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五十鈴メールマガジン〔No.1009〕坊主頭は伝統か、因習か
配信日時:2023/08/24 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.08.24発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1009≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            お盆が終わりましたが、

          暑さはまだまだ続いています。

        引き続きの暑さ対策、熱中症対策には

           一人ひとりの心がけと実践、

       一緒に働いている周りの声掛けが大切です。

      皆で協力し気を抜かずに実行していきましょう。

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☆No.1009 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_坊主頭は伝統か、因習か(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_人事チームヒアリング(小萱副社長)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_成功体験を増やそう(川合社長)
┃
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【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

       ――― 坊主頭は伝統か、因習か ―――
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今年も夏の高校野球は熱戦が繰り広げられました。声出し応援解禁によ
り、夏の風物詩としての甲子園が帰ってきたように思います。私の母校
である慶應義塾高校も東海大相模、横浜高校を破って神奈川県大会を優
勝し、甲子園でも100年以上ぶりに決勝まで進みました。夢のようで
す。

メルマガ発刊時点で結果は出ていますが、執筆時点ではどちらが勝って
いるかまだわかりません。仙台育英とは春のセンバツでも対戦しており、
延長タイブレークで敗れているので、いい試合になることを期待し、楽
しみにしています。

高校球児と言えば、坊主頭・丸刈りを想像する人は多いのではないかと
思います。以前このメルマガにも書きましたが、慶應義塾高校野球部員
の髪型は昔から自由であり、私の高校時代も「髪切って出直してこい」
とよくヤジられたものです。勝ち進んだこともあり、今回はかなり話題
となりました。

インターネット記事によると、今回の甲子園出場校49校のうち、坊主
じゃない高校は慶應義塾含めて7校だったそうです。比率で言うと15
%弱です。昔よりは増えたけれどまだ少ない印象です。記事で読みまし
たが、広陵のように強制はしていないけれど、選手たちが自主的に坊主
にしているところもあるようです。

5年に一度行われる日本高校野球連盟の調査によると、3818校のう
ち、坊主頭・丸刈りと決めているのは26.4%で、前回2018年の
調査結果76.8%から激減したようです。

高校球児の髪型が記事になること自体がおかしな話だと思いますが、そ
れだけ強いイメージが昔からみんなに刷り込まれているために、違和感
を覚える人が多いのですね。大学野球やプロ野球では自由にしていて、
多くの人が坊主頭を辞めるのに、どうしてそうなっているのでしょうか?

「それこそが高校球児」「自分たちの代で伝統を変えるわけにはいかな
い」「みんなが坊主頭だから」「手間がかからない」とさまざまな意見
や考え方が出てきます。

ここで言いたいのは、同調圧力や、旧態依然とした慣わしに倣っただけ
の思考停止が大変よろしくないということです。昔から続いてきている
よくない「しきたり」、因習に縛られてはいけません。

伝統は、因習を克服することで、時代が変わっていってもそこにいる人
たちに受け入れられ、続いていきます。伝統は変わっていくことで守ら
れ、継承されていくのです。また、伝統はそれぞれの時代でそこにいる
人たちに「守りたい」と思われないと続きません。

ただし、因習を守ると伝統の中が因習だらけになり、組織にいる人たち
から嫌われ、伝統そのものがなくなってしまいます。伝統を守ることは
因習との戦いです。伝統を重んじる組織は常に因習を意識しなければな
りませんが、伝統を考えずに因習を取り除こうとすると、伝統までなく
なるのでそれもいけません。

五十鈴グループの歴史と伝統を守っていくためにも、五十鈴の中にある
因習は何があるかをみんなでよく考え、変えていきながら伝統をしっか
りと継承していきたいと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_小萱副社長

       ――― 人事チームヒアリング ―――
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お盆休みは十分休養できたでしょうか。期間中に、台風が連続で発生し
ましたので、急遽日程を変えた人も多かったのではないでしょうか。私
は大阪に帰省していましたが、予定を一日早める対応をしました。

お墓参りをして最近某社問題で話題沸騰の除草剤を散布してきましたが、
お墓は淡路島なので台風直撃の大雨で効果は半減したかもしれません。

お盆があけても異常な暑さが続いています。現場作業中に発症する「労
作性熱中症」は皆さん気をつけていると思いますが、屋内作業や就寝中
に発症する「非労作性熱中症」にも十分な注意が必要です。

暑さによる疲労や睡眠不足による体調不良、慢性的な脱水状態が蓄積し
た「暑さ負債」が限度を超えると熱中症が発症するようですので、起床
時にも水分を十分取るなど体調管理をしてほしいと思います。

暑さとは直接関係はありませんが、残念ながら7月以降事故が頻発して
しまいました。これだけの暑さですので、集中できない時間もあると思
います。少しでもおかしいと感じたら機械を止める、周囲ともよく声掛
けをして相互確認するなど基本動作の徹底をお願いします。とにかく無
理はしないようにしてください。

さて、7月20日の大和を皮切りに、山口執行役員、杉岡課長と一緒に
各拠点、営業所を訪問して人事チームヒアリングを行っています。昨年
から新たな取り組みとして始めたものですが、今年度から全拠点・全社
員に対象を拡大し、全社員が少なくとも4年に一度は本社人事チームと
一対一で話をする機会を設けることとしましたので、忙しい中恐縮です
が時間をいただきたいと思います。

