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五十鈴メールマガジン〔No.1014〕下期に向けて思うこと
配信日時:2023/09/28 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.09.28発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1014≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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           秋雨前線の影響もあって、

          秋分の日を前後に気温がさがり、

         ようやく秋らしい気候になりました。

          ただし、天気予報では今週も

        東京で真夏日の日があるとのことです。

    寒暖差に耐えられるように体調管理をしていきましょう。
     
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☆No.1014 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_下期に向けて思うこと(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_全員参画経営の源(岩品執行役員)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_DX推進で労働災害を防ぐ(神生社長)
┃
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【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

       ――― 下期に向けて思うこと ―――
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少子高齢化が問題で、人手不足が深刻化しているという人がいます。国
も異次元の少子化対策を掲げて、異次元かどうかは別として、施策を打
とうとしています。

あるべき姿を議論して、対策を打とうとしていますが、そもそもどこに
問題があるのかの深掘りをしないと、課題解決はできません。

『ファクトフルネス』という本に書かれていた通り、「豊かになれば長
寿になり、急激に子供が減る」ということがベースにあるので、それほ
ど悪い話ではなく、実は地球環境にとっても、人間社会にとってもいい
話だということがわかります。

ただ、大量の人で賄っていた社会や企業はこのままでは立ち行かなくな
ることになってしまうので、そこへの課題を解決していくことが必要で、
その課題解決のためにリソースを張っていくことがより重要です。

中期テーマのキーワードにもある「サステナブル基盤」は、そういった
ことへの対応も含めて対処していくということです。幸いにも人類のテ
クノロジーは整ってきており、うまく活用していけば乗り越えていける
と思います。

一人ひとりの生産性を上げ、社会に貢献できる事業を多く創り、すべて
の人々が生き生きと、無理のない範囲で働けて、価値を生み出し続ける
ことができる柔軟なフィールドを整備することだと思っています。

生産性を上げていくという意味では、日本全体ではまだまだ改善余地が
ありますが、五十鈴グループでは投資という観点では、自動化投資、情
報化投資、教育投資を積極的に行い、五十鈴組織変革(IOC)活動に
代表されるように、組織変革活動にも注力してきました。

これらの投資によって競争力を担保してきているので、今後も積極的に
投資を継続していきますし、それぞれの拠点や委員会活動でがんばって
くれています。さらに上げていくためには、断捨離をもっと進めて人的
な余力・余白・余裕をつけていくことです。さらなる自動化も進める必
要があります。

社会貢献できる事業は、バリュー・クリエーション(VC)活動やSo
ciety X(SX)活動を通じて着実に貢献領域は広がってきてお
り、事業の芽が出てきつつありますし、アプローチの仕方や動き方にも
変化が見られます。

柔軟なフィールド整備という観点では、グループとして制度がまだ追い
ついていない部分は否定できません。現場もあり、難しいところもあり
ますが、真摯に受け止め、知恵を絞って早急に対応していきたいと思っ
ています。

これまでも、たくさん変革してきていますが、これまでとはまた違った
大変革の時代に生きている世代のひとりとして、やりがいと責任を強く
感じています。環境や基盤を整えることで、みんなが起業家・ヒーロー
・ヒロインになれる時代を仲間とともに、創っていきたいと思っていま
す。


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【執行役員が伝えたいこと】_岩品執行役員

        ――― 全員参画経営の源 ―――
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秋の兆しが感じられる朝が多くなっていますが、日中は未だ暑さが残る
気候となっています。また、コロナ・インフルエンザも流行しているの
で、引き続き健康管理に注意してほしいと思います。

五十鈴グループにおいては、先週20日から開催されていたIOC成果
発表会も、マーケット環境の違いの中で繰り広げられているリアルな発
表内容と、みんなの熱意と意欲が伝わってくる、聞き応えのある一週間
となりました。みなさんお疲れさまでした。

さて、このタイミングでよく聞こえてくるのが「IOCが終わった」と
の言葉です。言葉は言霊とも言います。そこでの一瞬の緩みが事故やト
ラブルの元となります。

あくまでも区切りの発表会が終わっただけで、活動の具体性が見え、い
よいよ本格的に活動を加速させるタイミングとなっています。そこの、
認識合わせをしっかりして日々の活動を再スタートしてほしいと思いま
す。

そして今回の発表会は、中期経営戦略の2年目となります。今回重要な
のは、今年度よりスタートした部門戦略とのシナジーと、自分たちの活
動が2年目に相応しいスケジュール通りで進んでいるのかどうかです。

部門戦略とのシナジーについては、活動領域によって自分たちが所属す
る部門と、他部門とのシナジーがあります。そこは、この上期で関わる
人の違いを感じられたか、または会話の時間が増えたか、モノの見方・
考え方は広がったのかを振り返って、まずは、自分たちの拠点・チーム
を超えた「何でもみんなで話し合おう」の実践の強化をしてほしいと思
います。

スケジュールについては、予定より早く進んでいるのであれば、横展開
させながら成果の刈り取りを意識する取り組みへ、遅れているのであれ
ば、他サービスセンター(SC)の取り組みも参考にしながら追いつく
努力、仮説が違ったようであれば方向性の軌道修正が必要だと思います。

