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五十鈴メールマガジン〔No.996〕メルカリからの学び
配信日時:2023/05/24 09:51
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.05.18発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.996≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           5月は花粉の飛散も収まり、

       気候は暑くもなく、寒くもなく快適な季節。

        仕事でも日常生活でもやるべきことを

        しっかりとやっていきたいものですね。

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☆No.996 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_メルカリからの学び(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_伝統と進化(本郷執行役員)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_最適な環境を実現する協進企業を目指して(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

        ――― メルカリからの学び ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

ゴールデンウィークは、特に予定もなかったので久しぶりに夫婦でゆっ
くり時間を過ごすことができました。いろいろとたまった家族会議の話
題をたくさんしました。その中で、何がきっかけだったのかわかりませ
んが、メルカリの話になりました。

私はこれまで、メルカリアカウントは作っていましたが、出品したこと
がないだけでなく、購入経験すらもありませんでした。家内は購入経験
があったようですが、それほど回数も多くなく、出品経験もありません
でした。

人が使っているものはいやだ、信用的に大丈夫なのか、不用品を売却す
ると言っても、自分たちが使ったものが使われることに対する抵抗感や、
梱包作業の手間を考えて中々踏み出せずにいました。

二人ともいろいろと気にするタイプなので、変に思われたら嫌だとか、
クレームがきたらどうしようとか、売れた・売れないで一喜一憂したり、
やきもきしたりして、そういったことも結果的にストレスになってしま
うのではないかということも踏み出せなかった原因であったと思います。

息子のために買ったスニーカーが、履く前に大きくなってしまい、未使
用状態で使えなくなってしまったため、長らく家で眠っていました。

「メルカリに出品したらいいね」と言いながら、面倒くささもあり、出
品されることはなく、忙しい日常で月日は経過していきました。

今回、どういう理由かはわかりませんが、そのスニーカーを出品しよう
と家内が突然言い出し、写真を撮り、コメントを考え、値段を考え、配
送方法を考え、出品しました。

数時間立つと、そのスニーカーは売れていました。二人で喜び、興奮し
ながら箱はこれで大丈夫だろうか、梱包はこれでいいか、配送はどうし
たらいいんだというのを夫婦であれこれ話をしながら無事に出品・売却
できました。

一度成功すると気分はいいものです。次はこれをやろう、あれを出品し
てみようと会話は盛り上がり、他の人がどのような書き方をしているの
か、写真の撮り方はどうなのかを熱心に研究しました。

しかし、残念ながらそれは長続きしませんでした。メルカリへの出品は、
おもしろかったのですが、他にやることがたくさんあり、優先順位が低
いこと、次に出品してもうまくいくかわからないこと、思ったよりも手
間はかからなかったが、とはいえ、相応に手間がかかること、等々があ
ったと思います。

最初の一歩というのは踏み出そうと思っていても中々踏み出せるもので
はありません。アカウントも作り、メルカリで売ろうという品々がずっ
と家にあっても踏み出せないものなのです。

そして、その最初の一歩が踏み出せても、二歩目三歩目と回転していく
には、成功体験だけでは足りず、自分の中での優先順位や、何が何でも
やるんだ、という気持ちが大事だなとつくづく思いました。


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【執行役員が伝えたいこと】_本郷執行役員

         ――― 伝統と進化 ―――
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列島で地震が相次いで発生しております。首都圏の数字だけですが、過
去M(マグニチュード)7級地震は27.5年に一回の周期で発生して
いるそうです。今後のM7級の発生確率は30年以内に70%と言われ
ています。

ご家族の方と防災グッズや避難ルート含めたハザードマップの確認、倒
れやすい家具等への転倒防止のチェックなど、日頃からの準備、備えを
お願いしたいと思います。

また、現在は交通安全運動週間でもありますので、今一度、自分の運転
技術を過信せず、思いやり運転を心がけていきましょう。勿論、思いや
り運転は自動車だけでなく自転車も同じです。努力義務ではありますが、
自転車を運転される方はヘルメット着用を心がけてほしいと思います。

最近、お客さまとの懇親会時に嗜むお酒でお勧めしているお酒がありま
す。そのお酒は、栃木県小山市の酒蔵、小林酒造で醸造されている吟醸
酒『鳳凰美田(ほうおうびでん)』という銘柄です。

