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五十鈴メールマガジン〔No.505〕マリガンという名の贈り物
配信日時:2013/09/27 13:15
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013.03.14発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.505≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆
   
        今週は一層寒暖差が激しいですね。

        体調管理には予断を許せませんが、
 
     これからは徐々に、暖かい日が増えていくのだと、

          春への期待が膨らみます。

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☆No.505 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_マリガンという名の贈り物
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_一杯のお茶(山田常務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_襷をつなぐ(本多社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― マリガンという名の贈り物 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

何気なく新聞の書籍広告を見ていたら、昔勉強した『一分間マネジャー』
を書いたケン・ブランチャードが、『マリガンという名の贈り物』とい
う本を新たに出版していたので、飛びつくように買いました。何故なら、
マリガン(mulligan)とはゴルフ用語ですから、ゴルフとマネ
ジメントを組み合わせた本だと確信したからです。

この本によれば、マリガンとは「ゴルフのプライベートルールで、ミス
ショットの打ち直しを認めること。特に第一ホールの第一打目に適用さ
れる。デイビッド・マリガン氏の提唱によって、アメリカのウイングド・
フット・ゴルフクラブから広まったものとされる。もちろん、ゴルフの
公式ルールでは認められていない。」ということなのです。

私の回りでは少なからず、このルールが好きで、打ち合わせもしていな
いのに朝一のティーショットをミスして「マリガン! マリガン!」と
言って勝手に打ち直す人が多いので、言葉も意味も知っていました。

本を手にすると“人生を変える究極のルール”という副題が付いており、
表紙の帯には、「ケン・ブランチャードが贈る珠玉の再生物語」とあり、
さらに「すべての人に与えられている『マリガン』とは何か?(仕事の
成功だけがすべてだったエリートビジネスマンが90歳の老ゴルフコー
チ“オールドプロ”との交流をとおして新しい生き方を手に入れる、魂
を変革するビジネス寓話)」とあります。

裏表紙の帯では、ジャック・ニクラウスが「あなたの心を温め、ゴルフ
の上達に役立ち、人生を一変させるストーリー」と推奨し、さらに、リ
ーダーシップ論の権威、ジョン・C・マクスウェルが「ゴルフの腕前と
人生を改善したいなら、この本を読むことは不可欠だ。ここに書かれて
いることは“人生のフェアウェイ”へと続く精神的な旅の記録である」
と書いています。

思わず、「これほど自分にとって必要な本はない!」と私は叫びました。

うきうきしながら本を開くと「日本の読者の皆さまへ」という著者の前
書きがあり、「(前略)この本は、ゴルフについてのアドバイスと『信
仰』を一緒にして話をしているのですが、そのことによって読者の皆さ
まをまったく新しい地点までお連れできればと思っています。ゴルフと
人生の両方に共通する多くの人が抱えている問題は、自分ひとりでやろ
うとすることではないでしょうか・・・(中略)そして私たちは、神様
という世界で最も優秀なキャディがいることを忘れてしまっているので
す(後略)」とあります。

ゴルフのルールは厳格で「マリガン」などをやることは、よほど気の合
った仲間でしかやりませんし、特に上手な人はこの手のルールは嫌いで
す。しかし、人生においては、厳格すぎずに「やり直し」があってもい
いのではないかとこの本は示唆しています。

『ゴルフのように、人生においても
 ・努力に見合ったよい機会を得ることがある
 ・努力しないでもよい機会を得てしまうことがある
 ・当然の結果としての失敗がある
 ・不公平に思える失敗がある
 ・ときには、実力以上にうまくやれることがあるが、その成功に甘え
  てはいけない
 ・ときには、力があってもうまくいかないことがあるが、それでも失
  敗に対処しなければならない』
『人生はすべて人間関係だ』

これらの言葉は私の心を揺さぶりました。

そして、大切な事は、ゴルフにおいても人生においても、究極の目的は
何かということです。ゴルフにおいてそれはスコアではなく、仕事にお
いてもそれは利益ではありません。神がわれわれをいつも「赦して」い
るのですから、われわれはすべてを神に委ね、結果に拘らない人生をポ
ジティブにリラックスして過ごしていかなければならないと思いました。