また、発表会に向けた準備はどうだったのでしょうか。確かに整理する
のは大変だとは思いますが、普段から会社の方向性との連動や、取り組
みの目的を理解できていたかどうかで、その大変さも大きく変わるはず
です。活動をリードする人、関わっているメンバーはそれぞれの立場で、
今後の活動プロセスを見直してほしいと思います。

IOC活動は五十鈴の全員参画経営の源だと思います。現在はSoci
ety X(SX)という形に、取り組み内容や活動領域が拡大してい
ますが、これまでの活動があって、いまのSXにつながっているのです。

また今回のように、さまざまな観点やレベルの活動があるということは、
いま見えていることとは違うSXの可能性が広がっていることを意味し
ていると自分は考えます。

そして、五十鈴が持つ最も大きな他社との差異化・競争力は、みんなが
当事者意識を発揮して進化させ続ける、IOC活動にあると思います。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

      ――― DX推進で労働災害を防ぐ ―――
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建設の神生 幹です。

秋分の日以降は秋のような気候ですが、今週後半は暑い日が続くと言わ
れています。10月に入れば秋を感じるようになるとは思いますが、気
温の変化が大きいので、体調不良を起こさないように気をつけてくださ
い。

この原稿を書いている時点では、IOC上期成果発表会のソリューショ
ン(SL)部門と建設の発表は終了していませんので、コメントは控え
させていただきます。

9月の経営会議資料を作成するにあたり、上期の組織運営計画(年間組
織運営スケジュール)の検証と対応策・実行課題等の再確認を行いまし
た。そこで気づいたのは、今までとは違う価値観・行動に変わってきて
いることです。

私も建築業の人間関係以外の人たちとの情報交換や、お客さまも含めて
対象の建物以外の会話をするようになって、SDGs・カーボンニュー
トラルへの取り組み、今後の経営に対する課題など、会話する内容が大
きく変化し、項目も増えてきました。

社員たちも、挨拶程度の会話から、既存業務である建物建築に対する確
認業務に上記の行動がプラスになっていますので、時間が足りないぐら
いだと思います。

しかしながら、将来に向けてのお客さまを含めた、さまざまな人たちと
の会話を、今後さらに増やす必要があると考えます。

最近、大きな建築工事の労働災害事故がありました。そして大きな施工
チェックミスによる工事中での建物の解体、再施工(再建築)や大幅な
工期延長と建築工事の問題点が指摘されています。

上記にあるような不祥事を起こさないために、既存業務である「安全・
品質・工程・予算」の管理業務を強化しなければなりません。

「安全管理」は社員・協力会社職員(職人さん含め)の命を守るために
も、今まで以上に配慮した安全管理が必要です。建設業界では長い間、
「墜落・転落・飛来落下」の重大な労働災害が発生しています。

先週の東京・日本橋のビル工事現場での鉄骨落下事故がこれにあたりま
す。原因については、詳細な、確かな情報がないので控えますが、当社
の安全衛生委員会では正式な原因発表を基に、同様な事故を起こさせな
いようにするために安全教育を行っていく予定です。

その他の「品質・工程・予算管理」でも大きな不祥事や課題が挙がって
いますので、いずれも対応しなければなりません。大変ですが「安全・
品質・工程・予算」の管理業務を強化していきます。

強化方法としては、新しい社員を入れるのも方法ですが、新入社員も中
途社員もなかなか採用できません。人材育成も基本知識(安全・品質・
工程・予算管理の基本知識)を得るだけでも5年以上はかかります。

この問題を解決する方法として、デジタルトランスフォーメーション
(DX)の推進が必要と考えています。まずは、既存業務を見直し、本
質的な部分を抽出・強化するとともに、デジタル技術で簡略化できる部
分は簡略化し、安全や生産性を高めるようにします。

しかし、すべてがデジタル化できるとは考えておらず、アナログ的な部
分が重要になるとも考えます。建設業界では重大事故や不祥事が発生す
ると再発防止のための補足的と思えるような業務も随時増えていきます。

業務の見直しは法改正や今回のような事故防止対策も含めて「これでO
K!」にはなりません。

建設は「安全・品質・工程・予算」の監理(管理)を仕事としています
ので、各項目の詳細部分をデジタル化・簡略化・分業化等を全員参画と
協創で進めていきます。簡略化しながらも、重要な業務は漏らさないよ
うにしていきます。

SDGs・カーボンニュートラルへの取り組みも実証形式で進めていき
ます。あわせて、朝霞市中心になりますが、地域貢献を継続していきた
いと考えていますので、五十鈴グループ各社の知恵もぜひともお貸しく
ださい。

今後も協働、協創、協進をよろしくお願いいたします。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1015〕は、2023年10月5日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年も秋分の日を境に気温がようやく秋らしくなって、庭に毎年咲く彼
岸花が咲きました。この花は外気温が約20度になると咲くということ
ですが、今年は異常な暑さだったため、いつになったら咲くのかと思っ
ていました。「暑さ寒さも彼岸まで」のことわざ通りでひとまず胸をな
でおろしているところです。
さて、今月は五十鈴グループではコロナが5類に移行されてからはじめ
てのIOC成果発表会が行われ、活動自体も活発化してきたように感じ
られました。五十鈴グループが目指している未来社会=Society
 X(SX)への取り組みが一段と新化していくことを祈念します。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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