バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.1002〕2024年問題
配信日時:2023/06/29 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.06.29発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1002≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          6月もまもなく終了しますが、

       沖縄や奄美地方などは梅雨明けしています。

         関東などは梅雨明けはまだ先ですが

             猛暑を迎える前に

        暑さ対策をしっかりしていきましょう。

================================

☆No.1002 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_2024年問題(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_第2四半期に向けて(宮川常務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_全国安全週間(神生社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

         ――― 2024年問題 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

過剰な時間外労働が当たり前である、「最後の暗黒大陸」と呼ばれてい
る物流業界が、2024年4月からドライバーの時間外労働時間が年間
960時間、月80時間に制限されます。

また、同時に拘束時間と休息時間を定めた「自動車運転者の労働時間等
の改善のための基準」も改定され、拘束時間は年間3,516時間から
3,300時間、月293時間から284時間となり、一日の休息時間
は継続11時間を基本として9時間を下回らないとされます。

働き方改革の一環として、労働基準法が改正され、一般的企業の労働者
の時間外労働は720時間にすでに制限されていますが、自動車運転業
務、所謂物流業界はこれまで猶予されてきましたが、いよいよ待ったな
しの状況が迫ってきています。

現状でも、適正な運賃・高速代を収受できていない状況に加え、待機時
間や自主荷役もサービスと捉えられている場合も未だ多く存在しており、
どの事業者も低収益と人手不足で苦労しています。

適正運賃を収受できる体制を構築していかない限り、残業時間を減らす
ことができたとしても、ドライバーの待遇改善が進むことはなく、手取
り収入が減少してしまうことになります。

また、当然にして輸送を担ってくれるドライバーも高齢化が進んでおり、
ドライバー数も増えていかない状況であり、今の物流体制を維持するこ
とは限界だと思われます。そういう状況に対して、荷主サイドの危機感
が未だに薄いように感じます。

五十鈴グループには、重量物輸送を担うワーレックスがあり、200名
以上のドライバーが鋼材をお客さまのところへお届けし、鉄鋼流通の屋
台骨を支えてくれています。

荷主へ適正運賃への引き上げをお願いしていますが、荷主の物量が増え
ない状況であったり、同業他社から運賃引き上げがなかったりもあり、
なかなか改善が進まないことに危機感を持っています。

持続可能な加工、持続可能な輸送、鋼材の安定供給維持のためには、適
正な加工賃、適正な運賃なくしてありえません。そして、労働時間も含
めて、コンプライアンスをしっかりと遵守し、安全にお届けすることが
必要です。

もちろん、デジタル技術を活用して効率化を図っていく動きはあります
が、それだけでは解決できない問題だと思います。また、2024年問
題は始まりであり、将来的には一般企業と同じ720時間に制限される
可能性もあります。

サプライチェーン全体で競争力を高め、持続可能な体制をしっかりと維
持していくために、サプライチェーンに関わる全社で全体最適を考えて、
連携して取り組んでいく必要があると思います。五十鈴グループは率先
して、物流業界の課題解決に取り組んでまいります。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_宮川常務

        ――― 第2四半期に向けて ―――
============================□■□■

現在、拠点社員総会が開催されています。6月10日のロジスティクス
(LG)部門を皮切りに、ソリューション(SL)部門、五十鈴東海、
五十鈴関東の2部門2拠点が終了し、残すは今週末の五十鈴建設と五十
鈴中央となりました。

スチールサービス(SS)部門では昨年度のサービスセンター(SC)
単位での開催から拠点社員全員が集合しての開催になり、より多くの皆
さんに直接語りかけられる機会となり大変嬉しく思っています。

また、総会後の懇親会では一人ひとりの目を見ながら話ができることも
今回楽しい時間です。さらに、SL部門のグループセッションでは各社
・拠点毎のメンバーで集まるのではなく、他の会社のメンバーが入り交
じって討議がされるなど、「各社・各拠点」から「部門」での取り組み
が意識されていることを感じています。

本来ならば先駆け(さきがけ)を務めるはずだった五十鈴中央は、大雨
の影響で殿(しんがり)となりますが、勝CEOをどのように変身させ
るか今から大変楽しみにし、期待していますので開催日まで知恵を出し
合ってくださいね。

今回のメルマガの配信は6月29日ですが、23年度の第1四半期が終
わり、第2四半期が始まるタイミングとなります。新年度が始まりあっ
という間に3ヵ月が経った感じですが、社員の皆さんはいかがですか?

