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五十鈴メールマガジン〔No.1000〕神宮寺藍
配信日時:2023/06/15 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.06.15発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1000≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            先週の関東に続いて、

          今週は北陸、東北も梅雨入りし、

        梅雨のない北海道を除いて日本全体が

           梅雨の時期を迎えています。

         この蒸し暑く、じめじめした季節を

        体調管理万全で過ごしていきましょう。

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☆No.1000 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_神宮寺藍(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_西海の果て(小萱副社長)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_廻りのスピードに遅れないで(岩崎社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

          ――― 神宮寺藍 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

神宮寺藍という女性をご存知でしょうか? TikTokなどのSNS
で話題となっている30キロ減量に成功した19歳、港区女子のグラビ
アアイドルで、アイドルに詳しくない私ですが、ちょっと注目していま
す。

実は、神宮寺藍という人物はこの世に実在せず、AIによって生成され
た人物なのです。30キロ減量も、港区女子も、グラビアアイドルとい
うのもすべて「設定」です。

製作者も「壮大な社会実験」と言っており、その真意はまだわかってい
ないのですが、虚像(といっていいのかわかりませんが)を上手に創作
し、それを広告、プロデュースすることで人々を引き寄せることに挑戦
しているのだと思います。

AI美女はここ最近爆発的に増えており、画像生成AIのStable
Diffusion上で使用できるChilloutMixを利用した
画像は、景色も含めて写真かと思うほどの精度で、本当に驚きます。

デジタル空間上で、リアルと区別がつかない画像、もしくは動画を生成
して、細かい設定が与えられたAIインフルエンサーが増殖してくるか
もしれません。

ホンモノと偽物の区別がつかなくなると言えば、2018年ごろから、
ディープフェイクが社会問題となりました。ディープラーニングとフェ
イクを組み合わせた混成語で、人工知能に基づく人物画像合成技術のこ
とです。

実際には起こっていないことが起こっているかのように見えるため、悪
用されたり、信頼性と信憑性が疑われたりするようになり、本物か偽物
か区別できなくなってしまい、規制の対象とするか、表現の自由の観点
から難しい問題となっています。

自身の顔や声がディープフェイクの素材に使われ、犯罪に利用されるリ
スクは、デジタル社会に身をさらしている限り、常に付きまとう問題で
す。国家やプラットフォーマーが解決しないといけない問題のひとつだ
と思っています。

しかし、このようなテクノロジーの進化を悪用のリスクや著作権・肖像
権の侵害リスクの側面で毛嫌いするのではなく、ポジティブに捉えてよ
りよい未来に向けて正しく活用していく方法を模索していくのも面白い
と思います。

神宮寺藍の場合は、創られた「設定」ですが、減量への努力やバックグ
ラウンドが憧れる、「共感」される設定だったのだろうと想像していま
す。

リアルなバックグラウンドに対してどのように共感を得ていくのか、我
々の理念や価値観、目指している未来社会に対しての取り組みなども、
AIインフルエンサーを活用して広めていく方法を模索してもいいのか
もしれません。


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【執行役員が伝えたいこと】_小萱副社長

          ――― 西海の果て ―――
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6月10日のロジスティクス(LG)部門から2023年度の五十鈴拠
点社員総会が始まりました。

今年は、特にスチールサービス(SS)部門がサービスセンター(SC)
単位から拠点単位の開催となり、より多くの社員のみなさんと直接会話
ができることを楽しみにしています。

また、6月17日の東海の社員総会で勝CEOが何かに変身するのでは
ないかと楽しみにしています。昨年は日本ハムの新庄監督でしたが、今
年はWBC関係ではないかと邪推しています。

今年のテーマは、シン・ビジョナリーカンパニー、進化の新化です。

プログラムの中でこれまでの五十鈴の進化を振り返りますが、五十鈴初
心者の私にはあらためて歴史を学ぶ良い機会となっています。

それぞれの時代で、使っている言葉は違いますが、外に向かって活動領
域を拡げる、常に新しいことに挑戦し続けることで、「いつでも、どこ
でも、あたらしい」を体現してきたのだと理解しています。

長期ビジョンI-Society X(ISX)のもとで、従来の延長
線上にない領域にも活動範囲を拡げ、新しいことに挑戦して未来社会創
造に貢献していくことが、2022年からの中期計画です。