この本を読んでからの私のゴルフはどうだったでしょうか? ご想像に
お任せします。でも、楽しめました! これが結論です。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

         ――― 一杯のお茶 ―――
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先日、IOC(国際オリンピック委員会)評価委員会の視察が始まり、
東京オリンピック招致において、安倍晋三首相自らが行ったプレゼンテ
ーションとパフォーマンス、日本の「おもてなしの心」が話題となりま
した。

オリンピック招致に「おもてなし」というと、今ひとつ噛み合わないと
感じる方も少なくないかもしれませんが、もっと身近な出来事で例える
なら「お茶一杯でその会社がわかる」ということではないかと思います。

私は仕事柄多くの職場を訪れるので、お茶の出し方でその職場のレベル
が分かります。そして、その多くはあまり感心できる状態とは言えませ
ん。お茶を出す内容として、いくつかの項目に残念な気持ちになります。

1、湯飲み茶碗
2、お湯の温度と茶碗の汚れ
3、お茶の濃淡 
4、茶碗の底のこぼれ
5、お茶を出す順番
6、お茶を出す人の所作
7、茶碗の模様によっては正面かどうか    

しっかりした職場であれば、これらの要素一つひとつについて十分に意
識をしてお茶を出してくれます。ところが、たいていの職場においては
こうです。

1、少しの傷であるかもしれないが茶碗が欠けている
2、お湯が温かったり、茶渋が付いている
3、濃すぎたり、薄かったりする
4、茶碗の底に水滴が付いていて茶碗と茶托が一緒に持ち上がったり、
  水滴がズボンに落ちる  
5、お茶を出す順番がでたらめ
6、言葉もかけずにお茶を出す
7、茶碗一つといえども、作者の思いがあるということを分かっていな
  い

などなど問題が多いようです。

お茶一杯で、職場とお茶当番の人物が評価されていることをよく認識し
ておかなければなりません。「たかが、お茶一杯でそんなに神経質にな
らなくても・・・」と思う人がいるかもしれませんが、一杯のお茶さえ、
客人(相手)に満足されないのでは、他のことはやらなくてもおおよそ
見当がつくものです。

お茶の世界には「一期一会」という言葉があります。目の前にいる方と
は初対面であり、もしかするともう二度と会うことはないかもしれない
が、これも何かの縁であるということです。

ここに日本の文化である「おもてなしの心」が息づき、他者への思いや
りや、言葉では伝えられない人としての根幹があるのではないかと感じ
ずにはいられません。

日本ならではの「おもてなしの心」。果たして世界の各人にはどう伝わ
ったでありましょうか。

2020年開催のオリンピック。震災復興と経済の発展のためにも、東
京オリンピック誘致を成功させたいと切に思うのであります。そして、
グローバル・バリューセンターを目指す五十鈴の社員一人ひとりが、
「おもてなしの心」を持って社会に貢献していったならば、世界の頂点
に立つことも夢ではないと思うのです。


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【五十鈴建設の現場から】_本多社長

         ――― 襷をつなぐ ―――
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五十鈴建設の本多です。

東日本大震災から丸2年が過ぎ、被災地の復興の中身や速度に差が出て
来ていると感じています。

昨年12月で国のリーダーも代わり、安倍総理は「100の言葉より1
の実行」と訴え、また「政府一丸となって現場の声を聞き、すぐさま行
動に移すことを改めて誓う」との強いメッセージの決意表明をしました。

新しきリーダーが国を挙げてスピード復興に取り組むとのこと、ぜひ短
期間に成果を出して頂き、被災地の皆さまの気持ちが、前向きになり元
気やる気があふれ、希望が持てるような施策を望んでいるのは私だけで
はないと思います。

