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五十鈴メールマガジン〔No.995〕安全メソッド
配信日時:2023/05/11 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.05.11発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.995≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

              GW後半の

       5月5日、石川県能登地方で最大震度6強

            の地震がありました。

            被害に遭われた方々に

        謹んでお見舞い申し上げますとともに、

      被災地の一日も早い復旧を心より祈念いたします。

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☆No.995 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_安全メソッド(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_「現在バイアス」に負けない人財を育成するために(瀬戸常務)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_パラダイム・チェンジ(判治社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

         ――― 安全メソッド ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

ゴールデンウィークは、数年ぶりに日常を取り戻し、どこも非常に混雑
したようですね。久しぶりに故郷に帰ったり、旅行を楽しんだり、それ
ぞれの休暇を過ごし、リフレッシュできたと思います。

6月の社員総会に向けて、これから準備が進んでいくと思いますし、各
委員会の活動も本格化してくると思いますので、目指していることが実
現できるようにみんなでアイデアを出し合いながら全員参画でやってい
きましょう。

今回は、自分のゴールデンウィークでの出来事でも書こうかと思いまし
たが、このゴールデンウィーク中に五十鈴グループにとって大変誇らし
い記録が達成されましたので、そのことについて書くことにしました。

五十鈴中央青梅サービスセンターが、連続無災害日数5000日を今月
無事に迎えることができました。13年8ヵ月もの間、無災害が継続さ
れ、人の入れ替わりがあっても、事故やケガなく無災害を継続させてい
ます。

労働災害のない安全で快適な職場で働くことは、仕事に従事するすべて
の人たちとその家族が願うことです。経営者として、私自身も実現させ
ると強い気持ちであらゆる手段を尽くし、挑戦しています。

しかし残念ながら、労働災害は今もなお、五十鈴グループにおいても発
生しており、コイルセンター業界や世の中を見渡してみても、多数発生
しています。安全は、すべての人々が実現してほしいと願う課題だと思
っていますが、中々実現されていません。

私が中央にいるときから、青梅の人たちには「安全に誇りを持ち、安全
をサービスとして売れるようにしていこう」という話をしてきました。
なぜならば、みんなが実現したいと思っているけど実現できていない課
題だからです。

「加工量が少ないから」「人数が少ないから」という人もいますが、そ
れだけで5000日続けられるものではありません。5000日もの間、
無事故を継続できるのには必ず理由があるのです。

事故やケガをしたくてする人なんて、誰もいません。みんな安全を願っ
ている。それでもちょっとした気の緩みや横着、ルールの逸脱で事故や
ケガが起こってしまうのです。事故やケガの原因追及も大事ですが、そ
れよりも事故やケガが発生していない理由を追及したほうがよいと思っ
ています。

一言でいうと、規範や風土だと思うのですが、言語化できていない・で
きない部分がたくさんあります。それが何なのかを明らかにして、共感
を得ていくことが安心安全な職場づくりの第一歩だと思うのです。

「今日も一日、無事故で行くぞ!」の全員の掛け声から始まる一日は、
ほんの一例にすぎません。青梅の安全メソッド、みなさんも足を運んで
体感してみてください。安全の秘訣に迫れるかもしれませんよ。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸常務

 ――― 「現在バイアス」に負けない人財を育成するために ―――
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4月の健康診断でここ数年の結果で指摘されることは「太り気味」とい
う結果です。この結果を見るたびに、少し運動を心がけたりするのです
が、長続きしません。

以前に通っていた病院の院長先生から「若々しいサル」と「老けたサル」
の写真を見せられて、どっちのサルが若く見えますか、と聞かれたので、
迷わず「若々しいサル」を指しましたが、どちらも同じ年齢のサルでし
た。

違いは何かわかりますか、と聞かれましたが、見当がつかない私に、院
長先生は「エサの量」といいました。「食べ過ぎは老いる」ということ
のようです。

ダイエットはしたことはありませんが、今日の食欲を優先し、明日から
と考える自分がいるのは確かです。このような特性は、行動経済学では
「現在バイアス」というらしいです。このバイアスを実感できるのが次
の問いです。

A:今1万円をもらう
B:一週間後に1万100円をもらう

この問いでは、Aを選ぶ人が多い。

C:一年後に1万円もらう
D:一年と1週間後に1万100円をもらう

この問いでは、Dを選ぶ人が多い。

これは、遠い将来であれば、忍耐強い選択をできるが、直近のことにな
るとせっかちになり、低い利得であっても現在手にすることを選んでし
まう。

今から食事制限をはじめるということの将来の健康の価値よりも、今の
食事を楽しむ価値のほうが大きくなるという「現在バイアス」が働いて
いるのです。

今年のゴールデンウィークもこの「現在バイアス」が見事に働いてしま
い、カロリー多めの生活を送ってしまいましたが、行動の特性を考えて、
よりよい意思決定を設計することで行動を改善することは可能のようで
す。

