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五十鈴メールマガジン〔No.993〕誰でもできるけど、誰もやりたがらないこと
配信日時:2023/04/20 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.04.20発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.993≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

      今の時期、朝晩と日中との寒暖差はありますが、

         晴れた日の日中は快適な季節です。

        ただし、晴れていても天候が崩れやすく

        運悪く雨具がなければ濡れてしまいます。
         
    天気予報で折りたたみ傘を持っておくことを勧めていたら
     
          持参しておくのがよいですね。
        
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☆No.993 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_誰でもできるけど、誰もやりたがらないこと(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_サステナブルな物流(黒田専務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_進化と新化(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

  ――― 誰でもできるけど、誰もやりたがらないこと ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

元プロ野球選手で、現在は解説者であり、ユーチューバーでもある里崎
智也さんの動画をたまたま見ていました。その話がおもしろかったので、
今回はそのことについて書きたいと思います。

彼はコロナでの緊急事態宣言をきっかけに、日本国内のプロ野球全試合
を見ることにしたそうです。プロ野球解説者が視聴者から批判される時
は、「わかってない」「試合を見ていない」と言われることが多いため、
そう言われないようにということで始めたそうです。

6試合を見なくてはいけないのでとても時間がかかりますが、プロ野球
解説者の中で全試合を見ている人がいないのでとても貴重な存在で、テ
レビとしては起用しやすく出演機会が増えたそうです。

また、全試合を総括するYouTubeを始めたところ、こちらも大ヒ
ット。今では登録者数60万人を超えています。それを見た人からまた
新しい仕事が来る、といった好循環を生み出しています。

全試合を見ているので、当然時間がかかります。毎日6時に起床して、
子どもの送り迎えが終わった7時以降から夜中の25時、場合によって
は26時まで働いているのだそうです。

ただ本人は、「働いている」という感覚はなく、「好きなことをやって
いる」だけだという感覚なんだそうです。まさにワークライフブレンド
を体現しているような方ですね。

全試合チェックは自分の解説者としてのスキルや強みを維持するため、
取材は自分のことを聞かれるので楽しく話し、解説者としては、自分の
意見を好き勝手言って、YouTubeはアウトプットする機会と捉え
ているので、本当にワークライフブレンドなんだと思います。

彼は、プロ野球選手を引退しても、毎年1億円以上を稼ぐことを目標に
してきたそうです。そして、それは実現されました。

1億円稼いでいる、その源泉は何ですか?という質問に対して、彼は
「お金にならないけど、お金になるもの、それが全試合チェック」と言
っていました。全試合チェック自体は見ているだけなので1円にもなり
ませんが、それを発信することで宣伝になり、仕事につながっているの
だそうです。

全試合チェックそのものは誰でもできます。でも、それ自体はお金にも
ならないし、広範囲のことは通常(日常)滅多に聞かれることもなく、
面倒なので誰もやりたがらないし、やる必要もないから誰もやらない。
だからビジネスチャンスになるんだ、と仰っていました。

誰でもできないことはスキルやセンスが必要で、やれる人は限られるか
もしれませんが、特別な才能がなかったとしても誰もがやりたがらない
こと、面倒くさいことにフォーカスして徹底的に研ぎ澄ましていけば、
誰でもできることをやるだけで、特別な付加価値を与えることができる
のです。

里崎さんのお話、ビジネスにもつながるヒントがたくさん詰まっている
と思いませんか?


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田専務

        ――― サステナブルな物流 ―――
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コロナも落ち着き、世間でもさまざまなところで新たな動きが起き始め
ているようです。私たちも「進化の新化」に向け、新年度をスタートさ
せていきましょう。

少し前の話になりますが、経産省・国交省・農水省の3省主催の「持続
可能な物流の実現に向けた検討会」で、荷主を対象とする新たな規制案
が示されました。それは特定荷主による物流生産性向上の計画作成と取
組状況の報告義務です。内容は

1.目標の設定
2.輸送効率化に資する措置  〇納品回数の削減等々
3.労働時間削減に資する措置  〇待機時間の削減等々
4.運賃の適正収受に資する措置  〇運賃、契約条件の明確化等々

要するに、物流効率化と労働時間削減、それに運賃の適正化をいつまで
にどのようにするかを計画を作って政府に提出、そして取組状況を報告
しなければならないということです。

また、そのために物流管理統括者を選任して届出するとのことです。ま
だ案の段階なのでどこまで行われるかはわかりませんが、なんらかの規
制はされると思われます。いずれにしても物流のサステナブルは荷主の
理解・協力は不可欠だということです。

さて、今年度LG部門は「シン・LVN(ロジスティクス・バリュー・
ネットワーク)構想」を基に、LOGバリューの重層化を意識し、これ
まで以上にグループ内やビジネスパートナー(BP)との協進化による
相乗効果を発揮して、サステナブル社会に貢献できるようなLOGバリ
ューを創り上げていこうと考えています。

