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五十鈴メールマガジン〔No.1006〕ビッグモーター問題
配信日時:2023/07/27 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.07.27発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1006≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         梅雨が明け、酷暑の夏を迎えました。

             一歩外にでれば、

         あまりの暑さに参ってしまいます。

            水分補給、適度な休憩、

      冷房や日陰など体温を下げる場所で過ごすなど

       暑さ対策でこの夏を乗り切っていきましょう。

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☆No.1006 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_ビッグモーター問題(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ビジョナリー委員会(小原執行役員)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_備えを固めて先を目指す(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

        ――― ビッグモーター問題 ―――
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中古車販売大手のビッグモーターが故意に車を傷つけるなどして、自動
車保険の保険金を不正に請求していた問題が明らかになりました。かな
り前から話としては噂話レベルでもあったようですが、長い間そのまま
にされてきました。

損害保険会社の業界団体に対して内部告発があり、そこから発覚するこ
とになるのですが、「組織ぐるみではない」「一部の社員ミス、勝手に
やったこと」「意図的ではない」として組織的な関与を否定してきまし
た。

その後、不正整備のレクチャー動画や不正内容のLINE等が流出し、
問題が大きくなり損保各社が調査請求、保険金返還請求へと話が大きく
なっていきました。

こういった不正が常態化していく過程では、売上高や利益至上主義で、
極度にプレッシャーをかけられる中で、何が正しくて、何が正しくない
のかが判断できなくなってしまい不正に手を染めていくことになります。

組織を守るために必要なことだ、といった組織都合の誤った正義を振り
かざすと、組織内で不正が放置され、より問題が社内で拡大していきま
す。

社長の指示があったかなかったかはわかりませんが、不可能に近い厳し
いノルマや罰金制度等を踏まえれば、不正に仕向けたと言われても仕方
がないかもしれません。

また、一度始めてしまうと抜けられなくなります。うまくいったから、
ということもあるかもしれませんが、それよりもさらなる売上高や利益
を求められるからです。

特に管理職は拍車がかかります。担当ひとりでうまくいくと、自分のチ
ーム全体でやれるのではないか、同じようにしても問題ないと思うよう
になります。

こうして不正の輪は広がっていくし、組織として常態化すると、不正に
対する罪の意識が希薄化していきます。長期間にわたって不正が行われ
ていたとすると、後輩は違和感があったとしても先輩が当たり前のよう
にやっていると続いてしまう可能性が高くなります。

そうならないようにするためには、短期的な利益至上主義に陥らず、正
しく、王道を行く組織文化を日頃から創っておくことが最も大切になり
ます。

「売上高や利益は制約条件であり、目的ではない」「悪をなさない」と
いった五十鈴で長く言われてきた基本的なことを今一度認識、徹底して
もらいたいと思います。

組織内の当たり前が世の中にとって非常識であるということは、どこの
組織でも起こることです。そういうことが周囲で起こっていないかを今
一度確認して、常にアップデートしていける組織にしていきましょう。


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【執行役員が伝えたいこと】_小原執行役員

        ――― ビジョナリー委員会 ―――
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五十鈴グループは、グループの進化と成長を高める「部門戦略」と持続
可能な経営基盤を維持する「サステナビリティ推進体制」の両輪でグル
ープリソースやステークホルダーの皆さまとの協進により企業価値、ブ
ランド価値を高める経営を実践していきます。

サステナビリティ推進体制は、7つの委員会で構成され、各々執行役員
が担当し、私は、ビジョナリー委員会の担当です。ビジョナリーという
五十鈴の冠ネーミングの委員会ですから、責任は重くプレッシャーもあ
りますが、これからの五十鈴を支える12名のメンバーと楽しく、真剣
に取り組んでいます。

本年度のビジョナリー委員会は、「社内外で活躍できる能力に磨きを掛
けニューヒーローやヒロインを輩出する」ことをテーマに、やりがい、
働きがい、教育、五十鈴の理念をキーワードとして活動しています。

直近では、ハピネス企業を探し、グループ経営や各拠点運営に取り入れ
られる考え方やプロセスをベンチマークしています。

7月は、埼玉県にある石坂産業株式会社様、立川市のつばさホールディ
ングス株式会社様に併せて40名程参加いたしました。

今回は、石坂産業様についての話になります。コア事業は、産業廃棄物
の再資源化事業で「Zero Waste Design」というビジ
ョンを掲げ、循環型社会づくりや環境教育に力を入れています。

減量化・再資源化率は98%と驚異的。プラント工場は全天候型で、太
陽光発電を含め、創エネ・畜エネを進めており、振動を電力に変える研
究など環境投資や会社周辺を里山化するなどユニークな取り組みをして
います。

参加したメンバーの感想を見ると、それぞれの学びが多くありましたが、
私なりの感想です。まず、企業のブランディングが上手く、人や組織が
集まってくるところです。メディア等の露出も多いようですが、プラン
ト工場へは年間約6万人の見学者が訪れるということ。また、環境とい
う社会問題に協創するため、有名企業や産学官連携での共同研究や開発
が盛んに行われていることです。

