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五十鈴メールマガジン〔No.1020〕危険な掛け算
配信日時:2023/11/09 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2023.11.09発行

                 五十鈴メールマガジン≡No.1020≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           11月に入ったと思いきや

       先週末の3連休は東京でも夏日が続きました。

      今週も引き続き、昼間は暑い日が続いていますが

           夜には気温が下がるので、

          服装には注意していきましょう。

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☆No.1020 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【CEOメッセージ】
┃ ■_危険な掛け算(鈴木勝CEO)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_秋の気配はいつ感じられる?(宮川常務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_360度の各方向から考え、顧客ニーズを深掘る(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CEOメッセージ】_鈴木勝CEO

         ――― 危険な掛け算 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

今年はさまざまなイベントが復活していますが、ハロウィンも本格再開
ということで、昨年のソウル梨泰院の雑踏事故があったこともあり、渋
谷は厳戒態勢でハロウィンを迎えることになりました。

私は行ったことありませんが、ハロウィンと言えば渋谷が聖地になって
いるようなイメージがあったので、「渋谷はハロウィンイベント会場で
はない」「渋谷に来ないで」といったワードが横断幕やらニュースやら
あらゆるところにでていたので少々驚きました。

今年の渋谷はコスプレをしている人たちが激減し、混雑はしたものの、
想定内、想定以下の人混みだったようですから、行った人たちは期待は
ずれだったかもしれません。コスプレをしている人たちは新宿や池袋、
六本木などに分散したようです。

西洋文化を上手に取り入れて、日本式に進化発展させて、独特の文化に
仕上げていくのは日本人の得意とするところです。特に渋谷のハロウィ
ンは、ハロウィンが一般化する前の90年代くらいから行われており、
ディズニーランドのハロウィンよりも先にイベント化してきたので伝統
があります。

若い人たちが集まると、調子に乗り過ぎる者が現れて、一定程度バカ騒
ぎになってしまうのは仕方のないことだと思います。日韓ワールドカッ
プ以降、渋谷スクランブル交差点はバカ騒ぎのメッカになってしまった
ように思います。報道でも人が集まるシーンで渋谷スクランブル交差点
を映すのが常態化しました。

トラックが横転させられる映像は衝撃的で、見た人も多かったのではと
思います。バカ騒ぎも度を越えてしまうと問題が大きくなります。節度
を持って楽しんでもらいたいと思いますが、裏腹にヒートアップしてい
ってしまいました。

渋谷でならある程度騒いでも構わない、騒いで盛り上がりたいから渋谷
にでていくという認識やイメージと、ハロウィンのイベントが掛け合わ
さって、問題がより大きく、より深刻化してしまったように思います。

加えて、コロナによって路上飲酒が渋谷で根付いてしまって、住民や店
舗とのトラブルが増えているというのも要因のひとつとしてあると思い
ます。

ハロウィンはコロナ前から飲酒によるトラブルやゴミ処理の問題があり、
今年は路上飲酒文化も定着してしまったこともあり、厳格対応をしない
と大きなトラブルになると予想されたため、事前に飲めないような措置
を取ったのだと思います。

独自の発展を遂げた渋谷のハロウィンは外国人にも人気があり、インバ
ウンドも復活したことで世界中から人が集まるコンテンツになっている
のに、何でも禁止、ダメダメでは盛り上がりにも欠けてしまいます。

危険な掛け算をどう料理して、よりよいカタチにしていくのかをみんな
で考えて工夫して、みんなが楽しめるようにしたいですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_宮川常務

      ――― 秋の気配はいつ感じられる? ―――
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今回のメルマガは11月9日の配信となり、昨年11月10日とほぼ同
じタイミングとなります。

昨年は正倉院展に行ってきました!と秋の奈良の紹介をしましたが、今
回も先週末の3連休を利用して正倉院展に行ってきましたので、その時
のことを綴りたいと思います。

正倉院展には13年連続で行っていますので、自分にとっては毎秋の恒
例行事となっており、一年が経ち、また秋が来たんだなと季節を感じな
がら街を歩いて過ごすことになります。

今回もいつも通り、開館時間(8:00)の一時間前に会場に到着(今
回は先頭から4番目)、開館までの待ち時間に目玉展示品の説明をYo
uTubeを見て予習します。開館と同時に入館し、音声ガイドを聞き
ながら一時間ほどかけて展示品をじっくりと見ます。今回は4番目の入
館なので快適に見ることができました。

すべてを見終わると、最後に図録を購入し、日付入りの記念スタンプを
押して、会場である奈良国立博物館を後にします。

次に隣にある、なら仏像館で仏像を見た後、東大寺に向かいます。大仏
殿から正倉院正倉まで歩き、お水取りで有名な二月堂で本尊の十一面観
音様に手を合わせた後、帰路につくといったコースになります。

家族(妻と娘)は早起きしてまで正倉院展を見る気はゼロなので毎回一
人の時間となりますが、これはこれで気楽な時間となります。

さて、今回の奈良ですが、昨年と比べ違ったことが2つありました。そ
の一つは、外国人観光客が圧倒的に増えたことです。

新型コロナが5類に変更され、外国人観光客の受け入れ規制が緩和され
たことで、日本各地の観光地はどこも外国人観光客で賑わっているよう
ですが、奈良も同じ状況でした。

正倉院展は新型コロナ拡大時にも、入場が日時指定に変わりはしたもの
の継続されていましたので、ここ数年は静かに奈良の街歩きを楽しむこ
とができましたが、コロナ前の賑わいが完全に戻っていました。