経営チームも、率先垂範で新しいことにチャンレジすると共に、みなさ
んが活躍できるフィールドをしっかり創っていきたいと思います。

今回は、ゴールデンウィークに西九州を訪問した際のことを書きたいと
思います。

目的は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」でし
た。1597年の26聖人の殉教に始まり、1637年の島原・天草一
揆と続き、禁教後も度々“崩れ”と言われるキリスト教を信仰する人々
が数百人単位で処刑されました。

最後の崩れは五島崩れで1868年、明治元年です。明治になっても拷
問、処刑をしていたことはあまり知られていないかもしれないですね。

島原・天草一揆と書きましたが、我々の時代は島原の乱と教わりました。
この一揆を契機に禁教政策が進んだことから、キリスト教徒の反乱とさ
れていましたが、島原藩主(長崎県最南部)の松倉勝家による悪政に対
する大規模な百姓一揆として捉えられるようになったことや、そもそも、
遠く離れた天草(熊本県最西部)を統治することになった唐津藩主(佐
賀県最北部)寺沢堅高の圧政への反発からであり、今は島原・天草一揆
と言われています。

ただ、現地では多くが島原の乱と書かれていました。島原の乱=天草四
郎時貞なので、天草もカバーされているということかもしれません。

天草四郎時貞はどんな人物だったのか? 原城に3万7千人も立て籠っ
たのですが、内通者の副将山田右衛門作一名を除いて皆殺しにされたこ
とや、戦利品もキリスト教に関連のものばかりで、その後の禁教時代に
戦利品を持っているとキリシタンと見なされてしまうリスクがあったこ
とから、ほとんど資料が残っていないようです。

本名益田時貞、生まれは熊本県の宇土市、長崎でキリスト教に入信まで
は恐らく正しいと思いますが、享年も16歳か17歳かわからず。一揆
軍が使っていた「天草四郎陣中旗」は重要文化財で年間30日だけ、天
草のキリシタン館で見学できます。十字軍旗、ジャンヌ・ダルク旗とと
もにバチカンが認めた三代聖旗だそうです。

総大将に担がれますが、浪人であった父、甚兵衛に連れられて一揆に加
わったのは直前。原城に籠っている時も、実際の指揮を執っていたのは
甚兵衛と関ヶ原で敗れた小西行長家の浪人だったようです。一番驚いた
のは、総大将に担ぎ出される直前に父親とともに肥後藩に捉えられてい
たことでした。

取り調べを受けますが、嫌疑不十分で釈放、そのまま有明海を渡って、
総大将に選ばれました。釈放してしまった役人は大変だったろうな(御
沙汰は不明)と思いました。

ちなみに、きっかけを作った松倉勝家は大名なのに斬首されました。大
名で切腹でなく斬首されたのはこの一件だけです。減俸、自宅謹慎を命
じられた寺沢堅高も自殺し、両家とも断絶する報いはあったようです。

両名とも父親は関ヶ原で活躍した武将ですが、圧政を尽くした人物で、
そのまま悪政を踏襲してしまったようです。

駐在していたインドネシアでも感じましたが信教の深さは計り知れない
こと、悪事をなした人の名前は全力で語り継がれることを再確認した旅
行でした。

一方で、一揆の後、天領になった天草で代官となった鈴木重成は、税金
を下げるために幕府に石高の半減を嘆願、幕府も威信があるので当然認
めません。

すると重成は建白書を書き上げた後、江戸の自宅で切腹したのです。天
草を周ると至るところで鈴木家の名前が出てきます。切腹した場合はお
家断絶がルールでしたが、江戸幕府は鈴木家を残し、二代目代官とする
例外を決めました。鈴木家が善政を敷いたからです。この話はほとんど
の人はご存じないですよね。良い話はなかなか伝わらないのです。

私は東京から車で行きましたが、みなさまには長崎空港か熊本空港でレ
ンタカーをお勧めします。狭い地域なので、ゴールデンウィークかお盆
であれば、訪問可能だと思います。たまには息抜きに遠出してみてはい
かがでしょうか。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

      ――― 廻りのスピードに遅れないで ―――
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今年度も早2ヵ月半が経ち、梅雨のうっとうしい日が続いていますが、
今年は体調に注意することが多々あり大変です。