生活環境・職場環境・担当業務が変わった方は特に短く感じたのではな
いでしょうか。第2四半期が始まるにあたって、この3ヵ月を振り返り、
年度の目標達成のためにもう一度スケジュールをたてたいと思っていま
す。

皆さんも、仕事だけでなく生活も含めて「思い通りにできた(できなか
った)ことは何だったか?」「それぞれがなぜそうなったのか?」とい
う問いかけをして確認してほしいと思います。

生活面であれば、毎日心身ともに元気で活力をもって過ごすことができ
ていたか、気持ち的にも楽しく前向きに活動できていたか、です。

振り返り結果によっては、毎日の生活習慣や週末の過ごし方なども見直
してみてはどうかと思います。

では仕事はどうでしょうか。新しい仕事の担当になった方は、前任者か
ら仕事を教えてもらいながら、まずはこれまでのやり方を理解し、間違
いないように進めていることがスタートだと思います。

人によってそれまでの経験や知見も違うので、すぐに覚えて対応できる
人もいれば、少し時間がかかる人もいますが、それはあまり気にするこ
とではありません。

大切なのは、その仕事は何のためにやっているのか、そこで扱う数字な
どはどういう意味があるのかを正しく理解することです。単なる作業と
して仕事をしていると手順だけを覚え、ケアレスミスにつながります。

次の3ヵ月では自分の仕事の本質を理解することに努めてほしいと思い
ます。そうすることで単純な間違いは確実に減っていきます。また、そ
もそもこの仕事は必要あるのかな、仕事の進め方は適当なのかなといっ
た見方もできるようになっていきます。

ここまで行けば、仕事の断捨離も進んでいくことになり、仕事の効率化
や0.5人財への道が広がっていくと思います。

第2四半期は7月8月9月と暑い季節となります。夏バテ等しないよう
に健康第一としながら、23年度目標達成に向けて、あらためてエンジ
ンをふかしてください。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴建設の現場から】_神生社長

         ――― 全国安全週間 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

建設の神生 幹です。

拠点社員総会を7月1日に控えていますが、6月23日に五十鈴建設安
全推進大会を行いました。

そもそも、安全推進大会を行うのは、建設業界として安全第一を進めて
いるからです。その象徴として毎年7月に厚生労働省・中央労働災害防
止協会が実施しているキャンペーンが「安全週間」です。

安全週間の期間中に、各事業所が実施する安全対策の行事を「安全大会」
といいます。

今回はそんな安全週間や安全大会について記したいと思います。
 
安全週間とは厚生労働省・中央労働災害防止協会が実施しているキャン
ペーンのことで毎月7月の一週目に開催されています。

安全週間は建設業労働災害防止協会などの協賛者、関係行政機関、地方
公共団体などの協力者が期間中に行う安全活動のガイドラインを設定し、
各企業が実施者となって安全活動を実施します。

現在では新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら、安全への意識
統一をはかるため「経営トップによる安全への所信表明」等を実施して
います。

安全大会の実施は、労働安全衛生法にも明確な定めがないため義務では
ありません。しかし義務ではなくても各社が取り組んでいます。

なぜなら、労働安全衛生教育の一環であることと、実際に建設業は他の
産業に比べて、一段と事故につながる可能性が高い業界だからです。

ちなみに、全産業の死亡者数が約800名(/年)前後に対して、およ
そ32%が建設業です。このことからも、建設業は安全対策の重要性が
他の産業よりも高くなければなりません。

会場は、朝霞市市民ホールで開催し、埼玉県労働局OBで、建設業労働
災害防止協会の講師である、坂本雄二様から安全講話をしていただきま
した。

安全推進大会を行ったことで、建設職員及び協力会社の安全意識が高ま
りました。合わせて、日々の安全活動がより深まり、来年も協力会社も
含め無事故・無災害を目指す組織になったと思います。

その後の社員総会に向けて、準備が進んでいますので、拠点社員総会も
今後に成果がでるような総会を目指しております。

建設もDX(デジタルトランスフォーメーション)を基本に目指してい
ることが実現できるように、みんなでアイデアを出し合いながら全員参
画で取り組みたいと思います。

そのためにも今後、五十鈴グループとの協働・協進も進めていかなけれ
ば建設としての進化が遅れますので、一緒に持続可能なより良い未来社
会を築くことを目標にしたいと思いますので、よろしくお願いいたしま
す。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1003〕は、2023年7月6日に配信い
 たします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

東京では、今年の梅雨もどちらかと言えば、空梅雨ではないかと思える
ほど、梅雨の晴れ間が続いています。しかし、地方によっては大雨であ
ったり、関東でも地域によっては雨が降ったり、雷雨に見舞われたりと
不安定な状況なのはこの時期らしいですね。
近年、温暖化による気候変動などが原因で異常気象が発生し、先日のよ
うな線状降水帯は本当に避けたいものです。しかし、梅雨の時期の降雨
があってこそ秋の充実した収穫にもつながるので、梅雨時期らしい雨は
必要ですね。
梅雨が明ければ強烈な暑さの本格的な夏を迎えます。それまでの猶予期
間としての梅雨の時期をしっかりと楽しみたいと思うところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.1002

======================= ISZ Mail Magazine