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五十鈴メールマガジン〔No.1016〕先延ばし
配信日時:2023/10/12 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.10.12発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1016≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

       10月からさまざまなものやサービスの価格、

          税率等が上がってきています。

          高くなっても買い物を控えたり、

     サービスを受けなかったりするわけにはいきませんが

    それでもどのくらい上がっているのかを知っておくのは

      生活するうえでの大切なことではないでしょうか。

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☆No.1016 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_先延ばし(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_世の中の変化(新川執行役員)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_Z世代のポテンシャル(諫山社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

          ――― 先延ばし ―――
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朝晩もだいぶ涼しくなり、漸く秋らしくなってきました。ラグビーワー
ルドカップやバレーボール、アジア大会とスポーツイベントも目白押し
ですね。

季節の変わり目は体調を崩しやすいですし、寝不足は事故やケガにもつ
ながりやすいので、体調管理は万全にお願いしたいと思います。

上期のIOC成果発表会と各社の経営会議を踏まえて、最近は来期のこ
とで頭がいっぱいです。企業変革を加速させるためには、仕組みを変え
ていくことが必要です。

今年度はそのために部門戦略やサステナビリティ推進体制を整備して、
組織間連携の最大化と、お客さまが満足する新たな領域(ドメイン)を
創出しようと活動しています。

さらに変革を進めていくためには、情報共有によるリソースの最適化、
専門性の向上とさらなる付加価値化を狙っていかなければなりません。

デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォー
メーション(GX)はどの企業でもキーワードになり、戦略に折り込ま
れていますが、これらをやっていく結果として、何を狙っているのかを
明確にしないと目的化しかねません。

その先には、お客さまの課題解決、社会の課題解決、企業としての生産
性向上、価値向上があるはずで、それが何かを明確にしたうえで取り組
んでいかないといけません。

バズワードに過度に踊らされることなく、リアルにあらゆる情報を集め
ながら着実に実力値を上げていく活動を続けていきたいと思います。

ビジネスパートナーとの協業、協創、協進をしていく中で、自分たちの
足りないケイパビリティを求めてオープンイノベーションでやってきて
いるものの、自分たちの強みは何なのか、どこで付加価値を発揮しなけ
ればいけないのかを考えないと単なるコーディネートで終わってしまい
ます。

必要なものは外部から招聘したり、あるいは企業を買収したり、インオ
ーガニックな戦略も選択肢に入れないといけないと思います。

鉄鋼流通業界の構造改革も待ったなしです。待ったなしと言ってからも
う何年も時が過ぎていると思われますが、金融環境の変化や労働力不足
などの影響も出てくる中で、持続可能な強固なサプライチェーンを再構
築しなければ、共倒れになってしまいます。

ずっと先延ばしにしてきたツケは、いつか、どこかで払わなければなり
ません。銀行員として、たくさんの業界再編を見てきましたが、中々決
断できないところが日本企業の悪いところです。早ければ早いほど、痛
みは小さく済みますが、わかっていてもなかなかできないのが悩ましい
ところです。


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【執行役員が伝えたいこと】_新川執行役員

         ――― 世の中の変化 ―――
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世の中の変化のスピードが速くなっていますが、2023年10月1日
にも、私たちの生活に影響する重要な法令や制度改正が行われています。

1.インボイス制度の開始
消費税の適正な申告・徴収を目的とした「インボイス制度」がスタート
しました。インボイス制度とは、複数税率に対応した消費税の仕入税額
控除の方式で、正式名称は「適格請求書等保存方式」です。インボイス
制度導入後は、一定の要件を満たした適格請求書(インボイス)を売り
手が買い手に発行し、双方が適格請求書を保存することで、消費税の仕
入税額控除が適用されるようになります。

2.最低賃金の引き上げ
物価上昇による生活への影響などが考慮されて、今回の改定では、過去
最高額となる39~47円と大幅な引き上げとなっています。2022
年度も大幅な引き上げとなる30~31円を記録しましたが、2023
年度は、それを上回る数字で、全国過重平均額は961円から1004
円まで上昇しています。

3.新型コロナウイルスの患者に対する支援の変更
新型コロナウイルス感染症で入院した患者に対して、これまでは、入院
費や治療費が全額公費で負担されていましたが、10月1日からは、所
得に応じて上限3000~9000円を患者が負担するようになります。

4.年収の壁対策
パート・アルバイトで働く人が、一定の年収額(106万円・130万
円)を超えると自身で社会保険に加入するため、社会保険料の負担を避
け就業調整していることが、人手不足の要因とも指摘されているため、
この解消に向けて、厚生労働省は支援強化パッケージを公表しています。

他にも、建設業での足場点検者の指名義務付け、ふるさと納税の制度見
直し、日本郵便での書留・内容証明等の値上げ、酒税税率の改正など、
いろいろなものがアップデートされています。

法律や制度は、世の中の変化に応じて改正されていきますので、それを
掴むことで時代観やトレンドも把握できますし、的確な判断や時代に合
った打ち手も見えてくると思います。

一方で、時代の波に乗り遅れてしまったり、時代を読み間違えてしまっ
たりすれば、大きなトラブルや損害に発展してしまうこともありえます。

便利な暮らしのために、仕事のヒントに、新しい何かを生み出すために、
必要な情報を吸収するため、常にアンテナを張り巡らせて、何かを感じ
ておくことが、未来志向には必要なことだと思っています。