コロナ・季節外れのインフルエンザ・熱中症と、罹らないよう十分に気
を配り、安全第一でこの時季を乗り切っていきましょう。

今を無事乗り切ればお祭りの季節ともなり、この地域でもどこかで毎週
のようにお祭りが開催され、盛り上がりが楽しみです。
 
足元、コロナ禍が歴史を加速し、大きすぎる変化を起こし、変化は瞬く
間に拡がり、私たちの働き方や暮らし方に多大な影響をもたらせていま
す。

特に目を引くのが経済・社会のデジタル化のスピードです。多くの経済
・社会活動がネット空間へ移り、高速通信規格「5G」など技術進歩と
相まって、デジタル革命は不可逆的にこれからもいっそう進むでしょう。

私たちはさまざまな変化を受け入れ、前に向かって歩み続けるためにも、
新しい発想で俊敏性と効率を向上し、変化への対応力、適応力を強化す
ることがますます必要となっています。

そんななか、弊社を取り巻くビジネス環境は、自動車生産が7月くらい
から多少増えてくる予測で稼働増に期待をしているところです。

このような時こそ油断大敵、事故・怪我・クレームを発生させては元も
子もありません。基本に忠実に気を緩めることなく、着実に取り組んで
いきましょう。

弊社もサービスセンター(SC)として歩み始めてきましたが、いろい
ろな面で節目の時期、次のステージに進化するためにも今やっておかな
ければならないことがあると感じております。

会社として個人として進化することが今一番重要と捉え、日々成長し続
けることが全員参画の組織力となり、次のステージに進化していくと思
います。

進めるうえで「社員の主体性を高めたい」「全員参画が根づく組織づく
りを図りたい」など、現状を変えていくためにも特にイノベーションの
必要性が重要と考えます。

まずは、「変えてみると良い結果に」を思い、何をするにも新しさに目
を向け、思い切った転換がいい成果につながると信じ、頭に浮かんだア
イデアを即座に活かしてみる。結果、リアル行動を起こすことで意外に
楽しかったりもします。また、新しい才能が見いだせるかもしれません。

次に、勢いに乗って新しい計画に着手することも大事だと思います。重
要なのは先入観を捨て「達成困難だろう」などと考えないで、「勢いに
乗れば成功できそう」、自分の可能性を信じ、スピードをもって連続的
にアプローチすることが重要です。

どんどんチャレンジを起こし、成功の瞬間が待ち遠しいと思えることを
始めれば、やがて結果につながってくるのだと思います。さらにやるこ
ととしては、目標を設定し達成させることがあげられます。

目標は小さく、すぐに結果が出せるもの、小さな目標を次々と達成する
ことでさらに自信がつくでしょう。ただ勢いは長く続くものではありま
せんので、失速しないためにも楽しみを作ったり、ちょっとした息抜き
をしたり、休憩をしたりしてリフレッシュするのも良いかも知れません。

毎年我が社の社員はみな、五十鈴各社の社員総会を通して良い刺激を受
けています。今週末に、弊社も小規模ながら拠点社員総会を開催し、自
分たちなりのスピーディーなイノベーション考動を進化させて、シン・
ビジョナリーカンパニーへの一歩を踏み出していきたいです。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1001〕は、2023年6月22日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週の北陸と東北の梅雨入りにより、北海道を除いて日本全体がすっぽ
りと蒸し暑く、湿った季節に入っています。関東でも梅雨明けまでのこ
れからおよそ一ヵ月の間はこの梅雨の季節とうまく付き合っていかねば
なりません。
特に、天候不順が続き、路面や通路などが濡れやすく、普段晴れた日に
は気づかないフラットなさまざまな場所(道路の白線、マンホールのふ
た、側溝上の金属部、地下鉄出入口の金属部とタイル部、階段等)での
スリップ(すべる、転ぶ)事故が多いのが梅雨の時期です。滑りやすい
状態を事前に察知して、さらに滑りにくい靴を履くなどして、ケガや事
故を未然に防いでいきましょう。

今号で当メルマガが1000号となりました。これまでのご購読に感謝
いたします。今後も引き続き、よろしくお願いいたします。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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