、3年間も居たので、次第に料理も作らせてもらえるようにもなり、
ラーメンやかつ丼、中華丼、フルーツパフェなど、メニューにある大体
の料理を作れるようにもなっていました。一つずつレパートリーが増え
ていくことや、リンゴのウサギカットなどもできるようになっていくこ
とが楽しかった思い出です。

五十鈴に入社したのは40数年前になりますが、最初に教えていただい
たのがガングスリッター(シート製品をローラーコンベアで送り、丸刃
でスリットして所定の幅のシート製品を造る機械)の刃組みでした。

その後、4Feet幅のスリッターが導入され、そのスリッターの刃組
みを担当しました。コイルが加工し終わる前に刃組みを完了させるとい
うことを目標にして、作業場に時計を置いて何分前に完了させる、とい
うことを一回一回目標設定して刃組みをしていました。

刃組みがコイル加工終了までに間に合ったときや、自分が設定していた
時間よりも早く組み上がったときは自己満足かもしれませんが、非常に
達成感があり、また、早く組み上げて自分の作業を完了させ、リコイラ
ーの梱包を手伝いに行ったり、母材の開梱を手伝ったりなど、ラインの
生産性向上に貢献できている実感があるときも達成感が多くありました。

腰が痛くなったり、身体が疲れたり、大変だと思うことも多くありまし
たが、小集団活動で改善のアイディアを出して実際にモノを作って実施
してみることなども多くあり、文句を言いながらも楽しく仕事をしてい
たなと思い出します。

今の仕事が面白くない、つまらない、というような話を耳にすることも
ありますが、何をするにもその中で自分自身が面白みを創ることが重要
だと思います。基本的な考え方として、より正確に、より早く、より良
くするためにどんな工夫をするか、改善をするか、を考えるだけで楽し
くなります。

ITCのメンバーは、社会の役に立つことやお客さまがより良く変革し
ていくことを常に考えて業務にあたってくれています。改善アイディア
が出て来なくて苦悩することもありますが、その苦悩も楽しみながら挑
戦し続けてくれており、誇らしく思っています。

今年のITCの基本方針は「先進性の追求」とし、DX(デジタルトラ
ンスフォーメーション)やCN(カーボンニュートラル)、SDGsな
どの社会トレンドに対応し、テクノロジーを活かした新たなスタンダー
ドづくりに取り組んでいきます。みなが楽しく自己成長できるような環
境づくりをしていきたいと思っています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.992〕は、2023年4月13日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

各社で新入社員を迎える時期になりました。新人が入社するこの時期は
自分が新入社員だったころを思い出す時期でもあり、職場でどう周囲の
人たちと接すればよいのか、悩んだり、考えたり、行動したりとさまざ
まな出来事があったと思います。
新人の立場に立ちながら、仕事の基本やエチケット・マナーの重要性を
教えていくことが大事ですね。教えながら、自分自身が学び、新入社員
が職場になれ、育成につながっていくことを願うものです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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