目的は7月10日付けの公簡に記載している通り、皆さんの思い・考え
を把握して、改善施策に結びつけることとしています。ヒアリング内容
は、就業環境・労務管理から働き方・働きやすさまで公簡に記載してい
る5項目を中心としました。4年間は設問を固定して定点観測をしてい
きたいと思っています。

ヒアリングの結果を元に、人事チームより社長会に改善施策の提案を行
う予定です。多くの方から提言して貰ったメジャーな意見は勿論提案に
織り込みますが、一人の方から出た意見であっても良い内容であれば提
言に織り込みたいと思っています。会社を良くする、働きやすい職場を
作ることが目的ですので、面談の際には積極的な提案をお願いします。
すべての要望を叶えることはできませんが、大きな制度変革が必要ない
ものは即刻取り組んでいきたいと思います。
	
社員総会でも説明しましたが、人事制度改革の準備も並行して行ってい
ます。コンサルティング会社の方に助言をもらいながら、まずはグルー
プ経営チームが認識している課題を抽出し、解決策を考えているところ
です。8月21日締切でお願いしていたエンゲージメントサーベイもこ
の活動の一環となります。

2030年時点で、五十鈴を取り巻くビジネス環境がどれだけ変わって
いて、働き方がどのように変わっていくのか正直予想は難しいのですが、
五十鈴らしい人的資本経営を下地にした制度設計をすることが、結果と
して、これからの働き方に沿う制度になるのではないかと思っています。

今後社員の皆さんから直接意見を聞く機会も設けたいと思っています。
人事制度改革は頻繁にできるものではありませんので、人事ヒアリング
同様に積極的に提案してもらい、より良い人事制度作りに参画してもら
えればと思います。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

       ――― 成功体験を増やそう ―――
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五十鈴グループは先週一週間、夏季休暇でお休みの会社が多かったと思
いますが、ゆっくりと静養した方や、旅行に出かけた方などいろいろだ
ったと思います。台風の影響もあり、足止めされたりして計画通りにい
かなかった方もいるのではないでしょうか。

私は仕事をいただけたので、先週一週間は海外出張で業務をしておりま
した。休暇で家にいてもどこかに出かける予定もなく、家内も出不精な
ので、お荷物の私が家に不在となり、ちょうど良かったのではないかと
思っています。

私も家内も二人揃って出不精なので、休日と言っても近くに食事に行く
か、買い物に行くかくらいしか出かけません。過去に外に出かけては渋
滞にはまって動けなくなったり、東名高速の事故に遭遇して東名から降
ろされて一般道を5時間かけて帰る羽目になったりと、あまり良い思い
出がないことも起因しているのではないかと思います。

そう思うと、やはり成功体験(行って良かった、楽しかった等)が重要
だということを考えさせられます。仕事面で自身を振り返っても、うま
くいかないことばかりでは次も頑張ろうという気持ちになり難く、多少
の辛いことがあっても達成感を感じたり、自身の成長を感じられたり、
プロセスそのものが楽しかったりと、良い印象を持てることが次につな
がる重要なことだと思えます。

海外出張から帰国した日曜日は、「世界陸上2023ブダペスト」をテ
レビ放映していたので観ていましたが、それぞれの選手が今までの努力
を発揮する場として臨んでいますが、ゴール寸前で力尽きて倒れ込み、
優勝を逃す場面を見ると、何とも言えない気持ちになります。

男子100m走のサニブラウン選手は決勝で6位入賞しましたが、本人
としてはもう少し行けた(上位入賞ができた)はずと、今回の結果に満
足せず、改善点を自ら分析し次に向かっていく姿勢が見て取れました。

一流のアスリートは皆さんそうですが、客観的な振り返りとその後の対
策、対応をきちんと計画立てて改善していく、そういうことを当たり前
のこととして取り組んでいます。我々も仕事のプロフェッショナルとし
ては、業務の振り返りと改善を継続していかなくてはなりません。

結果がすべてうまくいかなくても、今までと違う自分を感じられたり、
モノの見方が広がったり、知識が増えたりと、経験が増えることや新し
いことに挑戦することで、何かしら自身の成長につながっていることが
多くあると思います。

何も準備しないで過去と同じ取り組み方をしても変化は得られず、成長
も感じられないと思います。きちんと変化を起こす準備をして取り組む
ことが大切だと思います。

私も家内とのお出かけ成功体験を増やすべく、計画・準備をしっかり練
って取り組んでいこうと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1010〕は、2023年8月31日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

お盆の週が過ぎて、多少は暑さが和らぐかと思いましたが、むしろより
酷暑が続いているのではないかと思われます。直近のニュースではこの
夏の残暑は10月まで続くというものでした。
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句も、本来なら9月23日の秋分の
日には残暑も和らぐというものでしたが、それが延びるということは最
近のニュースで言われている「日本は将来的には夏の期間が長くなり、
冬の期間が短くなる」を思い出し、嫌な感じがします。
今後の四季のあり方が変わっていく、こんな気候変動に対しても事前に
予報を察知して、しかるべく対策をとりながら過ごしていくことが大事
ですね。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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