話は大変小さくなりますが、五十鈴建設も、この4月1日付けでリーダ
ーが代わることになりました。めでたく襷を次のリーダーにつなぐ事が
出来まして、私自身一つの役目が終わり少し肩の荷が下りて楽になった
気分です(まだ残り半月近くあります。気を抜かず頑張ります)。

すこし自己主張させて頂きますと、リーダーを受けて最初の株主総会の
時に鈴木實会長から、「建設は実質債務超過だ。しっかりやれ」と発破
を掛けられたことが心に残り、毎年株主総会は会長のお姿を拝見して
「よし今年も頑張ろう」と思いを新たにする、リセットし直す場でした。

それともう一つ大事にしてきたことがあり、会長が身一つで五十鈴グル
ープをここまで育て、この故郷の朝霞の地に錦を飾るとの意味合いもあ
るのだ、恥を掻かせてはいけないと勝手に思っていました。また鈴木代
表から大きく期待を掛けられ社内研修だけでなくビジネスコンサルタン
トや、その他たくさんの研修に出させて頂き自分を磨くことが出来まし
たことを心より感謝しています。

そのような背景から絶対に潰さないとの強い決意で頑張ってきました。
結果、債務超過から、内部留保も資本金の3倍、ここ数年は借入金0円
での経営をしています。そして15年の任期中、一度の赤字決算をする
こともなく、一人も人員削減することなく仕事を全うすることが出来そ
うです。

現在では、埼玉県内でもある程度存在感のある会社に成長出来たと思っ
ております。このような形で次のリーダーに襷を渡すことが出来ますこ
とは、鈴木實会長、鈴木代表をはじめ五十鈴本社の役員の皆さま、五十
鈴グループの全社員の皆さま、叱咤激励を頂きましたお客さま、そして
いつも厳しいことばかり言っても頑張ってついてきてくれた社員の皆さ
まのおかげです。本当に有難うございました。心より感謝申し上げます。

今後は今までとは少し違った物の見方考え方を心がけ、相談を受けたら
タイムリーに相談に乗れるようにしていくつもりです。

五十鈴建設の社員の皆さまへ。五十鈴建設の財産は人です。社員一人ひ
とりがお客さまより信頼され「この建物は五十鈴建設のあなたに任せる」
とお客さまが言ってくださるような人になってほしいです。世の中には
想定外のことがたくさん起きます。いつもアンテナを高く張り、まさか
の坂に臨機応変に対応できるようにしておきたいものです。

考える力、伝える力に磨きをかけ、儲かる・儲からないも大事ですが、
もっと大事なのは世の中の役に立つかどうかです。築くのは一生、壊れ
るのは一瞬と言います。

今一段上のステージを目指して、新しいリーダーの下に全社員が心を一
つにして、いつも緊張感と危機感を持ち続け、毎年成長していることが
実感できるように頑張ってほしいです。

今回が最後のメルマガです。長い間本当に有難うございました。次回か
らは五十鈴建設の神生幹が担当いたします。新リーダーのメルマガも、
回を重ねていくうちに五十鈴建設も確実に変化進化していると思っても
らえるように頑張ると申しておりますので、ご声援よろしくお願いいた
します。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2013.3.11 富士サービスセンターで、日本ケンタッキー・フライド・
     チキンさま向け「五十鈴グループ見学ツアー」を実施  

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┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.506〕は、2013年3月21日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

自分としてはフェアウェイの真ん中を歩いているつもりでも、ふと気が
つくと他人とは違っていたり、後から間違っていたなと思い返すことが
多々あります。人生の「カップ」があるとしたら、風に助けられ、時に
は風を受けて自ら軌道修正することも必要ですよね。そんな大きな風の
一つが、今の私にとってはやはり会社であり、一緒に働くの人々の存在
そのものです。昨年春に入社して以降、物の見方や価値観が大きく変わ
り、人生をやり直すとまではいきませんが、自分の生き方という点で新
たに球を打ち出すことができたのだと思っています。仕事でも「許され
る」から挑戦することができますが、許されているばかりでなく、小さ
なカップインを決めながら確実に成長し、返していきたいです。

                     (編集室/野々村悠希)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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