私はお酒に詳しくないので、ビール・日本酒・焼酎・ワインぐらいは飲
み比べることはできますが(当たり前ですね)、日本酒の辛口・甘口・
吟醸・大吟醸は、飲み比べてみても正直あまりよくわかりません。

早速、調べてみました。鳳凰美田の名前の由来は、創業当初からの鳳凰
という銘柄名と蔵を構えている美田(みた)の地域名からつけられまし
た。鳳凰美田が作られている栃木県小山市美田は、昔から日光連山の伏
流水に恵まれている、良質なお米の産地ということがわかりました。

酒造りに適したブランド米をふんだんに使用した鳳凰美田は、マスカッ
トやメロンのような果物の甘みのある香りが特徴なようで、香りの特徴
を生かして、日本酒の他にも秘蔵梅酒やゆず酒、完熟ももなどの吟醸酒
をベースにしたリキュールも手がけているそうです。

以前も小山に勤務していましたが、恥ずかしながらこのお酒、初めて知
りました。何事も興味関心を持たないとスルーしてしまう典型的な例で
す。

鳳凰美田が評判の高い理由の一つに、麹と絞り方にこだわった酒造りが
挙げられます。五十鈴でいう「人と組織にこだわる」ですね。麹造りに
は、五層構造の麹室が設けられていて、温度や湿度の管理が徹底されて
います。

日本酒造りの中でも、麹造りは最も重要な工程の一つです。良い麹造り
は、日本酒の香りや味わいに良い影響をもたらします。醪(もろみ)を
絞る工程では、特にこだわりを持っていて、機械での作業は行わないそ
うです。

独自の、ゆっくりと圧縮を行う舟搾りや布袋に入れて自然に落ちる雫だ
けを取り出すしずく搾りといった伝統的な手法を用いて、丁寧に醪が絞
られます。一つひとつの工程に手間と時間をかけ、質を重視することで
鳳凰美田は生まれます。

また、鳳凰美田は、一風変わった酵母を使用して、多彩な日本酒造りを
行うことも特徴的です。中でも、ワイン酵母を使った銘柄は、フランス
のワイナリーから提供された酵母が使われていて、注目を集めています。

白ワインのアロマのような香りが魅力で、マスカットやライチに似た瑞
々しくさわやかな味わいが楽しめます。

鳳凰美田は、機械化が進む現在でも効率よりも質を大切にして、創業か
らの伝統を守り続けています。一方、昔ながらの伝統的な日本酒造りの
手法を大切にしながらも、ワイン酵母を取り入れるなど斬新な酒造りに
挑戦しているところも魅力です。

伝統的な手法は守りつつ、現状に満足せず常識に捉われず、新しいこと
に挑戦し進化し続ける酒蔵へと成長する考えは、今期のグループ基本方
針「進化の新化」に通じるものがあります。スチールサービス部門は先
程の酒蔵の進化のように、少しずつ拠点毎の色がでてきています。

グループ経営の成長、スピード感を高めるための部門戦略をベースに、
東海はモビリティー社会の未来に向けたCN(カーボンニュートラル)
推進を、中央はファブレス機能で未来社会に向けたデザインを、関東は
3R(リデュース・リユース・リサイクル)を起点にした循環型社会の
創造を、ベースであるサービスセンター事業の持続可能性を追求しなが
ら、拠点毎の独創性に深みをもたせ、部門としての結集力と外部とのシ
ナジーを発揮させながら、それぞれの強みで社会に貢献できるようにさ
まざまなパートナー先とも連携しながら活動を加速させています。

加速させるうえでも、面着でのコミュニケーションが今後増えると思い
ますが、その時大事にしたいのが挨拶ですね。最近、感じていることは、
仕事に集中するあまり、人が近くを通っても、誰かが「いらっしゃいま
せ」と声を発していても気にせず、自分に集中している人が多くなって
いるように感じます。

もちろん集中することは大事ですが、周りを気にする3配り(目配り・
気配り・心配り)も必要なのではないでしょうか。五十鈴の良き伝統は
「エチケット・マナー」です。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

  ――― 最適な環境を実現する協進企業を目指して ―――
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建設の神生 幹です。