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【五十鈴中央の現場から】_諫山社長

       ――― Z世代のポテンシャル ―――
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上期も締まり今月より下期がスタートしました。スタートの初日に来年
度入社の学卒の内定式があり私も出席しました。学生9名の緊張感が伝
わる厳かな雰囲気の中、内定者による3分間自己PRで式は始まりまし
たが、限られた時間の中で、自身の人物像や個性が伝わるとても立派な
PRでした。

続いて式次第は各社社長からの内定証書授与へと移るわけですが、そこ
に書いてある内容をただ読むだけなのに、学生のPRとは対象的に私は
どこかぎこちない感じになってしまい、あらためて学生のポテンシャル
の高さを痛感しました。

学生のポテンシャルといえば、今期五十鈴中央の富士サービスセンター
で実験的な試みとして、静岡県立大学のとあるゼミの学生5名と長期イ
ンターンシップに取り組んでいます。

5名は再来年の3月に卒業する大学3年生で、在学中に企業活動に直接
関わることで社会人としてのリアルな経験値が積め、我々企業側として
は将来の人財確保や企業ブランディングなど、お互いにWin-Win
の関係を築けるということで、現在、社会貢献につながる3つの活動テ
ーマで進めております。

ところで、皆さんは日本三大仇討ちと言われる仇討ちの話をご存知でし
ょうか?

仇討ちというとあまり良いイメージを持たないかもしれませんが、己を
犠牲に、忠義を貫き通す姿に、儒教の精神の一端を垣間見、美しさを感
じることで、日本人にとって美徳であり美談として語り継がれてきたの
が仇討ちで、数多くの仇討ちの記録の中でも歴史を動かした代表的なも
のが日本三大仇討ちだそうです。

鎌倉時代の「曽我兄弟の仇討ち」と江戸時代の「鍵屋の辻の決闘」「元
禄赤穂事件」がその3つに当たるのですが、私は3つ目の赤穂浪士の話
はかろうじて頭の片隅にあるぐらいで、そもそも仇討ちの話に興味も持
たず、自ら積極的に詳しいことを知ろうとは思っていませんでしたが、
この数ヶ月で「曽我兄弟の仇討ち」に興味を持たざるを得ない状況が生
まれました。

富士市には「曽我兄弟の仇討ち」にゆかりのある地が多く存在している
のですが、実はそのことは意外と知られていないのでは?というところ
に着目したのがきっかけで、ふるさと×ストーリーで「フルサトーリー」
を題材に多くの人に知ってもらい、富士市のシティプロモーションに貢
献できると考え、インターンシップ活動のテーマの1つに決めたのです
が、PRの方法や仲間集めなど具体策に頭を抱えていました。

そこで突破口になったのが、学生からの一言で、漫画やアニメに登場す
る場所にファンが訪れる「聖地巡礼」的な感じでやりたいという提案で
した。「聖地巡礼」は、多くの人がその地域に訪れたり、そこからリピ
ーターも生まれたりすることで地域の消費が促進され、地域への愛着が
芽生え、中には移住を検討する人もいるなどの盛り上がりを見せている
聖地もあるそうです。

さらに、曽我兄弟の仇討ちを4コマ漫画にして発信するというアイデア
も生まれ、学生のコネクションから4コマ漫画を描ける専門家が加わり、
必ずしも史実に基づいた正しい情報にこだわらず、物語をモチーフにフ
ァンタジー要素も含んだ内容で多くの人が親しみやすいストーリーとし
て、地元富士のフリーペーパーやラジオ局を通して、学生と地元企業が
タッグを組んだフルサトーリーの第一歩を踏み出しております。

こうした活動を通して私が最も関心するのは、学生たちの柔軟で斬新な
発想やものおじしない行動力です。

先日も富士市で開催された素材循環系の国際展示会に富士サービスセン
ターとして出展した際に、5人の学生にインターン生として名刺を持っ
てもらい、弊社ブースの接客を手伝ってもらいましたが、初めての体験
とは思えないほど実に堂々とした接客ぶりでした。1日目は3人で3時
間、2日目は2人で4時間の計7時間で約80社の企業とつながること
ができました。あらためて、Z世代のポテンシャルには頭が下がります。

まだまだ聖地巡礼のような社会インパクトを出すにはほど遠いですが、
このフルサトーリーの事例のように、将来的に企業価値の向上につなが
る活動を粘り強く継続的にやり続けることが、共感する仲間を呼び、大
きなムーヴメントとなり、地域創生や社会に貢献する企業として広く認
知されることで、Z世代やα世代の五十鈴ファンが増えることにつなが
ると信じています。

この下期でさらに活動のスピードを高め、今中期の締めとなる来期には、
小さくても何か目に見える成果が出ることを期待しています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1017〕は、2023年10月19日に配
 信いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

この秋から商品の価格があがって、生活するうえでの負担が増しつづけ
ています。それでも生きていくためには、食費を削ったり、いままでの
習慣でかかっていた費用を削ったりなど、なんらかしらの行動をとって
いる人も多いのではないでしょうか。
直近の国際情勢を見ても、イスラム組織「ハマス」とイスラエルの有事
が長引くことになれば、原油価格高騰につながり、世界経済はもちろん、
我々の日常生活への負担は増すばかりです。
生きづらい世の中ですが、自己の目標をしっかりと持って、進んでいく
ことがあらためて大事だと思うところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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