ワーレックス・五十鈴倉庫では基本方針を「LOGシナジーの拡大」、
キャッチフレーズを「ブレイクスルー~未来へ」として、グループやB
Pはもとより荷主さまも含めてお互いに切磋琢磨しながら、LOGの新
化につながるシナジーを拡大していきたいと考えています。

そのためにも「ブレイクスルー」、みんなが今までの常識や慣習に捉わ
れることなく、自身の限界や壁を乗り越えるべく、未来に向けた夢ある
LOGの世界観を切り拓いていってもらいたいと思います。

そして五十鈴オートの基本方針は「ドメインの新化」、キャッチフレー
ズは「Something New」です。LOGのネクストバリュー
やこれからの整備事業のあり方を考えた、新たな整備ドメインへの進出
・新化を目指していきたいと考えています。

そのためにも、社員一人ひとりが当事者意識を持って「新しいモノ・コ
ト」に挑戦し、さらなる成長につなげていってほしいと思います。

今まさにLOG業界は、2024年問題に代表されるように大きな転換
点に入っています。

今までの延長線上や、見た目や言葉だけを変えるのではなく、体質から
変えていくホンモノの「シンカ」を目指し、サステナブルに適合したL
OGのネクストバリューを創造していきたいと思います。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

         ――― 進化と新化 ―――
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新しい期がスタートし、キャリアビジョンの実現に向け、今期の自己の
方向付けを考える時期となりました。

アイコミでも先週価値創造プレゼンを行い、今期に向けた各自のセット
度合いを確認し合いました。フィードバックを通して、相互に支援する
だけではなく、理解度や信頼度を深め、個人と組織の状態を体感できる
価値ある場であると実感しています。

毎回、人財価値と組織価値向上の可能性や施策が、本当に今の状態で適
切なのかを考える大事な機会であると個人的に認識しています。

以前、私がキャリア系や新人研修などいろいろな場所で「成長」という
ことをよく話させていただきました。

「成長」には大きく分けて、二種類の成長があります。一つ目は、カタ
チを変えることなく大きくなるという成長。人間の外見上の成長はこれ
にあたります。その中でも、大きくなる上で多大なエネルギーを必要と
する生き物がいます。

「脱皮できない蛇は滅びる」という名言通り、体が大きくなるために脱
皮しないと新陳代謝ができずに死んでしまうということです。過去や古
い考え方に自らがとらわれて、進化を妨げてしまうということですね。

もう一つの成長は、成長ステージごとにカタチを変えていく成長です。
代表的なのは「蝶」の成長です。蝶は、卵~幼虫~蛹(さなぎ)~成虫
となります。

地面を這っているいもむしが、さなぎとなって外敵から身を守りながら
カタチを大きく変えていき、蝶となって外界へと羽ばたきます。カタチ
が変容するだけでなく、生態そのものが変わるのです。いもむしの視線
で見えていた世界と蝶になって見えている世界は、同じ世界とはきっと
思えないことでしょうね。

カタチを変えた成長とは、見えるものも感じるものも異なる世界の中で
生きていく力を宿すということなのです。

企業の成長ステージも同様で、規模の成長時期と新たな機能を開発して
事業領域そのものを拡大し、変えていくというものがあります。

五十鈴グループは鉄鋼流通業界で、コイルセンターという生業の中で自
ら脱皮しながら進化してきました。今年のキャッチフレーズは、その進
化を継続しながら、新化のステージを切り拓こうということです。

今年のグループの方針ポスターを今一度見てください。私たちの多様な
能力がカタチを変えて、世に羽ばたいています。

今期も多忙さを理由に、自己の成長を疎かにすることなく、しっかり自
身と向き合いながら良いスタートを切っていきましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.994〕は、2023年4月27日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

2023年度が始まり、4月は各職場では今年度のキックオフをして、
各自個人目標を立ててスタートさせている時期かと思います。
現状、ロシアのウクライナ侵攻によりエネルギーや資材等が高騰したこ
とで企業業績を圧迫し、北朝鮮の度重なるミサイル発射や中国による台
湾有事など我が国を取り巻く安全保障上のリスクや、地震・台風・大雨
などの自然災害の脅威など、さまざまな内憂外患を抱えて一日として気
の休まる時がない状況で、今年度も始まりました。
そんななかで我々としては、やるべき対策をとしっかりととったうえで、
日々の活動においては、さまざまな良いアドバイスやアイデアを取り入
れ、実践し、軌道修正しながら、目標に向かって突き進んでいくことが
求められます。
いつ何時、想定外の事象に遭遇するかもしれない昨今だからこそ、周囲
との連携・協働・協進をすすめて、何が起きても乗り越えられるように
していかねばなりません。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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