良い成果・結果を出すためには、さまざまなバイアスの存在を理解して、
どんな意思決定をするかが大事ですね。

話は変わりますが、新入社員も入社から一ヵ月が経ちましたが、若手社
員(入社1~3年目)の退職率は大手企業の調査によると低下していな
いのが現状です。

我が社の傾向も同様ですが、若手社員の退職率が低下していない理由の
一つに、「不安」の高まりがあると言われています。

岩品執行役員の最近のメルマガにも書かれていたことです。仕事の負荷
(労働時間の減少傾向等)の低下などによって、職場への「不満」は減
少する一方で、将来のキャリアへの不安は強まっているとのことです。

「不満」に対するマネジメントは経験的に理解しやすく、対処法もリア
ルにありますが、この「不安」を解消するマネジメントは、これまであ
まり経験したことのない課題と言えます。

今期より人財育成システムをIVCからIHCに刷新し、メンター(助
言する人)の導入もスタートします。この運用もこれからやりながらア
ップデートしていくことになりますが、より横のつながり・関係で育て
ることが効果的ではないかと思います。

SC・拠点の枠を超えてメンターとメンティー(助言される人)がつな
がりあうことで「不安」や「悩み」を早期に発見・解決することができ
ればと思います。

その上で、自分自身にどんな経験をさせるのか、成りたい自分になるた
めに、どんな努力をするのかを、「現在バイアス」に負けないように、
努力を積み重ねていくことで、メンターもメンティーもお互いに成長で
きる環境をつくることができればと思います。

今期も一ヵ月が経ちましたが、目標に向かってしっかりと自己管理をや
っていこうと思います。


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

       ――― パラダイム・チェンジ ―――
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5月5日、石川県能登地方を震源とする地震が発生、珠洲市では震度6
強を観測しました。新型コロナが5類に移行され、今後に期待を寄せる
中、被災され出鼻を挫かれた多くの方々にお見舞い申し上げます。

近年では、天災は忘れる前にいろいろな地域で発生しています。くれぐ
れも「自分の体は自分で守る」という安全の原則を忘れずに日常生活を
過ごしていきましょう。

今回は「メンタリング・マネジメント」について思うところを書いてみ
ました。

連休中にメンタリングについて調べました。小生の結論ですが、これ、
グループの目指す企業像「みんなの夢をみんなで自己実現する企業」に
ジャストミートしていると思います。

ですが、昭和の時代から会社に入った小生にとっては染みついたパラダ
イムを変えることは中々容易ではありません。従って繰り返し話したり、
書き記したりしていこうと思っています。

予測困難な社会の環境変化が続く中、本気で事業価値創造を目指すこと
が重要であり、グループの中でも多くの人たちが主体的に行動しており
頼もしく感じています。

「メンタリング」とは他者を本気にさせ、どんな困難にも挑戦する勇気
を与える人財育成の手法です。メンタリングでは、はじめから信頼する
ところからスタートします。

そしてメンター(助言する人)が見本となり、夢を共有し、相手に尽く
します。小生はこれを見て若干抵抗を感じました。今までの経験による
価値観とか物事のロジックが合わなくて、自分なりにうまくいくように
どうしても口出し指示してしまいます。

その続きですが、はじめから信頼することの理由が書かれており、一度
でも依存させてしまうと自立させるためにより多くの時間と労力がかか
るようになってしまうということです。

そりゃそうだけどと思いながらもイマイチ腑に落ちません。さらにその
続きを読むと「メンターにとって重要なことは、メンティー(助言され
る人)が行動したかどうかではなく、自立型の姿勢で行動したかどうか
で、そのためにメンターが心がけ率先垂範することはメンティーの前で
見本となり、失敗を怖がらず、失敗を糧にして成長することを楽しんで
いくことが重要だ」と書かれていました。

またメンターはどんな存在かといえば「あの人にあったことが自分の人
生を前向きに変えるきっかけとなった」という存在と簡単明瞭に書かれ
ていました。

これからの重要な人財育成について、自ら進んでパラダイム・チェンジ
し、人財の無限の可能性に気づき、行動として発揮できる会社創りに貢
献していきます。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.996〕は、2023年5月18日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

GW明けとともに、新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同じ
5類に移行されましたが、すぐにコロナ禍以前の日常に戻るものではな
く、マスクの使用についても個人の判断ということに変わりなく、3年
半近く続いたこの感染症の脅威はこれからも我々の日常に沿い続けると
思います。
また、GWの終盤に石川県能登地方で起きた大地震については、あらた
めていつ何時襲われるかわからない自然災害の脅威に対して、普段から
の対策を真剣に取り続けなければならないと痛烈に感じた次第です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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