最近、日本各地で地震が頻繁に起きていますので、みなさんの家庭や職
場でも地震対策を行ってください。特に、落下物には注意が必要です。
あわせて、棚など倒れやすい物の転倒防止対策と距離などもしっかりと
るようにしてください。

それと忘れがちですが、避難通路の確保が大切です。通路の片付けと外
開きのドア付近の片付けは念入りにチェックしてください。外開きのド
アに物が引っかかるとドアが開きません。つまり、出られなくなります
ので要注意です。

話は変わりますが、社員総会に向けて準備が進んでいると思います。各
委員会の活動も活発に動き出しています。建設もDX(デジタルトラン
スフォーメーション)を基本に、目指していることが実現できるように、
みんなでアイデアを出し合いながら全員参画で取り組みたいと思います。

2023年度、五十鈴建設の「目指す企業像」は【最適な環境を実現す
る協進企業】としました。基本方針は「ライフサービスブランドの創造」
です。

全体観は「グループSX(Society X)活動への参画強化を念
頭に置き、既存ビジネスのアップデート・ブラッシュアップを加速させ
ながらSX事業領域へ踏み込み、取り組みを本格稼働させていく。(中
略)新領域でのパフォーマンスを発揮していくための人財開発や組織力
開発・社内風土の進化基盤を創っていく。」です。

建設としては、グループSXとDXを掛け合わせて推進したいと思いま
す。IT化は同じ程度の建設会社よりは進んでいると思います。また、
IoTについても、10年位前から取り組み、建設本社のサーバーと各
施工現場をつなぎ、業務の効率化を図り、昨年度は統合的なクラウド化
を行いました。

今期はDXについても進めたいと思います。建設業界のDX推進とは、
デジタル技術を活用して業務プロセスを変革したり、新たなデジタルビ
ジネスを創出したりすることです。

建設業界にとって深刻な人手不足、それによる技術の継承や過重労働な
どの課題も、DX実現で解消できると考えています。ただ、建設業はほ
かの業界と比べても、デジタル化が進んでいない業界と言われています。

DXで建設業のどんな課題をどう解決できるのか、具体的にどう進めれ
ばいいのかなど官民一体となって考えてはいますが進まない現状があり
ます。

五十鈴建設としては昨年度から取り入れた、BIM(※)というソフト
を本格導入するようにしています。BIMはこれから造る建物を立体映
像化し、さまざまな方向から見ることができます。今ある仮想現実のゲ
ームにでてくるような建物と考えてもらえばいいと思います。

この仮想現実した建物を、お客さまに対してはこれからできる建物とし
て立体的にご覧になっていただくことができます。さらに施工者側には、
どのような方法で施工するのか、作業についての安全性はどのようにす
るのか等を仮想現実化したものからシミュレーションをいくつも考え、
検討することができます。

また、実践してデータを蓄積し、データ活用することでさらに生産性が
高まり、その時考えられる理想の建物ができると考えています。その先
には、今はまだ考えつかないような建物の形態や方法で建物を造ること
ができるかもしれません。

そのためにも今後、五十鈴グループとの協働・協進も進めていかなけれ
ば建設としての進化が遅れますので、一緒に持続可能なより良い未来社
会を築くことを目標にしたいと思いますので、よろしくお願いいたしま
す。

※BIMとは・・・ビルディング・インフォーメーション・モデリング
の略。計画段階から3次元モデルで情報共有しながら建設を進める、新
時代の建設プロセス。

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.997〕は、2023年5月25日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

首都圏では直下型地震が起こりうる可能性も高く、普段からの備えにつ
いては、私もよくこの編集後記で書いてきましたが、近頃の国内各地で
おきる地震のニュースを聞くたびに不安が増してきます。
大地震に見舞われた際にどうなるかは、あまり想像したくはありません
が、それでも一定の想像をもとに備えをしておくことで、いざという時
に生き延びられるようにならなければと思う次第です。
就寝時に起きた際の防災グッズや屋内に閉じ込められた際に必要な食料
・非常電源等の確保。また、棚などの転倒防止・落下防止、非常階段や
通路の確保など、日常的にきちんとしておかねばならないのはあたりま
えですが、防災の為にもなるということをしっかりと認識して生活して
いかねばならないと考えるところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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