私たちも協創や協進を進める上で、多くの人や組織が集まるブランディ
ングが重要だとあらためて認識できました。

特に、社員の方々が会社と仕事に誇りや自信を持って働いている姿には
感心でき、協創活動していてもお互いが楽しみながら進めているのでは
と想像できます。社会貢献している自覚もそのひとつだと思います。

学びの場、機会提供をキーワードに「教え合う文化で自走力を高める」
というコミットメント課題は、五十鈴の「自走+伴走」の考え方にも合
致しています。経営側と社員の年2回ある個人面談では、経営側が聴き
役となり、心や身体のコンディション確認、エンゲージメント、職務の
マッチング度などを確認するなどきめ細かい家族的な経営の側面もその
エッセンスのひとつのようで、コミュニケーションの重要性を再認識し
ました。

今回、参加できなかった社員の皆さんにも同じような体感をしてもらい
たいので参加したメンバーから話を聞いてください。再度、企画します。

参加した女性メンバーが積極的に働きかけ、8月に女性社員同士の座談
会も決まり、一本線がつながった成果もありました。

頭で学ぶだけでなく、実践、行動し、皆で共感・幸福感を高めていきま
しょう。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

      ――― 備えを固めて先を目指す ―――
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今月の初めから全国各地で発生している線状降水帯による記録的な局地
的集中豪雨は、九州北部(福岡・大分)と東北(秋田)を中心に甚大な
大雨災害をもたらしました。

弊社の建屋は歴史があり、あっちこっちで雨漏りが大変ですが、幸い大
きな被害がなかったことをご報告しておきます。なお、被害に遭われま
した地域の方々には一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

梅雨も明け、毎日異常なほどの酷暑が続いていますが、この時期はお祭
りの季節であり、この地域でも毎週末どこかでお祭りが催されておりま
す。楽しみも多いですが、熱中症や夏バテに注意し、安全第一で乗り切
っていきましょう。

今を過ぎれば、次は台風の季節が到来し、備えを再度しっかりしなけれ
ばいけません。さらにお盆の夏季休暇も控えていますので、引き続き備
えを怠らず厳重にやっておきましょう。

今年度も早4ヵ月が過ぎ、近頃の弊社を取り巻く需要環境は受注量も落
ち着き、忙しさを感じない日が続いて物足りなさと歯がゆさを感じてい
ます。

そんな中、いろいろなリスク管理面からも日々備えのためのTPMを強
化して取り組んでいますが、ちょくちょく機械が故障し無駄な手間が発
生しているのが現状であり、まだまだ活動が不十分です。

さらに商売の面でも新たな異鋼種の加工にも挑戦していますが、なかな
か思うようには新規受注に結びつかないのが現実です。また、需要環境
の回復も見えてこないので心配事は尽きません。

ただ「備える」と言ってもいろいろな方面でやることは多々あります。
そこで「備えるとは」を、もう一度整理確認してみると、

1.ある事態が起こったときに狼狽えないように、また、先に起きる事
  態に対応できるように準備しておく。心構えをしておく。

2.必要な時にいつでも使えるように前もって整えておく。設備や装置
  を用意しておく。

3.必要なものをどこも足りないところがないように持っている。具備
  する。

4.生まれた時から自分のものとして持っている。身につけている。

という意味からも、「備えあれば憂いなし」とよく言われているように、
いざという時のために普段から準備を万全にしておけば、万が一の事態
が起きても心配はいらないし、しっかり備えておけば次に新しい案件が
いつ舞い込んできても結果につなげやすいということなのかも知れませ
ん。

安定的な事業を継続するうえで、私たちはいつ何が起きても大丈夫なよ
うに油断せず、重要な課題、実効性のある具体的なプランを事前に備え
ておくことが重要になっています。

NS九州スチールサービスも幸いに無災害日数は3250日を継続して
おり、安全面は担保できていますが、それ以外は不安だらけです。

自社の将来のありたい姿を目指し、新しい取り組み、施策を将来に向け
て着実に準備していくためにも、何事も疎かにしない、決して怠らない、
を頭から外さず大事にしていき、将来に向け今は会社として個人として
成長することが一番重要であり、成長するためにも気を緩めることなく
やり遂げるという強い意気込みを継続させて、新しいことを積極的にポ
ジティブに取り組んでいきたいです。

いろいろなことを考えながら、酷暑の今を乗り切っていきます。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1007〕は、2023年8月3日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

ようやく梅雨が明けましたが、東京などは一部地域を除いてそもそも雨
が少なく、すでに本格的な夏に突入していましたが、梅雨明けとなれば、
これからは連日の酷暑を覚悟しなければなりません。
7月、8月が夏のピークですが7月も残り数日となって、残るはあと8
月の一ヵ月。これを長いと見るか短いと見るかでだいぶ違ってきます。
そして、この夏をどう乗り切るか。
私は週に何日かは身体を動かし汗をかき、水を飲むことをつづけていま
す。しかし翌日に疲労を残さないように30分以内で終了するようにし
ています。また、休憩をしっかり挟み、無理をしないように心がけてい
ます。今後も継続し、まずは夏のピークを乗り切っていこうと考えてい
ます。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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