歩いている人の75%程度は外国人、日本人も含めてマスク着用率はほ
ぼゼロ。最近では新型コロナ感染のニュースはめっきり減り、一方では
季節性インフルエンザの感染が勢いを増しているようですが、またマス
ク着用で感染防止に努めたいと思っています。

もう一つ違ったことは、街並みや山の木々がまだ赤色や黄色に色づいて
おらず、緑色が多かったことです。

11月はじめの奈良では真っ盛りとは言いませんが、秋の気配を感じら
れるほどの紅葉が見られるのですが、今回はまだまだでした。3連休は
11月にもかかわらず記録的な暑さでしたが、酷暑が長く続いた影響を
あらためて感じることになりました。

地球温暖化の影響なのでしょうが、最近世界各地で異常気象や自然災害
が起きているというニュースを見ることが多くなりました。日本でも台
風や線状降水帯発生による大雨被害などは、もはや異常気象ではなく、
ごく当たり前に起こっています。

暑い季節も6月から始まり、11月まで残暑が感じられるようになり、
もはや四季ではなく、二季に近づいているような気がします。

来年もまた正倉院展に出かけるつもりです。外国人観光客が少なくなる
ことも、紅葉を楽しむことも難しいかもしれませんが、またメルマガで
24年秋の奈良の様子を報告したいと思っています。短い秋を皆さんも
満喫してみてください。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

 ――― 360度の各方向から考え、顧客ニーズを深掘る ―――
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建設の神生です。

11月に入りましたが、まだ暖かく秋を実感できない今年の異常気象で
す。多分、急に冬を実感することになるのではないでしょうか。

予報では今年は暖冬になるとのことですが、それでも私は関東でも大雪
を観測することが多くなると思いますので、タイヤチェーンや冬用タイ
ヤなどの用意はしておいたほうがよいと思います。

話は変わりますが、11月4日(土曜日)に建設で施工した運送会社の
倉庫の落成式(開所式)にお招きいただきました。

今回の落成式は、同運送会社さまの創業55周年と今回建設した倉庫の
落成式をあわせて行い、招待客と従業員を含めて約300人の大規模な
パーティーでした。

招待客には市長、区長、各議員と創業55年間で培った施主のお客さま
と関係先に、施工した私はじめ、五十鈴建設社員5人も含まれています。

通常、落成式は施主にとってこれからの商売に紐づけした招待客がメイ
ンになりますが、施工会社が招待されたことについて施主にお聞きした
ところ、「今回の倉庫建設では、当社の都合にあわせて電気・空調設備
を別途工事してもらい、その仕事調整とあわせて、多くの変更要求にも
柔軟に対応してもらいました。そういった大変な仕事をしていただいた
ので、お礼と言ってはなんですがご招待したのです」とのご返事でした。

確かに、現場代理人はお客さまの変更工事や別途業者の調整等の監理は
大変だったと思います。常日ごろ、現場代理人には「お客さまの追加変
更は当たり前だと思って対応してください。仮に、自分の家を建てると
きも同じようにしてもらいたいと思うはずですから」と指導しています。

しかし、よくよく考えてみると、一般的な戸建て住宅、賃貸マンション、
貸倉庫などはほとんど変更はありません。変更は工事費UPと工事期間
の延長につながりやすいので、なるべく変更しないで進めるようにして
います。

建設では、「顧客ニーズの深掘り」を拠点開発、IOC活動などで長年
続けていますので、変更工事は当たり前の行動としていますが、建設会
社によっては「設計図が判断の最高順位」と考えているところがあるの
も事実です。

建設のお得意さまには「一緒になって、考えてほしい」とのニーズを持
たれている方が多くいると感じますので、お客さまと一緒になって考え、
確認しながらの対応をしています。

五十鈴建設と他の建設会社との違いは、「一緒になって、考える」こと
でないかと思います。

どのお客さまもいろいろと考えていらっしゃいます。ただし建築法規な
どの専門的な部分が絡むと決断が難しく、例え対応方法の決定をしても、
本当にそれが正しいのか検証がしづらいため、いったん決めた優先順位
もさまざまに変わってくるかと思います。

こういったプロセスは重要ですが、時間がかかり、生産性は悪くなりま
す。お客さまと建築の専門業者である建設とが協議し、優先順位等を決
めても、しばらくすると考えを変えたいとの要望がある場合もあります。

重要な案件ほど判断するのは難しいので、「全員参画」で個々のさまざ
まな考え方を出し合い、現状理解して、将来性(未来志向)なども踏ま
え、360度の各方向から考え、最終決定するしかありません。

今後ますます、建設としては五十鈴グループの広い視野を取り入れ、建
設社員全員参画でさまざまな方向性から考え、お客さまに良いもの、良
いサービス、良い提案をお届けしたいと思います。皆さまとの協創、協
進を、なにとぞよろしくお願いします。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.1021〕は、2023年11月16日に配
 信いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

11月7日の東京での気温が27.5度を超え、100年前の11月1
日に記録した27.3度を上回り、観測史上100年ぶりに記録が更新
された、というニュースがありました。
先週末の3連休もそうでしたが、週明け後も11月だというのに暑い日
が続いており、おまけに強い雨風にさらされて、蒸し暑い嫌な陽気に見
舞われました。
それでも今週末には一雨あって、その後に本来の秋の気候になるという
ことです。まだまだ秋の行楽などを楽しみたいと思います。服装の調整
には気を配って、出掛けるようにしたいものですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木 勝
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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